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2005/05/20

ムサシノキスゲを見に行く

浅間山公園へ、ムサシノキスゲを見に行ってきました。足はもちろんママチャリ。

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ニッコウキスゲの変種で、浅間山公園でのみ自生しているといわれる植物です。浅間山は海抜わずか80メートルの小さな山(周囲との高低差はたった30メートル)ですが、多磨霊園側から見るとそれなりに立派な山に見えます。住宅地の中にぽっかり浮かんだ島のようで、開発で崩されなかったのが不思議になるくらいです。

そんなに珍しい植物なら生えている場所を探さないとならないかなと思いながら、初めて足を踏み入れてみれば、そこにはあちこちにムサシノキスゲの黄色い花が……。特に探したりしなくても、浅間山公園内では普通に咲いているのでした。なだらかな斜面に思い思いに生えているムサシノキスゲは、どれも太陽の方角に花を向けています。確かに、こんな花を他の場所で見たことはありません。カメラ持参のキスゲ目当ての人もたくさん来ていました。

浅間山公園そのものはそれほど広くはなく、30分もあればだいたいまわることができます。ただし自転車の乗り入れは不可。「MTB禁止」の表示もありました。迷うほどの広さではないので大丈夫なのですが、ムサシノキスゲについての看板ばかりが目立ち、地図がほとんどないのはちょっと困りもの。六道山公園を見習って、案内板を充実させてほしいものです(トイレの横の案内板にはスズメバチがとまっていて、ちょっとドキドキしてしまいました。まだ攻撃的になる時期ではないのですが、やっぱり怖い~)。

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帰りはまたも多磨霊園と武蔵野公園を経由して、ついでに野川公園にも立ち寄りました。自然観察園の横の道を自転車でのんびり走っていると、フェンスの向こうに見覚えのある黄色い花が……お、これはさっき見てきたムサシノキスゲではないですか。誰かがこっそり植えたのか、勝手に生えてきたのかはわかりませんが、もしかしたら「自生地」の範囲が広がっているのかもしれませんね(この写真は野川公園・自然観察園のフェンス越しに撮ったもの)。

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