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2007/12/11

クラブミーティング感想:5

「クラブミーティング感想・4」はこちら

ここで、ミーティングも残り約1時間となりました。

ここからは、再び質疑応答です。今回は「一問一答」形式となりました。再び、発言順に要約していきます。
最後なので、さらに長いです。


(1)個人株主という考えはないのか。

今のJリーグではすべきではないという判断。株主が500以上に増えると、法的な規制も厳しくなる。


(2)自分は府中在住だが、FC東京の存在感がない。ここでふんばらないと、海外の弱小クラブのように「選手を買われていく」だけになってしまう。今野選手のこともあるし、ぜひそうならないようにしてほしい。

府中で存在感がないということに関しては、情けないが私もそう感じる。正直いって、手詰まり状態。
クラブ格差については、すでにできているという実感がある。浦和のひとり勝ちを何とかしないといけない。指をくわえて億単位の出資者を待つ気はない。だからこそ、皆さんの意見をうかがいたい。


(3)原博実監督を1年で戻した決断は誰がしたのか?

社長、専務、強化部長などがいて、決定のプロセスには全員が立ち会っている。が、あえていえば責任は自分にある。


(4)原博実監督はなぜ1年で終わりなのか。自分はもともと今年優勝できるとは思っていなかったし、なぜ1年だけなのか納得できない。現実的な目標はあるのか、そのためにどうしようと考えているのか。

原で優勝と思っていた。そのために原を戻したのが正直なところ。なぜ1年だけなのかという質問に対しては、判断ということ。監督は1年契約なので解任ではなく、非更新。でも、優勝できなかったから非更新というわけではない。

目標については、今は迷っている。チーム内でどういう認識をもつべきか。優勝を目標において、それはムリだと思いながらやるのは正しくないと思う。頑張れば手が届くところを目標にしようというのもありだが、それが選手に通用するかどうかはわからない(過去のアマラオの発言を例にひきつつ……)。

マスコミやファンに対して出す言葉と、クラブ内で共有する言葉を同じにするのか、使い分けるのか、悩ましい。


(5)FC東京の理想のサッカーとは? また、ここには負けられないというチームを3つ挙げてほしい。

「あきらめない、頑張るサッカー」をDNAにするというのは、どこにチームもそういうかもしれないし、あたりまえのこと。選手と監督の方針もあるので、何ともいえないところもある。

負けられないチームということでいえば、ヴェルディがJ1にいる間は、翌年の開幕ホームゲーム開催ができるように、上の順位でいたい。また、浦和には負けたくないというのは確かにある。


(6)05年に黒字で、06、07と赤字になった理由は?

06、07年は、見込み通りの収入がなかった(入場料、賞金)。費用削減をしたが追いつかなかった。なお、選手の移籍金の経理上の処理は3年償却なので、移籍金を払った選手が3年間活躍してくれると収支上とんとんになる。


(7)今年はホームでの戦いが不利だった。戦うための環境作りについてはどうしていくのか。

06年に味スタの芝の張替えを行ない、今年は去年よりもマシだと選手が言っている。東京には芝を張り替える権利はないが、工事をやろうという提案はしている。だが、来年の3、4、5月に関しては今年と同じ芝で戦うことになる。


(8)発言の場としてSOCIO会をつくる計画は?

今はまだない。現状では「SOCIO=年間チケット購入者」だが、その定義をどうするのか、意見を言える存在としていくのか。横浜FCがSOCIOを発言権のある存在と定義したときには、「FC東京=ニセSOCIO」と揶揄されたこともあった。この10年はあえてSOCIOの定義をしてこなかったが、このままでもいいのか、これからどうするのか、意見を聞きたい。


(9)SOCIOにもいろいろな人がいる。自分はSOCIOであることに自負を感じているが、知人には「福西がいるから」SOCIOになった人もいる。SOCIOの定義を変えるのであれば、各人にSOCIOになった動機を聞いたうえでやっていってほしい。

いずれはどこかで何らかの決断をしなくてはならない。それをいつにするかも別の判断。いずれにせよ、責任は自分にある。


(10)SOCIOとはクラブ側の意向でつくられるものではなく、熱い心をもったファンがつくるものでは? あと、専務にサッカー経験はあるのか?

