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2007/11/20

人事報道に思うこと

来シーズンの東京はどうなるのだろう。

昨日付けのトーチュウによれば、原監督、長沢ヘッドコーチ、三浦コーチが退任、土肥、福西とは契約を更新せず、新監督は城福氏になるという。

まず、「なぜこの時期にこの報道?」と疑問を感じる。今回は他ならぬトーチュウでの報道だ。スクープなどではなく、この日にこの記事が出ることはフロントも織り込み済みだったような気がしてならない。でも、まだホーム最終戦も終わっていないのだ。つい数週間前、ヒロミの退任が最初に報道された次の試合で、0-7と惨敗してしまったのを忘れてしまったのだろうか。

ホーム最終戦ではセレモニーがある。通常であれば、監督の挨拶が行なわれるはずだ。数万の観衆の前で退任を正式発表するよりは、トーチュウでの報道で免疫をつけさせておこうという配慮だったのだろうか。去り行く選手へのお別れ会を兼ねようと考えていたのかもしれない(かえって荒れたセレモニーになりそう)。

タイミングよく(?)、SOCIO更新の郵便物も送られてきた。「来年のことをある程度わかった上で更新してくださいよ」ということなのだろうが、逆に「こんな状況で更新なんてできるかー!」というSOCIOを増やしてしまったような気がするけれど(笑)。

冷静に考えれば、監督やコーチ陣の退任は今シーズンの成績を考えれば仕方のないことだし、土肥選手が出番を求めて東京を出ていくのであれば納得もするし、年俸と働きがつりあわないというのであれば福西選手と契約更新をしないのもいたしかたなかろう……というところ。でも、なんだかやり方が悪いよなあ。サポーターの心を踏みにじるというか、気持ちが読めていないというか。

たとえば、これに加えて「今野選手は残留します」などのプラス報道があれば、まだ少しは収まるのだろう。理想をいえば、「今年は明らかに失敗だった」と認めたうえで、フロント側が大刷新をはかるとか、外部から新たに人を招くとか、そういったことを同時に発表すればよかったのだ。それをしないで、唯一のタイトル獲得に貢献してくれた人たちのクビを切る発表をするだけでは、サポーターの心は離れるばかりだ。

(また昔のことで恐縮だが……といってもほんの5年前)私が東京を見始めたころは、このクラブはJ1の中でもっとも「サポーターとフロントとチームの距離が近いクラブ」のように感じられたものだ。他のクラブのようにサポーターがバスを囲んだり座り込みをすることもないし、フロントは積極的に現場で観客の意見を聞いていたし、ネットなどを見ていてもフロントに対する怨嗟の声はあまり見かけなかったと思う。「世の中にはこんなクラブもあるんだ」と、ちょっと不思議で、そして少しばかり誇らしかった。

そういう意味では、「自己保身に走り、チームをダメにするフロント」というのは確かにJリーグ基準に近づいているということか(笑)。そういうところだけ他のクラブと肩を並べることはないのにさ。

私自身は、迷うこともなくSOCIO更新はするつもり(フロントの行動を支持するという意味ではない)。それは、私がサポーターではなくて、ただの客だからだ。海外サッカーを傍観者的に見ていた時期のほうが長いせいか、「長い歴史の中にはこういうこともあるよね」とちょっと他人ごとのように見てしまうクセもあるし。

いずれにせよ、05年以来ずっと右肩下がりの東京が、このまま坂を転げ落ちていくのか、V字回復できるのかの試金石となるのが来年だと思う。とりあえず、クラブは博打を打つことに決めたようだから、ここはしっかりと見守らないと。

自分の場合、SOCIOをやめるときは「やめてやる!」と宣言してそうなるのではなく、だんだんと興味がなくなっていって、フェードアウトするようにスタジアムへ行かなくなるんじゃないかと思う。SOCIOになってからは1度を除いてホーム皆勤だけど、「宇都宮と重なるからそっちを優先する」とか「仲間うちのポタリングに行く」という理由でホームゲームに行かなくなる日が来るかもしれない。それがいつになるかは自分ではわからないけど、少なくとも来年ではないということだ。


追記
本日付けで、公式発表が出ましたね。やはりトーチュウの記事は「ガス抜き」だったのか~。

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コメント

はじめまして。
そでうすよね。
冷静に考えれば理解できることなんですが
なんせうちのフロントは、親会社体質なのか、プロセスにおいてサポーターの心への配慮がない。
それって究極のサービス業であるクラブ運営に不可欠だと思うんですよね。

投稿: とうこ | 2007/11/20 17:31

とうこさん、はじめまして&コメントありがとうございます。

東京フットボールクラブ株式会社の社員や役員の皆さんは、FC東京というチームを愛しているのかね?と疑問に思うことが多々ありますね。もしチームを愛していて、強くなってほしいと思っているのであれば、同じ目標をめざしながらも、なぜこんなにサポーターとの間にズレが生じてしまうのかを考えてもらいたいものです。

投稿: つぴぃ | 2007/11/20 19:14

おひさです。
”強く愛されるクラブ”がいつの間にかサイトから削除されていますね。強く愛するサポはイラネって思ってんのってひねくれてみたりして。
時期については彼らの新天地を見つける時間の事を考えればしょうがないかなと。
とにかく元旦国立まで残り全部(熊本はムリ)現地で応援します。
エルゴラ携帯サイトのヒロミのコメント読むと吹っ切れてる感じがするので、もしかしたらホントに元旦国立ありかも。

投稿: 愛し恋し青赤 | 2007/11/21 01:20

愛し恋し青赤さん、コメントありがとうございます。

……あらホントだ。いつの間になくなったんでしょう。少なくとも、今年中に1度はスタジアムで(試合の前に)「強く愛されるクラブ」というスローガンを見た(聞いた)記憶があるんですが。そのときに「強く愛される、クラブ(弱くても愛されればいい)」なのか「強くて、愛されるクラブ」なのかどっちなんだかねえ?と突っ込んでいたりしたもので覚えているんですが。

元日まで応援したいですが、天皇杯優勝→降格ジンクスが復活したらイヤだなあ(笑)。

投稿: つぴぃ | 2007/11/21 02:12

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