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2007/01/18

06年回顧:初めての競輪

昨年12月30日、初めて京王閣へ競輪を見に行った。

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↑「東京オーヴァル京王閣」が正式名です


12月30日の京王閣といえば、年に一度の最高峰のビッグレース「KEIRINグランプリ'06」が開催される日である。実をいうと、そのレースの重要度もほとんど認識しておらず、Yahoo!の競輪ガイドだけ読んで、にわか知識を仕入れただけでの観戦だった。それでも、いち自転車好きとしてずーっと気になっていた競輪を、これまた多摩サイを走るたびに気になっていた京王閣で見るとあって、期待は高まる。

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↑出場選手名がずらりと並ぶ


京王閣まではもちろん自転車。周辺に駐車場がたくさんあるのに驚く。入り口正面の駐輪場奥に自転車を2台置いて鍵4本でグルグル巻きにしてから、いざ出陣。お客さんが続々入っていくのにもビックリ。府中競馬場には行ったことはあるけれど、競輪場は初めて。「競馬に比べるとマイナー」イメージがあったけど、こんなに盛り上がっているのか~。

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↑駅改札のような入場口


入場料は50円。券売機のようなものがあって人が並んでいたが、両替機だった。駅の自動改札のようなところに50円玉を投入して入場する仕組みなのだ。すべてが珍しくてあちこち写真を撮っていたら、警備員のおじさんに怒られた。
「中では写真を撮っちゃダメだよ」
えー、そうなんだ。撮影禁止なんてどこにも書いてないぢゃん。もともとレースの写真を撮るつもりはなかったけれど、このひとことでかなり盛り下がった。

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↑神社もあるのだ


さて、気を取り直して中に入る。個人的なお目当ては、神社と「競輪資料館」だ。まずは、入ってすぐのところにある通称「競輪神社」(正式には大岡稲荷天)へ。グッズ屋で売られている絵馬がたくさんかかっている以外は、いたってフツーの神社だった。車券売り場は大混雑だが、神頼みしようという人はいないらしくて誰もいない。というわけで、記録写真を一枚。

周囲には飲食スペースも多く、いろいろ楽しそうだ。おいしいかどうかは知らないが、縁日の屋台みたいなもので、この場所で食べるとそれなりにウマいと感じるかもしれない。それにしてもすごい混雑ぶりだ。みんな新聞を片手に予想に余念がない。さらには、煙草の煙がスゴい。最近は幸いにして煙草とは無縁の生活を送っていたので、これには参った。競馬場はまだ華やかな雰囲気があるんだけど、競輪場はまさに「男の世界」。服装もみんな灰色や黒ばかりだし、殺気立ってるし、とにかく空気が重いのだ。ああ、なんだか場違いな気分だわ。

この後は、自転車師匠と仲間たちと合流して競輪観戦。競輪を知っている人と行動をともにすることで、だんだん場の雰囲気にも慣れてくる。実際のレースはあまりに速くてよく見えなかったけど、周囲の歓声や怒号には圧倒された。ゴール直後には「○○のバカヤロー!」などのオヤジの絶叫がとどろくのだもの。みんなレースに命(有り金?)を賭けているのね。選手たちは責任重大だなあ。

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↑漫画「Odds」を使ったポスター


しばらく見ているうちに雰囲気にも慣れてきたので、最終レースの「KEIRINグランプリ」は車券を買うことにした。選手の名前とか顔とか色とか番号とかで選んで適当に組み合わせて、全部で1000円程度の出費。そもそもここに来て50円しか出費してないし、なんだか安い娯楽という気がしないでもない……案の定、ひとつも当たらなかった(笑)。すごく惜しい組み合わせもあったんだけど。でも、ビギナーズラックで当たったりしたらハマってしまいそうなので、当たらなくてよかったかもね(笑)。

優勝は、有坂直樹選手。コワモテのおじさんという外見の選手だけど、私よりはるかに年下(笑)。競輪選手では40代でも現役選手がいるのがスゴい。それにしても、華奢で手足の長いロードレースの選手(宇都宮で見た外国人選手を思い浮かべております)のイメージが「少女漫画系」だとすると、競輪選手は「漫画サンデー」という感じで正反対。下半身の筋肉が半端でないのはあたりまえだけど、どう見てもお腹が出ているようにしか見えない選手もいるのが不思議。体重があったほうがパワーも出るのかしら?などと考えてしまったのだった。

この日をもって吉岡稔真選手が引退するとのことで、レース後にはセレモニーが開催された。当然ながら選手についての予備知識はなかったのだが、客席から送られる大きな拍手と歓声で、彼が競輪界のスーパースターであったことは伝わってきた。歴史の瞬間に立ち会っているのだという実感がわいた。

初めての競輪観戦はこれにて終了。もう少し予備知識を仕入れてから見に来ればよかったというのが正直な感想だ。いろいろわかっていれば、もっとレースを見るのが楽しくなるはずだから。それでも「百聞は一見にしかず」。実際のレースを見られて、独特の雰囲気を実感できたのはよかったと思う。ちょっとでも興味があるのなら、とにかく行ってみることをおススメ。何せ50円しかかからないんだからね。

定期的に通おうとは思わないけれど、話題のレースがあればまた観戦に行ってみたいかな。何せ京王閣以外にも、ウチからは立川も西武園も自転車観戦圏内にあるわけだしね。競輪に詳しい人が一緒だと、より楽しめそうだけど。


「競輪資料館」はものすごくよかったので、別記事にて。ここは楽しいよ~!

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コメント

おお!我が青春の京王閣!(笑)
いつも楽しく拝見しています。
学生の時に多くの友人は競馬でしたが、私は競輪にはまってました。グランプリの雰囲気は、通常の競輪場のそれとは違って華やかですよね。
福島ラインにかぶせられて、後手を踏んだ吉岡が不発!3コーナーからまさかの手島の捲りに佐藤が気を取られた隙に、インから抜け出た有坂が優勝!…というようなレースでしたね。(TV観戦)
車券のほうは引退しましたが、当時、金網にしがみついて「金かえせコノヤロー!チンタラ走ってねえでしっかり働けー!」と叫ぶオヤジをみて、「平日のこの時間に働いてないオヤジに言われたくないセリフだな」と我が身を振り返ったものです。
ちなみに、私の競輪バイブルは「ギャンブルレーサー」です(笑)

投稿: あらちゃん | 2007/01/19 07:26

あらちゃんさま、コメントありがとうございます!

東京ファンになりたてのころは、あらちゃんさまのサイトを読んで勉強してました。私が今あるのもあらちゃんさまのおかげです。コメントいただいて光栄です。

グランプリの日は、普通のレースの日とは明らかに雰囲気が違うそうですね。一度は通常のレースを見に行ったほうがいいかも……。レースの状況は、実際に見ているとぜんぜんわかりませんでした(笑)。モニターで見て、ようやく把握できるという感じで。サッカーと同じで、こちらも観戦には慣れと勉強が必要なようです。

「ギャンブルレーサー」は連載時にときどき読んでいましたが、何だかよくわかりませんでした。今ならもうちょっとはわかるかな?

投稿: つぴぃ | 2007/01/19 10:47

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