« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »

2008/07/31

PSMの意義

今夜は味スタで、パラグアイのクラブ、オリンピアとのPSMが行なわれる。

シーズン途中なのになぜ「プレシーズンマッチ」と呼ぶのかが釈然としない、この試合(オリンピアにとってはPSMなのかも!?)。疑問を考えはじめると止まらなくなり、最終的には「なぜこの試合を開催しなければならないのか」というところに行き着いてしまう。

理由のひとつはチームの成績がパッとしないからだが、中断明けの成績を確認してから試合を企画するわけではないから、ここで文句を言ってもはじまらない。かつては海外クラブとのPSMに大きな注目が集まった時期もあったが、こうした興行はJリーグでの役目は終えているはず。それなのになぜしつこく、しかも一般的には知名度の低い相手と(オリンピアを貶めているわけではないけど)対戦しなければならないのだろうか。

私が最初に見た海外クラブとのPSMは、03年のレアル・マドリー戦だった。このときのチケット争奪戦や喧騒は今でも記憶に新しい。04年にはローマ(デポルティーボとはスペインの地で対戦)、05年にはユベントスとバイエルン・ミュンヘン、06、07年はグッと地味になり(笑)FCソウル。で、今年はFCソウルとオリンピア(首都ではないクラブとも対戦してるのね)。

マドリー戦を除けば、それほど集客もよくなかった。どの試合でも、両チームともほぼサブメンバーのような陣容で、内容も凡戦、これらPSMの成績が良くないせいもあるかもしれないが(勝ったのってアウェイのデポル戦だけ!?)、ほとんどいい思い出がない。

FCソウルとの試合は3年続いており、続けることに意義があると思われるので別問題だが、東京ファンですら何も期待していないPSMをなぜつづけるのだろう。今回は冠に「東京ガスpresents」とあるので別にお金が動いているのだろうが、それにしても観客を呼ぶには地味すぎるし、チケット代も高すぎる。

フロントも「これでは客が来ない」と思ったのだかどうだか、この日を「アマラオデー」としてイベントなどを行なうことになった。しかし、東京ファンにとっては5月に開催された「アマラオ・ファイナルマッチ」のほうが、よりアマラオに近いイベントとして認識されているはずだ。東京主催であのときのような「アマラオ記念試合」を開催してくれるほうが、ずっとファンのためにもなるだろうに。

ま、いろいろ大人の事情があるんだろうね……。

それでも、あまりに客の入りが悪ければ、オリンピアにたいして失礼である。アマラオのときだけ盛り上がって、オリンピアとの試合が静まり返っているようでは、地球の裏側から来たチームへのもてなしにはならないだろう。親善試合なのだから、互いにリスペクトし合い、今後も交流ができるような試合にしたいものだ。

6月のFCソウル戦から続く「勝てない日々」を、このオリンピア戦をきっかけにひっくり返すことができれば、「PSMをやってよかったねー」と言えるようになるかもしれない。「真夏のPSMは夏の風物詩。毎年必ずやってほしいね」と思うようになるかもしれない。ともかく、夜は味スタです。いい試合を期待しましょう。


観客数予想は、1万人(そのくらい入ってほしいという思いを込めて)。

| | コメント (0)

2008/07/30

これぞMoving Football

北京五輪壮行試合 U-23日本 VS U-23アルゼンチンは、0-1のまま試合中止。
試合が成立したため、日本が0-1で敗北という結果となった。

R0015029
↑試合前の天気はよかったのだが……


リケルメは出ないと思っていたので、彼の王様ぶりをこの目で確かめられただけでも大満足だった試合。オーバーエイジでリケルメとマスチェラーノって、それだけでも反則ですがな。日本はいつものように「善戦」。善戦では勝てないのはわかっているだろうが、今までのU-23の戦いの中では「上々」の部類に入ると思う。

アルゼンチンの見事なパス回しと精度には感嘆するしかない。いやはや、これがMoving Footballですよ。ボール支配率がどのくらいだったか知らないが(リザルトによれば59.3%)、アルゼンチンはほとんどの時間帯、ボールを支配していた。

蒸し暑かろうが雨が降ろうが関係なく、もし彼らが動き方を変えるのであれば、それは戦術変更による場合しかなかっただろう。暑ければ動けなくなり、雨が降れば濡れた子犬のようにしょぼくれてしまう我がチームの選手たちを見慣れているだけに、いろいろな意味での彼らの強さに圧倒された。

我らが梶山は「いい梶山」だったと思う。前半終了間際なんて、リケルメからボールを奪ってましたよ。梶山の「ヌル」はアルゼンチンにも通用するんだ!と、拍手を贈りたいというか、誇らしい気持ちになったもの。積極的にシュートを打っていたのもよかった。リケルメとの対戦からきっと何かを学んでくれたはずだ。

アルゼンチンはすばらしく、日本も頑張っていたが、審判のレベルが非常に低かったのは残念。シンガポールの人だったのね。基準があいまいだし、走り遅れているのでちゃんと見ていない。ボールをブロックしちゃった場面もあった(これは結果的に日本ボールになったんだけど)。もうちょっとマトモな審判を連れてきてほしかった。

39分での試合中止は妥当な判断だったと思う。後で録画をチェックしたら、「放送時間内に終わらせるために「中断」ではなく「中止」にしたのかも」と勘ぐったりもしたけれど(笑)。豪雨だけならともかく、雷は本当に危険だから。

ともかく、泣いても笑っても次が北京五輪の本番。「壮行試合のときがいちばんよかったねー」などと言われないように、しっかりいい試合をしてきてもらいたい。


近くの席に、背中に「TOYOGBA」と入った代表ユニの人がいた。なるほど、豊田ってそういうプレーを期待されている選手なんだ……と、そこで初めて知りましたよ。何ごとも勉強になるなあ。


R0015036
↑試合後半前、緩衝地帯がさらに狭くなった


実に久しぶりにU-23の試合をスタジアム観戦したのだけど……まず驚いたのは観客の多さ!(43089人とのこと) アルゼンチン代表ユニ姿で楽しそうな日本人や、普段はサッカー観戦なんてしたことないよという雰囲気の客で大にぎわいだ。東京もこうした「一見さん」を増やしていかなきゃいけないんだなあと思うと、そのはるかな道のりに気が遠くなりそうだった(笑)。

この日、天気予報では雷雨は予測されていなかったと思う(その前日は「雷雨予報」を出していたのに結局降らなかった。この時期の予報は難しい)。とはいえ、昨今の「不安定な大気」ゆえに、雨天観戦装備一式をもっていこうかどうか悩んだあげく……結局、手ぶらで行ってしまった。

理由は、「代表戦だから」。東京の試合だったらポンチョをかぶって最後まで観戦するのだけど、代表戦なら「雨が降ったらコンコースに退避すればいいし、いざとなったら帰ろう」くらいのいいかげんな心構えである。で、結局、そのとおりになってしまったのだけど。

空が光りはじめたのは、前半のロスタイムあたりだった。小雨もパラパラと落ちていたが、まだ大丈夫と判断。ハーフタイム、ピッチを囲む夜空のあちこちがあやしく光るようになり、急に涼しい風が吹きはじめる。そして重低音の雷鳴。この段階で、早めの撤収を覚悟する。なんといっても、自転車で雨に降られまくっているので経験値が高いのである(笑)。

後半開始まもなく、雨が大粒になった段階であっさりコンコースへ退避。それでもしばらくはモニターで見ていたのだが、アルゼンチンのゴールを確認してから、ビニール合羽を羽織って大江戸線の駅に向かってしまった。

千駄ヶ谷門付近は、走る人や転ぶ人、ビーチサンダルが脱げる人などなどで大騒ぎだった。コンコースも濡れた人々が押し合いへし合いしているので、ものすごい混雑&湿気&暑さだったし。特に事故などはなかったけれど、こういうパニックもありうるかも!?と思ったのも事実。

生観戦の皆さん、お互いお疲れさまでした。めったにない経験ができたのはよかったですよね(!?)。

| | コメント (6)

2008/07/29

真夏のポタはカフェめぐり

先週の3連休の最終日は、またも多摩湖&狭山湖へ。
北山公園に寄って帰る途中、気になっていたカフェに立ち寄りました。

R0014980
↑「八国山通」沿いにあります


お店の名前は「ココCAFE」(正式名称が「ココ↓CAFE」なのか、「ココCAFE」なのかちょっとよくわからなかったりします)。

以前、野口製麺所でうどんを食べて帰る途中に見つけたお店です。そのときはお腹がいっぱいだったので「また次回!」ということにしたのですが、ようやく訪問することができました。場所は、八国山通沿いで、前川沿い、弁天橋よりちょっと北山公園寄り(こんな説明じゃワカランと思われますので、地図を付けときました)。


R0014977
↑「禁煙」なのがうれしいですなあ


印象は、自宅改装系カフェという感じかな。お店の敷地に入って、この建物が前川沿いにあることに気づきました。川沿いというのはなんとなく雰囲気がいいけど、残念ながらそれほどきれいな川じゃないんですよね。私らは自転車を縛りつける(笑)のに時間がかかるので、お店のかたも「あやしい自転車乗りが2人、入ってきそうだな」と待機しているようです(笑)。


R0014968
↑それほど広くはありませんが、くつろげる店内


夕方の時間帯だったのでほかには誰もおらず、窓際の席につきました。ここなら自転車がよく見えるし。ご夫婦で切り盛りしているお店のようで、旦那様が厨房、奥様がフロアという分担でした。店内はジャズが流れていて、置いてある椅子の種類もバラバラなところがなんだかいい感じ。冷房もキツくなく、とにかくくつろげる場所です。

メニューを見ると、「カレー」とか「ラフテー丼」とか気になるお食事も。そろそろお腹がすいてくる時間帯ではありますが、今回はやはりお茶にしておきましょう。なんといっても、甘いもんを食うために自転車に乗っているのですから(冗談とも思えない……)。メニューを見た印象では、「オーガニック」がテーマのようでございます。

とはいえ、お食事メニューに比べるとスイーツメニューは少なめです。というか2種類しかなかったので、両方を頼みます(今後もっと増えるといいな~)。2種類頼んでも、結局両方ともほとんど私が食べちゃうんですけど(笑)。


R0014971


ダンナが頼んだ「有機コーヒー」と「チュロス」。チュロスって、味スタで売ってる異常に長いヤツしか食べたことがありませんでしたが(笑)……上品でカリッとしていておいしゅうございましたよ。ほんのりシナモンシュガーがよい香りです。有機コーヒーは、お値段が普通のコーヒーの倍近く。違いのわからん私にはコメントできませんが、おいしければいいのだ~!


R0014975


で、こちらが「キャラメルバナナパンケーキ」だったかな。アイスと生クリームが乗っていてボリュームがありそうにみえますが、けっこうあっさりしています。おウチで焼いたパンケーキという感じで素朴でおいしかった~。食器やカトラリーにもこだわりがありました。


R0014972


飲み物はレモングラスティーを選択。こちらもオーガニックです。真夏の暑い時期はついついアイスばかり食べてしまいがちですが、こうしてホットドリンクをいただくと何だか落ち着きますよね。次に訪れるときは「ゆず茶」かな~と、今から心に決めていたりします。


しかし、北山公園と東村山駅西口の間のエリア、私は何度行っても必ず道に迷うんですがどーしてなんでしょー……。この地域、それほど広くないわりには、いいお店がたくさんあってうらやましいです。野菜の販売所も豊富ですし、いいところですねえ。


ココCAFE
↑たぶんこのへん

| | コメント (4)

2008/07/28

暑すぎる夏

まだ7月だというのに、早くも夏バテになりそうです。
というより、「夏に飽きた」というほうがピッタリくるかな。一応、元気ですので。

経験上、この暑さは9月に入っても続くことがわかっています。それまで、あと約2ヶ月。あまりにも長すぎます。週間天気予報を見ると、最高気温の欄には「3」と「4」の数字が並んでいます。天気もほぼ晴れマークの連続。また1週間、この暑さが続くのかと思うと、もううんざり。

自転車で行ってみたいところはたくさんあるのですが、この暑さではとても長距離を走るのはムリ。朝か夕方に、健康&体重維持のために定番ルートを走るのがせいいっぱいです。

毎日塗りたくる日焼け止めの量もバカにならないし、冷却グッズを使っていてもノートパソコンは熱くなってしまうし、扇風機&エアコンも欠かせないし、なぜかビールの消費量は増えるし(笑)……。何より愛しのわがクラブチームが、暑さのもとではいいパフォーマンスがなかなかできないというのが致命的。ああ、暑すぎるのはもうたくさん!

