甘茶で花見
しだれ好きなら一度は見ておきたい、青梅の「梅岩寺」の桜を見てきました。
青梅駅からほど近く、車が通れない小さな踏切を渡ると、そこはもう梅岩寺。ということは、この踏切はお寺に参詣に来る人のためだけにあるのね。それだけでもスゴい……と、自転車をとめている間にも、目はしだれ桜にくぎ付けであります。お~満開。なるほど、見事。来てよかった~。
しだれる花枝のすきまから、本堂が見えます。何やらにぎやかな感じ。そういえば、この日・4月8日はお釈迦様の誕生日、すなわち花祭りではありませんか。とはいえ、花祭りの日にお寺に来たのなんて生まれて初めてでございます。なになに、「甘茶をどうぞ」ですって? そういえば、花祭りでは甘茶を飲むという話を聞いたことがあるような。でも甘茶って何?
紙コップに甘茶をいただいて飲んでみれば、それは甜茶の味。でも厳密にいえば、私がふだん家で飲む「花粉症に効く」甜茶とは違うそうです。甘茶はアジサイ科、甜茶はバラ科。でも同じような甘み。たぶん私には両者の違いはわからないでしょう。
お堂の前には花や供物が置かれ、甘茶が入った水盤の中央には仏様が。小さなヒシャクで甘茶を仏像にかけていきます。こんなことをするのも、もちろん初めて。
梅岩寺のシダレザクラはもう1本あるのでした。たぶんこちらがメイン。そして巨大にして荘厳。カメラのフレームに入りきらないくらいです。山の斜面から生えていて、しだれる花は滝のようです。とりあえず撮った写真は「本当に見てきたよ」と証明するためだけのもの。実際の桜のすばらしさは、写真でも文章でも表現しえないものです。やはり見に来てよかった。
お寺を後にして、青梅線沿いの道から見るとこんな風景。電車の車窓からも見えるのですね。天気が良くて、ここにオレンジ色の電車が通ってくれたりすると、もっと絵になるかも。でも、写真を撮りに来たわけでもないので、次なる桜を見に行くことにします。
こちらは「金剛寺」のシダレザクラ。以前、「青梅」の地名のもとになった梅を見に来たところです。梅岩寺の桜とは姉妹といわれているそうです。ただし、樹はだいぶ傷んでしまったため大枝が何か所も切り落とされています。その昔はさぞかし見事だったことでしょう。でも、あちこち切り落とされた今でも、その風格が傷つけられたわけではありません。傷みながらも毎年美しい花を咲かせる生命力の強さには、心打たれるものがあります。
この日は「夕方から雨」という予報だったので、桜だけを見て帰途に着きました。都知事選の投票にも行かなくちゃならないしね~。都知事選なんだから、都内のどこででも投票ができるようになればいいのに。
ずっと見てみたいと思っていたシダレザクラを見ることができて、大満足でございました。さて、もうひとつ、見に行きたいところがあります。今週末も天気がいいといいのですが。
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コメント
初めまして^^
こちらは、素敵なブログですね、そして、東京ファンでもありますね。
私は、5年ほど前からの東京ファンです。
昨日は、ホーム初勝利、ホッとしました。
ところで、見事な桜が結構身近にあるんですね~
是非、来年には、観賞したいと思います。
投稿: una | 2007/04/12 13:30
unaさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
もともと東京の試合を見に行くために自転車生活を始めましたので、この両者は切っても切り離せず、それでこのようなブログになってしまっています。特にこの時期のテーマは「桜」ですねえ(笑)。
週末、リーグ戦でこそ勝ってほしいものです! それにしても、大分へ行ったり来たりですね。
投稿: つぴぃ | 2007/04/13 10:55