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2005/04/14

スタジアムに行かなくなったわけ

今でこそ欠かさずに味スタに通っている私ですが、昔は野球を見にスタジアムへ行ったこともあります。場所はもちろん、西武球場。ドームになる前の時代です。

(ところで、西武ライオンズの本拠地の正式名称は、インボイスSEIBUドームというそうですね。ネーミングライツを売ったのであれば、西武という名前を残しているのはちょっとおかしいような気もします。東京のホームはあっさり「東スタ」から「味スタ」になり、あっという間に浸透してしまいましたが、ここはどうなんでしょう。略称で呼べないしなあ。一般の人は今でも「西武ドーム」と呼んでいるんじゃないかしら。駅名だって変わっていませんしね。ネーミングライツがいくらだったのかは知りませんが、そう考えるとけっこう高い買い物だったのかも!?)

当時の西武ライオンズには、秋山がいたり、今よりずいぶんヤセていた清原がいたりして、かなり強かったのです。天気が良くてヒマな時は西武球場へ行き、外野席(当時は原っぱでした)に座ってぼんやりしてたり、本を読んでたり。得点が入れば知らない人たちと喜び合ったりして、雰囲気も最高でした。時にはひとりで、あるいは友人と、はたまた家族と、一時期は通っていたくらいです。桜の時期はきれいだったなあ。

でもそれもほんのわずかな間で、いつのまにかスタジアムには行かなくなってしまいました。嫌いになったわけでもなければ、ライオンズが弱くなったわけでもないのに、どうしてなのかはよくわかりません。きっと、ほかにやることが多くなったのでしょう。休みの日は都会で買い物したり映画を見たり……という過ごし方のほうがあたりまえになったからだと思います。

それよりももっとずっと前のこと、近所の男の子たちのほとんどがジャイアンツの野球帽をかぶっていた時代がありました。でも、西武ライオンズができてからは、ブルーにレオマークのライオンズ帽の子ばかりになったものです。西武球場にも、子供たちがたくさん来ていました。そして今は、野球帽をかぶっている男の子なんて見当たりません。西武ドームにどのくらい子供たちが来ているのかは、私にはわかりませんが……。

彼らはいったいどこへ行ってしまったのでしょう。大人になるとスタジアムには通わなくなってしまうのでしょうか。

味スタにたくさん来ている子供たちを見ると、将来が楽しみであると同時に、彼らは大人になってもスタジアムへ来てくれるだろうか?と心配になったりもします。Jリーグは始まってまだ十数年。ひとりの人間が生まれてから大人になるまでの時間だってまだ経験していません。娯楽の多い世の中で、どうすれば彼らの気持ちを東京と味スタにつなぎとめることができるのか……。東京の将来を考えると、大きな問題なのかもしれません。

ところで、私自身は味スタにいつまで通うつもりなのでしょう。今のところ、野球時代とは比較にならないほど続いていますが……。引越しもせず、元気で自転車に乗れる限りは通えるかな。

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写真は狭山湖堰堤から見た西武ドーム。ちょっと異様な感じですよね。今は外側から見るだけで充分だったりして。

多摩湖周辺を日々走り回っている私としては、狭山湖・多摩湖周辺の西武の土地がどうなってしまうのか、とても気になります。売却されて大規模開発が始まってしまったら大変ですし、謎の宗教施設になったりするのもイヤだし。ちょっとさびれていても、今のままがいいなあ。多摩湖の堰堤補強工事が終わった時には、西武園の花火大会はなくなっているのかも……(涙)。

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