私が子供のころは、こんなに暑くはありませんでした。小学生のころ、律儀に「夏休みの天気&気温」なんぞをつけていたから覚えているのですが、最高で31度くらいだったんじゃないかな。30度を超える日はそれほどなかったような気がします(生まれも育ちも多摩地区ひとすじ)。それが今では、最高35度はあたりまえ!ですからねえ。

それに伴って、局地的な豪雨や突風などが増えてきたのも気がかりです。昨日は、大宮や鹿島の試合をTVで少し見たのですが、ものすごい稲光に豪雨に不気味なほどの夕焼け、本当にスゴかったですよね。もともと7月下旬には夕立が多いのですが、こんなめちゃくちゃな気象現象はあまりありませんでした。

さらに1年全体を見渡してみれば、「四季」さえもだんだんなくなってきたような。以前はそれぞれの季節がちゃんと3ヶ月ずつあったのですが、「春」と「秋」がどんどん短くなっているような気がします。

特に「秋」が短いなあ。10月までずっと暑くて、いきなり紅葉して冬になってしまうような印象があります。ついでに「春」という季節は、「花粉」という名前に替えたほうがいいんじゃないかとさえ思いますし(笑)、「梅雨」よりも「雨季」ということばのほうがふさわしいほどに雨量が多くなったとも感じます。

それでもやっぱり自転車で多摩湖をまわっていれば、今までどおりの四季の営みに気づくわけでして、それを目安にしながら日々「夏になった」「秋になった」とブログに書き連ねているのですが……。

さて、このクソ暑い季節が終わるまでに、私は多摩湖を何周し、何本の日焼け止めを空にし、何回味スタでためいきをつくことになるのでしょうか……。

| | コメント (4)

2008/07/27

最低限の結果

J1リーグ第19節 東京VS横浜F・マリノスは1-1のドロー。
浦和に続いて、マリノスの連敗を止めたのも東京であった。

R0014998
↑勝ち点1に乾杯(皮肉ですよ、もちろん)


F・マリノスはさすが6連敗中だけあって、状態は良くなかった。その良くないマリノスにやりたい放題されてしまう東京はいかに酷かったか。あるいは、そんな東京に対して勝つことができなかったマリノスがいかに情けなかったか。どっちもどっちという感がしないでもないが、もし彼らがもうちょっと調子が良ければ、東京はこてんぱんにやられていたに違いない。

「中断明け勝利ナシ」VS「6連敗」とあって、先に失点だけはしたくないねと話していたのだが、開始4分であっさり失点。それから5分ほどで同点にしたまでは良かったのだが、そのあとはほぼやられっぱなし。後半は立て直せるかと思ったらまったく変わらずで、選手交代によってさらに泥沼に落ち込んでしまった。負けなかったけれど、「戦犯」がいるとしたらその第一は監督かもしれない。

京都戦では選手交代が的中したが、今回はまったく逆で、采配によって「首を真綿で絞めていった」ような結果になってしまった。石川と平山はさっぱり機能せず……というより足を引っ張っていたし、大竹投入は悪くなかったけれど、時間が短すぎた。後半なんて、シュート自体、ほとんどなかったような気がするし。

「熱い」と評される城福監督だが、この暑さの中で監督自身がオーバーヒートしてしまったような印象。最近の彼は何だか冷静さを欠いているようにも見える。

ゴール裏からは「シュート打て!」コールが響いていたが、そもそもシュート以前の段階ができていないのだから、あれではシュートも打てないだろう。両チームとも本当にミスが多かったけれど、いい形をつくっていたのは、どちらかといえば対戦相手のほうだった。

塩田はよく防いでいたとは思うが、ゴールキックの精度がひどすぎ。ゴール裏をあおる前に、ゴールキックを何とかしてくれと言いたくなってしまう。平山はファウルを取られすぎで、そのほとんどが彼のせいではないだけに気の毒。トラップしただけでハンドをとられたり、普通に競ってもファウルになったり、何だか彼はJリーグの基準には合わない人材なのではないかという気さえしてしまう。

とにかくいいプレーをした選手を挙げようと思ってもなかなか浮かばない。そういえばエメルソンのゴールはすばらしかったが、そのあと80分以上もグダグダなサッカーを見せられてしまったので、すっかり記憶が薄れてしまった。しかも途中交代させられちゃったしね。

そういえば、この試合の審判とはあまり相性がよくない。経験的にそう認識しているのだが、勝てなかったのは審判のせいではなく、自分たちのせいだ。

こんな状態で親善試合なんぞしている場合ではないのに、週半ばにはパラグアイのチームとのゲームが待っている。有料の練習試合と思えばいいのかもしれないが、そのわりには高すぎる値段設定ではある。ともかく、リーグ戦が1週休みになるのは幸いなような気がしないでもない。小平で何とか気持ちを入れ替えて立て直せればいいのだけど。それにしても、今の状態ではさっぱり大分に勝てる気がしないな。

グチグチ言いながら帰る道すがら、この気分は昨年の今ごろみたい……と既視感をもってしまった。試合内容も、セットプレーやスローインにまったく可能性を感じないのも、選手交代が裏目に出るのも、みーんな昨年みたい。今シーズンの前半の東京はどこへ行ってしまったのかなあ。

グチばかり言っていても仕方がないので、「良かった探し」をしてみる。

まずは、雨が降らなかったこと。出かける直前まで、気象庁とウェザーニュースとアメッシュを交互に見つつ思案していたのだが、これなら大丈夫と決断して自転車で出かけた。結局、一度も雨には当たらず、花火も無事に上がった。雨天&夜間走行になっていたら、私の苦手な要素が2つもそろってしまうわけで、本当に良かったと思う。

次に、すばらしい花火。例年よりも上がる位置がちょっと違っていて、コンコースに近くなっていたような。おかげで、時間は短いながらも迫力満点の花火を見ることができた。今年は「青赤花火」が上がって、本当にきれいだった。結果に花を添える形になればもっと良かったのに。

スタジアムに早めに着いたおかげで、10周年記念グラスを購入できたことも……たぶん良かったと思う。とりあえず売り場に行ってみたら、あと5個くらいしか残っていなくて、つい買ってしまった(笑)。というか、在庫があれば買おうと思って、ちゃんと携帯リュックまで持参していたのだ。帰宅してから確認したけど、これは久々のヒット。さっそくビールで乾杯したけど、できれば勝利を祝いたかったなあ。

……とまぁ、これだけ良かったことがあったうえに負けなかったのだから、これで満足しなくては……って、それはムリというもの。ナビスコでの勝利とリーグ戦での勝利はやはり別物だし、さすがにリーグ戦での勝利をこの目で確かめたくなってくる。といっても、次に私がスタジアムで試合を見る機会は、半月以上後の浦和戦……。いやいや、あくまでポジティブに、チームを信じて、前向きに考えていきますぞ!

| | コメント (11)

2008/07/26

真夏のポタは多摩湖中心

今週水曜日には、多摩湖でミンミンゼミの声を確認しました。
いよいよ夏、本番です。

R0014926
↑まずは狭山湖へ


前日に平井川へ行っただけでバテてしまったので、3連休のまんなかは多摩湖です。木陰の道が近所にあるってすばらしい。もう真夏のあいだは、多摩湖だけまわってりゃいいや~という気分になってきました。この日はアブラゼミはにぎやかでしたが、まだミンミンゼミは鳴いていませんでした。


R0014943
↑今年の横田トンネル「ズ」


多摩湖狭山湖をめぐるコースは楽しいのですが、水遊びできないのがちょっと物足りないところ。たっちゃん池に入ったら二度と浮かんでこないような気がしますし。涼しいところといえば、そういえばトンネルがあったね~と、天然クーラーのある4本のトンネルズを再訪してみることにしました。ここ、真夏しか行ったことがないな……。

しばらく雨が降っていないのに、トンネルの中はしっとり、路面も水たまりができるほど濡れています。しまった~今日はロードなのだった……すべらないように注意しなければ。おまけに帰宅してから水をかけて掃除しなくては。意外にも、この日のトンネルの中はあまり涼しくありませんでした。なぜ???


R0014942
↑これは湧き水なのか?


トンネルとトンネルの間の壁面からは、水がちょろちょろと流れでていて、簡易洗面所(?)になっていました。冷たくて気持ちいい! でも、周辺をスズメバチが飛び回っていたので早々に退散。最後の赤坂トンネルの先はオフロードになってしまうので、いつものように逆戻り。もっと涼しくなったら(冬ですかねえ)、MTBでこの先まで行ってみたいものです。


R0014946
↑本日のフレーバーは、枝豆とマンゴーシャーベット


帰りはやっぱりアイスですよ!と、「ヴェルデ」でしめることにします。店内で食べることもできますが、暑いけれども外の日陰で食べるのがベストかな。例によってダブル。食べるくせにたいして走っていないので体重はどんどん増加中ですが、夏バテするよりはいいでしょう!と都合のいいことを考えてしまいます(笑)。


R0014950
↑これで500円也。立川、小平付近にはたくさんのブルーベリー畑があります


「ヴェルデ」にはブルーベリー畑が隣接していますので、そこで採れたブルーベリーを購入して帰りました。摘み取り体験もできますが、面倒くさがりの私は食べるだけ(笑)。ブルーベリーは眼にいいそうですが、ネット漬けの私にも効果があるかな?

| | コメント (10)

2008/07/25

北京より味スタですよ

U-23国際親善試合 日本VSオーストラリアは2-1で日本が逆転勝利。

……と、結果だけ書いてみたのだが、実はあまり熱心に見ていなかった。19時からTV観戦するのは不可能なので録画に頼ることになるのだが、そうなると「ツール・ド・フランス」と重なってしまう。山岳ステージが終わって大きな変化はないだろうが、それでも優先順位は生放送のほうだ……というわけで、試合を見るころには結果も知ってしまい、どうにも集中できなくなってしまったのだ。

それでも、適当に印象だけ。今まで何十試合も見て来た「北京を目指す代表」の試合の中では、数少ない「おもしろい試合」の部類だったのではないだろうか。見ていてストレスがたまらなかったし、ミスから失点したとはいえ、きれいな形で逆転できたのはよかった。選手交代がちゃんと機能していたのも珍しい(笑)。

来週は、国立競技場での壮行試合でアルゼンチンと対戦する。メッシは来ないみたいだが(メッシ目当てでチケットを購入した人には気の毒!?)、メンバーはかなり豪華。優勝候補のチームとの対戦なんてめったにできることではないので、選手たちにも気合いが入るのではないだろうか。

もっとも、アルゼンチンとの親善試合で善戦して燃え尽きてしまっては困るので、あくまで北京に向けての調整ということを忘れずに頑張ってほしい。06年のドイツW杯の直前、ドイツ相手に善戦したのを最後に下降線をたどってしまったA代表みたいにならないようにね(笑)。

東京ファンとしては……というか、どこのクラブのサポもそうだと思うけれど、自分のところの選手が無事に戻ってくることを願うだけだ。北京五輪に関しては、試合以外にも心配しなきゃならないことが山ほどあるのだから。

遠くの北京よりも近くの味スタのほうが重要なことはいうまでもない。中断明け以降、勝ち星のないチームと、監督交代も功を奏さず6連敗中のチームとでは、どちらのほうに勝利の女神が微笑むのだろうか。

前半戦で、ほとんど何もできずに3失点して敗れたことは記憶に新しい。そのときは「マリノスは強かった」と思ったものだが、あれから彼らには何が起こったのか……なぁんて相手のことを気にするヒマがあったら、自分たちがしっかり戦わないと!

個人的に、いちばん期待しているのは赤嶺だ。前節で終了間際に得点を獲ってくれたこともあるけれど、今週の彼には「パパ力」があるはず。だって、梶山もパパになった次の試合では見事なゴールを決めてくれちゃったものね。赤嶺ゴールでゆりかごパフォーマンスを期待しちゃいましょう。

明日は夏の恒例イベントの日でもある。花火に浴衣にプレミアム・モルツだ。大気が不安定なので突然の雨の心配があるのが気がかりだが、きっとたくさんの観客が味スタへ来てくれるだろう。そろそろ「客が多いと成績悪し」という悪しきジンクスからも脱却したいことだし、暑かろうと何だろうとここは気合いの見せどころだ。

気になるところといえば、「クラブスタッフ日記」にもあった「味スタの芝状態」。5~6月に雨が多かったせいで夏芝が思うように生育できていないというのだが……。

弐萬円と超お高い「十周年記念グッズ」については、ただいまどうしよう!?と思案中。私がスタジアムに到着するころにはさっさと売り切れていそうな予感がするけど(笑)。しかし万一購入できたとして、自転車観戦の身でどうやってもって帰るんだろう? そっちのほうが問題のような気がするぞ。

……とまぁ、明日は雨が降らないことを祈るのみ。今日は大丈夫だったから、明日も大丈夫だと思いたい!

| | コメント (4)

2008/07/24

真夏のポタは川遊び

先日の3連休の初日は、あきる野の「草花公園」へ。

R0014894
↑平井川で水浴びです


平井川はもっと上流へ行ったほうがずっときれいなのはわかっているのですが、あまりの暑さに気力ゼロ。早起きできないわが家のことですから、出かけるのは夕暮れどきだったりして、そもそも遠出なんぞできないのです。

この時期のポタのテーマといえば、「川か湧き水かアイス」に尽きます(笑)。第1回は「川」なのでした。


R0014895
↑自転車は橋の上です


暑いときには「足冷やしポイント」として重宝している場所でして(トイレや自販機もあって、コンビニも近い)、ここで休憩してからさらに西に進むこともあるのですが、この日はここが終点。さっそく橋に自転車をくくりつけて、川へ降りてみます。川原にはBMX(だっけ?)を練習している少年(けっこううまい!)と、家族連れがひと組くらい。夕方なので静かなものです。

猛暑のせいか、水はあまり冷たくなかったなあ。それでも流れる水に足を浸していると、「来てよかったなあ」としみじみとしてきます。やっぱ夏はこれですよ。ああ、スイカやビールを川で冷やして食してみたい(笑)。


R0014900
↑便利なサンダル


川に浸かることが目的だったので、靴はシマノのSPDサンダルです。この季節にはすっごく便利で、このまま川に入って遊べるし、帰りも濡れたまま自転車に乗ってもOK。

女性用がないのでいちばん小さいサイズを購入したのですが、これは「買ってよかった」商品だったなあ。SPDサンダルの最小サイズは「37-38」(23.5~24くらい)ですが、ベルクロで3箇所を止めるようになっているので、足が小さくても意外と対応できるのです。ちなみに、私の足の実寸サイズは約23センチ(専門店で測ってもらいました)。

サンダルなので川にも入れるし、自転車ウェアは濡れてもすぐに乾くしで、本当に機能的。しばらく遊んでから帰ることにしました。往路は木陰の多い玉川上水沿いを使いましたが、帰りは久々に多摩サイへ。府中付近よりは人が少ないし、すでに日没が近い時間帯でしたので、ストレスなく走ることができました。


R0014906
↑公園内の芸術作品。決して「全裸でサッカー」ではありません(笑)


さて、立川まで戻ってきたわけですが、何かモノ足りない。そうです、アイスですよ! やっぱりアイスでしめないことには、真夏のポタとして完璧とはいえません(笑)。何度か通りかかって気になっていたお店、「テイク ザ ハニー ジェラート」へ行ってみることにしました。なぜ今まで入ったことがなかったかというと、いつも女子高生や若いママでいっぱいだから(笑)。

場所はちょっとわかりにくいところにあります。立川伊勢丹の裏。カフェ好きの人なら、「エミリーフローゲ」の向かいといえばわかるかな? 車が入れないほどの路地沿いにあるんですよね。何ごとにも気後れのしないダンナに買いに行ってもらって、私は自転車番(笑)。2Fがイートインスペースは利用せずに、路地に置かれたベンチに座って食べることにしました。


