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2006/11/28

「じてんしゃ日記」

じてんしゃ日記」は、高千穂遙さん+一本木蛮さんによる盛りだくさんの自転車本だ。

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この本を出すきっかけは、漫画家・永井豪さんのひとことだったらしい。
「『自転車で痩せた人』は文字ばかりじゃないか」
永井豪さんのおかげで、この本が誕生したわけだ。ありがたいことである。

内容は、主に5つのテーマで構成されている。
*「自転車で痩せた人」の内容をコミックでわかりやすく再現
*「自転車で痩せた人」出版以降の高千穂さんの自転車生活
*高千穂さんによる自転車コラム(文章)
*蛮さんによる、疋田智さんインタビュー(文章)
*自転車初心者・一本木蛮さんの泣き笑い自転車ことはじめ

この中ではなんといっても、蛮さん本人の自転車体験記がいちばんおもしろい。私もつい最近通ってきた道なのだ。読んでいて「そうそう、そういうことあるよねー」とうなずきながら笑ってしまったりする。

本の中で、蛮さんの自転車は「1万円未満のママチャリ」→「3万円台のルイガノのクロスバイク」→「20万円近いパナソニックのロードレーサー」へと進化(じゃなくて買い足し)していくのだが、その時々にドラマがあり、高千穂さんの叱咤が飛ぶのである。いやまさに体当たり状態。お疲れさまでした、とねぎらいの言葉をかけたくなる。

中でも好感がもてるのは、「すごく正直なこと」だ。

確かに、多くの自転車指南本には「お尻の痛みへの対処法」は書かれている。でも、そんなあいまいなことばでは、自分と同じ痛み(痛いわけではないのかも)なのかどうかがさっぱりわからない。ここでは「股間のシビれや痛み」から「ちにてんてん」な悩み(まぁ読めばわかりますって)までが、セキララに……でもコミカルに描かれていて、より親近感が増す。

ほかにも、下着を含むウェアやヘアスタイル、日焼けなど、自転車生活を始める女性にとっては大問題なあれこれがきちんと描かれている。こういうのをちゃんと描いてくれた初心者用の自転車本って初めてなんじゃないかな。彼女(奥さん)にも自転車を始めてもらいたいと思っている男性は読んでおいたほうがいいよ。

漫画だからすぐに読み終わるだろうと思っていると、内容がてんこ盛りで思いのほか時間がかかってしまう。そんなに厚い本でもないのに、読み応えは充分だし内容も豊富。これなら1000円という値段は高くないと思う。

さて、ロードまで買ってしまった以上、蛮さんの「じてんしゃ日記」はまだまだ続く。高千穂さんの薀蓄も尽きることがない。「2」が出る日まで、今後もがんがん乗りつづけてほしい。

そうそう、本そのもののデザインもなかなかいい感じ。表紙の色はマイヨ・ジョーヌな黄色ですごく目立つし、著者2人の「BEFORE」と「AFTER」を撮影した著者近影もユニーク。カバーをはずせばさらにおまけもある。本屋によって置かれている場所が、自転車コーナーだったりエッセイ本だったりサブカルチャーだったり漫画コーナーだったりとバラバラらしいけど、探しまわる価値はある。ま、ポチッとするのがいちばん簡単だけどね~。


◆おまけ◆
で、私もちょっとだけこの本に出演している。本人とはまったく似ておらず、かわいく描かれているところがさすが蛮さん。ありがとう。一緒にポタした時の記録はこちらこちらに。

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コメント

「謎の兼業主婦」編を立ち読みするだけのつもりだったが買ってしまいました(笑)。

投稿: 小隊長 | 2006/11/28 20:07

こんばんは。
おお、つぴぃさんも出てらっしゃるんですね!
早く購入せねば (笑)

それにしても面白そうな本ですね。
うちの奥さんにも自転車勧めてるんですが、なんとも・・・
これを読むとちょっと変わるでしょうかね。
ちなみに一本木さんというのは女性の方なのでしょうか?
すいません、全然しらなくて

近々本屋行ってみます。

投稿: keith | 2006/11/28 23:16

小隊長さん、お買い上げありがとうございます!

私も1冊余分に購入して、行き着けの自転車屋に押し付けてきました(笑)。どんな理由であろうと購入してくださるのは大歓迎でございます~。

投稿: つぴぃ | 2006/11/29 00:05

keithさん、コメントありがとうございます!

一本木蛮さんはれっきとした女性であります。著者近影はどちらかといえば男性向けの肖像ではありますが(笑)。あんなにスタイルがいいのはうらやましいなあ……。

投稿: つぴぃ | 2006/11/29 00:07

やっと手に入れました。
(って月曜のことです。メンテ長過ぎ(笑)。やっとコメントできました)
自転車通勤していると、なかなか本屋に行く時間がないもので。
ひと通り、さらっと漫画の部分だけ読んだだけなのですが
初心者向けと高千穂さんが言っているだけに、分かりやすく丁寧なつくりになっていますね。「ああ、この道は私も歩んだ道」みたいな(笑)。もう一度、じっくり読んだらカミさんにも読んでもらうつもりです。
「謎の兼業主婦」編は、とても親近感を持って読めました。
でも、ひとつだけ注文があります。
老眼の私にとっては字が小さいッス。できれば「2」ではもっと大きくしていただければ・・・(爆)。
早川書房の本を買うのは久しぶりでした。

投稿: 境川のmasa | 2006/12/07 21:10

masaさん、コメントありがとうございます! niftyがご迷惑をおかけして申し訳ありません(笑)。

「じてんしゃ日記」お買い上げありがとうございます(なぜかお礼)。初心者が読んで共感できる本というのはあまりないので、うれしいですよね。

老眼、私もですよ(笑)! おかげでコンタクト生活ともおさらばしました。強い近眼は老眼とは縁がないと思い込んでいたのでガッカリです。自転車をとめて地図を見るときはサングラスをズラします。イヤですねえ(笑)。

投稿: つぴぃ | 2006/12/08 11:09

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