« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008/08/31

つかの間の青空

天気が不安定な週末は、例によって多摩湖&狭山湖付近をふらふら。

R0015650
↑主役は「空」の一枚


日曜日の今日は、本当に久しぶりの青空を見ることができました。それでも予報によれば夕方からは雨の可能性とのことでしたので、安全第一で近場コースを選択。

多摩湖付近に近づくにしたがって、ふだんの休日以上にたくさんのサイクリストやお散歩の人を見かけるようになりました。久々の晴れだから、やっぱり外に出たくなるのでしょうね~。夏休み最後の日曜日でもありますし。多摩湖でこの人出ですから、多摩サイはさぞかし混雑していたことでしょう。


R0015654
↑空が広いよ


狭山湖堤防から見る青空は本当に広くて、心まで晴れやかになってくるようでした(柏に勝ったしねー←まだ言ってる(笑))。もくもくとした白い入道雲があるかと思えば、秋の空ならではのうろこ雲もあったりして、季節が確実に移り変わっていることを感じさせてくれました。


R0015661
↑肉眼で見ると、もっと妖しく神秘的な色合いなのですが


とても雨が降るようには思えない空だったのですが、湖の反対側を見てみれば、なんともあやしくも美しい空模様。いつまでものんびりしていてはまた降られてしまいそうです……というわけで、急ぎ、多摩湖外周道路に戻り、かたくりの湯方面から野山北公園自転車道をへて、残堀川沿いを走り……8月最後の「ヴェルデ」へ。やはり青空だけではモノ足りないといったところでしょーか(笑)。

今回いただいた中では、梨のシャーベットがおいしかった! いやもう、まさに「梨」以外の何ものでもない味。これも今の季節ならではのフレーバーだと思いますので、機会がありましたらぜひ試してみてください。

ここまではよかったのですが、空はしだいに暗くなり、家路を急ぐ自転車の上にはポツポツと雨が……。しかも、わが家方面は思い切り真っ暗な雲の真下……ということで、雨雲に向かって帰らなくてはならない羽目になってしまいました。幸い、土砂降りになる前に戻ってくることができたのですが、その後はずっとバケツをひっくり返したような雨と雷。いやはや、間一髪でした。

振り返ってみれば、8月は多摩湖をぐるぐるまわっているだけで終わってしまったような。物足りないといえば物足りないような気もしますが、それでも一応は走れた幸運を感謝するべきでしょう。でも、9月はもうちょっといろいろなところへ出かけてみたいな~。

| | コメント (4)

2008/08/30

ひと晩あけて

関東地方を襲った雷と豪雨の翌日、ちょこっと多摩川の様子を見てきました。

R0015595
↑関戸橋をすぎて、京王線の陸橋にて


報道によれば、川崎市側では河川敷に取り残された人が救助されたそうですが、こちらは見たところでは心配していたほどの状態ではありませんでした。でも、水量は確かに多く、水も濁っていて、流れも急でなかなか迫力があります。少なくとも、水遊びをする気にはなれませんね。

この日は、府中の郷土の森博物館付近から国立あたりまでを走っただけなので、もしかしたら別の場所では雨の爪あとが残っていたのかもしれませんが。きっと、多摩川原橋の下あたりは、しばらく水びたしなんだろうなあ。


R0015596
↑雨の予感をひめた空模様


振り向いて空を見ると、巨大な白い入道雲がにょきにょき。その上からは黒い雲がかぶさってきていて、雨が降るのは時間の問題のように思えました……というわけで、撮影会(笑)はほどほどにして家路を急ぐことに。

しかし判断が遅く、立日橋に着くころにはポツポツと雨が。自宅までは10キロ以上もあるので、ここでジタバタしても仕方がありません。雨宿りすればやむとも思えないので、平常心で淡々と自転車を漕いでいくだけ。

昭和記念公園のあたりではかなり大降りになりましたが、その先では小降り、玉川上水駅付近では路面はビッショリ、空は茜色。そしてまた自宅近くではザーザーと大雨に。本当にこの局地的な雨、どうなっているんでしょう。今年の夏は台風による雨はまったくなかった代わりに、こうした予想もできない大雨ばかりでした。

天気予報によれば、8月最後の土日もこんな天気だとか。五日市方面へ行きたかったのですが、またも多摩湖&狭山湖な週末になりそうです。

木曜夜は、試合のビデオを見ながら勝利の余韻に浸っているうちに雷と豪雨がスゴくなり、NHKニュースを見ながらブログを更新していたら朝になってしまい……と、結局ほとんど寝られなかった(笑)。でも、久々体験できた勝利というのは本当にうれしくて、なんというか憑き物が落ちたようにさわやかな気分でしたよ。

勝利って貴重だなあというか、自分ってこんなに東京が好きだったのね!?と意外な気分。今までずっと「連敗でも気にしてない」「内容はよくなってるから平気」と思っていたつもりなんだけど、その実、気持ちが沈んでいたんだよね。柏戦だって「行くのはやめようかな」と思ってたわりにはしっかり行ったわけだし、気づかないうちに日常生活が東京に侵食されていたのだなーと実感したのでありました。

考えてみればその通りで、「自転車ポタリングブログ」というコンセプト(?)のもと始めた当ブログは、いつのまにやら「FC東京大好きブログ」になっちゃってるわけだし(笑)。なんだかよくわからないけど、こうしてハマっていくものなんだろうなあ。

| | コメント (8)

2008/08/29

復活の狼煙!?

J1リーグ第23節 柏VS東京は0-1で東京。
私がスタジアムで味わったリーグ戦勝利は、実に5月3日以来。長かった!

R0015585
↑よかった!


次々と流れ込む雨雲によって、断続的な雨となった関東地方。柏もご他聞にもれず、時間帯によっては大雨、あるいは小康状態と、実にめまぐるしい天気に見舞われた。そしてその影響は、日本有数のサッカー専用スタジアムをも直撃したのだった。

試合開始直前に到着したので始まってみるまで知らなかったのだが、一見いつもどおりに見えた日立台のピッチは、実は雨水を多く含んだプールのようになっていた。

ドリブルはもちろん、パスも途中で止まるようなピッチコンディションで、パス回しが身上の東京がどう戦うというのか。今シーズンの雨天の戦いはもれなく勝っていないという実績まであることだし、正直いって「これは東京にはキツい」と思っていた。

ところがそれが「ケガの功名」になったのかどうか、今までなら「パスをまわすことに集中しすぎてシュートまでいかない」わがチームが、ピッチコンディション優先のプレーをした結果、勝つことができたのだからすばらしい。やろうと思えば、臨機応変の戦いができるではないか!

水しぶきのあがるピッチにいち早く対応したのがエメルソン。どの場所に水がたまっているのかをすばやく把握して、「ここにこの速さのパスを出すと止まる」と見切ったプレーを繰り出すところには舌を巻いた。肌にまとわりつくような不快な湿気の中で、膨大な運動量で動き回っていたエメルソン。本当にすばらしかった。

今野&梶山がいい意味で目だっていたのもよかった。特に今ちゃんがこんなに活躍していたのなんて、今シーズンで初めて見たような。彼が以前のようなプレーをしてくれれば、東京は必ず復活できる。茂庭はだいぶ安定してきたし、梶山も効いていたし、だいぶ希望がもてるような予感がしてきたのは確か。

良かっただけに得点に結びつかないのがもどかしく、どうしても勝ってほしくて後半は気が気ではなかった。城福監督と羽生さんが中心となって追求してきたサッカーはなかなか結果は出ないけれど、少しずつ進歩はしている。その流れを止めないためにも、どうしても1点がほしかったし、勝利してもらいたかった。

選手たちの頑張りは、勝利をもって報いられるべきだと強く思った。最近のゴール裏の雰囲気が良くなかったので、なおさらそう思ったのかもしれない。

唯一のゴールは赤嶺のもので、それも彼らしからぬ見事なミドルシュートだった(相手に当たってましたか?)。得点が少ないだけに2点目がほしかったけど、それでも1-0で逃げ切れたのは本当に大きい。結果が出たことで、選手たちもある意味、吹っ切れたのではないかな。これが反撃のきっかけになればいいのだけど。

ゴール裏から「眠れない街」が聞こえてきたのは、終了のホイッスルのあと。それだけ、慎重だったのか。久しぶりに聴くこのメロディーに、しばし酔いしれてしまったのだった。

リーグ戦も後半に入ったわけだが、前半で負けた相手には少なくとも敗戦はしたくないもの。残念ながら浦和には連敗してしまったが、名古屋にも柏にも勝ったし、横浜F・Mには負けなかったし(でもべるでーに負けた)で、それほど悪くない成績かもしれない。前半で勝った相手には連勝するつもりで、次の大宮戦に臨んでもらいたい。

ところで、久々の勝利もやっぱりアウェイゲームだったのはちょっと残念。ホームでのリーグ戦勝利といえば、4月29日以来、ずっとご無沙汰なのだ。そろそろホーム・味スタでの勝利がほしい! ここから約2週間、じっくりと英気を養って、前半のころのような目の覚めるような勝利をぜひ、ホームで見せてもらいたい!

実は試合前は、のんきに(?)柏在住の古い友人に久々に会っていたのだった。ネットでのコミュニケーションはあっても、リアルで会うのは実に03年の7月以来で、このときもやっぱり柏戦だったっけ(笑)。

R0015566
↑マンゴープリン。美味!


