引分けの醍醐味
Jリーグ第32節 東京VSガンバ大阪は1-1のドロー。
Jの優勝決定は、来週以降にもちこされた。
久しぶりに、おもしろい試合だった。
相手は優勝争いの只中にいるチーム。こちらは主力を多数欠いているうえに、残留も決定してモチベーションに乏しい状態。川崎戦の悪夢が再現されたらどうしよう!?と半ば心配だったのだが、それは杞憂だった。
前半は慣れないメンバーでの手さぐり状態。0-0で終われれば後半に勝機が見えるかも!?と思った終盤に失点。FWの差が、順位の差に直結しているのか……と、ガックリきてしまったよ。
後半も、時々いい形をつくるものの、なかなか得点には結びつかないわがチーム。でも、昨年の同カード(逆転勝利!)では、後半30分を過ぎてから得点ラッシュが始まったのだ。今年も何か起こるかも!?という予感を秘めながら、時間は過ぎていく。
きっかけは、茂庭の退場だった。席からはよく見えなかったが、後でビデオで見直したら、赤紙どころか黄色もあやしい程度のもの。「糞レフェリー」は天災のようなものだと思っているので極力腹を立てないようにしているのだが、それにしてもあれはないよ。あの茂庭がレッドなら、どうしてその後の憂太へのアレには何も出ないのかね!?
ジャッジは酷かったのだが、もし茂庭が退場しなければあのまま負けていたかもしれないと思うと、サッカーはやっぱり奥が深い。ともかく、10人になってからの東京はすばらしかった。運動量も豊富で、アグレッシブに攻撃を仕掛けていたし、1人足りないことをまったく感じさせなかった。いつものように今野はどこにでも顔を出し、途中出場の憂太と梶山は「格の違い」を見せつけた(森村と池上は悪くはなかったのだけれど)。そういえば、ゴール裏の応援も頑張っていた。
茂庭は不運ではあったけれど、それ以前も何度も危ない場面があったので、まぁ仕方がないかなという感じではある。彼の今シーズンは不本意なものだっただろう。それを挽回できるのは自分自身。今から来年を見据えて、甘えずにしっかり自分を律して頑張ってもらいたい。この試合では、規郎とともに反省室行ということで。
何度もあった決定的なピンチは塩田が防いでくれた。好位置でのFKも数回あったが、ガンバ側が自分でチャンスをつぶした。というか、ガンバのほうに「今日はどうしても勝ちたい!」という気迫が感じられなかった。モチベーションが薄いはずの東京のほうが必死に戦っていたように見えたし、こんな東京を見るのは久しぶりだったのでうれしかった。
結果は1-1のドローだが、気分は「勝ち」に近かった。味スタで引き分けるのは久しぶり……と思って確認したら、もしかして今シーズン初! 「攻撃サッカー」で「引分け狙いをしない」のはいいと思うけれど、今シーズンの東京は負けすぎだ。もしも味スタでの負け試合がすべて引分けだったら、順位は1枚目だったはず。来シーズンに向けての課題は本当に山積してるなあ。文字通り、一から出直さないと。
私が東京を見始めたころは、ガンバ大阪はたいして強くもなかったし、応援は分裂していて念仏を唱えているかのようだった。でもここ数年は優勝争いにあたりまえに加わってくるし、もちろん応援もそれにふさわしいものになっている。どうも浦和や川崎を意識してしまうけれど、ここにも「差をつけられちゃったなあ」というクラブがいる。来年は出直そう。昨日はそのための第一歩だったと思いたい。
◆
録画設定をミスして、MXの副音声が録れずにガックリ。でも、スカパーの監督インタビューはいつものようにおもしろかったからいいや(笑)。
ガンバの監督や選手たちが、味スタのピッチに文句を言っていたのがおかしかった。そういえば、今日の試合では何度もすべっていたっけ。東京にとってはこれがあたりまえの芝ですが、何か?
