ダメダメダービー(追記あり)
あらゆる意味でダメな試合だった。
思い返してみれば、昨年の後半はほとんど勝てなかったわけだし、補強が失敗したせいもあって、その流れがさらに悪い形で現実化している、というだけなのかもしれない。ただ、ナビスコ杯優勝と開幕戦の勝利のせいで、現実が見えなくなってしまっただけなのだ。
それにしても、調子が悪いチーム同士の対戦は本当に低調だった。しかも、どちらがより内容が悪いかといえば東京だったし……。決定的なミスパスが何度もあったのに、ヴェルディの決定力のなさに救われたような感じ。0-0で終わってよかったよ、本当に。
試合が後半に入ると雨が強くなり、ピッチ上は水びたしに。ボールははずまないし、選手の足元からは水しぶきが上がる。こんな状態なのに、いつものようにプレイしようとするからボールは止まるしパスは渡らないし、本当にダメダメ。臨機応変な対応ってできないのかな。
何だか見ているのがつらくなって、後半40分過ぎに席をたってしまった。コンコースを歩いていると、ダンナが「今、警官がいた」という。「警備員じゃなくて?」「確かに警官だった」。
一応ダービーだから警備を強化しているのかと思っていたら、私が知らないところで事件が起こっていたのだった。ヴェルディサポーターに向けて、東京サポが鋼鉄製の灰皿のフタを投げ、3人が負傷。犯人は現行犯逮捕。帰宅してからはすぐツールだけを見てそのまま寝てしまったので(忘れたい試合だったし)、今朝になるまで何も知らなかった。どうしてこんなバカがいるのか、まったく理解できない。
大体、今年に入ってからも東京のサポーターが起こした「事件」はいくつもある。そのたびにちょっと生ぬるいフロントの対応には疑問を抱いてきた。たとえるなら、子供の喧嘩に親が出てきて、子供を叱ることなく代わりに謝るような感じ。サポーターを守るのも結構だが、そんな甘い処遇が続くからここまでバカを増長させてしまうのだ(その後、クラブからも正式なコメントが出た)。
(7/11追記:クラブのコメント内の「今回の加害者は、これまで調べた範囲ではクラブと交流のある人に友人知人がおりません」という一文にはガッカリした。犯人がゴール裏中心メンバーではなかったことを言いたかったのだろうが、「直接の関係者じゃない人間が偶発的に起こした事件にすぎない」といいわけをしているようにも、「交流のない人のことなんか知らない」と突き放しているようにも思える。私はSOCIOでビグフレ会員だけど、「クラブと交流のある人に友人知人」なんかいませんからねえ。少なくとも犯人は東京サポだったわけだし、そういう意味では東京サポ全員が等しく自分の問題として考え、反省すべきは反省し、改善すべきところは改善していかなくてはならないはず。それなのにこんなノーテンキないいわけを書いてるクラブって一体……)
チーム状態もサポーターも何から何まで本当にダメダメ。この負のスパイラルからいつ脱出できるのか。こんな時に来日してしまったサルセドは本当に気の毒だ。
それでも私は東京を応援していくしかない。頑張れ頑張れといい続けるしかない。人生いろいろあるさとつぶやきながら。
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