待ち合わせは、柏のタカシマヤにある香港発のデザートレストラン「糖朝」。マンゴープリン、確かに絶品でした。思っていたよりも小さめで「高い!?」と感じてしまったのだけど、甘すぎず、マンゴーぎっしりで、確かにお値段だけのことはあったような。次に柏に行く機会があったら、ほかのスイーツも試してみたいね。

結局、スタジアムまで車で送ってもらい、おかげさまでほとんど雨に濡れることもなく、日立台に到着。帰りも、柏サポの「久々にエフシーに負けたなー」とか「栗澤に早く来てもらわなくては」とかというボヤきを背中で聞きながらもあっという間にバス停に着いて、サクサクと帰ることができた。最初は「雷雨がひどかったら途中で帰る」とまで思っていたのだけど、結局最後まで見ることができたしなあ。本当に、行ってよかった!

昨夜から降り続いている雨の被害はものすごい。サッカーの試合が無事行なわれて、無事観戦ができたのは奇跡だったのかも!?と思いたくなってくる。自転車で出かけるような見知った地名に「避難勧告」が出ていると知ると、どうにも心配で仕方がない。朝は交通機関にも影響が出そうだし、本当に心配。皆さん、どうかお気をつけて。

| | コメント (4)

2008/08/28

久々に日立台

数年ぶりに、3度目の日立台です。

久々に日立台


幸いにして、雨は収まっています。蝉も鳴きはじめたし、もうしばらくはもちそう。現在ピッチ上では、梨のマスコットとご老人たちが踊っていたりするのですが、このまま天気がもつのを祈るばかり。

水しぶきの飛ぶピッチで、前半は互角。さて、後半に期待したいところです。

| | コメント (0)

2008/08/27

奇妙な夏

8月もまもなく終わりですが、今年は本当に変な夏でしたね。

R0015541
↑よく見ると目が大きくてかわいい顔なんだなあ


暑かったことは確かですが、猛暑日の数は昨年ほどではありませんでした。それならば過ごしやすかったのかといえば、ぜ~んぜんそんなことはなく、常に雷雨の恐怖に怯えていたような……。

梅雨明け直後は夕立が多いものなのですが、いつもの夏ならば、そんな不安定な気候は7月下旬で終わってしまいます。ところが今年は、8月に入ってもずーっとおかしいまま。真っ青な空と白い入道雲という真夏らしい空はほとんど見られず、どんよりとしてどこか濁った青空だったような気がします。

それに、夕方の雷雨の多さときたら! 降ればどしゃぶりなのですが、これが実に局地的なのも今年の特徴でした。中央線で移動中、三鷹は大雨なのに、武蔵境は小雨、続く武蔵小金井は再び豪雨で、国分寺は夕焼け……という天気も実際に経験しましたし。

こんな不安定な天気のせいか、この夏、いちばんよく見たサイトは「東京アメッシュ」。これを見ては「あー、今週も五日市方面はやめといたほうがいいなー」とか「埼玉との県境が雨だから、多摩湖はやめておこう」とか、本当に役立ちましたよ。

天気が崩れるのは夕方が多かったので、さすがの私も「朝は起きられない」なんてことを言っていられなくなりました。おかげさまで、この夏は3回ほど(←たったそれだけかよ!)午前中に多摩湖方面に出かけ、ふだんは見られない風景を見ることができました(写真は別の機会にでも)。これは、よかったことかな。


R0015538
↑この幹には13匹ものセミがとまっていました


そんな不安定な夏の最後をしめくくる8月最終週はといえば、まるで「秋の長雨」です。自転車に乗るどころか、洗濯もままなりません。今日は久々にお日様を拝むことができて幸せだったのですが、明日からはまた雨だとか(しかも夜の千葉方面は雷雨になるらしい)。

こんな夏は今年限りにしてほしい!と言いたいところですが、なかなかそううまくはいかないような予感もします。ヒートアイランド現象や温暖化の影響もあるでしょうし、こうした極端でおかしな気候はこれからずっとつづいてしまうのかも……。


R0015561
↑ギンナンもこんなに実っています

| | コメント (4)

2008/08/26

「弱虫ペダル」

少年チャンピオン連載の自転車漫画「弱虫ペダル」(渡辺航・著)がコミックスになったので読んでみた。

Cdb7a1909fa0196ddb61b110__aa240__lおもしろいじゃないの~。

主人公の小野田坂道は、千葉の県立高校に入学したばかり。典型的なオタク少年の彼は、少しだけフツーのオタクとは違っていた……それは、秋葉原までの片道45キロの道のりをママチャリで通っていたこと。自転車ロードレースに燃える同級生・今泉は、20%以上もある通学路の激坂をママチャリで登る坂道を見て衝撃を受け、2人は勝負をすることに!?

少年が主人公の自転車漫画の場合、必ず「主人公と自転車の出会い」が描かれることになるのだが、この作品はその導入部がひと味変わっていておもしろい。何せ主役は、運動部が大嫌いでアニメ研究会設立を目指す気弱なオタク君なのだから。

しかも、秋葉原までの往復90キロをママチャリで通うのは「電車賃を節約するため」だし、生徒がほとんど使わない20%の激坂を登って学校へ行くのも「他人に聴かれることなく大声でアニソンを歌えるから」で、今泉との勝負を受けたのも「もし自分が勝ったら、今泉がアニ研に入ってくれる」からなのだ。

しかし実は彼には隠れた素質があって(笑)、やがて自転車選手(そのネーミングからしてクライマーでしょう)として開花していく……というのが今後のストーリーになるのだろう。1巻目が終わったところではまだこの勝負の結果もわからないし、坂道はママチャリ以外の自転車を漕いだことすらないのだけど。

自転車漫画というと、けっこう熱血系の絵柄が多いのだが、こちらは「オタクが主役」とあってか、親しみやすいかわいい絵が特徴。1巻の表紙に描かれた坂道君を見たときは、一瞬「女の子?」と思ってしまったくらい。2枚目キャラの今泉、自転車オタクの女子・寒咲と、キャラもいい感じでそろっている。

「オタクと自転車」というのは相反するイメージがあるかもしれないが、なんつーか、私のまわりはオタクな自転車乗りさんが多く、こういう設定はすごくしっくりくる(笑)。アニメ業界でもスポーツ自転車にハマっているクリエイターさんはものすごくいらっしゃるですよ。部品ひとつにもこだわれるあたりが、オタク系な人にも合うんでしょうかね。

1巻目のペースでいくと、坂道がロードレーサーに乗るまでにはまだまだだいぶかかりそうなのだが、できれば急がずにじっくり描いていってほしい。少年漫画誌にはいろいろ事情があるだろうが、「チャンピオン」なのでその他のメジャー誌よりは時間をかけて取り組むことができるはず……と期待しちゃうんだけど、大丈夫かな?

以前に紹介した「バイキングス」は、7巻が出たところ。しかし連載のほうは9月で終わってしまうらしい……ということは、7巻で描かれているあのレースでおしまいってこと!? 不完全燃焼のような気がして、残念きわまりない。「シャカリキ!」みたいに、「成長物語」として最後まできちんと描かれた自転車漫画になってほしかったなあ。

映画「シャカリキ!」も9月に公開ということで、一応見に行く予定。なんといっても、ネタになるし(笑)。

 

| | コメント (8)

2008/08/25

多摩湖周辺にて

暑い暑いと文句を言いながら自転車に乗っていた先週が、ウソのようです。
でも思い出してみれば、季節は確かに秋に向かいつつあったのでした。

R0015498
↑「多摩湖梨」のノボリがはためく


北山公園近くの梨の果樹園には「多摩湖梨」のノボリが。「多摩湖梨」という品種があるのではなく、この一帯でつくられている梨を総称してそのように呼んでいるようです(「多摩川梨」も同じですね)。直売コーナーもあったので買っていこうかと思ったのですが、お店の人が見当たらずに断念。


R0015500
↑誰もいないので写真だけ撮って帰りました


「多摩湖梨」と印刷された箱が積み重なっていたり、地方発送の送料が貼られていたり、分厚い発送伝票の束があったりで、かなり人気があるように見えました。売られていた梨も、3種類くらいあったかなあ。できれば異なる種類を1個ずつ購入したかったけど、そういうシステムではなかったようでした。

梨は水分が豊富で、暑い時期にこそ食べておいしい果物なのですが、出回る時期になると肌寒くなるのが不思議。身体が冷えてしまうので、梨はちょっと苦手なのです……。もっと暑い時期に出回ってくれるといいのですけどね。

夏のあいだ、何度もお世話になった地元の畑の直売コーナーにも「トマトと枝豆は終わりました」という貼り紙が目立つようになりました。さすがにジャガイモとタマネギばかりでは購買意欲がそそられない……。枝豆にビール!がおいしかった時期もそろそろ終わりなのでしょうか。でも、枝豆の真打「だだ茶豆」はこれからが旬なんですよね。


R0015495
↑香りも濃厚なクズの花


多摩湖沿いの雑木林では、クズの花が咲き始めていました。これもまたクサギと並んで、独特の香りを発する花。繁殖力が旺盛で、まるでクズのネットが覆い尽くしているような場所もあります。葛粉の原料になるとは思えないパワフルなつる性植物でございますな。


R0015453
↑名前はなぁに?


樹木にからみつくようにして白い小花が咲いていたので写真を撮ったのですが、結局名前がわからず。樹木なのか草花なのかも判然とせず、図鑑をしげしげと見ているのですが、どうも該当しなくて。そのうちわかるかな?

 *追記*
   コメントにて、「センニンソウ」と教えていただきました。
   画像をいろいろ検索して、まさしくこれだ!と確認。ありがとうございました。
   それにしても、図鑑に載ってない……図鑑がショボいのか!

