ジロは決まってしまったのか!?
休息日明けのジロ・デ・イタリアは個人TT。
もともとクネゴは個人TTは苦手だと認識していたが、予想以上に差がついてしまって本当に残念。私のようなシロートが見ても、フォームがよくないし足も回っていないし、時折り立ちこぎまでして上半身が安定していないしで、しごく妥当な結果になってしまったという印象だった。TTが苦手という問題点は2年も前から明らかだったのだから、それを克服するための施策は何か練っていたのだろうか。ステージレースの場合、TTが全体の結果を左右しうるということを知らないわけではないだろうし。
「あー、欠点はわかったから、もう次、次!」と、東京の試合を見ているときのようなリアクションをしてしまったよ(笑)。一昨年、どうして彼が総合優勝を遂げられたのか実に不思議。ま、他にライバルとなるような人材が不足していたというだけだろう。せめてTTで10位以内に収まらないと、総合優勝は狙えないだろうな。すべてを見直して、一から出直してほしい。
それにしても、ウルリッヒの強いこと。前傾姿勢の身体は、明らかに「腹、出てるでしょ」という印象なんだけど、もう本当に強い。調整レースだろうと、デブといわれようと、TTはとにかく強いのだ。一昨年だったかのツール・ド・スイスの最終ステージを思い出したね。
今後、よほどのアクシデントがない限りはバッソの総合優勝はゆるぎないもののような気がしてきた。気分は早くもバッソの「ダブルツール」か……。でも、改めて感じてしまうのは「ランスの強さ」だったりする。ジロでの総合争いを見ていて、逆にランスがいかに偉大な存在であったかを再確認させられたような感じ。
ひいきのクネゴはダメそうだけれど、レースを投げずに最後まで走ってほしい。ジロはW杯とダブらないので、しっかり私も最後まで応援するからね~!
◆おまけ◆
昨年は現地で観戦した「ツアー・オブ・ジャパン」だけれど、今年は所用があって行かれなくなった。見に行く予定の人は、補給食とドリンクを忘れずにもっていってほしい。大井埠頭のあたり、飲食店もコンビニもゼロだからね……。
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