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2005/06/08

ユベントス戦……

久しぶりに楽しかったです……前半は。

後半は実力の差が見えちゃったということかな。欧州W杯予選での弱小国対強豪国の試合を見ているようでした。弱小国はそれなりに頑張って先制点を入れたりもするけれど、後半は疲れてしまっていいようにやられてしまい、終わってみれば5-1くらいだったりする……という、よくあるような展開。

もうひとつ、たとえてみるならば。

今、毎日「ジロ・デ・イタリア」(イタリアで開催されている自転車ロードレース)を見ているのですが、今シーズンから画面に表示されるようになったデータが「現在の心拍数/最大心拍数の割合」。最大心拍数というのは、いってみればその選手の運動能力の限界を表わすものです。それとあわせて現在の心拍数とその割合を表示することで、いまどのくらい負荷がかかっているのかがわかるのです。つまり、5~60%であれば日常生活程度の負荷だし、90%以上であればその人にとって限界ギリギリの負荷がかかっているということになるわけです。

ユベントスの選手が60%くらいで試合をこなしていたとすると、東京の選手はずーっと90%以上だったように見えました。そんなペースじゃ90分続かないのはあたりまえ。前半は確かに東京は先制したしずっと攻撃していたけれども、ユベントスは流していただけで、後半にやっと少しペースを上げてきたような感じでした。東京の選手はその時にはすでに疲労してしまっていて、とてもついていけなかった……。ユベントス相手に1点を守れたらそれはそれで素晴らしかったでしょうが、世の中はそんなには甘くないということです。或いは、1点を守りきるという戦術もあったのかもしれませんが、きっとヒロミの辞書にはなかったのでしょう。

そのわりにはヒロミの采配(選手交代)も、劣勢を挽回して得点を取りに行くというタイプのものではなく、「経験を積むために若い選手を&思い出をつくるために来期はいないかもしれない選手を出す」という方向のものに思えました。ダニーロなんか出てくる気配すらなく、中断明け以降は彼の姿を見ることはないのかなあとも感じたりして。

もともとの実力差が歴然としていたのでこの結果は仕方がないかなとは思っています。東京はミスパスも多かったし、惜しい攻撃の後やファウルのように見えた場面の直後に足が止まってしまい、結果的に大ピンチを招いてしまったりと、修正すべき点は山のようにありました。でも前半は久しぶりに「セクシー・トーキョー!」なところを見せてもらえたし、とても楽しかった……。この経験から、選手たちが何かを学んで糧にしてくれるよう期待します。

相変わらずマズいところもたくさんあるけれど、見ていて本気で応援できるのは東京だけなんだなあ……。やっぱり愛してるよ、東京(日本代表はちゃんとW杯へ行ってくださいね)。

あ、今回は初めてゴール裏2階(いわゆるGⅡ)で見たのですが、思っていたより見やすくて応援の声も下から響いてきて楽しかったなあ。たまには違う場所で見るのはいいですね。

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