この日は午前中の自転車散歩だったのですが、めずらしくいろいろな生き物に出会いました。まずは玄関先でヤモリ君に遭遇(今年はずっと見ていなかったので、ちょっとうれしかった)。次に、多摩湖外周道路を横断していたコジュケイの親子(とっさのことで写真は間に合いませんでした)。で、この白花の隣の枝では、アオダイショウの子供が長々とお昼寝中でした(写真は自粛)。

多摩湖通いが続いた夏もそろそろ終盤!? 今週はずっと雨予報ばかりですが、はたして自転車に乗れる日はあるのでしょうか。

| | コメント (8)

2008/08/24

みじめな敗戦

J1リーグ第22節 東京VSべるでーは、1-2でべるでー。
しかも、ロスタイムでの失点。私が見るようになってから、東京ダービーでのホーム敗戦は初。

まだうまく感情をまとめることはできないが、「正当な敗戦」だったと思う。そう認めざるを得ない。

今となって思えば、前半のユルユルのべるでーも、後半に力を出し切るための作戦だったのかも!?と思えてくる。東京のゴールが取り消されたのは痛かったけれど、それ以上の得点ができなかったのがすべての敗因。

ボールが転がった跡がピッチに残るような芝の上で、いったいいつまでパスまわしをすればシュートを打つのだろうか!? そんなサッカーをやっていれば、勝てる試合だって落としてしまう。1失点目も、起点はみずからのミスだった。後半ロスタイムでの失点も、あの時間帯でCKを与えてしまうこと自体がミス。「自業自得」。これ以外にことばが見つからない。

国立競技場での東京ダービーは今季2度目だが、アウェイゴール裏に陣取るべるでーサポーターの数は、前回をはるかに上回っていた。雨の中、こんなにたくさんのべるでーサポがいるとは、にわかには信じられなかったほどだ。

べるでー側の観客数が急増した原因は知らないが、観客数はこれほどまでに水ものということだ。いわゆる「東京ダービー」で、わがFC東京がべるでーより上回ってきた部分といえば、実のところ「観客数」でしかない。歴史もタイトル数も、すべて奴らのほうが上だからで、現状ではこのハンデをくつがえすことはできない。

だが油断をしていれば、すぐに「観客数」の面でも逆転されてしまうだろう。会員制度の改革とか、マスコット制作とか小手先のことを考えることも重要かもしれないが、いちばんは「チームが強くなること」なのだ。

東京のスローガンは「強く、愛されるチーム」だったような気がするが、「強ければ、愛してくれる人が増える」というのが現実的なところ。ギリギリの残留争いを繰り広げて残留する戦いぶりが好きな人もいるだろうが、そういうマニアックな人は少数派と心得たほうがいい。

選手交代も機能していなかったが、サブのメンバーに「彼が入れば得点できるかも」というような人材がいないのは痛い。べるでーでさえ途中でレアンドロが入るのに、東京の場合は交代させるとそれだけ得点から遠ざかるような気がするばかり。

また、相変わらずセットプレーがまったくチャンスにならないのもツラい。CKもFKもスローインも、得点につながるような気がしない。せめてセットプレーがもう少しマトモであれば、1試合最大1得点の壁も崩せるような気はするのだが……。

とにかく、ここが踏ん張りどころ。もともと今シーズンは「建て直しのシーズン」と感じていたファンは多かったはず。初心に立ち返って、基本に忠実なサッカーをしていこう。2年前のように、ここで短気を起こしてはいけない。何ごとも堪忍ですぞ。

それはそれとして、「糞レフェリー」コールをした試合で勝ったことがないということは、ゴール裏は認識しているのだろうか? 今回のコールは、流血した今野がなかなかピッチに戻れないときに起こったものだったが、そもそも主審は当該選手の血が止まったことを確認しなければならないはず。

このコールを聞いた時点で、「この試合は勝てないかもしれない」と感じたのだが、それどころか負けてしまったのだった(今野も流血したのならばベンチ側に戻ってすぐに治療を受けるべきなのに、なぜかバックスタンド側に下がってしまった。1人欠けているあいだにまたも失点したらどうしよう!?とひやひやした)。

とにかく、「糞レフェリー」は永遠に封印してほしい。あまりに理不尽な判定で2人くらい退場をくらったりしたら(あるいは02W杯の決勝トーナメントの韓国戦みたいな試合であれば)、大声で怒鳴ってもいいと思うけれど、それ以外ではもう二度と聞きたくない。

今季、東京ダービーも4戦目で、過去の3戦はいずれも勝利だったことで、サポーター側も明らかに「ダービーに飽きた」というようなユルい部分があった。チームにしても「勝てる相手」という傲慢な態度がなかったとはいえないだろうし、闘争心の面でも、対戦相手のほうが上回っているように見えた。あらゆる面で、負けるべくして負けた試合。自業自得。べるでーに対する怒りはなく、ただただ情けなく、悲しい思いでいっぱいだ。


*雨なので写真は自粛……カメラまで水没したら困るもんね。

| | コメント (6)

2008/08/23

「緑は大嫌い」

北京五輪サッカーについてくどくどと書いているわりには、他の種目はほとんど見ていない。

なので、メダルを獲ったと聞いても、どの種目で何という名前の人がどのメダルを獲ったのかというと、どうもよくわかっていなかったりするのである。

体操で銀メダルを獲った内村航平選手という名を知ったのも、実は東京系のブログ「見る前に跳べ」の記事を読んだからという体たらくだったりする。なぜ気になったかといえば、彼が好物だという駄菓子の製造メーカーの名に、見覚えがあったから。

「有楽製菓」というこの文字列、自転車でよく通る道沿いで見かけたことがあるのだ。住所を調べてみると、確かにいつも通る場所。「都立薬用植物園」や西武線の「東大和市」駅にほど近い、青梅街道沿いにその本社がある。外から見るといつもシ~ンとしていて、「聞いたことない社名だし、もしかしてもう営業してないのでは?」と失礼なことを考えていたのだが、と~んでもない、今をときめく企業だったのね。

それにしても、東京の練習場のある小平市内に、五輪の銀メダリストゆかりの(ホントかよ)場所があるというのはいい話ぢゃないですか。しかもこの内村君、アスリートのくせに野菜が嫌いで、それが高じて「緑色も嫌い」なんだとか。いや~、ぜひ東京側に引き入れたい人材ですな。


R0015487
↑青梅街道沿いにひっそりとたたずむ本社


こういう時事ネタは時期を逃すと寒いだけになってしまうので、さっそく「有楽製菓」の写真も撮ってきた(笑)。報道によれば、内村選手に対してロンドン五輪までサポートを申し出たそうだが、彼を応援するダンマクが張られているわけでもなく、工場直売「ブラックサンダー」が売られているわけでもなく、いつものように閑散とした静かな工場(?)でしたよ……。

ともかく、今夜は「緑が大嫌い」な我らの正念場。明日のほうが天気は悪そうですし、コンディションとしては今日のほうがマシなはず。雨が降ろうが槍(笑)が降ろうが、気持ちよく4連勝といきましょう! 

で、ようやく北京五輪が終わりそうでホッとしているところ。五輪のあいだは、わたくしの大好きな数少ない地上波番組「天気予報」さえまともに放送してくれないありさまで、はっきりいってうんざりしていたのだ。

とはいえ、「自転車レースのTTも放送しろよ!」と思っているくらいで、別に五輪にうらみがあるわけではない。どうせ放送するのであれば、専門チャンネルを5つくらい用意して、あらゆる競技を公平に延々と垂れ流してくれるのが理想なんだけど(日本人選手中心のチャンネルは別途設定すべし)。せっかく地デジだか何だかになることだし、次回はそうしてくださいよ。

| | コメント (6)

2008/08/22

記録より記憶

北京五輪女子サッカー 3位決定戦 日本VSドイツは0-2でドイツ。
ドイツが銅メダルを獲得した。

いい試合だった。

なでしこは何度も決定的なチャンスをつくっていた。枠内シュートは日本のほうが多かったのではないだろうか。きれいなパス回しと労を惜しまぬ走りっぷりを見ていると、東京(日本代表もそうだ)にもこうやってほしいんだよ!と言いたくなってくる。

ドイツのほうがいろいろな意味でうわてだったが、日本にも充分に勝機はあった。後半は失速するのではないかと思ったが、後半に入っても彼女たちは頑張った。足が止まりそうになるところを、気力でもたせているようにも見えた。彼女たちを走らせているものは何なのだろう!?と考えてしまったほど。

グループリーグから3位決定戦までの6試合を、ほぼ中2日で走りつづけたなでしこジャパン。金銭的にも環境的にも恵まれず、男子サッカーよりも人気が低い女子サッカーは、今まで押さえつけられていた分の鬱憤を晴らすかのように、みごとに羽ばたいてみせた。彼女たちを見て、後に続こうと決心する女子は少なくないに違いない。

銅メダルは逃したかもしれないが、なでしこの戦いは多くの人の心に残るだろう。4位とはいえ、これも立派な記録である(記事タイトルと反対のことを書いてるけど)。五輪サッカーで準決勝に残ったこと自体、40年前のメキシコ五輪以来だというのだからたいしたものだ。試合後の選手たちの表情も「やり遂げた」という満足感が表われているようで、すがすがしかった。勝敗だけではない確かな手ごたえをつかんだのだろう。

JFAの会長様もおっしゃっているようだが、男女を問わず、これが日本が目指すべきサッカーの戦い方なのだろう。女子にできて、男子にできないはずがないのだが……。ダンナの感想は、「女子のほうがコミュニケーション能力が優れているから、サッカーが強いのでは?」というもの。うーむ、確かに選手同士がもっとよく話し合って、試合中も声を出して戦っていれば、もう少しはマシだったかもね……。

なでしこの戦いは立派だったが、彼女たちの偉業を思い出すたびに、同時に「それに比べて男子はヒドかったなー」と浮かんできてしまうのがなんともガッカリなんだけど(笑)。

明日は国立競技場でべるでーとの戦いなのだが……予報はしっかり雨! 国立で雨! ポンチョは必須のようだ。おまけに気温もかなり涼しいようなので、猛暑に慣れた身体には逆にキツいかも。

でも、涼しい気温と国立の良芝こそ強い味方!と信じて(でも雨は苦手なんだよなー)、今年のダービー全勝を目指し、久々にMoving Footballが見られるはずと期待することにいたしましょう。

| | コメント (2)

2008/08/21

長友を救え!