R0014907
↑日没後だったので真っ暗な写真に……


フレーバーはたくさんありますし、デザート風にアレンジもできるようですが、今回食べたのは「ティラミスケーキ」。アイスの中にちゃんとケーキの生地が入っていて、デザートをひと皿食べたような満足感がありました。ふだんは「天然素材・シンプル系」のジェラート屋へ行くことが多いのですが、こういう凝った感じのもいいですね。何より、自転車に鍵をかけなくても、ささっと買って食べられるところがいいかな。

こうして、真夏の自転車生活がはじまったのであります……。


テイク ザ ハニー ジェラート

テイク ザ ハニー ジェラート
東京都立川市曙町2-5-19
12:00~21:30

| | コメント (10)

2008/07/23

「秋春制」を考えてみた

Jリーグを「春秋制」から「秋春制」へ移行する検討が始まったそうだ。

スポナビの記事によれば、犬養会長は
日本協会とJリーグでプロジェクトを組み、かなり進んでいる。問題はたくさんあるが、手はあると思う。解決していけばいい
と語っている。これを読む限り、「秋春制」が実現される日がないとはいえないような気がする。

冬の積雪を考えると、「秋春制」は現実的ではないとする意見がファンの間では一般的だと思うし、私もそう思う。だが、話がここまで進んでいるのだとすれば、一度現実的になってみようじゃないか……とつらつらと考えてみた。

現行のスケジュールにおいて、リーグ戦が開催されない月は「12月・1月・2月・6月」だ(もちろん日程的なズレで、これらの月に試合をすることはあるが)。本来ならば6月はシーズン中なのだが、毎年のように、W杯だ予選だアジア大会だと中断してしまう。この時期を実質的なオフシーズンと考えて、全部で4ヶ月弱の「休業期間」があればリーグが成り立つと考えてみることにする。

まず、ウィンターブレイクは不可欠だ。日本の半分は豪雪地帯なのだから。Jリーグに所属するクラブはもとより、Jをめざすクラブのことも考えなくてはならない。冬の試合に必要なスタジアムや設備、練習場などにかかる費用を考えて「J参入」という夢をあきらめざるを得なくなるクラブが出てくるようではJリーグの理念に反するはずだし、これだけは絶対に避けなくてはならない。

現実的に考えると、やはり12月~2月のうちのかなりの期間を「ウィンターブレイク」として設定せざるを得なくなりそう。でも、シーズン中に3ヶ月近く中断してしまうというのは、リーグ戦への興味をそいでしまうことになる。ちなみにドイツのウィンターブレイクは、「クリスマス~1月いっぱい」くらい。「中断」という単語から連想される期間は、やはり2ヶ月未満というところか。

1月&2月をウィンターブレイクにしたとしても、豪雪地帯のクラブの負担は膨大なものになるだろう。これをどう解消していくかはJリーグの手腕の見せどころ。一方で、観客動員についても考えなくてはならない。たとえ雪が降らない地域でも、「寒いから行かない」というフツーのお客さんは多いはずだからだ。

サッカーは、プレーする側にとっては「ウィンタースポーツ」かもしれないけれど、観戦者にとってはそうではない。雪が降ろうが槍(笑)が降ろうがスタジアムへ行くというコアな客は限られているので、一般客をいかにして増やすかを考えなくては観客動員は伸びない。

もし犬飼会長の目論見どおり2010年に「秋春制」に移行したとして、ここの読みを間違えると、たとえ「イレブンミリオンプロジェクト」(2010年までに1100万人の年間総入場者数)が達成されたとしても、ここからいきなり右肩下がりになってしまわないとも限らない。

シーズン終了は、欧州にならえば5月ということになる。で、6月からがオフシーズン。この時期は今でも開店休業状態なので、問題はないだろう。で、開幕は9月か!?といきたいところだが、せっかくの夏休みの観客動員を逃す手はないだろうと考えると、7月下旬か8月に開幕というのが現実的なところ。

「酷暑問題が解決しないじゃないか」といわれそうだが、夏休みは新規の客……特に家族連れをJリーグに呼び込める絶好のチャンスである。現行のスケジュールでも、夏休み中のナイトゲームの観客動員は好調だ。なんといってもプロスポーツは興行であって、お客さんが入ってくれないことには話にならない。

それに、6~8月を休んでしまったら、ウィンターブレイクで2ヶ月間休むのは不可能になる。欧州のシーズン開幕も8月が多い。どっちにしても最近の日本は9月までは暑いのだし、酷暑のもとでのサッカーは避けられないのだ。選手たちにはツラいだろうが、蒸し暑さに負けていてはアジアで勝ち抜くことはムリなので頑張ってもらうしかない。

……といろいろ考えてみると、「な~んだ、スケジュールは今とほぼ同じで、夏に開幕するだけのことじゃん」というようなものになってしまった。移行する年の3月~5月には、ナビスコ杯でも集中的に開催すればいい。これなら本当にありうるかも。でも、これではオフシーズンなんだか中断期間なんだかハッキリしなくてメリハリがないし、別に今のままでもいいぢゃんという気もしてくる。

ともかく、このオフシーズン(12~2月)に、犬飼会長をはじめとして「秋春制」推進派の皆さんは、豪雪地帯にある各クラブ(Jリーグはもとより、J参入をめざす地域リーグまで)を実際に訪ねて、しっかり話を聞いてきてもらいたい。本気で推進するのは、それからのことだ。

個人的には、リーグ戦よりは「天皇杯」のシステムをまず改善してもらいたいと思ってしまう。

「秋春制」になれば天皇杯の重要度も増すとは思うのだが、「一部のチームだけ遠隔地で試合、一部のチームはホームで試合」のような変則システムだけはなんとかしてもらいたい。サッカーは「ホーム/アウェイ」の差が試合に影響するスポーツだけに、一部のチームだけ有利/不利になる現状は受け入れがたいのだ。

せっかく歴史のある大会なのだから、今のようなお役所的運営はやめて、もっともっと盛り上げていけば「エンペラーズ・カップ」の名にふさわしい立派な大会になると思うのだけど。

ところで、天皇杯決勝が元日に行われるようになった理由ってご存知でした? 私は「星屑たち それからのアトランタ組物語」(川端康生・著)を読んで初めて知ったのだが、けっこう意外……というか、「なぁんだ」というものでしたよ。この本の中の記述にある、故・長沼健さんのコメント。

あれ、なんで元旦にやるようになったか知ってる? 明治神宮があるでしょ。そこにお正月になると250万人も参拝客が来る。その1パーセントでも国立競技場に来てくれれば2万5000人になる。それを狙って元旦にしたんだよ。それでも当時は入らなかったけどね」。(P.49)

こんな理由で、1968年から元日開催になったのだそーですよ。続ければそれだけ歴史になって、風物詩とか呼ばれちゃうようになるんですね……と、だいぶ話題がズレたところで、本日はここまで。



↑あれから何度目かの五輪を迎える今、読んでみてもいいかも

| | コメント (10)

2008/07/22

これが底だと思いたい

J1リーグ第18節 京都VS東京は1-1のドロー。
東京が追いついたのは、後半ロスタイム3分を過ぎた時間帯だった。

あまりに劇的な幕切れだったけれど、現地組とTV観戦組とではかなり喜びの度合いが違ったのではないかと思う。もし私が現地観戦組だったら、「よかったー!」と半分くらい勝ったような気分でスタジアムを後にしていたかもしれない。でも、離れた場所でTVというフィルターを通して見ていた限りでは、「よかったけど……」と、どこか素直になれない表情を浮かべるしかなかったのだった。

もし、前半開始直後の得点が決まっていたら!?とかいろいろ考えることはあるけれど、正直いって、京都のペースにはまって思うようなサッカーをさせてもらえなかった試合だったと思う。東京の攻撃は、意図はわかるが精度に欠けるものばかりで得点の匂いがさっぱりしない。反対に京都はシンプルな攻めで、塩田が土壇場で失点をセーブしつづける場面がつづく。

失点はセットプレーからだったが、これも集中力の欠如が招いたもの。この試合、守備陣が本当に良くなかった。あっさり抜かれたりミスをしたりと、目を覆わんばかり。守備はよくないわ、攻撃の精度はないわで、まるで去年の東京を見ているかのような錯覚にとらわれてしまったほど。

シーズン序盤はセットプレーでの得点もけっこうあって「今年の東京は違うぞ!」と思わせてくれたものだけど、ホント、どうしちゃったんだろう。すべてが暑さのせいだと片付けるわけにはいかないよね。

後半、石川と浅利に代えてエメルソンと大竹が投入され、東京は少しずつ形をつくれるようになる。前節までのエメルソンは、サイドでボールをもらうとふらふらと中に入っていって相手にパスしたりしていたが、今回はずいぶんと良くなっていた。ロスタイムの得点は、エメルソンのFKから赤嶺が押し込んだもので、久しぶりに城福采配が見事な結果を出してくれた。これだけでも収穫と思わなければ。

シュートのチャンスがあっても打たない場面が多かったのにもイライラしてしまった(後半終盤の平山とか)。CKも多かったのにまったく決まる気配がなかったし……。数少ないチャンスを決められるようにしていかなければ、勝ち点を積み重ねることはムリ。昔の面影はどこへやら(笑)、積極的にシュートを打つようになった柳沢選手を見習ってほしいものだ。

ないものねだりなのかもしれないが、この時期に的確な補強をしているチームがうらやましい。わがチームは何もしないで指をくわえているつもりなのだろうか。もちろん、闇雲に補強をしても意味がないことはわかっているのだが、今日の出来を見ていると、とてもじゃないけどこれからの暑い2ヶ月を乗り切れるとは思えないのだ。

あー、でもファンのほうがネガティブになっていてはダメだよね。土壇場で追いついたこと、負けなかったこと、あきらめなかったことを糧として、次節の勝利につなげていかなくては。順位も9位に上がったことだし。いや、よくやったと思うよ……って、我ながらちょっとウソくさいけどさ(笑)。現地組の皆さん、本当にお疲れさまでした。

この試合を最後に、梶山と長友はしばらくチームを離脱。エアコンの効いた席からエラそうにピッチを見下ろしている反町の姿に(TVでは何度もクローズアップされた)、「何様だこのやろー」と思いながら見てしまった。2人が不在のチームはどのような布陣になるのだろうか。

以前はスタメンが読めないことを「好調のあかし」のように感じていたこともあったけれど、今ではどこか硬直した選手起用と采配に不安をおぼえることのほうが多くなってしまった。やっぱり「小平での競争原理」が崩れているような気もするしなあ。それを確かめるためにも小平には通いたいけれど、この暑さではちょっとムリ……。ホント、暑さには弱いんです。軟弱ですみません……。

それでも、試合後の監督インタビューを読むと、問題点をはっきりと認識していることがわかってそれだけでも救われる思い。

ところで、城福監督は自分たちのチームのことを常に「僕たち」と一人称で呼ぶのだが、それもなんとなく東京らしい言い方だと思う。サポーターは「俺たち」「俺ら」と歌うけれど、ウチらのチームはまだ「成長過程にある僕たち」って感じなんだもの。「われわれ」だとちょっと他人行儀だし、「自分たち」でもフツーすぎるし、なんかちょうどいいかなと思ったりする(と、どうでもいい話)。

そういえば、久しぶりに見た増島はずいぶんとサッカー選手らしい顔になっていた。「戻ってこないかなあ」と思った人は少なくなかったに違いない……。

| | コメント (6)

2008/07/21

京都は暑そうです

梅雨明けとともに夏休みがはじまった3連休、皆さまいかがお過ごしでしょーか。

連休最終日の今日は、多摩地区はわりと過ごしやすかったような気がします。もしかしたら身体がだんだん暑さになじんできたせいかもしれませんが……。でもやっぱり気温が低かったんだろうなあ。今の時期、30度そこそこだと「涼しい」と感じてしまうのがふしぎです。

でも日本全国を見てみれば、特に西日本が暑かったみたい……わが東京が試合をする京都は33度。そうでなくても京都の夏は暑いといわれているのに、選手たちはどう戦うのでしょうか。

ふりかえってみれば、どうも東京はあまり暑さには強くなかったような記憶があります。運動量が多いサッカーをしているせいなのかどうかわかりませんが、今年は特にMoving Footballを掲げているだけに心配なところ。

酷暑のアウェイの地として思い浮かぶ場所といえば、京都のほかには大分や名古屋が挙げられますが……両チームとも8月に敵地で対戦するんですよねえ。これは相当キツい戦いになることでしょう。サッカーをする以前に、暑さと戦わなくてはならないようで、本当に不安です。

今日はぜひとも中断明け初勝利をお願いしたいところですが、今から次節も心配になってしまいます。

対戦相手は、横浜F・マリノス。監督を交代させても連敗中なだけに、東京戦に臨む気持ちには特別なものがあるに違いありません。連敗中のチームと対戦するのって、何というか「黒ひげ危機一発」をやっているかのようで、どのチームが連敗を止めるのかと緊張が高まっていく感じがして、すごーくヤな予感がするんですよね(笑)。

おまけに「ファイヤーワークスナイト」とか浴衣とかプレミアムモルツとか、お客さんを集める要素もたくさんそろっています(何だか毎年同じパターンのイベントなので、目新しさがないような気もしてしまうのですが)。お客さんが増えるとあまりいい結果が出ないという過去の例が頭をかすめます……。

ま、そんなことどうでもいっか。まずは今夜の京都戦を勝って、それからのことですね。私もひさびさ、リアルタイムでTV観戦をするつもりでおりますが……。ではまた後ほど。

| | コメント (0)

2008/07/20

霧の狭山湖

梅雨明け前日の夕方、雨がやんだので多摩湖方面へ。

R0014872
↑おなじみの狭山湖が別世界


この日は午前中から夕方まで雨が降ったりやんだりで、ものすごく蒸し暑い日だったのですが、雨雲が一段落したのをアメッシュで確認してから出かけてみました。時刻はまもなく18時という時間帯。多摩湖一周くらいならば日没前に帰ってこられるだろうと思ったのです。

天気は急速に回復中で、そのせいで降った雨がいっせいに水蒸気になって空気中に放出されたかのようでものすごい蒸し暑さ。まるで泳いでいるような……というか、この暑さはミストサウナですな。でも、ミストサウナの中ではフツー自転車なんか漕がないって。

おまけにものすごい霧。一寸先は真っ白です。おまけにサングラスまで曇ってくるので、もう何が何だか。しかしこんなに真っ白な多摩湖外周道路も初めてです。狭山湖がどうなっているのか気になって行ってみることにしました(この時点で時間の感覚がすでにナシ)。

おー、狭山湖も真っ白だー。神秘的というか何というか、いつも見慣れた湖が見知らぬ湖のようです。カメラを取り出してあーでもないこーでもないと撮っているうちに、時間はどんどん過ぎて……。さすがに戻らないと真っ暗になってしまいます。

帰り道、薄暗い多摩湖自転車道は深い霧に包まれ、数少ない街灯の光は、目くらましのように視界をさえぎり、進行方向は暗いんだか白いんだかさえわからないような状態で、ものすごく怖かったですよ~。あ~、さっさと帰ってくればよかった……。真っ白な霧の向こうからヘッドライトを輝かせて車がやってくると、自転車道と車道は分かれていると知っていてもドキっとしたりして。

慣れている道なのでそれなりに対処はできましたが、なんだか空を飛んでいるような不思議な感覚を味わったりもいたしました。しばらく前に「ミスト」という映画を見て以来、霧がトラウマになってしまったので(笑)、この霧の向こうに何かいるかも~!?と思ったりなんかしたりして。鹿島に行かなくてよかったな……!?