残りの2試合は、残留争い真っ只中の大宮と甲府。「いいひと東京」としては、両方に勝ち点を献上することも考えられるけど、「空気が読めない東京」としては両者から勝ち点3をいただくという可能性もある。片方だけをひいきするわけにもいかないので、ここは平等に、両者から勝ち点3を取れるようにしたいものだ。
◆
昨日のアジア五輪最終予選、サウジVSカタールをけっこう真剣に見てしまった。中東同士の試合なのに中東のレフェリーが裁いていいのか? あれは赤相当なのか、あれはPKなのかなどなどギモンもあるにせよ、サウジが劇的に逆転勝利。21日の試合で引分け以上であれば、五輪出場が決まることになった。サウジはアウェイとはいえ本気で来るはずなので、気を抜かずに確実に決めてほしいものだ。
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コメント
10人になってからの東京は、攻守の切替えが速くなり、金沢・徳永の両SBが長距離を走って攻撃参加。守る時は、全員ゴール前に戻ってくる。
人が足りないから、なかなかフォローに行けないけれど、そこはボールに近い選手が一人で頑張る。
動けなくなった11人のガンバと互角に戦ってました。
優勝のプレッシャーがあるガンバとは立場が違いますが、チームの力は見せてくれたと思います。
この力を11人の時に見せてくれたら、浦和にも負けないのになぁ〜。来年はメンタルトレーニングのコーチの招聘すべきと、思います。(真剣です。)
投稿: コタツねこ | 2007/11/19 17:56
つぴぃさん、まったく不思議なチームだよねぇ・・・・
10人になってから怒涛の攻撃でよくなったということは、理不尽な判定が闘志に火をつけたということかもしれない。
正直いうと「く●レフリー」コールが起こったらどうしようと気をもんでいた。
たいていこのコールが起こると逆効果で判定が厳しくなるケースが多いような気がしていた。
川崎戦も相手が目の色を変えてくる一番の原因は「かわさきウン●ターレ」コールが原因だと思っている。
ゴール裏の応援は一生懸命だったが、さすがに茂庭の一発レッドとユウタのペナルティでのチャージではゴール裏が一瞬殺気立ったが、それでも切れずにチャントと選手コールで後押ししていた。
勝てなかったのは残念だったが一矢報いたのはよかったと思うなぁ。
後半開始前のゴール裏では「みなさん、Jリーグ的には空気を読めないチームだと言われますが、そんなの関係無しに応援しましょう・・・・」とコールリーダーの方の笑いを誘うお言葉があり、みんな一生懸命声を出していたよぉーー
先日のホーム味スタでのTDK戦では観客も少なく応援もグダグダで心配していたんだが、
来年につながる戦いでもあったし、サポーターも元気を取り戻したよねぇ
つぴぃさん、それにしてもこの時期はしょうがないのかもしれないが、現場スタッフの総退陣とベテランの契約延長無しということが報道されていたねぇ
きっとまた誰かがリークしたんだろうと思うが、せめてホーム最終戦まで待てなかったのかなぁ・・・・
11月いっぱいまで決めなくてはいけない規約があるのは知っているが、なにも今じゃなくてもいいんじゃないかと思う
人事や編成にはいろいろ賛否両論あるだろうが、もう少しうまいやり方があるような気がする(ようは新聞辞令が多すぎるという話ね)
「愛されるクラブ」というのはサポーターへの配慮があってこそだと思うんだが・・・
投稿: 東京坊主 | 2007/11/19 19:06
コタツねこさん、コメントありがとうございます。
訓練して「強い心」になれるのなら、私もなりたいものですが……。来年はどうなるんでしょうね~。
投稿: つぴぃ | 2007/11/19 20:37
東京坊主さん、コメントありがとうございます。
昨日のゴール裏ではそんな呼びかけがあったのですね。「糞レフリー」コールがなかったことには、私もホッとしていました。いつゴール裏から声が上がるかとヒヤヒヤしていましたので。確かに鬱憤晴らしにはなりますが、実益は皆無(マイナス)ですもんね~。
「空気が読めない」第一人者は、東京のフロントですね。何もこの時期になあ。
投稿: つぴぃ | 2007/11/19 20:40
>Jリーグ第32節 東京VSガンバ大阪は1-1のドロー。
すみません,こんなことを書くのは野暮だと判ってはいるのですが,
[J1]リーグ,と表記していただけないでしょうか…
J2も半端ない週末でしたよ,湘南より上のチーム全て勝ててないですしw
ウチのDFラインの半分は東京産でできています(オマ・ジャーン).
終盤守備固めに入った松本も良かったですよ.
来年(まだ湘南も諦めていないので,J1にいる「かも」しれません)も質の良いお下がりを期待したいですw
って,もうすぐシーズン終了→天皇杯&戦力外発表の季節なんですよね.
なんか切ない...
青赤さんは新聞報道でけっこうドラスティックな記事が配信されていますが,ナビスコを獲った頃の「地味でも部活サッカーでも,ゆっくりと着実に進歩していこう」みたいな姿勢が昨年くらいから見えていない気がします.あくまで個人的な印象ですが…
投稿: shiro | 2007/11/20 06:20
shiroさん、コメントありがとうございます。
なるほど、無意識にそう書いていました。TVのニュースでもフツーに「Jリーグ第○節」と言ってますし。でも、サッカーファンであれば改めたほうがいいかもしれませんね。
「個人的な印象」は間違っていませんですよ。いつからこうなってしまったんでしょうねえ……関係ないですが、オマ家のブログはけっこうお気に入りです。なんかほのぼのしていてうらやましいのぉ。
投稿: つぴぃ | 2007/11/20 19:17