キリンチャレンジカップ 日本VSウルグアイは1-3でウルグアイの逆転勝利。

五輪でソフトボールや野球が熱戦を繰り広げる中で、はたしてこの親善試合に注目していた人がどのくらいいたかは知らないが、とにかく札幌の地でひっそりと(?)代表戦が行なわれたのだった。

まったく期待していなかったが、田中達也のA代表召集や小野伸二の復帰という話題性もあり、わりと積極的な試合運びで、思っていたよりはおもしろいゲームだった。これまた期待していなかったウルグアイも、いいメンバーを連れてきてくれて、しっかりと強さを見せた。ウルグアイがこんなにちゃんとやってくれるとは思っていなかったので、思いのほか楽しめた。

日本の1得点はオウンゴールということで、相変わらず決定力はないし(でも、意外といい枠内シュートもあった)同じような形での失点を繰り返したりもしていて、反省すべき点は山ほどあるだろう(←他人ごと)。

ところで、観客数は3万人を超えたそうだが、都内近郊だったらこんなに集まらなかったのではないかとも思う。日本代表の人気を復活させるためにも、今後の代表の親善試合はもれなく地方で行なうべきじゃないかな(ドサまわりが基本です!)。

それよりも、気になるのは長友である。

後半から投入され、決定的なミスをしてしまったが、幸いにしてそれは失点にはつながらなかった。普段の彼ならばありえないことだし、表情も冴えないしで、見ていられないような気持ちになった。そもそも、先週は北京にいたのだから、疲れているのはあたりまえなのだ。


試合後のコメント(J's GOAL)は、なんとも痛々しい。試合について聞かれているのに、人生を語ってしまうのだ。

プレスがきつく、判断が遅れたという感じです。(この試合は難しかったが)今までの試合の中では五輪もレベルは高かったです。上手く行かないですし、踏ん張り所ですね。今までの人生の中の事を考えてもそう。でも、これがオレの実力だと思うし、やるしかない。今までがスムーズに行きすぎてた。壁にぶち当たってますね。どうすればいいのかよくわからないですが、乗り越えるしかない


昨夜の日本代表の中で、長友ほどこの1年で環境が激変した選手はいないだろう。1年前は、たぶん彼にとってはサッカーの日本代表戦はTVで見るものだったに違いない。

たまに小平で青赤をまとって練習試合に出るようになったと思ったら、あっという間に東京でレギュラーになり、代表ユニを着て海外遠征をするようになり、負傷をし、売店で売り子もやり(笑)、本調子ではなくても試合には出始め、北京五輪にも出場し……と、とにかく波乱万丈、1年で5年分くらいの経験をしてきている。これでは、精神的にパンクしても仕方がないだろう。

彼は本当にマジメな選手だし、向上心もとても強いので、「試合に出られるか」と監督に問われれば、ちょっとばかり不調ではあっても「出ます!」と答えてしまうだろう。そもそも、不調や疲労を自覚することさえないかもしれない(自覚をしないだけで、身体や精神はだいぶ疲れているはず)。頑張り抜くことで自分を奮い立たせ、壁を越えようとするタイプ。だからこそ、心配なのだ。

彼のすばらしい才能と精神を、「オーバーワーク症候群」だか「燃え尽き症候群」だかで蝕んでいいのだろうか。本来ならばクラブが守ってやらなければならないはずだが、協会と代表様が相手ではなかなか勝ち目はなさそうだし……。それでも、今のままではあまりにも不安。

東京が「長友が休んでも安泰だよ」といえるような状態にあればいいのだが、まったくそうではないし……。ファンとしてはただ心配し、祈り、見守るしかないのがツラいところだ。


追記
トーチュウの記事によれば、東京は今回の代表召集を見送るように伝えていたのだそうだ。それでも、長友は呼ばれて酷使された。岡ちゃんは長友がお気に入りらしいが、その選手を「使い捨て」にしていいと思っているのだろうか。これで長友が壊れたら、2度目だぞ!

| | コメント (2)

2008/08/20

五輪蹴球準決勝など

男子サッカー準決勝 アルゼンチンVSブラジルは、3-0でアルゼンチンが決勝進出。

日本代表とはまったく関係ないのに、NHKが生放送をしてくれるのだから、これがいかに注目を集める試合かということがわかるというものだ。両者がW杯で対決したことはほとんどないので、名目はU-23とはいえ、豪華なメンバーが集う両者の戦いが五輪で見られるのはうれしい。

でも、結果はちょっと予想とは違ってたかな。前半はお互い牽制し合いながらの緊張感あふれる試合でよかったのだけど、アルゼンチンが2点を入れて、次にブラジルのゴールがオフサイドで取り消された後は、何だかおかしくなってしまった。確かにファウルではあったけれど、何も2人を退場させなくても……。

審判はウルグアイ人で、南米予選ならよくあることだけど、五輪なのだから欧州の審判を呼ぶほうがよかったのかな?とも思ったりして。全体的にはいいジャッジをしていたと思うけど、2人もいなくなってしまえば試合は壊れちゃうよ。それに、あのオフサイドも微妙だったし……。

「Foot!」で見たところによれば、アルゼンチンではメッシよりもアグエロのほうが評価が高いらしい。そのわりにはこの五輪でもイマイチで、その評価ってどうなの?と思っていたのだが、この試合では「2ゴール&PKゲット」と大活躍なのであった。そうでなくても大活躍するメッシがいる上に、ここでアグエロがブレイクしてしまえば、アルゼンチンはずいぶんとラクになるだろう。お義父さんも大喜びだろうね。

プレミアが開幕しているのにマスチェラーノは北京にいるし、欧州の有名クラブのスタメンクラスが顔をそろえる両チームのメンバーを見て、「日本のU-23代表は、本気でコイツらと戦えると思っていたのだろうか?」とまたも疑問に感じてしまった。欧州各国はユーロがあるから五輪はどうでもいいと思っていただろうが、この南米2か国の五輪への注力ぶりは半端ではない。

本来であれば、日本もそのくらい本気でやらなければいけなかったのだ。反町監督は「悔いはない」と会見で言っていたが、もし本心から言っているのだとしたら本当に困ったものだ。日本人は総じて五輪好きなので、五輪で活躍したスポーツが一気に人気種目になることがある。その貴重な機会をみずから摘み取ってしまい、多くのサッカーファンを落胆させ、選手たちも海外スカウトに対して何のアピールもできず、サッカー日本代表の未来を暗いものにしてしまった責任は相当重いと思う。

で、そんな日本代表は今夜はウルグアイと親善試合。五輪代表メンバーが何人か招集されたようだが(ウチの長友とか!)、国内でのんきにヌルい親善試合をするよりは、北京に残って戦っていたほうがよほど代表の強化にはつながったはず。今夜はどんなグダグダな内容になるのか、ある意味、楽しみである。

最近は、代表戦を見ているとイライラするし、東京の試合を見ると悲しくなるので、先週からはプレミアに逃避を始めている。

「プレビューショー」~本編(試合)~「ハイライト」とつながる一連の流れは、週代わりのドラマを見ているようでとてもおもしろい。それに、プレミアはカメラワークのセンスも良く、微妙な判定を繰り返しリプレイしたり、監督の表情をしつこく追ったり、視聴者が見たいもの&送り手が見せたいものをしっかり映し出してくれる。

カメラの数や映像の美しさではCLのほうが上かもしれないが、プレミアのカメラは何だか人間くさくて好きだ。もちろん、スタジアムにまさるサッカー観戦はないとは思うけれど、画面で楽しむサッカーというものも確かにあるんだなと気づかせてくれるのだ。Jリーグの場合は、あくまで「スタジアムに行かれないから、仕方なくTVでお茶を濁す」というレベルの映像しか流してくれないからね。

注目の第一戦では、お気に入りのチェルシーが快勝してくれてひと安心。それにしても、04年からホーム無敗というのはスゴすぎる。ラニエリ~モウリーニョ~グラント~スコラーリと、監督も4人目なのに無敗継続中。味スタがスタンフォード・ブリッジみたいになる日は来るのだろうか。

毎年、チェルシーとは別に「ひそかに見守りたい」チームを決めるのだけど、(昨年はサンダーランド、その前はレディング、その前はウィガン)、今年はハル・シティに。104年かかってトップリーグ昇格というのもスゴいし、トラの着ぐるみもかわいい(笑)。頑張ってプレミアに踏みとどまってほしいな。

相変わらずミーハーに応援している「特別な監督」率いるインテルの試合は、セリエならではの複雑な事情により半分くらいは放送されないのが残念。でも、放送されるカードはたぶん必ず見るし、CLもあるので楽しみ。久々にセリエを見るんだなあ。30日以降はTV観戦スケジュールがパンクしそうなので、各国リーグはせいぜい1試合ずつしか見られないかもしれないけど(だって、ブエルタも始まるんですよ、奥さん!)。

| | コメント (2)

