やっとツールらしく
ツール・ド・フランス 第15ステージの「ラルプデュエズの戦い」。久しぶりにじっくり見てしまった。
今年のツール、一応見てはいるのだけれども、個人的にはさっぱり盛り上がっていなかった。実況を聞いていても、右の耳から左の耳へ抜けていくというか、あまり集中できない。マイヨ・ジョーヌが毎日のように入れ替わるのはおもしろいのかもしれないけれど、そのうち誰がマイヨを着ていたのかも忘れるくらいだった。
私のようなウスいファンにとっては、見続けたいと思う「引っ掛かり」が必要だ。手っ取り早くいっちゃえば、「キャラクター」。プロスポーツは、スターがいないと盛り上がらない。「ツール・ド・フランス」のような大舞台であればなおさらだ。今回のツールはサッカーにたとえるならば、全員サブメンバーの「マドリー対バルセロナ」を見ているような感じ(しかも内容がグダグダ)。
スター不在の「群雄割拠」時代といえば聞こえはいいけど、「群雄」すらいない。二番手として期待していた選手はほとんど自滅して消えてしまった。ピレネーもイマイチ盛り上がらなかった。今週で終わってしまうのに、ずっとこのままかよ~……と思っていたら、昨夜は違った。いやぁ、久しぶりに面白かった。4時間くらい(途中から見たので)ワクワク、手に汗握って見ちゃったよ。
……あれ? もしかして、私がクネゴファンだからおもしろかったというだけだったのかな(笑)? まぁいいや。
で、今夜も引き続きアルプスなのだが、19時からは東京の試合があるのだ。しかもMX様は福岡から生中継をしてくださる。うーむ、どちらを見るのかすごく悩みそう。もっとも、ツールは21時以降がより盛り上がるだろうから、東京の試合を優先させればいいのだけど。でも、今夜は帰宅が遅くなりそうなんだよな~。両方とも「生だからこそ見たい」コンテンツなので、本当に困る。
午前中は、リベルタドーレス杯準々決勝2ndレグ「リベルター(パラグアイ)対リーベルプレート」。1stレグからひと月おいての2ndレグである。両チームのGKはW杯召集メンバー。ということはほとんど休みナシ。苛酷だなあ。
リーベルを応援していたのだが、早い時間帯に失点してしまうし、内容もよくないし、ガジャルドが退場になっちゃうしでもう散々。後半に1点返したのだが、試合時間を約10分残して観客が乱闘騒ぎを起こし、ゲームはそのまま終了してしまった。
南米の試合を熱心に見ているわけではないが、リベルタ杯を見ている限り、観客席の荒廃ぶりは年々進行しているような気がする。今までも乱闘騒ぎはあったけれど、これほどの頻度ではなかった。地球の裏側からTVで見ているので「南米は熱いねぇ」なんて言っていられるけど、さすがにこれだけ多いと心配になる。どこかで歯止めをかけないとマズいんじゃないの?
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