それにしても驚く(あきれる)のは、こんな状況であってもなお、無灯火でフラフラ走ってくる自転車があることですよ。そうでなくても多摩湖外周自転車道は真っ暗なのに、何を考えて無灯火で平気でいられるのか、神経を疑うところです。本当に怖いのは、こういう非常識な自転車のほう。

……とまぁ、怖い思いもしましたが、何とか無事帰ってくることができました。こういうときは大事をとって、早め早めで行動しないといけませんね……ちょっと反省。

R0014881
↑天気は回復しつつありました

| | コメント (8)

2008/07/19

梅雨明け

まだ7月19日ですが、梅雨明けが発表されました。

昨年はほとんど8月!?という時期に梅雨が明けたので、昨年と比べれば10日も早いことになります。さっそく今日の最高気温は約35度だったりして、こんな気温があと2ヶ月も続くのかと思うと早くもうんざり……。

自転車で行きたいところはいろいろあるのですが、ルートを研究したり休憩お茶どころを確認したりと余念がなかったのはいずれも往復80キロ以上の場所。本来ならば5月ごろに行ってみたかったところでして、とても猛暑の中を出かけていく気にはなれません。そもそもワタクシ、ものすごく暑さには弱いのです。

ムリして走って熱中症になっても困るので、この時期のポタリングコースは慎重に選ばないとなりません。結局は、コースは短めで日陰の多いルート、目的地は水遊びができる湧き水か川……ということに落ち着いてしまいそうです。オプションのアイスはいうまでもありませんが(笑)。

まず除外されるのが、多摩サイや荒川などの「日陰がほとんどない」コース。川沿いルートは大好きなのですが、場所によっては日陰がまったくなかったりして。結局、多摩湖を利用して近隣をポタするか、玉川上水沿いを走って拝島まで行き、そこから頑張って五日市や青梅方面へ行くか……ということになりそう。とにかくもう少し身体が暑さに慣れてくれればいいのですがねぇ……。

「猛暑対処法」などございましたら、ぜひ教えていただきたいと思っています。あるいは、「この目的地は涼しい!」、「このグッズを使うと涼しい!」などなど、ぜひお聞かせください。自転車乗りとして経験は積み重ねてきましたが、暑さに弱いということだけは変わりない……というか、トシとともにどんどん適応力が鈍っているような気がするんですよね。ふ~。

そういえば、昨年はセミがものすごく多くてあちこちに抜け殻を見つけたものですが、今年はさっぱり!?ですねえ。今のところ、アブラゼミとヒグラシが鳴いているのは聞きましたが、昨年のうるささに比べれば今年は静寂もいいところです。ミンミンゼミはいつ鳴き始めるのかな?

| | コメント (14)

2008/07/18

自転車生活6年目

いつのまにやら、自転車生活6年目に突入していました。

R0014847
↑交換したばかりなのでピカピカです


以前にも書いたのですが、私の「じてんしゃ記念日」は03年の6月29日。東京の練習試合を見るため、ママチャリで必死にアミノバイタルフィールドまで出かけていった日でございます。あれからはや5年。あのころはママチャリしかなかったのに、いつのまにやら6台もあるってどういうこと!? 年1台よりもハイペースで増えてしまいましたが、今後はもう増えないと思います(たぶん)。

5年たったわりにはさっぱり進歩も退歩もしておらず、平日は健康と体重維持のために多摩湖をぐるぐるまわり、週末はダンナとサッカー観戦か食べ歩きか花見物……というパターンは今後も変わらないような。ときどき自転車師匠や先輩たちをわずらわせながら「がんばる自転車乗り」になることもありますが、基本的には「分相応に楽しく」がこれからもテーマになりそうです。

そもそも味スタでサッカーを見ようと思わなければ自転車生活も始めていなかったので、今もこうして「自転車&東京」というダブルテーマのブログを書きつづけているわけですが、最近は東京サポで自転車好きという皆さんとお話させていただく機会も得るようになりました。こういう縁ができるのは本当にうれしく、ブログでも何でもつづけてみるものだな~と思ったりもします。

今年後半の予定は何もありませんが(笑)、いつものように行き当たりばったりで自転車とともに過ごしていくつもりです。とにかく、事故を起こさず事故に遭わず、安全第一で「自転車婆さん」になる日を目指さないとね。

最初に買ったスポーツ自転車のビアンキのクロスバイクも、乗り始めてもう5年。いい機会なので、いつもお世話になっているdiossさんで総点検&コンポ交換をしてもらうことにしました。今ではサッカー観戦(またはショッピングモールポタ)専用車と化していまして、荷物をそれなりに積めるということもあり、なくてはならない自転車なのです。

もともとは初心者用のクロスバイクで、微妙にバランスの悪い自転車だったのですが、度重なる改造&部品交換で、今ではすっかり「私の1台」になってくれました。よく考えてみたら、フレーム以外は全部変わっているかも。そこまでいじり倒すほどの自転車ではないような気もしますが、やっぱり愛着がありますからねえ(とはいえ、私は乗るだけで、後は全部ダンナがやってくれるのですが)。

今までは、名前もよくわからない21段(7x3)変速だったのですが、DeoreとTiagra使いで27段変速に華麗に変身。変速のやり方が今までとは違うのでちょっととまどいましたが、26日の横浜戦までには完璧に慣れることでしょう。これからもこの自転車で、味スタや等々力に行くぞ~というところです(笑)。

| | コメント (10)

2008/07/17

ようやく半分

Jリーグ第17節 東京VSガンバ大阪は1-1のドロー。
全34節のうち、ようやく(早くも?)折り返し地点に来たことになる。

R0014852
↑スコアは1-1で終了


いろいろ不満な点はあるにせよ、「負けなくて良かった」し、これを自信につなげて後半戦へのモチベーションにしてくれればそれでいいと思う……そんな試合だった。

前節と比べてスタメンをかなり入れ替えて臨んだガンバ戦。CBには今野が入り、サイドには石川、右SBに長友、左SBに徳永という布陣だ。だが、失点はまたもや開始まもない時間帯の6分。東京はシュートすらも打っておらず、何が何だかわからないうちに得点を決められてしまったような形だった。しかも決めたのはルーカス……。

幸いなことに、この夜の東京はここで下を向くことはなかった。ようやくボールをまわせるようになって、石川を起点に何度かチャンスをつくる。同点ゴールは前半19分、左SBに入っていた徳永のシュートだった。これが実に見事なゴールで、思わず拍手喝采というゴラッソ~なもの。ホント、やればできる子なんだよね、徳永って(ならばなぜいつもそれをしようとしないのだ!?)。

後半は追加点を!と期待を込めて見ていたのだが、蒸し暑さと突然の雨、さらには前半の運動量から来る疲労もあったためか、選手たちの足も止まりがちに。さらに、石川→エメルソンへの交代で、サイド攻撃まで皆無になってしまい、シュートの記憶すらほとんどないありさま。追い討ちをかけるように、羽生が赤嶺に代わるとますます東京の攻撃の手はなくなり、水際で塩田が危ういセーブを繰り返すようになる。45分+ロスタイムの3分、ガンバも足が止まっていたとはいえ、よく無失点で終われたと思うよ。

鹿島戦で抱いていた問題点は、解消されることなくこの試合でも露呈していた。エメルソンは相変わらずピンチの起点になっていたし、平山は物欲しそうに倒れこんで黄紙をもらうし、長友は本調子ではなく、チームは突然の雨に対応ができていなかった。

とはいえ、いくつか「よかった点」もある。石川の起用でサイドからの攻撃が増えたこと、徳永は左に置くほうがもしかしたらマシなこと、浅利選手のキャプテンマークがとても似合っていたこと(プレーぶりもまさにキャプテンでしたよ!)、いざとなったら今ちゃんのCBというオプションがあるとわかったこと……などなど。

いちばん気がかりなのは、中断明け以降の城福采配がピリッとしないこと。このままでは監督の家族ならずとも「ショボいんじゃね?」と言ってしまいそうである(まぁ采配なんてのは結果論であって、うまくいかなきゃ叩かれてしまうものなんだけど)。

昨夜の場合、少なくとも石川は代えないほうがよかったし(アクシデントでもない限り)、赤嶺の投入も意味不明だった(入れるならばもっと早い時間帯でないと)。交代枠を1枚残したままだったり、選手交代がガンバと比べて後手にまわっていたのも気に入らない。チームの目標やコンセプトにブレが出たわけではないだろうから、この迷走は一時的なものと信じたいが……。

試合終了の瞬間、手を膝に置いたり座り込んだりした選手の多かったこと。いくら練習で鍛えていようと慣れていようと、日本の夏はどう考えてもMoving Footballには不向きである。天気予報が「運動は控えましょう」と警告してしまうほどの季節なのだ。走ろうと思っても身体がついていかないこともあるだろう。それならば、「人もボールも動くサッカー」を固持するのではなく、疲労を最小限に抑える臨機応変な戦い方を身につけてもいいのではないだろうか。

たとえば、あまり動かなくても何とか守りきれるサッカーとか、セットプレーの成功率を上げるサッカーとか(シロート考えですけどね)。気温35度の中で走り回っていたら、すぐにガス欠になってしまうだろうし、疲労も蓄積される一方だろう。理想のフットボールを追い求めるのもいいが、ここから2ヶ月ばかりは現実的な「省エネサッカー」を心がけてもバチは当たるまい。

ともかく、リーグ戦はようやく折り返し地点に来たところ。中断明けの5試合が2分3敗という結果に終わったことで悲観する人もいるだろうが、数年前からのチームの成績や内容を考えればまったく悲観することはない。むしろ、まだまだ上積みができるチームだということを喜んでもいいくらいだ。

それでもやはり気になるのは守備陣の層の薄さ。今の時期、選手の移籍が可能なのはいつまででしたっけ? できれば今のうちに補強をしてもらいたいのだが……。

今シーズン初の国立ホームでの試合(ヴェルディ戦はアウェイだったのね)、チケットバラ撒き作戦は「蒸し暑いから外でビールでも飲むか」という一見さんに効果があったらしく、平日夜とは思えない2万7千人のお客さんを集めた。途中でちょっと雨は降ったけれども大降りになることはなく、逆に少しだけ涼しく観戦することができたかも。前半は攻撃の応酬でなかなかおもしろかったのではないかと思うのだが、リピーターになってくれる人がいるといいなあ。


R0014858
↑応援に来てくれたマスコットたち


個人的に楽しみにしていた「つば九郎」3兄弟(ひとりは兄弟じゃないかも)は、時間内に到着できなかったので残念ながらコンコースで目撃することはかなわず。それでも、入場時やハーフタイムで見られたからいっか~。ユニフォーム姿でドアラのように身軽なヤツは「燕太郎(えんたろう)」という名前で、2005年から登場した新顔なのね(調べてどうするという感じですが)。

つば九郎&つばみの兄妹は、つばみのやんちゃな妹ぶりが際立っていてかわいかったですよ。今年もつば九郎が来る試合では負けなかったということで(勝ちたかったけど)、縁起のいいマスコットぶりは健在。来年もぜひ東京の試合に来てほしいっす。

この日は座席でダンナと待ち合わせをしたのだけど、2人ともそれぞれ「コラボ傘&フラッグ」を買ってきてしまい、まぁなんつーかちょっともったいなかったかな(笑)。別に複数あっても構わないんだけどね(こうして使いもしないグッズがどんどん増えていくのであった)。


R0014850
↑コンコースからの眺め


実は、今ごろ市川崑監督の「東京オリンピック」を見たもので、昨日はいつもと少し違った目で国立競技場を見てしまったのだった。東京五輪当時の定員は7万人以上もあったんだよねえ。あの特別な熱気があったスタジアムで、今は自分が愛するプロサッカークラブが日常的に試合をしているなんて、何だかすごく不思議だし、うれしくも誇らしいような気持ちになる。

私はヒストリーチャンネルの放送で見たのだが、7月21日の夜にはBS2でも放送される。未見の人は見ておいてもいいかもしれない。ただのドキュメンタリーフィルムだと思ったら大間違い、3時間近くがあっという間ですよ……って、東京の試合と重なるのかー。残念。

| | コメント (10)

2008/07/16

週半ばでも神頼み

今週は、調布市の神社で神頼みをしてきました。

R0014837
↑虎狛神社


7月は、下旬になるまで味スタへ行く機会がないのがちょっと寂しいところ。調布方面へ行くと多摩サイ経由で帰宅することが多いのですが、暑くなってくると日陰のない多摩サイは敬遠しがちになります。そんなわけで、まだ暑さが本格的でない時期に、野川と多摩川沿いを走ってみたのでした。

今シーズンは、機会があれば積極的に「神頼み」をしています。もともと神社仏閣めぐりが好きなので、私にとっては一石二鳥(!?)。自転車で走っていればそこらじゅうに神社仏閣があるので特に気負ったものではないのですが、ご利益があったかといえばどうなんだろ……確認はしていないのですが、たぶん半々くらいかもしれません。敵地や都心での神頼みよりは、地元・多摩地区の神社のほうが勝率がいいような気がしています(深川のほうでも神頼みをしてみたいものですが、めったに行かないので……)。