2008/08/19

心を動かすサッカー

北京五輪女子サッカー準決勝 日本VSアメリカは、2-4でアメリカの圧勝。
日本は3位決定戦でドイツと対戦することになった。

典型的な「弱小国VS強豪国」の試合になってしまった。先制はしたけれど、その後は圧倒的な力の差を見せられて失点をつづけてしまう。せめて前半だけでもリードした状態(あるいは同点)で終わらせたかったが……。

常識的に考えれば、日本がアメリカに勝つことはほとんどムリなのだが、サッカーというスポーツには「100%」はない。10試合か20試合やれば、うち1試合くらいは日本が勝つかもしれないし、この対戦がその1勝になるかもしれない。いずれにせよ、全力を出しきって、悔いのない試合をしてほしい……そう考えていた。

前半、得点してからしばらくまでの間は、日本はみごとな試合をしていた。逆転された後は臆病になってしまったのか、防戦一方になってしまったが、それでも後半ロスタイムに1点を返して意地を見せた。敗戦はしたが、なでしこの奮闘は見ている者の心を動かしたと思う。

アメリカは王者のサッカーだった。男子のW杯でのブラジルがチームのコンディションを決勝戦に向けて高めていくように、アメリカチームは準決勝や決勝に向けてコンディショニングをしていたという印象。もしなでしこがアメリカに勝つとしたら、グループリーグのときが唯一のチャンスだったのだろう。

3位決定戦の相手はドイツ。これまたアメリカ並みに強いチームである。だが、おそれずひるまず、彼女たちはしっかり戦い抜いてくれるはず。なでしこの戦いを最後まで見届けたい。

女子サッカーは代表戦しか見ていないのだが、それでも彼女たちの成長が画面からも伝わってくるのはすばらしいことだ。監督も代わり、選手たちも入れ替わるが、「なでしこジャパン」というチームの戦い方には常に一本のスジが通っているように見える。しかも、過去の試合が経験としてチームの財産になっているので、大会ごとにチームが強くなっているのがわかるのだ。

たとえば五輪だけとっても、なでしこは大会ごとにステップアップをしている(シドニーには出場していないが)。ところが男子はといえば、シドニー大会以外では同じようなところをうろうろしているばかりか、ついには後退まではじめる始末。そりゃシドニー五輪世代には優秀な選手が多かったのだろうが、サッカーは個人だけが戦うスポーツではない。チームとして機能していれば、もっと上に行けたかもしれないのに。

もちろん、男子サッカーと女子サッカーではいろいろな条件が違いすぎて、単純に比べられないことはわかっている。が、五輪をTVで楽しんでいる一般層は「女子よりも給料が良くて、プロサッカー選手の男子のほうが情けないのはけしからん」と感じるんじゃないかな。

もしかしたら、苦労しながらも「サッカーが好き」という一心でプレーする女子のほうが、男子よりもサッカーそのものに集中しやすいのかもしれない。男子のほうには、協会内部の政治問題や、J各クラブとのかけひき、スポンサーがらみの思惑などが複雑に絡んでいるだろうし、選手個人にしても全員が「五輪のために勝つぞ」という気持ちでいるとも限らない。そんなバラバラな環境が、あの惨敗の一因ではあったかも……。

女子サッカーには見ていて「応援したくなる」要素がたくさんあった。男子サッカーは見れば見るほど心が冷え込んでいったが、女子のほうは見れば見るほど気持ちが熱くなった。私らは、そんな「心を動かしてくれる」サッカーをもっと見たいのだ(それは、東京の試合でも同じこと)。

実況アナが「日テレベレーザ」と連呼するのを聞いているうちに、「東京にも女子チームがほしいなー」と思ってしまった。東京という人口が多い地域であれば、サッカーが好きでたまらない女の子だってきっと少なくないはず。青赤の女子チーム、見てみたいよ……と思ったら、サンスポにこんな記事が。もちろん、すぐには実現するのは難しいだろうけど、いずれは女子サッカーやフットサルチームなども抱える総合スポーツクラブになっていってもらいたいなあ。

| | コメント (4)

2008/08/18

今年のヒマワリ

夏に見ておきたい花といえばヒマワリ。さっそく今年も行ってきました。

R0015303
↑ヒマワリらしいヒマワリ


まずは、先週の昭和記念公園から。

今年のヒマワリ畑は、「みんなの原っぱ」にあります。春にはポピー、秋にはコスモスの花畑がつくられる場所。さまざまな品種のヒマワリが、背丈の低い品種を手前にして順々に植えられているのでとてもきれい。ただし、花の盛りはもう過ぎてしまっていましたが。


R0015319
↑そろそろ花の時期は終わりです


その名のごとく、太陽の方向を向くのではないかと思われるヒマワリですが、基本的には東を向いて咲くようです(品種や地域などによって違いがありますが、だいたいそう考えておいて間違いはないみたい)。

なので、私のように午後になってから活動を始める輩は、ヒマワリの写真を撮ろうとすると、もれなく逆光になる運命に(笑)。やはり「早起きは三文の得」ということなのでしょう。来年は一度くらい午前中にヒマワリを撮りに出かけてみるか~。


R0015315
↑品種名プレートを見て、喜ぶ若者が数名いました(笑)


しかし、中には方角に無頓着なヒマワリもあるようです(笑)。こちらは、背丈はせいぜい私の腰~肩くらい、茎も細い「セーラームーン」という品種。気ままにあっちこっちを向いているので、青空を背景にした写真を撮ることができました。


R0015226


こちらは、8月10日の清瀬のヒマワリです。

今年から始まった「清瀬ヒマワリフェスティバル」では、10万本のヒマワリが咲き誇ったそうですが、それは7月下旬までのこと。花が終わってしまったことは知っていたのですが、場所や規模を確認しておきたくて、わざわざ行ってみたのでした。

コースは、途中までは黒目川沿いを走り、野火止用水(水道道路)を越えて、さらに北へ少し走るというのんびりルート。「東京都清瀬市」というのが信じられないほど、周囲には何もなく、「東京にはこんなに土地があるのね~」と思ってしまったくらいの広大なスペースに、たくさんのヒマワリが首をたれておりました。浦和戦の後の東京サポのごとく、もう本当に「ガックリ」という感じです(笑)。

ここのヒマワリは人の顔より大きな花が咲く品種が中心なので、咲きそろったときはさぞかし見事なことでしょう。来年も開催されるのであれば、ぜひ見に行きたいと思います。

園芸については詳しくありませんが、昭和記念公園のヒマワリは、昨年は連作障害のためにお休みしていましたし、もしかしたら、毎年同じ場所にヒマワリを咲かせるのは大変なことなのかもしれません。昨年、きれいな花を見せてもらった所沢のヒマワリ畑も、今年はお休みのようですし……。ともかく、花や作物の世話をするのは、予想以上に手がかかり、大変なことなのです。


R0015243


それでも、一部にはこうして花も残っておりました。天気も曇りだったので、逆光を気にせずに写真が撮れたのはよかった……と思うことにいたしましょう。でも、この空の色を見ていただければ想像がつくように、帰りには土砂降りの雨に降られてしまったのでした。ふ~、まいったまいった。

| | コメント (6)

2008/08/17

遠い勝利

J1リーグ第21節 東京VS浦和は0-1で浦和。

R0015438
↑結局、雨は降らなかった


1点が遠かったというよりは、東京が決定力がなくて弱いから負けたという試合だった。いい形は何度もつくったけれど枠内シュートは少なかったし、せっかくクロスバーに何度も助けられたのにチャンスを生かすことができなかった。悔しいが順当な敗戦だったと思う。

試合後の監督コメントで、また「サッカーをさせてもらえなかった」などと言ったらどうしてくれよう!?と思っていたのだが、幸いにしてそれはなかったのでホッとした。確かに浦和はなりふり構わぬ時間稼ぎを平気でやるチームだけれど、東京が負けたのはそのせいではないのだし。

田中達也は相変わらず怖い選手だった。浦和の選手のなかで何度も痛い目にあわされているのに、それでもなぜか憎めないのがこの選手。本当なら代表の場でもっと活躍していてもいい存在なんだろうけど……。いちばん警戒しなければいけない選手だとはわかっていたのだろうが、それでも何度も決定的なピンチをつくられてしまっていた。

そうはいっても、浦和の攻撃そのものには前半はあまり脅威を感じることはなく、もし失点するとしたらミスかセットプレーしかないとは思っていた。だが0-0でしのいだ後半は一挙に浦和のペース。後半でズルズルと調子を落としていったのは本当に残念。

印象に残った選手は、羽生さん。頑張った茂庭。五輪組は長友がスタメンで梶山は途中出場だったが、2人ともできる範囲で頑張っていたと思う。そういえば、本当に久しぶりにスタメンに徳永の姿がなかった。エメルソンは相変わらずうまく運動量も多いのだが、やっぱり相変わらず狭いところへボールを出しては取られてしまう場面も多く、見ていてハラハラしてしまった。

選手交代は機能していなかった。浦和がポンテを出してきて試合を有利に運んでいったのとは真逆で、選手を代えれば代えるほど、得点が遠くなっていったような気がしたのは私だけではないだろう。特にカボレを引っ込めたときには本当にガッカリした。平山が頑張っているのは認めるが、それほどまでに必要な選手なのかどうか、私にはさっぱりわからない。

「浦和に勝てない歴史」もそろそろ終わるころではないかと期待していたのだが、それがかなわず本当に残念。羽生さんの無駄走りが本当に無駄に終わってしまったのも残念。1シーズンで同じ相手に連敗したのも残念だし、「観客3万人を越える試合では負けるの法則」が発動したのも残念。

