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2008/04/19

大竹スイッチ

Jリーグ第7節 東京VS川崎は4-2で東京の勝利。
土曜の暫定順位は、こりゃまたビックリの3位、味スタでは今季無敗ですよ!

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4月中旬にしては寒くてどんよりした曇り空のもとでの試合。「昨年のリベンジだ!」と気負ってはみても、その心はこの日の空のごとく、どうもスッキリしない……そんな中で始まった第13回多摩川クラシコ。ここ3試合の同カードでは派手に得点が入る試合が続いていたが、今回もそんなスコアになった。

最初の得点は、チョンテセの「敵ながらアッパレ」ゴール(昨年もコイツにやられたのだった)。でも東京もカボレのゴールへの嗅覚が効を奏して同点。そのわずか1分後の失点は、まったくもって不要なものだった。追いついたことで生まれたちょっとした油断が明暗を分けちゃうんだよね。それでも、終了直後に赤嶺の得点で2-2。前半終了間際は、バックスタンド2階も手拍子などを合わせる人も多く、まるで試合後半のような盛り上がりでしたよ。

後半が始まると、ついつい「大竹、まだかなー」とベンチを観察してしまうようになる。彼が入ると何かが変わるのがわかっているからだ。投入されたのは63分。で、その直後、わずか3回ほどボールにさわっただけで、すばらしいゴールを決めてしまったのだから恐れ入る。あまりにスゴくて涙が出てきたよ。

70分の今ちゃんのゴールも大竹のアシスト。そこに至るまでのボールまわしは実に美しく、ためいきが出るほどだった。セクシーでもラブリーでもいいけど、大竹だから「ラブリー」のほうが似合うかな(笑)。彼が入ることで、疲れていたかに見えた選手たちが運動量を取り戻し、活性化していくようにも見える。スイッチが入るというか、そんな感じ。

今年の東京はまだ「守れないチーム」なので、「失点しちゃうかも!?」という恐怖は常にあったが(塩田、ありがとー!)、とにかく4-2で勝つことができた。試合後、2人に抱えられるようにして退場していく塩田の容態が気がかりだけど、彼の勇気あるプレーのおかげで余計な失点を防ぐことができたのだ。

古巣相手にガッツあふれる守備を見せてくれた佐原もすばらしかった。試合前、画面に彼の姿が映し出されると、川崎サポから拍手が贈られたりしてちょっとホッとしたりもしたのだが、こんなに活躍しちゃったら次回の対戦ではブーイングになっちゃうかもね……その場合は、東京にずっといてくださって構いませんから……というか、ぜひ東京にとどまってください!

あと、印象に残った選手は浅利。今季の東京ではほとんどの試合に出ていて、次第に欠かせない人材になってきている。昨年までとはまったく違うサッカーを要求されるようになった東京で、彼のようなベテランが対応できるのかどうかというのは懸案だったのだけど、全然大丈夫ぢゃん!……というか、もしかしてうまくなってません!? 30すぎても進歩できるんだよ!ということで、何だか励まされるような気がしてしまうのですよ。

浅利がこれだけできるのだから栗澤にはもっと頑張ってほしいし、梶山にも大竹以上のインパクトあるプレーをしてほしいし、徳永にも長友に負けじと走ってほしいのだ。いろいろ要求が高くなってしまうけれど、今年の東京にはそれに応えられるポテンシャルがあると思えるからこそですよ。

これでリーグ戦では、4勝1敗2分。何よりうれしいのは、ナビスコも含めて今季は味スタでまだ無敗だということ。昨年は味スタは鬼門だったもんなあ(初勝利が第7節でした)。ホームで負けないというのが強豪チームの条件。負傷による離脱者がこれだけ多い状況でこの成績は大変に立派。観客動員がなかなか追いつかないのは残念だけど、このままいい試合を続けていればお客さんはどんどん増えますって。今の方向性を保ちつつ、さらに精進しましょう!