さて、今回お邪魔したのは、調布市の「虎狛神社」。野川にかかる「虎狛橋」からすぐのところにあります。「虎」に「狛」と書いて「こはく」というのはなんとなくカッコいいし、強そうです。

常駐している神主さんもおらず、手水舎は空っぽで(近くに水道があります)、狭い境内には何本もの巨木が繁って鬱蒼としており、昼でもフラッシュを焚かないと写真がブレてしまうほど薄暗いところ。住宅街にこんな静かな場所があるのが意外で、今までも何度か訪れています。規模はそれほどではないのですが、こちらは実は由緒正しい神社。創建は589年で、「延喜式神名帳」にも名が載っているそうですよ。


R0014833
↑虎の彫刻があります


お気に入りのもうひとつの理由が、拝殿正面上部の彫刻。多くの神社では鳳凰や龍が彫られているのですが、ここはなぜか「虎」なんですよー。「虎狛神社」だからでしょうか。境内には説明板もな~んもないので理由も由来もわからないんですけどね。虎といってもどこか猫のようで愛嬌があるのがいいなあ。

誰もいない神社で参拝をすませ、水道を使わせてもらって涼んでから、多摩サイへ出て帰宅しました。静かでいい場所なんだけど、蚊が多いのがちょっとね(笑)。


R0014838
↑「明治四十一年」と台座に刻まれた狛犬


さて、夜は国立競技場でガンバ大阪戦。携帯サイトの情報によれば、スタメンをかなり代えてくる可能性があるとかないとか……。正直、ここ数試合では「本当に小平の結果でスタメンを選んでいるの?」とちょっと疑問に感じる部分もあったので、新しい選手起用には期待したいと思っています。

ところが天気予報は例によって「不安定」で、ところによっては雨が降るとか。この時期の雨は時間も規模も場所もまったく読めないので、できる限りの「雨天観戦」の準備をしていくほうがいいかもしれません。特に、会社員コスプレの人はスーツがびしょぬれになってしまったら大変ですし。

いわゆる「強豪」との3連戦もこれが最後。せめて勝ち点をもちかえりたいものです。

| | コメント (0)

2008/07/15

北京五輪代表が決まる

北京五輪サッカーに出場する選手が決まり、東京からは梶山と長友が召集された。

長友も呼ばれてしまうのか~とちょっと落胆はしたのだけれど、彼にとっては五輪出場は夢でもある。ファンとしては素直に応援してやるほかないだろう(彼の家庭環境をネタに「お涙頂戴」に仕立て上げるマスコミ記事がイヤンな感じだけど)。

ただ長友の場合は、A代表のメンバーでもある。五輪から戻ってきたら、すぐにW杯最終予選で拉致されてしまっては、東京としては非常に困ってしまうのだ。選手の疲労も考えなければならないし、できればどちらかにしてもらいたい(ま、先の話なので今から考えなくてもいいかもしれないけど)。

最近はU-23の試合を見に行くこともあまりなくなってしまったのだが、反町監督になってからしばらくの間はマメに見に行っていた。そのころと比べると「同年代代表」とは思えないほどにメンツが変わっていてビックリ。東京から呼ばれたのも、当初は「平山・梶山・伊野波」だったもんなあ。今や2人がいなくなってしまったわけだ(うちひとりは東京にもおらず、霧の向こうに消えたらしい)。

反町監督については、新潟を率いていたころはそれなりに好感をもって見ていたのだけれど、U-23代表監督になってからは「?」な采配の連続だった。公のメディアで特定選手を批判するようなコメントもどうかと思うし。五輪期間中の平山には大活躍してもらって、反町を見返してほしいものだ。

正直いって、チームにはあまり期待していないのだが、梶山には期待している。汚染大気と汚染食材に気をつけて、対戦相手から多くのことを吸収して、東京に還元してほしい。

しかしなんつーか、「FC東京と五輪」というとあまりいい記憶がない。アテネ五輪のころは「東京からも五輪代表が!」と盛り上がったような記憶もあるけれど、結局、いちばん印象に残っているのは石川が泣いたことくらいだ(あとは3次予選か何かを味スタでやったことか)。しかもこのときの代表の2人は、予定では東京の主力になっているはずだったのに(以下自粛)というありさまである。サッカー選手が成長していくことはいかに難しいことかが改めて痛感される。

8月上旬はTVの前でビールでも飲みながら「ニッポンの10番は~梶山陽平~」などと歌うことにしますかね。いや、そんなことよりわれわれには、勝たなきゃならない大分戦や、今度こそ負けたくない浦和戦と名古屋戦があるんで、それどころじゃないんだけど。

昨日のもうひとつのニュースは、横浜F・マリノスの監督が成績不振の責任をとってやめた(やめさせられた?)ということ。

他クラブの事情はまったくわからないのだが、少なくとも4月に対戦したときは「強いなあ」と思ったんだがなあ。順位は下でも今季もJはダンゴ状態だし、監督のクビをすげかえるほどに悪い状態だったのだろうか。

……と、他人さまのことが気になるのは、まもなく対戦が控えているからだ。F・マリノスとの試合は、新監督になってからの3試合目となる。こういう時期って、あんまり当たりたくないのよねー。ついでに、連敗中の相手ともやりたくない。もちろんわれわれだって、相手の状況を気にしていられるほど余裕があるわけじゃないんだけど。

明日は早々とガンバ大阪戦。連敗でヘコむことなく、自信をもって戦ってほしいと思っています。キックオフは19時30分と遅めですし、場所も国立なので、仕事帰りの人も行きやすいんじゃないかな。

個人的には「燕太郎」に期待(つば九郎とつばみは見たことがあるけど、燕太郎は見たことがないので)……つーか、この2年、つば九郎が来た試合では負けていないのでは?(鬼太郎とは大違いの縁起の良さである(笑))。連敗、ストップさせましょう!

| | コメント (4)

2008/07/14

試練のとき

Jリーグ第16節 鹿島アントラーズVS東京は4-1で鹿島の逆転勝ち。

鹿島は強かった。

東京は決して悪くなかったと思う。先週の浦和戦に比べるとずいぶんと修正できていた。前半は0-0で折り返したし、先制点も獲った。ミドルシュートもうつようになった。「それでも終わってみれば3点差の「大敗」である。これが今の実力だと言われれば、素直に受け入れるしかない。そんな敗戦だった。

実際、途中までは「互角でおもしろい」とまで思っていた。それがこれだけの差になってしまったのは、決定力の差やミスの少なさなど、すべてが少しずつ鹿島に劣っていたためだろう。少しの差も積み重なれば大きな差になり、チーム力の違いとなって結果につながる。今の東京にはいろいろな部分で足りないものがあるということが明白になった試合でもあった。

前半、リーグ戦初出場(とスカパーでは連呼していたけど、ナビ杯とはいえフッキを抑えていたのは彼だったのですよ)の椋原はよく頑張っていたと思う。いいシュートもあったし。後半から長友に交代させたのは「勝ちに行く」という明白なメッセージだったのだろう。監督の意図はあたってチームは活性化し、先制点を獲った。でも、直後に失点。得点直後の失点は逆転されることが多い……で、その通りになってしまう。

前半を見る限りは、こんなに失点するとは思っていなかった。鹿島は確かに強かったが、東京はまたも自滅の道を突っ走ってしまったという印象もある。勝ち点1を持ち帰れたかもしれないのに。平常心で戦うことができれば、少なくとも3、4失点目は防げたはずだ。戦う気持ちをつなぎとめられないところが、今の東京の弱さでもあるのだろう。

結果的には敗戦だったとはいえ、それほど悲観することはないと思う。悪いところはわかっているのだし、それは修正可能なことだと思うから。昨年は「そもそも最初からすべてダメじゃん」というくらい良くなかったけれど、今年は悪いところがわかっている。重要なのは、ここで下を向かないこと。浦和戦から修正したように、次もさらに修正すること。今の東京にはそれができるはず。

ただ、心配なところはある。先週に比べればマシになったとはいえ、サイドを広く使った展開がほとんどできていない。長友が入ればサイド攻撃が活性化するかと思ったのだけど、残念ながらまだ本調子ではなかったみたいだし。中に切れ込んでいく動きが多すぎて、あれでは守るほうはラクだろうなと思ってしまう。鹿島のほうは敵ながら見事だった。

個人でいえば、エメルソン。中断明けから顕著なのだが、わざわざ狭いところや中央突破を試みてのパスミスが非常に目立つ。以前はサイドですばらしい運動量を見せてくれていたのに、最近は彼のミスが起点となるピンチが多すぎる。場合によっては途中交代もしくは途中出場という選択肢があってもいいのかも。

佐原はギリギリのところでプレーしているようで、非常に心配。少し休ませてあげたいくらいだが、彼の不在はそうでなくても脆弱な守備を崩壊させかねないだけにそうもいかない。代えのきかない選手だけに、なんとか踏ん張ってほしいのだが。

平山はよかったと思う(とはいえ、すぐに倒れてレフェリーの顔色をうかがうのはどうかと思うけど)。スカパーを見ていて、赤嶺に交代させられたのには気づかなかった(途中交代は水曜を考慮してのもの?)。カボレにも久々の得点があったし、惜しいシュートも何本かあった。大量失点さえしなければ、いい流れにつながったはずなのに。


開き直ってしまえば、先週の浦和はアジア王者だし、今週の鹿島はJリーグ(&天皇杯)王者だ。今年、ゼロからスタートした東京が苦戦するのは仕方がない。連敗は確かにツラいが、もしもこの両チームとの対戦が分散されていて(たとえば第4節と10節とか)それぞれ負けたとしたら、今ほど悲観的にはなっていなかっただろう。

重要なのは全34節を終えての結果なのだし、まだ半分も終わっていない。今は試練のときだ。ここで踏ん張れるかどうかが、今後の強い東京をつくるはず。下を向かないで頑張ろう。小平やキャンプでつづけてきた練習はけっして裏切らないはずだ。

結果を封印して、3時間遅れでビデオ視聴。前半無失点で終わったときには「イケるかも!?」と思ってしまったよ。今回も、いろいろな意味で勉強になった。やはり上位との対決はひとつひとつがチャレンジであり、失敗は今後の糧になるね(と思わないと。ネガティブになりすぎる必要はないと思う)。

霧は予想以上にすごくてビックリした。ピッチにいた選手たちにとってどう見えていたのかはわからないが、かなり見えづらかったのではないだろうか。こんなコンディションはめったにないだろうが、見えないなら見えないなりの戦い方というものもあるだろう。どうもわがチームは、雨や猛暑などに弱いような気がしているので、自然現象に負けない臨機応変な作戦がとれるようになるといいのだけど。。

鹿島はACLを戦いながらも首位にたてる力のあるチーム。今の東京にそれだけの地力があるかといえば、残念ながらNOというしかない。ただ、それだけの力をつけようと頑張ることはできる。チームは一年やそこらで強くなるものではないし、われわれはまだ発展途上にある。自分の立ち位置を見据えて、一歩一歩進んでいくことが大切だ。

| | コメント (6)

2008/07/13

夏の海。

数年ぶりで、7月の伊豆に来ています。

夏の海。


暑いうえに混むので、例年の7、8月は海のオフシーズンにしているのですが……。たまには夏の海もいいですね。梅雨明けしていないので日陰はほどほどに涼しく、人もまだ少なく、雷雨もなく、木陰でまったりと本を読んだりしておりました。

それにしても気になるのは、19時からの鹿島戦。今からしばらくは携帯も封印して、帰宅してから試合を追っかけ再生するつもりです。

先発メンバーメールを見ましたが、長友はベンチスタートなのですね。練習試合で良かった信男さんはベンチにも入らず。水曜にも試合があるので、それを見越しての起用なのでしょう。とにかく、「サッカーをさせてくれない」であろう相手との対戦、平常心を見失わずに頑張ってほしいものです。

| | コメント (0)

2008/07/12

「じてんしゃ日記2008」

高千穂遙さん+一本木蛮さんの「じてんしゃ日記2008」が発売された。

517nnf1citl__sl500_aa240_


一昨年に発売された「じてんしゃ日記」はいわば「導入編」で、蛮さんのロード購入で終わっていた。続編の「2008」は、いよいよ「実践編」。自転車でどんな楽しみ方ができるのか、蛮さんの体当たり取材は今回も絶好調だ。

ロードバイクを飛行機輪行して秋田を走り回り、さらに身軽に輪行しようと小径車を購入し(ついでにTV出演も)、野辺山でMTB体験もして、合間には競輪関係の取材もこなし……と、大忙し。加えて「ちほパパ」こと高千穂さんの愛の鞭(ツッコミ!?)まで入るのだから、さぞかし大変だったことだろう。

ただし、経験値が上がったとはいえ「自転車初心者」としての視点はブレることがなく、自転車生活の楽しさがストレートに描かれているところがとてもいい。あまり自転車に縁がない人でも「楽しそうだからやってみようかな」と思えるんじゃないだろうか。

前作に引きつづき女性ならではの視点も健在で、さまざまなトラブルや工夫についての記述もくわしい。読みながら「あーそうそう、そういうことってあるんだよねー」とうなずいてしまうことうけあいだし、かわいい絵でさらっと描かれているので深刻な顔をしなくても読める。前作と同様、奥さんやカノジョと自転車生活を楽しみたいと思っている男性には必ず読んでおいてほしいと思った次第。

共感したり笑ったりしながら読んでいた中で、「なるほど」と思ったのが「その12 おれのじてんしゃ道」。ここ数年話題になっている「自転車はどこを走ればいいのか」問題をわかりやすく解説したエピソードなのだが、これがもう、本当によくわかる。

今までも文章でさんざん読んできたテーマなのだが、面倒くさい内容というせいもあって、ちっとも頭に入ってこなかった。ところがこの漫画をよめば、ほんの数ページなのにするすると要点が理解できてしまうのだ。こんなしちめんどくさい内容をわかりやすく描ける蛮さんは本当にさすがである。法律のワケわからんところもちゃんと指摘されているし、何というか「痒いところに手が届く」内容になっているのがすばらしい。

一方の高千穂さんはといえば、ますますその「修行僧」ぶりに拍車がかかってしまわれたようで、「自転車を極めるのは大変なのだな」と読みながらしみじみしてしまう。書き下ろしのコラムは、自転車生活を続けていく上での便利な情報が満載。初心者向けの競輪の楽しみ方まで載っているので、これを頭に叩き込んで今年こそ競輪場を再訪してみてもいいかも……。

自転車生活をテーマにした「日記漫画」でもあり、「学習漫画」でもあり、しかもエッセイやフォトレポートもありで、相変わらずの密度の濃さには脱帽。初心者はもちろん、すでにどっぷりな人でも楽しめる自転車本だ。


ところで、前作の表紙は「マイヨ・ジョーヌ」な黄色だったが、今回はビアンキでおなじみのチェレステ(ちょっと濃い目!?)。こういう自転車好きならわかるような小ネタもうれしい。この分だと、次回作は「マリア・ローザ」のピンク色か、はたまた山岳賞な紅白水玉か……。ぜひ続編にも期待したい。



↑カバー下も必見の内容。
著者近(遠)影は、高千穂さんは第2弾ジャージ、蛮さんはヨーコさん(似合いすぎ!)