でも、これがわれわれの現状ということだ。ここ数年2ケタ順位のチームがいきなり浮上しようと思っても、そこには限界がある。常にトップ5(あるいは3)の地位にいられるようなチームになってこそ、優勝が狙えるようになるというものだし、今年はその第一歩を踏み出したばかりなのだ。

だから、ここでネガティブにならず、冷静さを失うことなく、長期的な視野にたってチームを見守ることが、われわれファンには必要なはず。まずは次の1勝をめざそう。

この日の観客は3万7千人強。多いのか少ないのかはよくわからない。もう慣れてしまったのか、浦和サポの声はまったく気にならなかった。東京側の観客は思ったより少なかったかな……というか、こんなものか。みんな帰省してしまったのかと思ったくらいにおとなしいように感じた。

台風や低気圧にはさまれたせいで、あちこちで豪雨があったようだが、幸いにして味スタの天気は崩れなかった。逆にものすごく蒸し暑かったので選手たちはツラかっただろうけど……。私も自転車観戦はあきらめたのだが、もしかしたら自転車で来てもよかったかもしれないね。

初めて目にする審判はポーランド人のセットで、8月末までの「審判員交流プログラム」の一環として来日したらしい。ちなみに、代わりに日本から行ったのは西村雄一主審ら。8月末までだと3試合しかないが、東京が彼らの試合に当たったのはある意味貴重な経験だったかも。

主審のマルチン ボルスキ氏は時間稼ぎには厳しく、ちゃんとフェアにやっているという印象があったが、バックスタンド側の副審はオフサイドをとらず、ほかの場面でも「これは違うのでは?」という判定を何度かしていた。「さすが欧州の審判は違うね!」というようなレベルを見せてほしかったので、ちょっと残念。


R0015436
↑一応、東京マフラーを巻いている


コンコースには、これから公開される映画のキャラクターの着ぐるみがやってきていた。子供たちがけっこう喜んで写真を撮っていたが、こういう「なんでコイツらがスタジアムにくるのかよくわからん」着ぐるみが来るのはもううんざり。早いとこ、自前のマスコットを!

(映画は、9月13日より公開の「パコと魔法の絵本」。カエルのキャラは「ガマ王子」らしいです)


この日の散財:バスタオルセットと五輪長友Tシャツ。
バスタオルセットは、高額(4500円)なのと箱がデカいせいか、ちょっと余っていたような? かさばるので自転車で来ていたら購入しなかったかもしれない。でも結局、箱は分解して捨てちゃったけど。今さらいらねー!と思った五輪Tシャツは、ダンナが「今だからこそ!」とご執心だったので購入したもの。

「FC東京ワイン」のチラシも配られていた。三鷹の酒屋でしか購入できないというのが何とも……。送料節約のために、直接購入にしてママチャリで買いに行きますかね~。結局、ボルドーの赤ワインなのだけど、なんとなくスペインワインになるんじゃないかと思っていたので意外でもあった。最近はいい国産ワインも増えてきたので、国産ワインでもよかったかもしれないし。あと、東京にはいい酒造があるのだから、「FC東京純米大吟醸」みたいなのもいいかな(と、つい趣味に走りそう)。


R0015442
↑夕闇迫る味スタ

| | コメント (10)

2008/08/16

戦争遺跡を訪ねて

終戦記念日の昨日は、東大和南公園の戦争遺跡「旧日立航空機(株)立川工場変電所」へ行ってきました。

R0015385
↑平成5年まで現役の変電所でした


「平和市民のつどい」と題されたコンサートなどのイベントがあったのですが、同時に開催されていたのが、変電所内部の見学。ふだんは柵の中には入れないので、この機会を逃す手はありません。今回は写真中心にご紹介。

R0015401
↑入り口。


もともとは、昭和13年、日立航空機の前身「東京瓦斯電気工業」の立川工場の受変電施設として建造された建物でした。太平洋戦争のころには軍需工場への変電所として機能していたため米軍の攻撃目標となり、昭和20年に3度にわたって爆撃され、110名あまりの死者を出したということです。


R0015361
↑建物内部。2階には上がれません


爆撃をうけながらもこの変電所は原型をとどめていました。戦後、会社はなくなりましたが、別の会社のものとなって、弾痕だらけの状態でありながらも平成5年まで現役の変電所として機能しつづけていました。


R0015368
↑建物裏手。このアングルで撮れるのはこういう機会だけ


その後、この場所に都立公園が整備されることになり、一度は取り壊しが決定したのですが、多くの有志の運動により、戦争遺跡……東大和市指定史跡として保存されることになったのでした。

R0015395
↑多数の弾痕が残る壁面。内部には発電所らしい設備が


R0015391
↑銃撃の跡をさわることもできます


東大和南公園は野球場やテニスコートなどのスポーツ施設をそなえた広い公園。緑の芝生に覆われた広場に隣接してこの建物が建っている風景は、初めて見る人には異様なものとして映るのではないでしょうか。

この変電所や、味スタ隣の公園にある掩体壕など、多摩地域にはこうした戦争遺跡がたくさん残されています。戦争の記憶は日々遠いものとなりつつありますが、終戦記念日がある8月にこのような場所を訪ねてみるのもいいのではないでしょうか。


R0015425
↑こんなイベントが行なわれていました

| | コメント (4)

2008/08/15

SOCIOの価値は

SOCIO、ファンクラブなどの「会員制度見直し」についての意見募集締切りが本日ということで、つらつらと考えてみた(って、こんな大きなテーマ、一ファンが考えることじゃないような……)。

アンケートでは見直し案(A~F)からどれかを選ぶ形になっているが、これらの案をわかりにくくしているのは、2つの問題がごっちゃになっているからではないかと思う。

ひとつは、各制度の呼称を変更するかどうか。
もうひとつは、それぞれの制度をどうするかについて。

だから、アンケートに回答しようと思っても、「どの案もイマイチ」と思ってしまう人が多いのではないだろうか。ここでは、これらの問題を分けて考えてみることにする。



*各制度の呼称問題


たぶん、クラブが(というか、村林社長が)いちばんこだわっているのが「SOCIO」という名称をどうするかということだろう。昨年のクラブミーティングでも、どこかで「FC東京はニセSOCIO」といわれて、そのことが気になっている……というようなことをおっしゃっていたし。

確かに、FCバルセロナのSOCIOとFC東京のSOCIOではまったく性格が違う。東京のSOCIOは、ただの年間チケット購入者だからだ。とはいえ、東京のSOCIOの歴史もはや10年、今さらこの名称を手放すのは寂しいような気もする。

もしもクラブが(というか村林社長が)バルサのSOCIO制度に近づけたいというのであれば、現ビッグフレームスをSOCIOにするという手もあるだろう。ただしどう考えても、バルサのSOCIO制度そのままのシステムは、現状の東京ではムリだと思うが。

また、ここはカタルーニャじゃなくて東京なのだから、東京のSOCIOは年間チケット購入者のことだと定義するぞ!と宣言すれば今のままでいいし、生後数ヶ月の赤ちゃんから大人まで、すべてのファンをSOCIOの一員としたいのであれば、ファンクラブ会員のことをSOCIOと呼ぶぞ!と決めればいい。これはわれわれファンが云々することではなく、クラブ運営側が判断することだ。

ただし、すでに「10年SOCIO」として認定された人々がいることを考えると、今さらこれらの呼称をいじる必要はないようにも思えるのだが……。


ところで、東京オフィシャルではいっさい「サポーター」という呼称を使わないのだが、これはどうしてなのかご存知の方はおられるだろうか? 一般的なマスコミは「サッカーのファン=サポーター」という認識のもとに記事を書いているし、他クラブは普通に「サポーター」という名称を使っているのに、なぜあえて「ファン」と呼ぶのか、長年疑問に感じていた部分でもある。

某案では、現ビッグフレームスを「サポーターズクラブ」と呼称するものもあったが、これには反対。サッカーでの「サポーター」というのはやはりゴール裏の存在であって、スポンサーのことではないからだ。


*各制度をどうするか


私自身はSOCIO兼ビッグフレームスなのだが、現状を変更したほうがいいとはまったく思っていない。なぜかといえば、今のままで不具合が何もないからだ。チケットは割安だし、ファンクラブ通信も送られてくるし、カードも交換してもらえるし、いうことないよね!というところ。

でも、クラブは各会員を大幅に増員させたいとのこと。目標数はかなりデカいのだが、その中でも、現状と目標数の間にもっとも差の大きい「ファンクラブ」会員をどう増やすかという点に着眼して考えてみた。結果として「現状維持がいい」と思っている自分には不利益な内容になってしまったけどね(笑)。


私の地元は西武新宿線沿線なので、毎年春になると「西武ライオンズファンクラブ募集」という告知を駅で目にするようになる。ファンクラブの特典はオリジナルグッズとチケット引換券だが、魅力的なグッズがあったりすると、「試合には行かないけど、グッズ目当てで入っちゃってもいいかな」というような気分にさせられる年もあるのだ(プロ野球にはほとんど興味がないのだが)。

野球の場合は試合数が多いため、高額な年間チケット(西武ライオンズは25万円以上!)を購入するファンは限られるのではないかと思う。そこで重要なのが、ファンクラブということになる。ファンクラブ会員を増やしたいのであれば、まずはプロ野球の組織を参考にしてはどうだろうか。

東京の場合、ファンクラブの会員数が増えないのは、年間チケットを購入していればファンクラブに入る必要がないからだ。となれば、ファンクラブ会員を増やすためには、現状のSOCIO特典を廃止するしかない。

SOCIOはチケットを割安で購入できることと、優先入場とピンバッジだけで満足してもらい、その他の特典(現状では、カード交換、来場者プレゼント、ファンクラブ通信)はファンクラブオンリーとする……とでもしない限り、ファンクラブ会員は増えないだろう。

各会員組織を増員させたいのであれば、それぞれの組織の特典が重ならないようにし、できればひとりが3つの会員組織に入ってもらえるよう、工夫するのが基本だろう。

ビッグフレームスはほぼ現状のままで構わないと思うが、懇親会がサイン会と化しているらしいと聞くと(ビグフレは5年目だけど参加したことがない)、協賛金の額(口数)によって参加資格をつけることを考えたほうがいいかもしれない。もちろん、集まったお金を何に使ったのかを報告することは義務でもあるので、そういった書類の送付は必ずしてほしい。

……というようなことを、多摩湖の周囲を自転車で漕ぎながら考えていたところ(信号もないので、考えごとをするにはちょうどいい)。さて、リライトしてクラブに送信しなくては(笑)。


*今日はヒマなので2件も更新してしまいましたよ。なんだか最近サッカーネタばかりで、自転車の話題が少ないなあ……反省。

| | コメント (6)

グラン&パル本

あのパルちゃんとグランパス君の本が出るそうですよ!