サッカーは、やってました。

ここで質問を打ち切り、回答していなかった事柄についての補足がありました。


まず、「青赤」の色については「痛いところをつかれた」とのこと。印刷と布でも発色が異なるし、気にされていたそうです。

次に、席割りについて。緩衝地帯はアウェイチケットの前売数で決めているそうです。当日の天気などの影響で、緩衝地帯が変わることもある、わかりにくいのは申し訳ないというお話でした。浦和戦については、今年はミスだったので来年は何とかしたいとのこと。


最後に、灰皿事件・サポーター問題への言及があり、ちょっと場が険悪になりました。専務の「楽しもうと思った行動(注:行進のこと?)が原因だとは思っていない、警察も個人の事件だとしているが、かばったと思われてもやむを得ない」という発言に対し、会場からは反論があり、ひとりから拍手もありました。「灰皿事件」はあくまできっかけとして、サポーター問題全体に対しての専務の見解を聞きたかったというのが、質問者の意図だったと推察するのですが、専務はあくまで「灰皿事件」についてのみ語っていたため、よけいねじれてしまったように感じました。

「一部の人間に甘いと思われているのは不徳の致すところ。課題であるとは認識している」とのことでしたが、この手の問題はアンタッチャブルなのかなあ。きちんとした回答を聞きたい気もしますが、場が荒れる原因にもなりそうですし、今回以上の回答は望めそうもないので微妙なところです。

また、この季節に取りざたされる移籍情報については「新聞報道は根も葉もないことを書いているとまでは言わないが、決まるまではわからない。見通しと聞かれても、最後の最後までわからない、最後の100か0かが出るまでは何ともいえない」と。これも、実に正直なコメントだと感じました。フロントも確かに努力はされていますので、サポーターとして何かできることはないのかを考え、行動することも必要なのかもしれません。

私にとっては、非常に得るものの多いミーティングとなりました。いろいろ不満はありますし、進歩どころか退歩にも見えかねないクラブの状況にはイラ立ちもありますが、こういう地道な活動をさせたら東京はJリーグの中でもトップクラスですよね(誉めてる)。どうか引き続き、クラブミーティングは続けていただきたいと思っています。

今回の3回のミーティングに参加資格があったSOCIOのうち、実際に参加したのはたぶん10分の1ほどの数ではないかと思います。そのあたりの数も把握した上で、来年以降のミーティングの回数、参加者、会場などを決めて、定期的に開催してもらいたいですね。ついでに、クラブ側からも内容公開がされるようになると、もっといいのですが。


もっとも、これだけあけっぴろげに書いちゃったから、私はもう呼んではもらえないかもしれませんけどね……。でも、暴露してやれ!という露悪的な意図で書いたのではなく、あくまで次回のミーティングで時間を有効に使ってもらいたいと思って、一連の記事を書くことにしました。そうでなければ、これだけ時間と腕力(?)を使ってまでこんなことできないですよ……。それだけはどうか、ご理解いただきたいと思います。

ミーティングに参加して(というか傍聴して)、今まではネガティブ一色だった気持ちに、少しだけ希望が見えてきたかな。もちろん、楽観できる状況ではありませんが、少なくともフロントの態度は一貫していると感じることができましたから。新監督も発表されましたし、やっぱり前を向いていかないとね。

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コメント

初めましてこんにちは、長文のアップご苦労様です。
初回ミーティングの際は感情的な意見も多かったとの事ですね、クラブ側からミーティング内容をある程度公開するようにしてくれれば回を重ねる毎に”有意義な会議”になると思うのに・・・。

ボクは幡ヶ谷ミーティングに参加する予定なので大変参考になる記事です、ありがとうございました。

投稿: drkato | 2007/12/11 12:18

drkatoさん、ブログは拝見しています。コメントありがとうございます。

感情的な部分は、最後のところだけでした。同行したダンナなどは「みんな冷静すぎて気味が悪い」と感想をもらしたくらい(笑)、皆さんしっかりしておられましたね。感情的になりそうなところを抑えて、クラブのために発言しようという意気込みが感じられました。

幡ヶ谷でも有意義な議論ができますように。どなたか報告してくれるといいな~。

投稿: つぴぃ | 2007/12/11 12:30

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