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2007/12/25

サハラ杯優勝に思う

Jユースサハラカップ決勝 東京VS柏は、2-1で東京の勝利。
第15回を数えたこの大会において、東京は初の優勝を勝ち取った。

スカパーが中継してくれたおかげで、ビデオ観戦することができたこの試合。ピッチで躍動する選手たちが東京のユニフォームを着ているのが不思議に思えるくらい、トップチームとは違う魅力的なサッカーを見ることができた。

しっかりとプレスにいき、迷わずシュートを打ち、前へ前へと複数の選手が飛び出してくる。運動量も多く、見ていて自然と応援したくなるようなサッカーをしていたと思う。昨年は不本意な形で中途でトップチームの指揮をとることになってしまった倉又監督は、実にいいチームをつくってくれたと思う。勝利が決まり、喜びを爆発させる選手たちの表情もとてもよかった。失意で終えた今シーズンの最後に(しかもクリスマスイブ)、こんなプレゼントを用意してくれるなんて、わがチームもやるものじゃないか。

来年、このチームからトップに上がるのは3人。それほどまでにトップへの道は狭き門なのだ。それなのに、肝心のトップチームがあの体たらくでは、まったくしめしがつかない。ユースの子たちが目標にしたくなるような、あるいは子供たちが将来東京のユニフォームを着たくなるような、そんな魅力的なチームになっていかなくては。

私が東京の試合を見始めたのは、日韓W杯後の2002年。当時は海外サッカーと代表戦しか見ていなかったので、スタジアムに足を運んではみたものの、知った名前の選手はひとりもいなかった(知ってたのは監督だけ)。それでも通い続けてしまったのは、単純にいって、おもしろかったからだ。もちろん、どちらかといえば負けることのほうが多かったかもしれないが、よく走るサッカーには感情移入できたし、当意即妙な応援は聞いているだけで楽しかった。

それから5年がたったけれど、あのころの楽しさはスタジアムからは消えてしまったような気がする。個人的には、自転車生活とこのブログがなければ、昨年あたりで生観戦はやめていたかもしれない。特に「ガーロやめろ」コールのころは、雰囲気が悪くて見に行くのがイヤだった。サイクリングの目的地としての味スタと、とりあえず見届けてブログに書こうという気持ちがなかったら、今の私はないと思う。

来年は原点に立ち返って、「選手たちの頑張りが伝わるサッカー」を見せてほしい。代表選手がひとりもいなかった02年だって、今年よりは順位が上だったのだ。これから誰がいなくなるのかはわからないが、この逆境を立て直すチャンスだと思ってほしい。降格しないで心機一転できるなんて、本当に幸運なのだ。地面にしっかり足をつけての着実で堅実な前進を望みたい。それが、ヴェルディとも浦和とも違う「東京らしさ」のような気がするから。

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コメント

つぴぃさん、きっとユースチームのみんなはこの優勝が青春時代の素晴らしい思い出になるよねぇ
まぁトップチームが悔いの残る思い出になったのが困ったちゃんなんだが・・・・

僕は順位もさることながら楽しいサッカーというのは観たいと思う
勝負の世界は厳しいのかもしれないが、選手が生き生きと走り回り、チーム一丸となった姿が観たいと願う
もちろん僕はそういうチームを一生懸命応援したいと思う
なんともお恥ずかしいのは、大声でチームを鼓舞しながら飛び跳ねるには年をとり過ぎてしまったことだなぁ・・・・

来年のことはさっぱりわからないが、それでもFC東京には希望はある
サハラユースカップの優勝メンバーも若手のユース出身者も多くいる
城福さんは新人監督かもしれないが、生え抜きの若手とベテランとの融合をうまくできる監督だと思う
僕はきっと来年はチーム一丸となった戦いを見せてくれると思う
地味な補強でも大きな花を咲かせることはできると思うなぁ・・・・

つぴぃさん、僕もファンクラブ通信を読んだが、ちょっと不思議な感想を抱いた
以前から感じてもいたんだが、本音というか正直な気持ちを村林専務様は、ついつい愚痴のように書いてしまうんじゃないかなぁ・・・・
普通はもっと誤魔化すとか、建前のような屁理屈で逃げるような気がする
もっと下手にでて批判をかわす事だっていくらでもできるような気がする
なんとなく僕の勘違いかもしれないが、ファンやサポーターを信じすぎてしまっているような気がするんだなぁ(むろん甘く見ているという指摘もあるかもしれないが)

僕は「愛しすぎると、何かうまくいかない場合、大きな憎しみに変わる」ということはあると思う
「強く、愛されるクラブ」を目指すのは素晴らしいと思うが「弱いと、憎まれる」ということはフロントの皆様にはわかってもらいたい

ファンクラブ通信での村林様のコラムは「諸刃の剣」にならなければいいがと思う

誰しもいっぱい愛されるのは危険な香りがするもんだよねぇ・・・・

投稿: 東京坊主 | 2007/12/25 19:37

両チームに関係ない他サポながら,サハラカップ決勝をスカパー観戦しました.
エントリでつぴぃさんが書いているとおり,
FC東京U-18がほんとうに“FC東京らしい”サッカーを志向していて,
またレイソルU-18は自前の崩しの形を持っていて,視ていてほんとうに面白かったです(それにしても,柏の#7輪湖選手は他チームに行かせてしまっていいのでしょうか…
一番目立っていた気がします).
こういう「コンセプトでサッカーをやる」ことを観るのがユース観戦の面白さなのかな?と目覚めてしまいそうになりました...笑

今オフの東京は例年になく揺れていますね.
Jの全チームが,サポが開幕を楽しみに迎えられるようなオフだといいのですが,現実はそうもいかないようで...

投稿: shiro | 2007/12/26 05:56

東京坊主さん、コメントありがとうございます。

「ひとりひとりの顔が見えるおつきあい」というのは理想ではありますが、どんなにヘボな試合をしても1万人は来てしまうクラブになってしまったのですから、いつまでも同じ気分ではいられないでしょうね。

> 僕は「愛しすぎると、何かうまくいかない場合、
> 大きな憎しみに変わる」ということはあると思う

ああ、これはすごくあるような気がします。東京がそんな対象にならないように祈るばかりです(私は別に愛してないから大丈夫ですが(笑))。

今年はたくさんのコメントをありがとうございました。コメントをいただくのが実は楽しみでした。ありがとうございます(東京坊主さんもブログを始めればいいのに)。来年は、チームにとってもいい年になりますように。

投稿: つぴぃ | 2007/12/26 20:13

shiroさん、コメントありがとうございます。

ユースの試合、もっと宣伝してたくさんのお客さんが入るようになればいいのに……と思いました。将来の日本代表につながる存在として、ユースを楽しみにしている人も多いはずですし。

シーズンオフのごたごた、わがチームは今年は例年にもましてネガティブなものばかりです。でも、ここで真価が問われると思いますので……。

投稿: つぴぃ | 2007/12/26 20:16

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