タイトルもズバリ、「パルちゃんとグランパスくんのほん」ですと。「特別対談」って何だ~?とか、マスコット好きとしては気になってしまいますな~。「ドアラにまけるな!」ってとこですか。それにしても、試合会場で両キャラが集合しての記念撮影会はうらやましいぞ(笑)。

今ではJ1のチームでマスコットがいないのはウチだけだそうですが、それならば他の17チームのマスコットの名前と顔がパッと出てくるかというと、まったくそんなことはありません。そういえばいたな~という程度のキャラもいれば、顔は浮かぶけど名前がわからない子もあり……。

その中でもやはりこの2匹はものすごくキャラが立っているということなのでしょう。片や、パフォーマンスで。片や、そのビジュアルで。マスコットとして必要な要素のそれぞれが突出しているということで、他サポも一目置くキャラクターにのぼりつめたのかもしれません。

後発の東京としては、この2つの要素を兼ね備えたマスコットがベストということになりますが、何度も書いていますように、わがクラブの美意識とセンスにはほとんど期待しておりませんので、そういう高望みはしないほうがよかろうかと思います(笑)。

ドアラにせよ、阪神タイガースのマスコットにせよ(名前知らない)、門外漢にも印象に残ったマスコットの特徴はといえば、それはズバリ、パフォーマンスです。いわゆるマスコットではありませんが、ガチャピンだって、あの着ぐるみとは思えない(いや、着ぐるみではないのですが)アクティブな活動によって、ここまでの地位を獲得したのです。

となれば、東京がめざす路線は、グランパス君ではなく、パルちゃんでしょう(これも以前にも書きましたが)。来年にはお披露目があるかと思いますが、ぜひ「東京もマスコットでひと儲けだ!」という気分になれるような、魅力的な子が来てくれるといいな~と、あまり期待せずに(←ここ重要)待っていることにします。


それにしても、名古屋公式なのに「グランパスエイトオフィシャルページ」と表示されるのはいかがなものかと……。

| | コメント (2)

2008/08/14

人のせいにするな

北京五輪サッカー男子 日本VSオランダは0-1でオランダ。
オランダは決勝トーナメント進出を決め、日本は3戦全敗。

グループリーグの組み合わせが決まった段階で「勝ち抜けは難しいだろう」とは思っていたが、まさか全敗するとは考えていなかった。予想以上(以下?)に酷い結果である。

とはいえオランダ戦は、今までの中ではいちばんマシだったかもしれない。というより、オランダが予想以上(以下?)に良くなくて、「このマカーイとバベルは本物?」みたいな感じだったからあそこまでできたのかもしれないけど。

いつもよりも惜しいシュートが多かったけれど、サッカーはゴールをしなければ勝てない。オランダのPK1点のみという結果だが、悪いなら悪いなりに決めて勝ち進むのが強豪ってもんだ。

我らが長友は右サイドで先発。絶好調のときほどではないが、この日は輝いていたと思う。梶山のミスを主にフォローしていたのも彼で、「さすがチームメイト!」と感謝してしまったよ(笑)。

その梶山はといえば、あまり誉められた出来ではなかった。試合の残り時間が少なくなるにつれ、「もし失点するとしたら、梶山か本田圭が起点になるのでは?」とハラハラしていたので、梶山でなくてよかったというのが正直な気持ち(笑)。ものすごい才能をもっていながらも、常に「諸刃の剣」でありつづける梶山は、今のままではA代表入りは難しいのかもしれない……。

北京五輪全体を振り返っていちばんよかったことは、3試合で帰国できるということだ。疲れもあるだろうし、謎のウイルス感染症にかかっているかもしれないから、とにかく帰国してからは少しでも休んで、念のため診察も受けて、これからの戦いに備えてほしい。ホント、お疲れさま。


*追記*
もうひとつよかったことは、中国は時差もそれほどなくて近いこと。選手たちはもう帰国したようだ。これで1日半休めば土曜日は……!? なんてムリを言うつもりはないけどね。

それにしても、試合後の監督や選手のコメントには本当にガッカリさせられた。ひたすら自己正当化をして、敗戦の原因を他人(環境とか)のせいにするばかりなんだもの。

その最たる人物がチームの長たる反町監督なのだから、仕方がないといえば仕方がないのだろうけど。敗退の原因として「欧州に比べると、日本はぎりぎりの戦いを経験する機会が、国内リーグで得られない」と語ったり、チーム作りの課程で十分な支援を得られなかったことが指摘されていたりで、要するに「自分は悪くない」の一点張りである(スポナビ記事はこちらこちら)。

選手も選手で、ナイジェリア戦を「サッカーには勝ったが勝負に負けた」と評し、オランダ戦での敗北をレフェリーのせいにしている本田圭とか、「このチームには精神的軸がない」と言う内田とか、本当に情けない。そういう他人まかせの精神構造だから、試合内容も「誰かが決めてくれるに違いない」という感じのものになっちゃうんだろうなあ。

五輪はサッカーしか見ていない私にとっては、あとは女子の奮闘を見届けるだけ。ふがいない男子に、「大和魂」を見せてやってほしいね。

| | コメント (6)

2008/08/13

祝・なでしこ&必勝祈願

北京五輪女子サッカー 日本VSノルウェーは5-1で日本。
日本はグループ3位ながら、決勝トーナメント進出を決めた。

終わってみればビックリな結果。生中継があるのかないのかわからず、結果を知ったうえで、途中からBSで(タイムテーブル通り放送してくれ!)見ることができた。

試合を見ての率直な感想といえば、東京の選手たちも見習ってほしいぞ!みたいなゴールばかりだったなーということ(笑)だった。

日本の1点目は、失点してから5分以内に取り返したもの。得点後すぐの失点はいちばん警戒しなければいけないし、逆に、失点後にすぐ返すことができれば試合の流れは一気に有利になる。起点になったクロスは見事な精度で、そこに走りこんでいたSBの選手も偉かった。精度の悪いクロスを見慣れていたもので(笑)、よけい印象に残ったのかもしれないけど。

2点目と3点目は、相手のオウンゴールだったり、相手ディフェンダーの足に当たって入ったりしたラッキーなゴール。でも、シュートを打つからこそこういう場面が出てくるんだよね。

4点目はしつこい波状攻撃が実を結んだもの。ゴール前でごちゃごちゃと入り乱れての惜しい場面というのは東京でもよく見るけれど、これで入ったことはほとんどないんだもんなー。ここで冷静に決めた澤はさすがである。

で、5点目を見て、先日の名古屋戦での後半ロスタイムを思い出した人も多かったのでは!? あそこはこうやって決めるんだよ!

ノルウェーのほうも、決勝トーナメント進出がほぼ決まりそうということで、途中からは気力も失われてしまったみたいだった。ま、そうであったにしても、とにかくこの勝利はめでたい!

準々決勝の対戦相手は中国! 8月15日に中国で中国代表と戦うということで、いつにもまして「完全敵地」な環境なのではないかと思うのだが、男子サッカーとは違って根性のあるなでしこのこと、きっと頑張ってくれるだろう。

でも、NHKの放送予定では女子サッカーは「録画」になっている。これは絶対生放送で見たい!……ということで、NHKオンラインから要望メールを送りましょう!


*追記*
総合テレビでの生中継が決まったようです。めでたい!


で、週末は浦和戦なので、今週は調布市内の神社へ必勝祈願へ行ったのだった。

ふだんは閑散としている境内には、三脚が林立している。何か珍しい鳥でもいるのだろうと聞いてみると、アオバズクがいるとのこと。場所を教えてもらうと、肉眼でも確認できた。猛禽類だけど、かわいい顔をしてるんだねー。さすがにコンパクトカメラでは撮影できなかったけど……。機会があったら、双眼鏡をもって見に行きたいな。たとえば浦和戦の前とか(笑)。

多摩湖のオオコノハズクが今年からいなくなってしまって淋しい思いをしていたのだが、こんなところでアオバズクとは、なんだかラッキー。週末に向けていい予感がしてきたぞ(と、単純なわたくし)。

でも、田中達也とポンテが負傷から復調だとか(東京戦のときだけ出てきやがるのね)、天気予報が土曜だけどうにもあやしいとか、いろいろ気になる要素もあるんだけど……。雨には弱いわがチームのこと、せめて天気だけでも何とかもってほしい!

| | コメント (0)

2008/08/12

立秋

今年の立秋は、8月7日でした。

R0015209
↑いつもの風景。今回はダンナ自転車をモデルに


秋なんていっても名ばかりのことだと思っていましたが、確かにこの日を境に少しずつ涼しくなってきているような気がします。多摩湖で今年初のツクツクボウシを聞いたのが9日。コイツらが鳴きはじめると、一気に「夏も終盤」という気分になってきます。で、昨夜は草むらから虫の声までするではありませんか……。

うわー、今年何もしないうちに夏が終わってしまうなあ(というか、暑くて何もできないのですが)。過ごしやすくなるのはいいのですが、なんだかやり残したことがたくさんあったような、あるいは、猛暑が懐かしいような、そんなふしぎな気分でもあります。

何より淋しく感じるのは、日暮れの時間帯が早くなること。暑い時間帯を避けて出かけることが多いので、夕方になるのが早くなったなーとしみじみ実感しますね。秋分の日はひと月以上も先ですが、昼間の時間帯が長い時期にもっとあちこち遠出したかったなあ(暑さに弱いのでムリなのですが)。

自転車生活的には相変わらず近所を走っているだけなのですが、そんな中からお散歩(散輪?)中の風景を。


R0015198

地面に落ちているセミを見かけることが多くなってきましたが、抜け殻もたくさん見つかります。朝、桜の葉についていた抜け殻が昼になるとなくなっていることがあるのですが、誰か(鳥?)が食べているのでしょうか?