◆オマケ◆
微妙な東京ネタもあるので、自転車好きの東京ファンはぜひ読んでみてください。特に、東京ユニ仕様の自転車ジャージをつくりたいと考えている人には役に立つかも(笑)。ワタクシ自身も例によってあちこちに登場していますが、あくまで漫画の中の1キャラですので、本人との差異や、ハンドル名が違うことなどは気にしないように(というか、美化されすぎ)。

なお、2006年秋に発売された「じてんしゃ日記」の本ブログでの紹介はこちらに)。

| | コメント (6)

2008/07/11

今週の神頼み

恒例の試合前の「神頼み」、今回は飯田橋の「東京大神宮」です。

R0014825
↑大都会の真ん中にある神社


車が大嫌いなヘタレのワタクシが自転車で都心へ行くはずもなく、外出の際にたまたま見かけた神社へ飛び込み(笑)でお祈りしてきました。何せ今週は、自転車では多摩湖と小平にしか行っていないもので……。

ご利益はよくわからないのですが、「東京」であるうえに「大」神宮なのですから、何となく効き目がありそうな!? 平日なのに参拝客が何人もいたのはさすがに都心。でも、来ているのは若い女の子のグループばかりで、売られているのも「縁結び」のお守りが中心でした。もしかしてそっち方面にご利益がある神社だったりして!?

対戦相手の鹿島には、その名も「鹿島神宮」という超有名な神社がありますが、こちらも負けてはいられません。ついでに、明治神宮と靖国神社にも行ってくればよかったかな(って、節操なさすぎ)。


R0014828
↑ヒートアイランド現象を緩和する「ドライミスト」だそうです


そんなわけで、日曜夜は鹿島アントラーズとの対戦です。浦和戦ではちょっとナイーブな……というか、若さを見せてしまって敗れたわが東京ですが、日曜はどんな試合を見せてくれるのでしょうか。

浦和戦の後、城福監督は「サッカーをさせてもらえなかった」と語っていましたが、鹿島といえば浦和以上に「サッカー」をさせてくれないチームのはず。倒れたり寝たりと時間稼ぎはお手のものですし、そういう意味では、練れた大人のチームでもあります。もし東京が先週と同じように挑んでしまうとしたら、残念な結果にならないとも限りません。

しかし東京もみすみす同じ轍は踏まないはず。正々堂々としたMoving Footballは理想形ではありますが、やはり相手によって臨機応変な戦いができるよう成長していかなくてはなりません。この1週間でどんな準備ができたのか、「サッカー」をしない相手をどう崩していくのか、その試合ぶりを見守りたいと思います。

注目選手は、やはり長友。何分間活躍できるのかはわかりませんが、彼自身の能力とともに、彼や羽生さんがチームに与えてくれる「見えない力」に期待したいところです。

当日は残念ながら現地へ行くことはできず、自宅に戻ってくるのは日曜の午後9時ごろ。情報を遮断して、時間差で試合をビデオ観戦することになりそうです。中断明け、初の勝利を!

| | コメント (2)

2008/07/10

今日の練習試合

栃木国体選抜(成年) との練習試合を、2本目の30分過ぎまで見学してきた
(しかしこれってどういうチーム名?)。

今日の練習試合は、「ゴリラの帰還」に尽きる。

あー、左SBにあの男が戻ってきたよ。何だかすごく長かったし、彼がこんなに重要な選手になるとは、シーズン前には思ってもいなかった。1本目の頭から出場して、最初の5分で左サイドからいいクロスを3本くらい上げていた(もちろん、左サイドの全力疾走もあり)。見ていて気持ちがいいあの走りっぷりが、やっと戻ってきたのだ。

1本目のスタメンは、「今ならこれだろうな」というメンツ。石川、浅利、椋原は見学席サイドでアップ中で、1本目の途中で投入されそうな気配だった。長友のクロスをはじめとして得点の匂いはするものの、なかなかゴールネットを揺らせない東京……と、15分あたりでCKから失点してしまう。1点返したのはその直後で、カボレのヘディングだった(珍しい!?)。

もとからそういう予定だったのか、20分あたりで梶山、長友が下がり、浅利と椋原が入る。これに伴い、徳永が左サイドに移動。長友が日曜日に何分間戦える状態にあるのかはわからないが、少なくとも見た感じでは十分戦えそう。願わくば、彼が走れる時間帯のうちに得点が入らんことを!

35分で石川投入。誰に代わるのかと思ったら藤山である。この後は、今ちゃんがCBをやっていた模様。結局追加点は入らなかったけど、昨日やその前に見た練習試合とは違った実戦モードで、いい準備をしていることがうかがえた(と思う)。カボレは得点は決まったけど、何だか調子が良くなさそうな気がした。

後半は、途中投入された3人はそのままで、残りのメンバーを入れ替えてのスタート。吉本と小山が張り切っていたのが印象的だったけど、もっと驚いたのは信男さん。けっこう蒸し暑い時間帯だったのによく走ること走ること。若いもんは手本にせんといかんよ。17分のゴールは、サイドを駆け上がった椋原からのクロスをボレーで叩き込んだもので、こんなのが決まるのね~とホレボレしてしまった。

後半20分過ぎに、アップしていた若手4人(森村、池上、下田、鈴木)が入る。右SBに池上、鈴木が左で、金沢がボランチにまわったような(時々、鈴木と下田の区別がつかなくなるのでよく覚えていない)。信男さんの2点目はゴール前でうまく合わせたもので、普段なら宇宙に飛んでいっていたような……。とにかく今日は彼がキレキレ。赤嶺がやっぱり目立っていなかったのがすごく残念。

それにしても、長友が復活するとなると、北京へ拉致されるのではないかと不安になる。U-23代表監督は、日曜に鹿島まで遠征してくるのだろうか。北京でのグループリーグは8月7・10・13日なので、われわれは少なくとも梶山不在で名古屋戦と浦和戦を戦わなくてはならないのだが……。

長友の今回の負傷の原因が代表戦にあったことを考えれば(長引いたのも!)、たとえ召集されても拒否したいくらいだが、そんなことはできないだろうし、たぶん長友本人はオリンピックに出たいのだろうな~と思うと、なんともせつないのだが……。ま、そんなことは先の話。今は日曜のことだけを考えなくては。

ところで、負傷中のブルーノ、祐介は姿を見せず。2番さんは試合前にいたような気がしたんだけど、どうやら幻覚だったらしい……その後は一度も姿を見ていないので。負傷中という話は聞いていないのに、どうしたのだろう。

にわか雨があるかもというので傘やポンチョまで持参したくせに、ケータイは忘れるわ、カメラは放電し切ってるわ、腕時計まで忘れるわで、写真も撮れず試合時間もわからずという大失態。唯一、時間がわかりそうなサイクロコンピュータを頼りに試合を見てました(しかし時計合わせをしたのは何年前だか)。ブログを始めて以来、すっかりカメラ小僧ならぬカメラおばさんになってしまったので、カメラがないと何とも手持ち無沙汰ですな(笑)。

教訓:出かける前の荷物チェックは大切です!

| | コメント (2)

2008/07/09

ちょこっと小平へ

夕方、ちょっとだけ小平に行ってきました。

R0014823
↑試合終了後


到着したのが17時40分ごろ。すでに試合の真っ最中でしたが、18時ごろには前半終了。30分ハーフだったのかな!?と思ったら、試合開始時間が早かったのですね(35分ハーフだったようです)。

対戦相手がU-18ということで、トップチームは青赤、U-18はアウェイ仕様のウェア。トップチーム側の背中には背番号がないので、誰が出ているのか把握するのにしばし時間がかかりました。

今週は水曜&木曜に練習試合が組まれていますが、鹿島戦は日曜日なので、通常ならば練習試合は木曜のはず。ということは水曜はサブ組かな!?と予想していました。うーむ、確かにサブ組(いつのまにやらサブ組とレギュラー組の棲み分けはかなり明確になってきていますね)。この中から鹿島に帯同しそうな選手といえば、石川、浅利、川口くらいなのかなあ。

ピッチの周囲では、レギュラー組がストレッチなどをしながら見守っています。その中に長友の姿を見て「大丈夫なのか?」と期待を抱いてしまいました。明日はピッチを走る長友選手を見られるのでしょうか。

前半についてはほとんど見ていないので何ともいえません。私が見ている時間帯には得点はありませんでしたし。

後半は、その川口、石川、浅利、栗澤、森村が抜けて(あとGKも交代)、大竹、椋原、赤嶺が入ります。赤嶺がここで入るのかーとちょっとビックリ。しかも、後半の45分間、ほとんど目立っていませんでした。前半は左SBをやっていた下田選手は、後半は中盤へ。

で、もう2人投入されたのですが、名前がわからず。右サイドで「ナオ」と呼ばれていた(石川じゃないです)華奢な感じの若い子と、左側にいたのは遠かったこともあってわかりません(オフィシャルで確認したらU-18の選手だったのですね)。U-18組とトップチームそれぞれが得点をしましたが、肝心なところを見ていなかったので誰が得点したのかも不明(赤嶺選手だったようです。それまで消えていたのにちゃんと決めるあたりはさすががなのか!?)。

後ろのほうでは、レギュラー組のメンバーが三々五々やってきて、ファンサービスをしていました。エメルソン、カボレ、羽生、塩田あたりの顔は確認したのですが、あとは人ごみでわからなかった……。

なんだかいつにもましてテキトーなレポートになっていますが……。読み返したら「わからねー」ばっかで、我ながらあきれます(笑)。明日はもうちょっとマトモなことを書けるよう頑張ります(←雨が降らなければ)。

昨日の今ちゃんの始球式は、フジ739の録画で見ました……が、ちゃんと映ってないぢゃん(怒)!

ロングで上のほうから撮った投球シーンだけで、青赤の服装をした人とつば九郎ということしかわからないんだもの。投げ終わってからカメラが切り替わったけど、「日本代表の経験もある今野選手」ってどーゆーことよ! 今現在、代表だっつーの!

で、恥ずかしそうにそそくさと引っ込もうとする今ちゃんを笑顔で見送るMX-TVの三田アナと、スタッフ然として余裕たっぷりに構える栗澤選手が印象的でしたよ。ちゃんとした投球シーンは「FC東京ホットライン」までお預けですね。

こういうコラボ、どんどんやってほしいと思います。今年はすごく久しぶりに、神宮へビールを飲みに行ってもいいかも(緑色のヤクルト応援傘&メガホン&つば九郎ぬいぐるみも自宅にあります……10年以上前につい買ってしまったものですが)。

| | コメント (2)

2008/07/08

コメダ珈琲へ行ってみた

高幡不動尊でアジサイを見た帰り、コメダ珈琲でお茶してきました。

R0014706
↑駐車場がとっても広いお店です


名古屋発祥で約300店舗も展開しているという一大チェーンの喫茶店ですが、恥ずかしながらまったくその存在を知りませんでした。きっかけは、ブログのコメント欄で教えていただいたこと(ありがとうございます!)。検索してみれば、チェーン店とはいえファンサイトまであるなかなかおもしろそうなお店ではありませんか。名古屋の喫茶店文化については知識だけはかじったことはありますが、実際にお店に入ったことはありませんし、一度は行ってみなくては!と思っていたのです。

現在、このお店は23区内に1店舗、町田市に3店舗、稲城市に1店舗あるようです。いちばん近いのが稲城市。住所は、稲城市向陽台6-10。場所を地図で確認すると……お、これは尾根幹に行く途中ではありませんか。ということは、是政橋を渡っていけばいいわけね~。

尾根幹は一度しか走ったことがなく、しかも後についていっただけなので記憶も薄れていましたが、城山通りに入ったところで思い出しました。そういえばここからが坂だったんだっけ……。ここ数ヶ月まともに走っていないので、この程度の坂でもノロノロ登るしかありません(恥)。道の左手には、「季乃彩(ときのいろどり)」という温泉施設ができていました。ここも確か昨年秋ごろオープンだったはず。しばらく来ないといろいろ変わりますね。

城山通りを登りきって少しだけ行ったところに、目的の「コメダ珈琲」がありました。広い駐車場と大きな看板は、典型的なロードサイドのお店です。「珈琲」と書いてあるから喫茶店だということがわかるのですが、そうでなかったらファミレスかと思っちゃうかも。

二重のドアを開けてすぐがレジで、向かって右側が喫煙席、左側が禁煙席と分かれているようです。席はどこでも……ということでしたので、禁煙席の適当な場所を確保しました。店内は天井が高くログハウス風、席はそれぞれがボックス席です。レジのところに各種新聞雑誌が並べられたマガジンラックがあるので、「どうぞ長居してください」といわれているかのよう。今回はせかせかしていましたが、時間つぶしをするつもりで行っても楽しいかも。

写真入りのメニューを見ながら、何を頼むかしばし悩みます。それほどお腹はすいていないし、食事系はどれもボリュームがありそうなので、今回はオヤツに徹することにしました。となれば、コメダ名物といわれる「シロノワール」を注文するしかありません。ミニサイズというものもあり、また悩んでしましましたが、結局通常サイズをひとつ注文。


R0014709
↑奥にあるのが、ツマミ(?)の豆菓子です


まずはブレンドコーヒーが登場。小さなパッケージに入った豆菓子がついているのが名古屋風なのかもしれません。コーヒーそのものはいたってフツーにおいしいコーヒーでした(そもそもあまり違いがわからない奴なのです)。

