もひとつ着ぐるみネタで
先日、東京のマスコット誕生話にかこつけて「着ぐるみマスコットぞろぞろ!」についての感想を書いてみたところ、著者ご本人様からコメントをいただいてひっくり返ってしまったのだった。恐縮といいますか、検索システムってスゴいといいますか……いや~、ブログも続けてみるものですね……。こちらとこちらに、著者様による東京のマスコットについての考察もありますので、未読の方はぜひどうぞ。
◆
せっかくなので、前回書ききれなかったことなども残しておくことにする。
Jリーグのマスコットで有名どころといえば、清水エスパルスのパルちゃんと名古屋グランパスのグランパス君、ということで意見が一致するのではないかと思う。私自身、彼らに会うためにアウェイ遠征しちゃったくらいだし(試合の結果はアレだったけど、マスコットを見ただけで満足したのだった)。
この2人(?)、タイプが正反対なのがおもしろい。片や、パフォーマンスで見せるパルちゃんであり、片や、動かないで立っているだけでかわいいグランパス君(&一家)である。
パルちゃんのほうは、キャラクターの造形だけ見ればジュビロのヤツ(名前が出てこない)とたいして変わらないかもしれないけれど、毎回スタジアムで見せるそのパフォーマンスによって、凡百のキャラとは一線を画した存在になっている。試合前のショーも楽しいけれど、印象に残っているのは清水が負けてしまった後で、客席のサポーターをなぐさめていたところかなあ。あの光景は素直にうらやましいと思ったよ。
その昔、味スタでの試合にパルちゃんのぬいぐるみを連れてきている清水サポを見て「変!」と思っていたことがあったけど、パルちゃんがいかに愛されているかを知ってからはそう感じなくなった。日本平へ行ったとき、「荷物やぬいぐるみで席をとらないように」といった主旨の場内アナウンスが流れたのは楽しかったなあ。
グランパス君は、残念ながら脚が短すぎて(シャチですから!)まともにボールを蹴ることもできない。でも、あの完璧なデフォルメぶりは、何というかキャラが大好きな日本人の琴線に触れるような気がする。何もしないでいいからそこにいればいい!と言いたくなるもの(笑)。名古屋遠征の帰り、ついグランパス君のぬいぐるみを買って帰ってしまったしな~。
東京のマスコットがどちらをめざすべきかといえば、私は「パルちゃん路線」だと思う。なぜなら、わがチームのフロント様が、グランパス君のような「何もしないでもOK」と言えるような完璧にかわいいキャラをつくりだせるとはまったく思えないからだ(ああ、ミもフタもない)。
一見、ちょっとイマイチなふうでありながら、そのけなげなパフォーマンスにほだされて、いつのまにか「クラブになくてはならない存在」になっているような、そんなマスコットであってほしいのだ。もちろん、サッカークラブのマスコットであるからには、塩田選手も真っ青なPKを蹴ることができないとならないけど(笑)。
だから、「中の人」についても、専属の人を用意してもらいたい(しかも、サッカーができる人ね)。「今日は地域のイベントだから、地域担当のお前が中に入ってくれ」「明日は試合だから、スタジアム担当のお前が中に入れ」というような、行き当たりばったりのたらいまわしはどうかやめてもらいたいと思う。たぶん、それがいちばん肝心なこと。わがチームはまだ強豪とはいえない位置にいるから、もちろん負けることも多い。そんなときに「負けたけど、このときは○○君と握手しちゃったな」とか、そんな思い出をつくってくれるようなマスコットであってほしいのだ。
◆
そういえば、今年の「自転車デー」に向けては「お立ち寄りスポット」を紹介しろという企画もあったのだった。味スタへ行くたびにさまざまなところに立ち寄ってはいるのだけど、どれも定番な場所ばかりだし、どーしたもんだか……。締切日までには何かしら書くかもしれないけど……。
「自転車デー」は今年で2回目だけれど、私の場合は「自転車あっての東京ファン」という面がかなりあるような気がする。もし、自転車観戦をしてなかったら、たぶん昨年か一昨年で観戦をやめてたかもしれないもの(笑)。土日ごとにポタリングの行き先を考えるのも面倒だし、「試合があるから土曜日は味スタね」と問答無用に決められるのはすごくラクなのだ。そんなこんなで、相変わらずの自転車観戦がつづくのである(でも明日は電車とバスで行くような気がするけど)。
◆
まだ東京ダービーの余韻が冷めない中で、世間は何ごともなかったように続いていくのが何だかフシギ(笑)。ナビスコで優勝した後もそんな気分を味わったような気がするけど、ダービーの勝利はそれに匹敵するほどのものなんですかね。「多摩川クラシコ」の結果がどうであれ、先週ほどには盛り上がらないだろうと思ってしまう自分がいたりして。あ、その前に水曜日があったか。
フジ739の「プロサッカーニュース」で、羽生のゴールに至るまでの一連の動きを評して、オシムさんが「これが自分のやりたいサッカーだ」と言って、羽生さんをべた褒めだったとのこと。これもちょっといい話。
元プロサッカー選手の中田英寿氏が6月に試合をするとかで、まったく興味がなかったのだけど、もしかしてモウリーニョさんが来るらしい!?と知って、いきなり行きたくなってしまった(笑)。海外サッカーに関しては、ミーハー一直線なのだ~。
| 固定リンク
« 雨上がり | トップページ | 春の昭和記念公園 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
拙ブログをリンクして頂きまして…ありがとうございます。先ほど見たらこちらから沢山の方に訪れて頂いているようで、恐縮しきりです。
私も新たに着ぐるみを作る場合「グランパスくん」は目指さないのが無難かと。何もしなくてもオツリがくる程の魅力は羨ましい限りですが。
(しかし、やはりあの着ぐるみも「マスコットを作る」が最終目標で、その後に何をさせるかは考えられていなかったと思われます。最初から「何もしなくてイイ!」を目標にするのは大博打ではないかと…)
投稿: dillo | 2008/04/16 13:13
dilloさま、重ね重ねコメントをありがとうございます。
マスコット制作、たしかにできた段階で終わっている気がしますね。うろうろ歩いて、キャラクターグッズをつくるだけでいいのか!?といえば、まったくそうではなくて、マスコットが完成したところからすべてが始まるのですね。
コメントを通じて何度かお話をうかがい、自分がマスコットに求めるものがより明確になった気がします。それが実際のマスコットに反映されるわけではないのが残念ではありますが(笑)、実りある機会をつくってくださったことに感謝申し上げます。
投稿: つぴぃ | 2008/04/16 16:54
名作、奈良競輪の飛天ちゃんも忘れないでね。しかし、絵がどこにもない。
このサイトのいちばん下にあるバナーに小さな絵が描かれています。
http://www.narakeirin.jp/
投稿: おぢ | 2008/04/16 22:28
おぢさま、コメントありがとうございます。
飛天ちゃんは初めて見ました。萌えキャラまであと一歩ですね。同じ奈良の「平城京遷都」キャラよりはずっと親しみやすくてかわいいと思うのですが(笑)。
投稿: つぴぃ | 2008/04/17 19:27