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2007/05/29

都民の森まで行ってみた

昨日の続きです。

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↑まだまだ続く上り坂


数馬の湯の温泉センターで昼食をとり、畳敷きの広間で足をのばしてのんびりしたら、元気も回復してきました。売店には、地元の山菜やキノコ類、菓子パンなどが売られていて、買って帰りたい衝動にかられましたが、残念ながら持ち帰る術がないので見送りに。そのうち、ゆっくり温泉に入りにきたいものです(帰る気力がそがれるので日帰りだとムリかも(笑))。

さて、後は帰るだけのはずだったのですが……。

せっかく補給して元気が出たのに、このままずーっと下って帰るのはなんだかもったいないな~と、欲が出てしまいました(笑)。貧乏性とでもいいましょうか、今後もめったにこのあたりまでは来ないと思いますし。しかし、先を見るとやっぱり上り坂が続いています。う~ん、どうしよう?

「あと2キロくらいで奥多摩有料の料金所だから、とりあえずそこまで行ってみましょうか?」とのJさんの言葉に、ついその気になってしまい、ふたたび自転車を漕ぎ出しました。距離も短く道に迷う心配もないので、3人それぞれのペースで勝手に進みます。漕ぎ始めてすぐに「あ~そういえば疲れてたんだっけ」とちょっと後悔したりもしましたが、再び地道に漕いでいるうちに料金所に到着。


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↑これが有名な料金所なのね~

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↑脅しているような看板の文言


平日の昼間とあって、料金所付近には誰もいませんでしたが、週末はバイクが集団で往復したりして大変なにぎわいを見せるとか。極度の車恐怖症としては、平日に来られたことに改めて感謝するしかありません。

よくここまで来たな~とまたも自画自賛しながら、あちこち写真撮影。さて、その後はどうしましょう?と料金所の先を見ると、先ほど私を追い抜いていった軽快なロードバイクがはるか上のほうを走っていくのが見えます。うひゃ~、まだあんなに登るのね。

さらに2キロばかり登れば「都民の森」の入口だそうです。写真を撮って雑談をするうちに気力が戻ってきて、またも「せっかくだから行ってみようかな~」と登りはじめてしまいました。そのまま一気に登るつもりだったのですが、料金所のゲートを越えるとすぐに滝が見えてきて……さっそく撮影休憩(笑)。

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↑「夢の滝」


それほどの高低差はないのですが、きれいな流れ。「夢の滝」という名前もわかりました。檜原村には滝が多いそうですが、ここで見られるとは思わなかったな~。来てよかった。遠くに見える滝に元気をもらって、ふたたび漕ぎはじめます。

だんだん登ることにも慣れてきたので、頭の中ではいろいろなことを考えてしまいます。「もっと軽いギアがほしいな~」とか「何が楽しくて、みんなこんなところを登るんだろう」とか(笑)。で、今までは地面とメーターの数字ばかりを見ていたのですが、ふと風景をながめてみました。

わー、山と空だよ。

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↑疲れていたのか、写真はボケてました(笑)

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↑この下の道から登ってきた私ってエラい(笑)


新緑の山が連なり、合間には青空が見えます。ふだんは見上げるばかりの山の頂上は、ほぼ目線の位置。瞬間、こういうことなのかな、とも思いました。もちろん、私は頂上にもたどり着けないのですが、こういう感覚や感動を与えてくれる風景を見るために、登る人もいるのかもしれない。思わず自転車をとめて、しばらく景色をながめてしまいました(というのは口実で、休んでいただけかも(笑))。


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↑証拠写真。


そんなこんなで「都民の森」入口に到着。ここからさらに登れば「風張峠」だそうですが、さすがにそこまで欲張るつもりはなかったので、ここでUターンすることにしました。しかしそこからの下りが怖い怖い。休み休みのろのろ進めばいい登りと違って、下りは休むわけにもいきません。正直いって、今回いちばん大変だったのが下りでした。こんなに延々と下るとは思わなかった……ということは、それだけ登ってきたということなのですね。いやはや。