そして、お待ちかねの「シロノワール」。暖かいデニッシュパンの上にソフトクリームと真っ赤なチェリーが乗っかっているもので、小さなカップに入ってメープルシロップがついてきます。こんな組み合わせ、今まで考えたこともなかったよ! 「シロノワール」(白+ノワール???)というネーミングもナゾですが……。


R0014713
↑これが噂のシロノワール


で、サイズももちろんデカい。ミニが「直径9センチ」と書いてありましたが、通常サイズはそれよりひとまわり大きいのではないかと考えられます。ひとりで食べるのなら、迷わず「ミニ」をおススメしますね(デカくてもたぶんパクパク食べられると思うのですが、後のカロリー消費のことを考えると……)。今回は、通常サイズをダンナとシェアしてちょうどよかったような気がします(取り皿をもってきてくれるのがうれしい)。

せっかくなのでメープルシロップもどばーとかけて食します。パンが温かいのでソフトクリームがどんどん溶けて、クリームとメープルシロップがしみこんだパン生地がなんとも幸せなお味……ああ、甘いものってなんておいしいんでしょうという感じです。ふだんは「甘すぎなくて上品でおいしいね」というようなスイーツを求めてしまうわけですが、これは「甘さの直球勝負」です。でも、見た目ほどくどくなくて、なんともいいバランスなのが不思議。いちばん人気のメニューだというのもうなずけます。


R0014714
↑駐車場が広いので自転車をくくりつけられる場所も豊富です


長居OKの喫茶店ではありますが、日が暮れてきたのでそそくさとお店を後にします。多摩丘陵の坂を走り回って、シロノワールでたっぷり補給して、温泉施設で汗を流せば完璧だと思いますが、坂トレーニングをするような自転車を長時間駐輪するわけにはいかないでしょうから、このプランはダメですね(笑)。でも、一度は食べたい「シロノワール」、おススメしますよ。


↓場所はこちら
コメダ珈琲

| | コメント (8)

2008/07/07

今年もツールの季節

今年も、ツール・ド・フランスの季節になった。

昨年、一昨年とスッキリしないレースが続き、正直いって「ジロのほうが楽しめるんじゃね!?」と感じている部分もあるのだが、それでもツールは特別だ。どのへんが特別なのかというと……。


・放送時間が長い

ほぼ毎日、4時間以上が生放送(山岳だと6時間以上やってることも)。その他のレースがほぼ2時間しか放送されないことを考えれば、ものすごく恵まれている。Jスポーツ様さまである。

2時間枠の放送では、映像が始まった時にはすでに逃げが決まっていたり、前半にあった山岳がすでに終わっていたりで、肝腎の部分が見られないことが少なくない。

でも最初から放送してくれれば、逃げ集団がどうやって形成されていくのかがわかる。長時間の放送で実況解説陣がだんだんダレてきたりするところも楽しい。一応録画しながら見ているので、万一見逃したところもすぐプレイバックできるので安心だ。平日はさすがに最初から最後までリアルタイムで見られないが、週末や山岳ステージはできるだけつきあいたいものだ。


・映像がきれい

我が家ではハイビジョンはあまり関係ないのだけど、それでも映像がとても美しい。カメラマンのセンスもいい。技術的にも、映像が途切れたり、ノイズだらけになることが少ない(ブエルタはちょっと悲惨だったりするし)。風景ももちろんすばらしい。3大ツールの中ではやっぱり特別なのだ。


・観客を見るのも楽しい

観戦する側にも気合いが入っている。コスプレ(笑)やら大規模オブジェやら、畑のアートやら、とにかく見ていて飽きない。毎年、何かしら動物とのアクシデント(?)もあるので、それも密かな楽しみ。


・受賞式に出てくる女性のレベルが高い

各賞ごとに違う美女たちが出てくるのはツールだけ。服装も各賞ジャージにならったものでとてもかわいい(水玉ワンピはとてもステキだ)。受賞式におばちゃんやオヤジが出てきても別に構わないのだが、やっぱり美人のほうが絵になるよね。ジャパンカップとかも和服美人でも出せば、外国人選手にウケると思うんだけどなあ。


・レースの開催時期がいい

7月は海外サッカーが終わっているので、心おきなくツールが見られる(というか、他に見るものがない)。ジロの時期は優勝争い(残留争い)がピークだし、ブエルタはシーズン始めだし、どうもレースに集中できないんだよね。Jリーグはもちろん絶賛開催中なのだが、負け試合だとビデオを見る気にもなれない。来週は、「ツールよりも勝ち試合をもう一度見よう!」ということになればいいんだけど。


な~んて、レースそのものとはあまり関係のないツールの見どころを書き並べてみた。わが家は宵っ張りなので、夕飯をつくりながら(&片付けながら)実況解説を聞き、食べながらレースを見て、ゴールシーンは食休み……みたいなサイクルで楽しく観戦しております(笑)。さて、今夜も忙しいぞ!?

| | コメント (10)

2008/07/06

1点の壁

J1リーグ第15節 浦和VS東京は2-0で東京が完敗。
もっと大差で負けていてもおかしくない試合だった。

R0014789
↑本日のゴール裏


試合前、浦和のスタメンに田中達也の名前があるのを見て、何だかイヤ~な予感がした。今の高原なら怖くないけど、達也とはまったくいい思い出がない。で、始まってみると、あっという間の失点。その後も水際で何とか失点を阻止する場面が続く(オフサイドでノーゴールというのもあったし)。で、そのほとんどに田中達也が絡んでいたりして。やっぱり。

それでも、前半の後半からは、東京も少しずつ作れるようになってきた。この調子でいけばきっと1点は取れる……そう思いつつのハーフタイム、そして後半。予想通り、後半は東京の時間帯が多い。と、メンバー交代で先に動いたのは勝っているほうの浦和だった。続けさまに、田中達也とポンテがいなくなる。これはありがたい!という気分とは裏腹に、東京の攻撃は空回りして一向に得点の気配さえ見えない。

後半の浦和は疲れて動けなくなったから、東京がいいようにボールを回せる……と思ったのはただの錯覚で、実は1点を守ろうとする浦和の術中にハマっていただけのことだった。東京はボールだけは回すものの、衛星軌道上をまわっているかのごとく、ゴールの周囲でいたずらに時間と労力を浪費するだけ。もちろん惜しい場面はあったけれど、あれだけ長い時間チャンスをもらっていながらも決められないのであれば、サッカーの神様は微笑んではくれない。

東京のメンバー交代も常に後手後手にまわっていた。結局、カードは1枚残したまま。どうして川口なのか、石川を入れるのは遅すぎたのではないかなどなど、腑に落ちない采配でもあった。敗戦は敗戦なのだから、1-0でも2-0でも同じなのだが、終了直前にカウンターで鮮やかに2-0にされてしまったのはこたえたなあ。

帰宅してから、スカパーで城福インタビューだけを見た。「サッカーをやらせてもらえる時間がなかった」みたいなことを言っていたけれど、浦和のような老獪なチームは戦い方を心得ていて、若さの残るわがチームはいいようにあしらわれてしまったということなのだろう。これからもこうした戦いは続く。正攻法でぶつかってこない相手に対してどのように戦っていくのか、文字通り、チーム力が問われることになりそうだ。

それにしても、前監督のハラヒロミさんは妙に生き生きしてうれしそうだったなあ(笑)。メンバー交代への疑問や赤嶺を入れたほうが!?というようなご意見、今回はいちいちごもっともと思ってしまったよ。試合中の城福監督はかなりナーバスで、抗議したり激昂したりする場面が多かったような気がするけど、でも今日は声は枯れてはいなかったのだった。

カボレが引き続き調子が悪そうなのが心配。今日もカードをもらってしまったし(累積はどうなってる?)、前半の段階で手を腰に当てて疲れているようなそぶりだった(もしかして暑さに弱いとか?)。エメルソンや羽生さんが生きていなかったのも残念だった。平山はいつもの平山だったが、そういえば彼はまだリーグ戦ではあまり活躍できていないような。佐原は本来であればまだ試合に出られるような状態ではなかったのでは!? そんな中、藤山はすばらしかった。彼をお手本に皆がもっと戦っていれば……。

私にとっては、3年ぶりの埼スタ(浦和戦で)。猛暑と夕立が不安だったため自転車はあきらめ、電車&徒歩で向かったのだが、まぁいつもの埼スタだった。東京近郊のスタジアムの中では比較的短い所要時間で着くのだけれど、なんだか疲労感だけはいちばん強いような気がする……これもアウェイチームの意気をそぐためであるとしたら、十分目的を果たしているということになるだろう。

観客は4万9千人強ということで、相変わらず本当にスゴい。でも、我がゴール裏はあれだけのスペースしかなかったにもかかわらず十分互角に戦っていたと思う。今日は逆に選手たちのほうがふがいなかったかも。

中断明けから、リーグ戦では名古屋が連敗して東京は1分1敗。ナビ杯を入れても1勝もできていない。うーむ、だんだん中位チームは定位置に向かって落ちていっていますな……ぢゃなくて、本当にここからが正念場なのだ。

MOVING FOOTBALLは真夏にはキツいだろうし、結果が出ないと監督の采配や練習方法に疑問をもったりすることもあるかもしれないけれど、自分たちが積み重ねてきたことは必ず結果につながると信じて頑張ってほしい。ここで隙を見せてはダメだし、踏ん張りどころだと思う。今はたぶん、シーズン前の川崎とのPSMのときのような状態。迷うことなく、しっかり前に向かって進んでほしい。われわれも迷うことなく応援していくのだから。

| | コメント (8)

2008/07/05

「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」

ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」が文庫になったので、買ってまたまた読んでしまった。

いうまでもなく「ツール・ド・フランス」を7連覇したランス・アームストロングの自伝。ほとんどの本は1度しか読まないのだが、これは何回読んだだろうか。ことあるごとに読み返してきた本なので、コンパクトな文庫になったのはとてもうれしい。これで読む前にいちいち探さないでもすむはずだ(と思いたい)。

最初に読んだのは、ハードカバーが出版された直後だったと思う。このころはまったく自転車に興味はなく、「ツール・ド・フランス」というレースについても「自転車で走りながらトイレまですませるらしい」という程度の認識しかなかった。「マイヨ・ジョーヌ」と聞いてもピンとこなくて、「黄色いジャージとは何ぞや?」と自転車用でないジャージを想像していたりして。購入理由は「癌の闘病記」だったからだ。

この時期、私は「癌本」しか読んでいなかった。99年夏に母が肝臓癌で亡くなり、翌年夏には父の肺癌が判明……ともなればいたしかたない。しかも両者とも発覚時には余命告知されるほどの状態だったので、治療法を探すというよりは「どうすれば残りの人生を悔いなく送れるか」とか「家族はどのように接すればいいのか」という方面に興味が向く。結果的に、癌の種類を問わず、さまざまな人の「闘病記」を手当たり次第に読んでいたのだ。

「闘病記」のうち95%くらいは、本人の死をもって完結してしまう。だが、ランスの本は違った。ものすごく深刻な状態だったのに、回復しただけでなく、何やらスゴい大会(ツールについてはこの程度の感覚)で優勝してしまったのだ。最初に読んだときは、自転車に関する章はすっ飛ばし、ひたすら「闘病」の部分だけを読んだことを覚えている。希望をもち続けることによって、もしかしたら奇蹟は起きるのかも!?と、ちょっとだけ勇気と元気を与えてもらえた本だった。

次にこの本を引っ張り出したのは、それから3年後。最初のクロスバイクを買って自転車に乗り始め、今年はツール・ド・フランスを最初から見てみようかな~と思った年だった。その前からジロ・デ・イタリアなども見始めていたけれど、どうもステージレースの楽しみ方がよくわからない。各ステージで優勝した選手がなぜ総合優勝にならないのかとか、アシストの選手は黒子に徹していて不満はないのだろうかとか、説明されても納得しきれないところがあった。

そんなときに、ランスの自伝を読むとよくわかると、自転車師匠に教えてもらったのだった。そういえば、その本ならもっていたはず……と、本棚をひっくり返して探し、癌本の棚に埋まっていたのを発見。改めて、今度は自転車レースの部分もしっかり読んだ。こんなにわかりやすく、自転車レースについて教えてくれている本はない。この本を脇に置いてランスの5連覇をTVで満喫し、宇都宮のジャパンカップへ行く前には「そういえばランスも参加したことがあったな」とまたも読み直し……と、ことあるごとにちょこちょこと読み返してきた。

今回、文庫になったことで久しぶりに通して読んだのだが、やっぱり引きこまれてしまった。出生の話(父親がいないこと)や無鉄砲なレースを繰り返していたころのこと、契約を切られたコフィディスへの恨みごと、体外受精による出産の話など、ストレートというかかなり赤裸々に語られていて本当におもしろい。これは、自分の力を過信する傍若無人な若者だった著者が、ガンによってリセットされて、一から(マイナスの地点から)成長していった記録、といってもいいかもしれない。

ツールでは前人未到の記録を達成したランスだが、さまざまな理由から彼が今でも批判の対象になっていることは知っているし、彼のことを「嫌い」と公言する自転車ロードレースファンが多いことも多少は理解できる。でも、彼が絶望の淵から奇跡的に生還したことも、7連覇という記録も事実なのだ。

ランスが引退してから、ツール・ド・フランスはまるで「ランスみたいなヤツを再び出してはならない」みたいな感じで、どんどん変な方向になってきているような気がする(もちろんドーピング問題が第一なのだけど)。06年も07年も、マトモな形で総合優勝が決まることはなかったし、今年もどうなることかわからない。有力選手が怪我や体調不良以外の理由で姿を消すことなく、最後までフェアなレースが見られるといいのだが……。

ちなみに、文庫版はハードカバーをそのまま文庫にしたもの。だから、訳者あとがきも2000年の段階で終わっている。できれば、その後のランスについて言及した解説が付けばよかったのだけど……。でも、7連覇はともかくとして、あんなに熱々だった奥さんとの離婚とか、今はUSポスタルサービスもディスカバリーもなくなっちゃったとか、そういう話になっていくと収拾がつかなくなっちゃうかもしれないし。本に記述された段階できれいに終わっているほうがいいのかもしれないね。

で、今のランスがどんなことをしているかについてはまったく知らないのだが、何となく将来は政治家になるような気がする。なんか似合ってるような!?