しつこく「多摩川クラシコ」についてヒトコト。

「派手に得点が入るエキサイティングなゲーム」が「多摩川クラシコ」の特徴ということになれば、今後はもっと盛り上がっていくだろう。スポーツニュースでも、先週の「ダービー」に続いてこの「クラシコ」を取り上げてくれているし、こうして試合を積み重ねていけば、そのうち名実ともに「多摩川クラシコ」として定着していくかもしれない。

だから、今後はもう「この呼称には抵抗がある」とは書かないことにする。「クラシコ」を盛り上げるのもつぶすのも、われわれ次第という気もするし、だとしたら盛り上げていかなきゃ損でしょう。

今シーズン初めて、キックオフ約1時間前にスタジアムに到着したのだけど、やっぱり早めに来るのはいいね~。シュート練習の成功率で勝敗を占ってみたり、買う気もないけど売店をひやかしたり(でも何かしら買ってしまったりする(笑))、相手チームのゴール裏をながめてみたりといった「どうでもいい時間」がなんだかとても大事な気がする。なんというか、だんだん気持ちが高まっていくんだよね。

ギリギリに到着すると、突然興奮状態の試合に突入しなくちゃならないので、なかなか集中できなかったりもする。選手カードを交換しなきゃとか、MDP買わなきゃとか、気持ちが急くのもよくない。フードコートにも立ち寄れない(笑)。やっぱり、余裕をもってスタジアム入りしないとね。

「大気が不安定な日に自転車で出かけると必ず降られるの法則」というのがあるのだが(私だけ?)、今回もしっかり降られてしまった。帰りは大粒の雨だったけど、安全運転第一でのんびり走って帰りましたよ。幸い、往路では強く吹いていた北風もおさまっていたし、雨も途中でやんでくれてひと安心。自転車の泥ハネがスゴくてビックリしましたが……。

本日の散財:クマブランケット3360円。悩んだ末に「荷物になるから」とひざ掛けを置いてきたらこの寒さ(笑)。結局、クマのワンポイントのブランケットを買ってしまいましたとさ。

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コメント

大竹、やりましたね! 結果はすぐに出るだろうとは思ってましたが、ファンタスチックなゴ〜ル!! 一緒に行った、レフティーの元高校サッカー少年・登戸在住のお友達も「ヤバ過ぎ、心臓バクバク」と、あのシュートを表現してました。彼には東京のタオルマフラーをプレゼント。決して川崎側に行かないようにと念を押しておきました。
きょうは今迄で一番言い出来でしたね。みんながイメージを共有していました。浅利、利いていましたね。
これでゴール前のディフェンスが改善されれば、そうとういい成績が期待できそう。
スタジアムでこんな試合が観れる幸せを感じました。
きっと、雨もそんなに苦痛じゃなかったのでは? ジーン・ケリーの歌、口遊んでなかった??

投稿: くらわば | 2008/04/20 04:56

うふふふふーーーーつぴぃさん、なんだか一夜明けてもほくそ笑んでしまうねぇ・・・
それにしても暫定とはいえ3位なんてビックリ、しかも味スタで無敗なんてこりゃまたビックリ、いったい我がチームに何が起こっているんだろう・・・・

まったくサポーターのくせしてこの奇跡を信じないのはお馬鹿ちゃんなんだろうが、それにしてもケガ人続出の今の状況で勝てたのは大きい
まぁ観客が2万人弱というのは厳しい現実ではあるんだが、いつの日にかホームを青赤で染めることも夢ではないような気がしてきたなぁ

正直ここ2・3年の不振からG裏もちょっと元気がなかった
なんとなく悲壮感が漂う感じでバラバラな応援でもあったような気もする
スタジアム全体を引っ張るような雰囲気が難しかったのかもしれない
なにせみんなの笑顔が少なかったよなぁ・・・

でもね、先日の東京ダービーからG裏の熱気が高揚してきた
みんなの想いが一つになってきている雰囲気がでてきた
スタジアムを引っ張るんだという気合いが充満してきた
むろんね、サポーターというのはチームが低迷している時にこそ、力をこめて応援しなければいけないんだが、チームがうまくいかない時は応援もうまくいかないのかもしれないなぁ
今年は試合が終わると心地よい疲れがとても嬉しい(僕は年なので帰宅後、すぐに倒れてしまうんだが・・・・)

つぴぃさん、それにしても大竹選手は凄いね、まさに彼が入ると攻撃のスイッチが入る
もうG裏では、勝負所がわかるので応援もヒートアップしてくる
彼がゴールしたときはもうお祭り騒ぎで、今野選手のラブリーゴールに至っては、一瞬にして中心部が崩れてしまった。(なにせラッシュアワーのような状態なのねぇ)

思い起こせば去年のホームでのクラシコ大惨敗は多くのファンやサポーターの心の傷になったような気がする
それはチームが大敗したからではなく、ホームなのに応援がなくなり嘲笑の拍手が沸き起こったからだと思う
とても哀しく・・・・そして淋しかった
辛い時にこそチームのために最後まで応援できなかった自分を恥じてしまった
あの時僕はG裏の前列から2番目の位置で立っていたんだが、後ろを振り返ったときに茫然となって座っているみんなを見た時に頭が真っ白になってしまった
スタジアムにいたのに実はホーム側から嘲笑の拍手がでていたのにも気がつかず、なぜか「塩田ーーーーシオターーーーー」とわけもなく叫んでいた

それからなんと長かった日々だったなぁ・・・・

帰り道、雨の中を自転車を漕ぎながら「眠れない街」を歌ってしまった。
小さな幸せかもしれないが、そういうのも人生にはあるもんだよねぇ・・・・

投稿: 東京坊主 | 2008/04/20 10:44

先行されて追いついたカボレ・赤嶺の同点弾も素晴らしかったですが、大竹の勝ち越しゴールが膠着状態から流れを引き寄せたと思います。

今野のゴールを演出したスルーパスも、受け手の動きにぴったりあったボールで、こんなゴールシーンが東京の試合で見れて幸せな気分です。

今まで一番小柄だった藤山・栗沢より、更に一回り小柄な大竹ですが、存在感はチームトップクラスですね。

それと負傷にもかかわらず、最後までゴールを守ってくれた塩田に感謝したいと思います。ケガが軽い事を、祈ってます。

投稿: コタツねこ | 2008/04/20 14:01

「大竹スイッチ」というタイトルに、うんうんと大きくうなずきました。本当に彼が入るとワクワクしますよね。そんな選手、なかなかいません。まだ18歳なのに…

塩田のけがは心配ですね。調布FMの番組出演も急遽キャンセルになったみたいだし…すぐに回復してくれることを祈っています。

多摩川クラシコ、今までは「もう、やめてくれ。」と思っていましたが、これで何とかトラウマを消せそうですね。まだ半年しか経っていないので、次回にも勝てれば、やっとサポの心の傷が癒えることでしょう。

さて、浦和が引き分けて3位確定!今シーズンのスタジアム通いがますます楽しみです。「ジョーフク、トーキョー!」のコールもゴール裏から飛び出しましたし、Lovely Football全開で行ってくれるといいですね。昨年のことを考えると、期待を大きくしすぎてもよくないかもしれませんが、ついつい夢がふくらんでしまう今日この頃です。

投稿: たけ@ちょうふ | 2008/04/20 19:32

くらわばさん、コメントありがとうございます。

昨年の「多摩川クラシコ」で知人を招待して以来、ずっとトラウマになっていたのですが、今年の東京なら誰かを誘ってみてもいいような気がしてきました。観客動員にも貢献したいですしね~。来週は清水なので見に行けないのですが、いい試合を期待したいと思います!

投稿: つぴぃ | 2008/04/21 02:19

東京坊主さん、コメントありがとうございます。

ゴール裏の雪崩現象、遠くから見ても「こりゃスゴい」と思ってしまうのですが、その中に身を置いていらっしゃるとどんな感じなんでしょうね。身の危険を感じるよりも、興奮状態で何もわからないのかなあ。ともかく、怪我をなさらないようにしてくださいませ。

昨日の勝利は、昨年の同カードを体験していればこそ、よけいうれしいですね。でも、まだ12失点分の借りは返していませんので、次も頑張らなくては!

投稿: つぴぃ | 2008/04/21 02:23

コタツねこさん、コメントありがとうございます。

塩田選手、昨年の12失点分の責任を人一倍感じていたみたいでしたからね。試合前の練習のときも、すごく気合が入っていたのがわかりました。週末の試合では元気に出場してくれることを願っています。

投稿: つぴぃ | 2008/04/21 02:24

たけ@ちょうふさん、はじめまして&コメントありがとうございます。

そうそう、「城福東京!」コールは初めて聞きました。原さんのような派手な喜び方ではないけれど、ゴールが決まったときの城福さんの喜びようもけっこう好きだったりします。勝ったときは本当にうれしそうな表情をしているところもいいな~と思ったりして。いい指導者に恵まれて本当によかったですね!

サイトも拝見しました。調布情報、役にたちそうですのでときどき覗かせていただきますね~。

投稿: つぴぃ | 2008/04/21 02:28

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