« 多摩湖便り(2月第2週版) | トップページ | 多摩川沿いでお茶を »

2007/02/16

青梅古民家めぐり

よりにもよって「青梅マラソン」の日に青梅へ行ってしまいました(笑)。大きなイベントがある日ぐらいは、チェックしておくべきですね~。

Rimg0065
↑巨大な「醤油の仕込桶」


とはいえ、サイクリストの風上にもおけない朝寝坊ズな私らには幸いなことに、マラソンによる交通規制も解除されつつありました。ま、時間もないことだし、釜の淵公園あたりでまったりすることにしましょう。

前回、ひとりで行ったときは「柳淵橋」からエントリーしたのですが、今回は反対側の「鮎美橋」へ。こちらのルートは、2人がすれ違うのがやっとなほどの細い急坂の道で、つい自転車を押して歩いてしまいました。

鮎美橋を渡ると目の前にあるのが、青梅市郷土博物館。この手の施設は大好きなのですが、時間がないので見学は省略。隣の「旧宮崎家住宅」に立ち寄ります。

Rimg0075
↑こぢんまりした古民家です


青梅市が管理している古民家は3軒あるようです。江戸時代の仲買問屋だった「旧稲葉家住宅」と、河辺駅に近い「旧吉野家住宅」、そしてこの「旧宮崎家住宅」。まだ「旧吉野家住宅」には行っていないので、ヒマを見つけて訪れるつもりです。1日に3軒まわることももちろん可能なのですが、少しずつ見てまわるのも楽しいものですし。

Rimg0072
↑節分の飾りもありました


「旧宮崎家住宅」は、19世紀初頭の「ごく平均的な一般農民」が住んでいた民家だそうです。囲炉裏の煙でいぶされた屋内は黒光りしていい匂い。「古民家の匂い」には独特なものがありますが、何だか落ち着くんだよなあ。

Rimg0079_1
↑梅が春の香りを運んでくれます


古民家見学での楽しみは、何といっても管理人さんとのおしゃべりです。この日は「青梅マラソン」ということもあって、マラソンについていろいろなお話をうかがうことができました。

管理人さんのご自宅は吉野街道の多摩川沿いで、そのためマラソン中の人が「トイレを貸してほしい」「お腹がすいて動けない」などと駆け込んでくることも多いとか。最近ではすっかり慣れて、毎年おにぎりなどをつくって待っているのだそうです(それがきっかけで交流が始まることもあるとか)。

年1回の大イベントということで、すっかり町の人の生活にも根付いているようす。住民が一丸となって「青梅マラソン」を盛り上げていることがよくわかりました。マラソンだけでなく、自転車レースで町おこしをしているところもありますが、こうやって根付いていくといいな~などと思ってしまいました。

吉野梅郷の見ごろをうかがったところ、「暖冬とはいっても、2月下旬以降ではないか」とのこと。いつもの冬は3月下旬まで梅を楽しめるそうです。来週かその翌週あたりに行ってみるかもしれません。

結局、古民家で1時間ものんびりしていたので、ますます時間がなくなってしまいました。せっかくなのでお茶でも飲もうと、再び鮎美橋を渡ったところで、以下次号とさせていただきます。


さて、「青梅マラソン」で思い出しましたが、日曜日は「東京マラソン」なのですね。1万5千人が参加した青梅があの騒ぎなのですから、3万人が都心を走ったら、いったいどんなことになってしまうのだろう?と、心配と興味が半々ずつで見守ってしまいそうです(TVで)。あいにくの天気になりそうで、トイレとか体調とか大丈夫かな?などと思ったり。

自分ではマラソンもしませんし、それほど興味はありませんが、このイベントが成功して定例化すれば、都心を舞台にした自転車ロードレースだってもっと開催しやすくなるかもしれません。そんな夢のような日が来ることを期待しつつ、成功を祈るしだいなのです。

|

« 多摩湖便り(2月第2週版) | トップページ | 多摩川沿いでお茶を »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。