というわけで、この日の走行距離は108キロほど。名栗へ行ったときとたいして変わりませんが、ずっと疲れました(あたりまえか)。あんなにとろとろ登っていたわりには、平均時速は20キロ台だったので、それなりに頑張って下ったということかな。

いつもは何かを食べたり見たりするために走るのですが、たまには「自転車で走るためにでかける」のもいいものです。真夏や真冬は条件的に厳しいでしょうが、年に数回はこんなふうに走るのもいいかもしれません(同行してくださったお2人にはお世話になりました。いつもながらありがとうございます!)。

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コメント

こんばんは。
また走りましたね~ (^^♪ お疲れ様でした

写真の坂、上られたんですね? エライ(笑)
それにしても綺麗な滝ですね!
やっぱり人間、近くに水が有ると落ち着くモノなんでしょうか(笑)
こういった自然に触れるのも 自転車 の醍醐味なんでしょうね

投稿: keith | 2007/05/29 21:37

こんばんは。
またまたロングですね~。うらやましい。上りありの108キロ、スゴイです。
でも自分で稼いだ高度を眺めるのって気持ちいいですよね。

投稿: nuruhati1559 | 2007/05/29 21:46

奥多摩、緑が綺麗ですね。
山が笑ってますね。

投稿: aoken | 2007/05/29 23:05

keithさん、コメントありがとうございます。

本当に、水のそばはいいものです。海まではさすがに距離がありますので、とりあえずは川へ。水の音は聞いているだけでいいものですよね~。

投稿: つぴぃ | 2007/05/30 01:06

nuruhatiさん、コメントありがとうございます。

連れていってもらわないと走れないというのが何なのですが……。そのうち、ソロでも走れるようになりたいものです(メンテ面でもっと自立できないとムリでしょうけど)。

投稿: つぴぃ | 2007/05/30 01:08

aokenさん、コメントありがとうございます。

山に笑われているような気がしました(笑)。まだまだです。いやでも本当に新緑は美しく、風は気持ち良く、別世界でございました。経験できてよかったです。

投稿: つぴぃ | 2007/05/30 01:10

>山に笑われているような気がしました(笑)。

説明不足ですみません、つぴぃさんを笑っているっていうのではなくて、
湧き立つような新緑の山の様子を「山笑う」というので、まさにそんな感じだなぁと思って、
でももう立夏を過ぎたので「山滴る」なんですね。
秋は「山装う」、冬は「山眠る」と言うそうです。
こんな言葉をきくと、昔の人は自然にとっても親しみを感じていたんだなぁと思って、ついまねしてみました。

投稿: aoken | 2007/05/30 07:06

aokenさん、わざわざコメントすみません~。

山の季語ですよね。一応、「(笑)」をつけてみたのですが、なかなかリアクションがうまくいかなくてすみませんでした。まだいろいろ知らないことが多いので、日々勉強です~。

投稿: つぴぃ | 2007/05/30 10:32

都民の森まで登っていたとは、さらにお見逸れいたしました。私も登りは写真撮影などでちょくちょく止まる派です。

周遊道路の下りはスピードに乗りやすい道なので気が抜けないですね。料金所からちょっと下った所にあるやや深い左カーブで事故が起きやすく、私も自転車の転倒事故(かなり重症)に行き会った事があります。あの辺りで重症だと、救急車で一旦山上のヘリポートに上げてからヘリコプターで搬送と大掛かりになってしまうので、事故らないように気をつけたいものです。

投稿: 山猫の店主 | 2007/05/30 16:35

山猫の店主さま、コメントありがとうございます。

もともと下りがダメなので、本当に怖かったです。頭の中で「ケガしたら(病院まで)2時間、ケガしたら2時間」と呪文を唱えてました(笑)。なるほど、ヘリ搬送になるので2時間かかってしまうのですね。

今回は、ヒルクライムレースにも参加するレベルの人が引率してくれたので何とかついていけましたが、ふだんはとてもとても。私にはやっぱり「食べ歩き」がふさわしいかも(笑)。

投稿: つぴぃ | 2007/05/30 17:25

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