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2007/01/22

「Odds」

石渡治の漫画「Odds」を読んだ。

昨年末のKEIRINグランプリ'06のポスターに使われていた漫画である。そんなに好みの絵柄じゃないし、何だか暑苦しそうだし(偏見)と思っていたのだが、せっかく競輪に興味が出てきたところなので読んでみることにした。

……やはり先入観は良くないね。そういえば「シャカリキ!」を読む前にも「暑苦しそう」と敬遠しそうになっていたのだが、こちらも「読んでよかった」漫画になった。

ストーリーは、典型的な成長物語。競輪選手を志す主人公が、競輪学校入学を経て、立派な選手へとなっていくまでが描かれていくはずだ(「はずだ」というのは、まだそこまで話が進んでいないため)。

少し変わっているのが、主人公はもともと長距離ロードレーサーで、将来は「ツール・ド・フランス」出場を夢見る少年だったという設定だ。ところがいろいろな事情があって、彼は競輪選手を志す。トラックレースと長距離レースでは、同じ自転車というカテゴリーでありながらも全然違うスポーツだ。選手の体型も違えば必要な筋肉も違うし、自転車そのものだって違う。両方をめざすことは普通ではありえない。それでもあえて、彼は競輪選手をめざすのだ。

競輪についてはまったく知らないけどロードレースならTVでよく見るという私も、この設定のおかげで物語に素直に入り込めた。腕にLIVESTRONGバンドを巻いた主人公は、「軟弱ロード野郎」と罵声を浴びながらも、最初の難関である競輪学校入学に挑むことになる。

もちろん、競輪についての薀蓄も豊富だ。正直いって、この漫画を読んでから京王閣へ行けばよかったと思うくらい。映像で競輪を見ていてもピンとこなかったけれど、ようやく少しだけ理解できたような気がする。

惜しむらくは、3巻までの段階で、まだ競輪学校にすら入学していないこと。スポーツ漫画の常として展開が次第に遅くなってくるのは仕方のないことかもしれないが、実にのんびりしている。競輪選手としてデビューするまでにあと何巻必要なんだろう?と考えてしまうくらい悠長だ(でも面白いからいいけどね)。

少年マガジン連載の「OverDrive」がアニメ化されるらしいが、正統派スポーツ漫画のこちらのほうがアニメにはしやすいかも(話がもっと進んだら、ぜひ自転車振興会がスポンサーになってつくってほしいものだ)。しかし、自転車ってアニメでは表現しづらいんだよね。そのあたりはCGで何とかできるのかな?



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