*「毎秒が生きるチャンス!」は、この自伝の続編ともいうべき内容。レースについてはこっちのほうが詳しい。今読み返すとおもしろいんだけど、もう絶版みたい……。

| | コメント (4)

2008/07/04

後半日程発表

J1リーグ後半の日程が発表されたので(一部未確定)、それを見ながら考える。
後半はどこのアウェイへ行こうかなと。

理想をいえば全試合生観戦が好ましいのだが、そういうわけにもいかない。自転車で遊びにも行くし、ダンナの趣味につきあって伊豆にも通わなきゃならないし。せいぜい、泊りがけの遠征が1回できれば上出来といったところだろう。

実をいうと、まだ「飛行機観戦」をしたことがない。遠方といっても、新幹線で行けるところまで。今年はぜひヒコーキにも乗ってみたいものだ。となると、札幌か大分。札幌は日曜開催なので、できれば大分かなあ。おいしいものがたくさんあるらしいし、大分には会社員時代の友人が住んでいるし。

あとは関西。数年前からのマイブーム「岡本太郎」さんの痕跡を求めて万博というのは悪くなさそう。神戸でもいい。神戸でサッカーを見たことがないからだ。どっちにしても、おいしいものがありそう。スタジアムという点から見れば、神戸のほうが良さそうだけど。

試合を見るのは当然として、うまいものがあるかどうかというのは行き先を決める重要な要素だ。ミもフタもない動機だけれど、ライトなファンはこんなものだ。うまいものがあるか、見てみたい観光地があるか、いいスタジアムかどうか(サッカー専用なのか、スタジアムグルメ(またも!)が充実しているのか、雰囲気はどうか)。せっかく行くのだから、試合以外にもいろいろ楽しみたいからね。

もうひとつの重要な要素の「自転車観戦」だけど、川崎戦は19時キックオフなのだった……。往路はいいとして、帰りは真っ暗ぢゃん。二子玉川まで戻ってくれば、街灯のある野川沿いで帰れるからいいとして、真っ暗な多摩サイを3キロ走るのはなぁ……超強力ライト2連装で行こうかな。もちろん、雨が降らなければの話。

明日は久々に埼スタで浦和戦を観戦予定。3年ぶりですかね。あまり積極的に行きたい雰囲気ではない場所なので、ここ数年は敬遠していたのだが、今月はアウェイの試合が多くて観戦機会が少ないので、見に行くことにしたのだ。

昨日くらいの気温&天気であれば、迷わず小径車観戦(帰りは輪行)するつもりだった。自転車で行けば、赤い人でいっぱいの電車に乗らないですむし、浦和美園駅から長い距離を歩かなくてもいいからね。でも、現状の天気予報ではすごく微妙。いちばん読めない「大気が不安定」なパターンだ……というか、こういう時は乗らないのがいちばんという典型的な天気予報。おまけに最高気温もすごく高いし、蒸し暑そうだ。このコンディションで埼スタというのは……うーむ、躊躇するなあ(というか、やめそう)。

いつにもまして怪我人続出でものすごく不安ではあるけれど、こういうときこそ頑張ってくれるものと信じて、しっかり見てくるつもり。スカパー実況解説陣は倉敷&ヒロミコンビなのね。BSでも放送するけど、スカパーを録りましょう。

リベルタドーレス杯決勝 フルミネンセ対LDUキトの2ndレグは、90分を戦って3-1。トータルスコアだと4-4になり、アウェイゴール方式があってもなくても同スコア(リベルタドーレス杯ではアウェイゴール方式を採用していない)。このため延長戦に突入するも決着つかずPK戦へ。フルミネンセはホーム、マラカナンスタジアムでPK戦の末に敗退。年末のクラブW杯には、初の南米王者に輝いたエクアドルのLDUキトが参戦することになった。

ホームで負けてしまったナビ杯の後だけに、次はアウェイで勝つぞ!と妙に感情移入しながら観戦してしまった。しかしフルミネンセのPKはずしっぷりは異常。リベルタドーレス決勝では時々こういう試合があるけれど、どうしてこうなってしまうのか不思議。本来、技術もメンタルもある選手たちなのに。

この試合でハットトリックを決めたチアーゴ・ネイヴィス(仙台にいたそうですが知らない)も、ワシントン(浦和にいたことは知ってる)も、GKがしっかり守ってPK失敗なんだもの。元Jリーガーとしてはドドー(大分にいたそうですが知らない)もいて、日テレ的にはフルミネンセが優勝してくれたほうがうれしかっただろうなあ、とニヤニヤと見てしまいましたよ。

これで、海外サッカーはひとまず終了。あとはJリーグに集中するぞ!と思ったら、ツール・ド・フランスが~! 第1ステージはスカパー予約の関係で、前半は録画すらできないんだけど、長丁場なので気にせず見ていくことにしましょう。

| | コメント (4)

2008/07/03

今度はチャボに遭遇

先日、ウサギに遭遇したばかりですが、今度はチャボでございますよ。

R0014768
↑レンズをつつかないでください!


いつものように時計回りでスタートし、舗装工事が完了した気持ちのいい道のカーブを曲がると、路面に茶色いものが……。げっ、動物の死体かよ~勘弁して~と、それでも好奇心は抑えられずによく見ると、それはニワトリ!? 死体ではなく、自転車道のド真ん中で昼寝をしていた模様。

さっそく写真写真!と、逃げられては困るので慎重にカメラを取り出すと、くだんの鶏は起き上がってこっちに歩いてくるではあ~りませんか。ノドの奥でクックック……と鳴きながらまっすぐ向かってくるんですが、どーして!? そばまで来るとママチャリの間を周回し始めます。人に慣れてるなー。でも、近すぎて写真が撮れないんですけど。

写真を撮ろうと少し離れたところへ歩いて移動し、カメラを構えます。と、ヤツもUターンして、早足でやってきてカメラのレンズをつつかんばかり(というのが、最初の写真です)。いや~迫力……というか、ちょっと怖いんですけど。

鶏に目を付けられるのも困るので、カメラをしまって先を急ぐことにします。しかしまだ追ってくるよ~私、君に何かしましたかね? ……と、向こうからジョギングのおじさんがやってきました。「お、どうしたの? 連れてきたんですか?」って、私がペットの鶏を連れて多摩湖に来るような人間に見えますか(笑)?


R0014767
↑愛用のママチャリとチャボ


この日、この鶏を見た人はほかにもいらっしゃったようで、nekki5149さんにコメント欄で「チャボ」だと教えていただきました。ありがとうございます。人に慣れているし、もとからいるわけはないので、これもまた逃げたか捨てられたかしたのでしょうね。野生動物を見てみたいのですが、最近目撃するのは「野生化」動物ばかりだなあ。

せっかくなので、ここ数日に撮った花の写真を並べておきます。アジサイも暑さでぐったりするようになりました。夏の花もほぼ出揃って、いよいよ夏が迫ってきますね。


R0014761
↑多摩湖自転車道のノウセンカズラ

R0014731
↑矢川緑地にて。たぶん八重咲きのムクゲ

R0014749
↑咲き始めのリョウブの花にアオスジアゲハ

R0014747
↑大好きなネジバナ(螺旋がきれいなものを選びました)


ネジバナは小さいけれども大好きな花で、この時期はネジバナを見るために昭和記念公園に行ってしまいます。自転車道沿いの草むらにたくさん咲いているので。「これはネジ」「これは逆ネジ」など、ひとつひとつ見ていくのがなんとも楽しかったりして(笑)。ネジバナが終わると、草刈り作業が始まるような気がします。

そういえば、昨日は多摩湖の「初蝉」でありました。ニイニイゼミが2匹くらい、弱った蛍光灯のような音をたてていただけですが……。もうすぐ、多摩湖も蝉の声でにぎやかになるのでしょうね。

| | コメント (10)

2008/07/02

現実的な選択

Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝1stレグ 東京VS大分は1-2で大分。
アウェイゴールを2点獲られたのは、ものすごく痛い。

R0014770
↑夕闇迫る味スタで飲むビールはうまかったのだが……


日曜の試合からスタメンを大幅に入れ替えての試合。小平で結果を出しているメンバーを出すという「城福の法則」にのっとって選ばれた選手たちのはずだが、いざ試合が始まってみれば、いつものスタメン組と比べてその差は悲しいことに歴然としていた。スタメンを奪取するために、あるいはナビ杯を再び掌中にするために奮起してほしかったのだが、意欲は空回りするばかり……というよりも、勝ちたいという大分の気持ちのほうがまさっていたといったほうが正しいかもしれない。

大分のなりふり構わぬサッカーで、前半からロスタイムは3分以上。そのロスタイムに1点を返した東京は、後半頭から茂庭を藤山に交代させる。この理由がまだよくわからないのだが、モニが負傷したということであればまだ救われるのだけれど、実際はどうだったのだろう。また、得点をあげた石川も前半終盤に傷めてしまったらしく、早々とエメルソンに交代(傷めた後に得点を決めた石川はエラい!)。

後半の前半は文字通りイケイケで何度もチャンスがあったのだが、こういう時間帯に決められないとしっぺ返しを食らうのは、サッカーのお約束でもある。残る交代枠は平山→カボレだったが、どうもカボレも調子がよくないようだ。以前ほど動けていないし、そのせいかナーバスになっていて、つまらないカードをもらってしまった。

それからは、パスはつながらないし、いい形も作れないし、いいとこナシの内容。1点を返せばいいだけの話なのに必要以上にあせってしまい、バタバタと自滅していったという印象。東京の選手やサポーター、スタッフをイライラさせるという大分の術中にはまったともいえるけど。もっと自信をもって、落ち着いてプレーできていれば、こんな結果にはならなかったと思うのだが。

試合終了後の挨拶に加わらずそのまま帰っていった栗澤……彼にもアクシデントがあったのだろうか? 出来の悪さはそのせいだったということであれば納得なのだが。

ここ数年低迷してきた東京にとっては、ナビスコ杯であろうと喉から手が出るほどほしいタイトルであることはいうまでもない。だからこそ、今日の試合も日曜のメンバーを中心に選ぶべきだったという意見もあるだろう。でも、たぶん監督は現実的に考えて、今日のスタメンを選んだはずだ。

リーグでは5位に落ちたものの、まだまだ上位を狙える位置にいる。土曜には浦和戦、さらに鹿島、ガンバ戦が控えている。一方で、日曜は10人で90分近くを戦い抜いて、疲労が抜けきっていない選手も多い。また、怪我などで使えない選手も少なくない。

こういう現状で、はたして「二兎を追う」戦いをしてもいいのか!?という問題は当然あると思う。私らはファンだから、「あれもこれも」と思ってしまうけれど、城福監督は冷静に判断して、リーグ戦のほうに重きを置いたのだろう。

大分は現状でほぼベストメンバーで戦い、初の決勝トーナメント進出に並々ならぬ闘志を燃やしていた(試合数や移動に関しては大分のほうがキツかったはず)。一方の東京はご覧のとおりだ。もちろん相手をナメていたわけでもなく、捨てゲームをするつもりではなかったのだろうが、結果は出なかった。そういうことだ。

平山のフリーキック(ちゃんと枠内だった!)や、浅利のミドルシュートなど、見どころは多く、時間がたつのは早かった。結果が出なかったが、試合は前半が終わっただけだ。後半は最低でも2得点はしなくてはならないが、それは来月の話。しばらく時間があけば、使える選手のメドもたってくるだろう。今は土曜日のことだけを考えればいい。

この日の入場者数は約1万1千人。アウェイ側にほとんど人がいなくても、平日の味スタにはこれだけ入るのだ。ゴール裏は頑張っていた。選手たちにはもっと頑張ってほしいのだ。

| | コメント (4)

2008/07/01

多摩湖のウサギ再び

多摩湖で、またウサギに出会いました。

R0014651
↑いきなりウサギがいるとビックリします


いつものように時計回りに多摩湖を走って多摩湖橋へ。何とはなしに慶性門のあたりを見下ろして「雑草がスゴいな~」とながめていると、何やら茶色い動物の姿が。というか、耳が長いんだからありゃウサギじゃん! さっそく見に行かなくては~!

と、自転車で坂を下り、信号を渡って慶性門の正面へ。おー、いたいた。ウサちゃんは一心不乱で草を食っています。多摩湖では以前にもウサギを見たことがあり、そのときは人をまったく怖がらなかったので、今回もそっと近くへ寄ってみました……さすがに逃げられた! 写真をちゃんと撮っておけばよかったよ~。

姿を消したウサギの後を追ってみましたが姿は見えず、周囲を一周しても見つからず、意気消沈して戻ってくると……あ、ウサギが戻ってる(笑)。今度は脅かさないように注意して、遠方から写真を何枚か撮りました。もっと近くに寄れればよかったのですが、また逃げられると困るので。

ひたすらお食事中のウサちゃんに別れを告げて、再び自転車で多摩湖橋へ。その後は、狭山公園入口まで行って戻る、いつもの往復コースです。で、復路の多摩湖橋から再び慶性門のところを見ると……まだ食ってるよ(笑)。時間にして10数分、まったく逃げる様子も見せず、ひたすら草を食べ続けるウサ公はアッパレでございますな。

ウサギの種類はわかりませんが、どう見ても野ウサギではないし、ペット用のウサギとしか思えないので、たぶん誰から捨てたか逃げたかしたのでしょう。そういえば、2年前に見かけたウサギも似たような感じでした……と、2年前の写真と比べてみると……(しかし我ながら書いていることが2年前とまったく変わらんな(笑))。


R0014657
↑前足と鼻のあたりが似ているような


もしかして、2年前に見たウサギなのかもしれません。右前足と鼻の横が白いところとか、特徴がよく似ているのです。毛色はだいぶ黒っぽくなったみたいだけど。というわけで、勝手に「同一ウサギ」と認定することにしました。ペットのウサギがここまで生き延びたとすればたいしたものです。カラスにもトンビにもやられず、車にも轢かれずに生き抜いてきたとは。

「このままがんばって長生きしてね」と無責任にエールを送ることにしました。また多摩湖のどこかで再会したいものです。


R0014659
↑慶性門とウサギ(食事中)

| | コメント (8)

« 2008年6月 | トップページ | 2008年8月 »