桜拾い@東村山浄水場
東村山浄水場が一般開放されているというので、見物に行ってきました。
↑オブジェのようなものは、地下の貯水池に直結する「空気穴」だとか
浄水場自体は、いつも多摩湖自転車道を通る際に横目でながめていたのですが、敷地の中に入るのはもちろん初めて。そもそも、最初はどこが入口なのかさえわかりませんでした。敷地の柵に沿って自転車を走らせるも、いつまでたっても正面口が見えてこないのですから。浄水場の広大さに改めてビックリでありました。
敷地を半周以上して、ようやく正面入口に到着(考えてみたら、逆から行けばよかったのですね(笑))。警備員さんが数名いてものものしい雰囲気なのでためらってしまいますが「いらっしゃいませ」なんて言われてちょっと拍子抜け。言われるままに自転車を駐輪場に置きます。ともかく、警備員の数は半端ではなく、一般見学者の3倍くらいいたりして。平日なのでこんなものなのかもしれませんが、飲料水を管理する浄水場という場所の性格上、仕方のないことなのかもしれません。
ソメイヨシノの並木は、広い原っぱの二辺に沿うようにして続いていました。原っぱにはロープが張られており、中央まで行くことはできません。地面の下には貯水池があるので、上で大騒ぎするわけにはいかないのだそうです。この浄水場ができたのが昭和38年。桜はその際に植えられたものだとか。40年たつとこんなに立派になるのですねえ。警備員に見守られながらの桜見物は落ち着かないものでしたが、水道局の人は親切でいろいろなことを教えてくれました。
この日はものすごい強風。でも、満開の桜はかろうじて花びらを散らすことなく、ふんばっていました。そのかわり、強風に吹き飛ばされた桜の花が小枝ごとあちこちに落ちています。中にはつぼみをたくさんつけた小枝もあって、ついつい桜拾いに没頭してしまいました。帰宅してからガラスのお猪口に桜を飾ると、家の中がなんとなく春っぽい雰囲気に。
ソメイヨシノの並木はあちこちにあるので特に珍しいものではありませんが、浄水場の敷地内に入れるのはめったにない機会ではあります。日曜日まで公開されていますので、見学してみてはいかがでしょうか……ちょっと落ち着かないけどね(笑)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント