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2008/06/17

日の出山荘へ行ってきた

もう3か月も前のことなのですが、「ロンヤス記念館」こと「日の出山荘」へ行ってきたのでした(写真の整理をしていて、ブログに書いてないことに今ごろ気づいた!)。

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↑中曽根元首相の筆による看板


こちらはその昔、中曽根康弘元首相の別荘だったところ。昭和58年には当時のロナルド・レーガン大統領(今ではクリスチアーノ・ロナウドの名前の由来だというほうが有名かも!?)を招いて、日米首脳会談が行なわれた場所でもあります。昨年、中曽根元首相が別荘を日の出町に寄付したことで、町は記念館として改装、昨年11月11日(日米首脳会談が行なわれた日)にオープンしたのでありました。

個人的には中曽根首相のファンでも何でもないのですが、自転車で日の出町に行くようになってからは「ロンヤス」が気になって仕方がありません(笑)。地元の和菓子店「幸神堂」で「ロンヤスまんじゅう」を買ったり、「ロンヤス記念碑」を見たりしてきた私にとって、「日の出山荘」のオープンは待ちに待った瞬間でありました(大げさ)。ちなみに、正式名称は「日の出山荘 中曽根康弘・ロナルド レーガン 日米首脳会談記念館」。な、長い。

場所は「かやくぼ」の交差点から秋川街道に入り、「梅ヶ谷峠」方面へ行く途中にあります。看板が出ているのですぐにわかると思います……が、一般的なサイクリストだったら「ロンヤス記念館」よりは峠越えだよなあ、たぶん。

峠へ向かう道なのでゆるゆると登りますが、それほど大変ではありません。ただこの日は急いでいたのと、距離がつかめなかったのと、道を間違えたのとで、けっこう息切れしてしまいました。何といっても、この場所、入館受付が午後3時で終了なのです。午後からしか活動できない相方がいるワタクシとしては、そもそも大ピンチ(笑)!

「3時3時!」と呪文のように唱えながら道を急ぎますが、こういうときに限って曲がる場所を間違え、大幅に時間をロス。そろそろ着くのでは?と思っているあたりで、時計は3時を経過。でも日の出町の人は親切だから入れてくれるかも!?と希望をつないで先へ進むうちに、「日の出山荘」の駐車場が。やった~到着! ……と思ったら、入口はさらに坂を登ったところだったのでした(笑)。


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↑駐車場からはさらに登る(笑)


駐車場のおじさんに「まだ大丈夫ですか?」と聞くと、笑顔で「大丈夫」とのこと。やっぱ日の出町の人は親切さぁ~と、もうひと踏ん張り、坂を登ります。でも、急いでここまで来たせいで、何だかもうフラフラなんですけど。駐車場のおじさんが無線で「自転車が2台行きます~!」と連絡しているのを聞きながらヨロヨロと漕いで、やっと到着。

受付のおばさんは「いい自転車だからちゃんと見といてあげるよ!」と言ってくれましたが、いつものように鍵4本でグルグル巻きにして、いざ見学へ。それにしても、眺望がいい。これは「別荘」ではなくて、「ひと山」ですよ。さすが元首相。あまりに立派な「別荘」に目を丸くしていると、別の係のおじさんが「人間、出世するもんだよ!」と話しかけてきました。確かに、その通りでありますな。

敷地内の建物は3つあって、庭園にはロナルド・レーガン、ミハイル・ゴルバチョフ、全斗煥といった元元首たちの記念植樹や贈呈された石像などが点在しています。


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↑レーガン夫妻に抹茶をたてたという青雲堂

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↑首脳会談を行なった天心亭

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↑こちらが「書院」


そして、いちばん奥にある「書院」には来館者も入ることができ、中曽根元首相の書斎やさまざまな写真、展示物を見ることができます。バルコニーからの眺めも抜群。この静かな場所で、日本の行く末を考えたりしたのでしょうか。各国首脳にとっては、「和」の雰囲気がたまらなく魅力的に感じられたかもしれません。


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↑さてこれはなんでしょう?


展示されている写真には、中曽根さんがプールで泳いでいる姿もありました。そのプールはといえば、今はこんな感じ。こんな山の中でひとりプールで泳ぐのは楽しいのかどうなのか……。

結局、1時間以上散策していましたが、午後3時半をすぎても訪れる人は絶えることなく、皆さん静かな時間を楽しんでいるように見えました。行ったのが3月上旬でしたので、裏山の杉が真っ赤に染まっていたのが印象的でしたが(笑)、4月には桜や杏の花が美しく咲くとか。季節ごとの植物も美しいでしょうし、まだまだ見足りない部分もありましたので、次回はもう少し早くウチを出て再訪したいものです(笑)。

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コメント

私も3ヶ月前に自転車で、日の出山荘に行きました。
そのときに受付のおばちゃんに、「自転車で来るひとはいないでしょ?」と
聞いてみたら、来た方がいるという返事でした。
自転車に鍵もかけず、受付横に置いて行こうとしたら、
前に来た方は鍵でぐるぐるにしていったよといわれました。
きっとつぴぃさんだったのでしょうね。

投稿: くろうさぎ | 2008/06/17 21:17

くろうさぎさん、コメントありがとうございます!

ブログも拝見しました。くろうさぎさんが行かれた週の、ピッタリ1週間前のことです。なんという偶然(笑)! 

途中の「うまいもの館」にも寄りたかったんですよね~。時間がなくて素通りしてしまいましたが……。日の出山荘から梅ヶ谷峠はそう遠くなさそうですね。まだ峠越えをしたことがないので、そのうち行ってみたいと思います。でも、もう2ヶ月近くまともに自転車に乗ってないなぁ……。

投稿: つぴぃ | 2008/06/17 22:19

なぜ、いちいち、(笑)という文字を入れるのですか? そんなことしなくても、楽しい気分や微笑んでいる気持は、前文で十分伝わりますよ! 読み手は、それほどばかではありません、

私は、(笑)、という、表記文字が嫌いです。
何故なら、電網の向こうのPCの前での
「哄笑・嘲笑・冷笑・憫笑・苦笑・バカ笑い・せせら笑い・含み笑い・鼻先笑い、etc」を連想するからです。

これは、私のブログの自己紹介文です。

投稿: こひつじ | 2008/10/15 10:29

こひつじさん、はじめまして&コメントありがとうございます。

表記への感じ方は人それぞれですね。お気に召さなくて大変に申し訳ありません。

投稿: つぴぃ | 2008/10/15 12:47

この記事へのコメントは終了しました。

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