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2006/05/29

本「チャリこぎスタジアム」

Article_210_23396_image1_176_176自転車とサッカー観戦が趣味の私にとっては願ってもない本だ。

チャリこぎスタジアム」は、文字通り、「自転車でサッカー観戦に行こう!」というコンセプトを実践した記録である。しかし、その方法は半端ではない。日本列島の北から南まで、全Jリーグのホームスタジアムを自転車でつなぐという壮大なスケールのものなのだ。もちろん輪行はナシ。さすがに北海道から本州までは船を使うが、後はすべて自転車だ。この記録は2003年から04年までのものなのだが、もし今だったら四国も入るから、よけい大変だったことだろう。

私自身、自転車本はよく読むのだが、その中でも手をつけないジャンルがある。それが「自転車旅行」本だ。読めば面白い本がたくさんあるのだろうが、自転車で世界一周とか、日本縦断とかヨーロッパ横断とか書かれていても、なぜかあまり読みたくならない。根性がねじ曲がっているせいか「いいなあ、世界一周できるほど時間があって」などと考えたところで思考が止まってしまい、本を読むという行為までに至らないのだろうか……。

そんなひねくれた私がこの本を手にとったのは、もちろん「サッカー観戦」という切り口もあったけれど、「会社員をしながら」この偉業をなしとげたということにある。著者は会社員なので基本的に休めるのは週末だけ。自転車で行けるところまで行った後は現地の駐輪場にとめて、本人は東京にとんぼ返りをして平日は仕事に励むのである。こういう「自転車の旅」もあるのか!と目からウロコが落ちる。

「チャリこぎスタジアム」なのでサッカー観戦がメインなのだけれど、私にとっては、日本各地の駐輪場事情についての記述がとてもおもしろかった。1週間以上(時にはひと月も)駐輪場に自転車を置きっぱなしにしなくてはならないので、駐輪場探しはこの企画の肝……というか、死活問題なのだ。スタンドがついていないからダメだと断られたり、いたずらをされたり、読んでいるとドキドキしてしまう。それにしても1年半にわたるこの旅の間、一度も盗難に遭わなかったのはすばらしい。日本もまだ捨てたものじゃないのかもしれない。

「チャリこぎスタジアム」はもとはホームページで連載されていて、私も時おり(というか味スタ付近の時だけ)読んでいた。でも、350ページもの本になってしまうほどの膨大な記録だから、まとめて読むには本のほうが読みやすい(写真はウェブのほうが豊富)。著者は日本縦断を達成した後は、Kリーグのスタジアム探訪を成し遂げ、この6月にはドイツのワールドカップを「チャリこぎ」するらしい。日本でTV観戦だけの私も、著者の「チャリこぎW杯」報告を楽しみに待ちたいと思う。

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コメント

まさに目からウロコですねぇ。
初めて知りましたが
チャリンコを置いてくるというのは
凄い発想ですね。
実は7月に清水に行こうと思っているのですが
(行きは三島あたりまで輪行、帰りは1泊して自走で箱根越えの予定)
そのまま清水に置いてくれば、磐田も大阪も広島も行けるのか
と思うと楽しいですね。

投稿: masa | 2006/05/30 03:47

masaさん、コメントありがとうございます(引き続き、お見舞い申し上げます)。

私は小心者なので、駅の有料駐輪場にママチャリを止めた時でさえ「大丈夫だろうか」と気になって仕方がなかったりします(笑)。これじゃ~ムリだな~。

清水、まだ行ったことがありません。箱根越え、頑張ってください(私は7月はとりあえず松本アルウィンかな~)。

投稿: つぴぃ | 2006/05/30 10:28

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