R0015212

狭山公園出口付近(「宅部うどん」の近く)にある丸型ポストを撮ろうと思ったら、お散歩中の白い犬がこちらをしげしげと見つめていました。そんなにあやしい格好をしてますかね、私?

| | コメント (8)

2008/08/11

北京終了。

北京五輪サッカー グループリーグ 日本VSナイジェリアは1-2でナイジェリア。
日本は2戦目にして、グループ敗退が決定してしまった。

なーんだ、梶山も長友も出ていないのかーと、ますます見るモチベーションが下がる五輪サッカー。それでもアメリカ戦よりはシュートが枠にいっていたような気もするけど、決められないのは相変わらず。後半に得点ができたのはよかったと思うけれど、時すでに遅しで、2戦目にしてグループ敗退となってしまった。

ナイジェリアの若い世代といえば、毎回、想像もつかない身体能力で驚かせてくれるものだけど、昨日の試合ではそうでもなかった。とんでもない加速で走っていったり、ありえないところから長い足が出てきたりといった場面はあまりなく、スローインがよく飛ぶとか、ゴールパフォーマンスはやっぱバク転だよねとかその程度。だからこそ、日本にもチャンスがあったような気もしたんだけどなあ。残念だ。

敗退が決まってみて改めて思うのは、この北京五輪のサッカーに対して、スタッフ(JFA?)はどのくらい本気だったのかということだ。

サッカー界ではW杯こそが最高峰の戦いの場であって、五輪の地位はそれほどではない(という認識が一般的)。だが今回、ブラジルはロナウジーニョをオーバーエイジ枠で使ってきたし、メッシはクラブ側の意向を無視して中国にやってきた。南米の強豪国がこれだけ「勝ちたい」という意志を明確にする中で、日本はどうだったのだろう。

オーバーエイジの選手を使うかどうかにあたってのゴタゴタは記憶に新しい。クラブ側が断ったり、選手の体調がすぐれなかったりで実現はしなかったが、もしも日本サッカー界全体が「五輪で勝とう」という統一した意識をもちつづけていれば、クラブ側が拒否しても選手は中国へ行ったかもしれないし(メッシのように)、根回しを十分にしていればクラブ側がかたくなになることもなかっただろう。

五輪世代の選手は、次のW杯では主力になっているべき存在だ。でも、どうも日本の場合、五輪は五輪、W杯はW杯、という区分けができてしまっているような気がする。アテネのときだって「アテネ経由ドイツ行」とか言っていたわりには、どうもアテネが終着駅になってしまっていたようだし。各年代代表がつながっていく形での強化はできていたのだろうか。

そういう私も、東京は必死で応援しておきながら、五輪サッカーは早く終わってくれればいいのに……なぁんて考えているクチだから、ヒトのことは言えないんだけどね。まずはここから意識改革しなきゃダメか。

グループ敗退は決まってしまったが、まだオランダ戦がある。幸いにして、オランダは勝ち抜けを決めていないので、全力で日本にぶつかってくるだろう。強豪国に対してどこまで出来るのか、自暴自棄にならず、しっかり戦って、それぞれのクラブに戦果をもちかえってほしいものだ。

| | コメント (8)

2008/08/10

2点目の壁

J1リーグ第20節 名古屋VS東京は0-1で東京。
東京は中断明け以来(5月17日以来)のリーグ戦勝利&平山はリーグ戦初ゴール。順位は8位となった。


同じく水曜日にナビ杯を戦ったチーム同士の対戦。ただし、名古屋はホームでの2連戦でナビ杯も勝ち抜け、東京は大分で戦った後は放浪(笑)しながらの調整、ナビ杯は敗退という対照的な条件。猛暑日が続く名古屋での戦いだけに、実をいえば「負けなければ御の字」という気分で見はじめたのだった……。

それでもそれほど悲観的になっていなかったのは、水曜の大分戦の内容がよかったことと、「負けていない」という結果の積み重ね。今さら昨年と比べるのはどうかと思うが、昨年は引き分けがほとんどなく、「せめて引き分けていれば勝ち点1がとれていたのに」という試合がいくつもあったからだ。

中断明けからのリーグ戦での引き分け数は4。これだけで勝ち点は4だ。長いリーグ戦の中で、4という勝ち点がいかに重いものか。苦しみながらも守り抜いた勝ち点はきっと自信になってくれるはず。根拠はなかったけれど、なんとなくトンネルの出口が見えてきそうな予感があった。

それには、まず失点をしないこと。最初の5分間は、失点をしないよう、ひたすら祈りをこめて見守る。次は15分失点をしないように、またも神頼みをしながら見る。とにかく、得点力に乏しいわがチームのこと、1失点でもしたら大きなハンデになりかねない。前半を無失点で終わることができれば、後半が勝負だと気持ちを切り替えることができる。

この日、いつもの東京と違ったところは「シュートが枠に行く」ということだった。惜しい場面もいくつもあったが、そこは楢崎がしっかりセーブ。名古屋が3位という位置をキープしている理由のひとつは楢崎の存在にあるのだろうと素直に認めざるを得ない……そんなすばらしいセービングだった。

後半、相変わらず決めきれないわがチームの姿に、見る側はしだいに愚痴モードになってくる。「平山はディフェンダーに転向したほうがいいんじゃないか」だの「城福さんはすばらしい監督だけど、平山にこだわりすぎているのでは」だのと言い始めたとたんに、平山ゴールである。一瞬会話が止まり、「平山よくやった!」と手のひらを返したことはいうまでもない(笑)。

とはいえ、わがチームが「1点を守りきれる」チームであるとはまったく思っていなかったため、「何が何でも2点目を!」と切望していたのだが……。名古屋の攻撃にはあまり脅威を感じなかっただけに、2点目が獲れなかったのは本当に残念。特に、後半ロスタイムには決定的な場面があったのに、そこでも決めることができないとは。そりゃ得点不足にもなるわけだ。

2点目が獲れなかったという課題は残ったものの、待望の勝ち点3を「約3ヶ月ぶり」にあげることができたのは本当にうれしい。それに、無失点だ。この日の勝利を起点に「V字回復だ!」といきたいところ。

印象に残った選手は、どんなポジションでも常に全力投球のキャプテン・羽生さん。ここのところ、悪い意味でまったく目立たなかった今ちゃんが、守備ですばらしい貢献をしてくれたこと。クロスの精度にはほとんど期待できない石川がいいシュートを何本も(枠内に)打っていたこと。

また、茂庭は大分戦につづいて頑張っていたのだが、負傷したらしく後半で交代。携帯サイトの本人コメントによれば「大丈夫そう」とのことなので、ぜひ好調を維持してもらいたい。ここで頑張りとおさないと、本当にヤバいと思うですよ。

ただ、FW陣についてはやっぱり不満は残る。平山は得点は決めてくれたけれど、出場時間があれだけ長いわりにはまだ1得点である。ナビ杯でのハットトリックでは期待させてくれたのに、その後は鳴かず飛ばずだったしなあ。

得点しないことには試合には勝てないのだし、FWが得点することでチームがいかに活気づくかは、昨夜の試合を見れば一目瞭然だ。FW陣には、チームのムードメーカーとしても頑張ってもらいたいのだ。

30度を越える暑さの中でもジャケット着用のストイコビッチ監督にはこだわりを感じた。平山のゴールの瞬間、ジャケットを脱ぎ捨てたそうだが、きっと暑さに我慢できなくて、脱ぐ機会を狙っていたのでは(笑)。

他チームの試合結果はなかなかよろしく、首位鹿島は千葉に負け、浦和は柏とドロー……ということで、首位と東京の勝ち点差はわずか5しかないのだった。勝ち点3が獲れれば一気に浮上することだって期待できる。次節は浦和戦。前回の対決からひと月ほどしかたっていないが、同じチームに連敗するわけにはいかない。この試合でつかんだ勝利の手ごたえを忘れることなく、次の試合も頑張ろう。

北京五輪女子はアメリカに1-0で敗北。惜しかったなあ。アメリカもかなりミスをしていて得点できず、日本にもたくさん決定的なチャンスがあったのに……。残念無念(←感想はそれだけかよ!?という淡白さですが、東京の勝利に酔いしれていて何も考えられません~)。

| | コメント (4)

2008/08/09

自転車でトレーニング!?

浦和レッズが、トレーニングのために自転車をまとめて購入したそうだ。

スポーツニッポンのこちらの記事から抜粋。

浦和はリーグ後半戦での巻き返し、ACL連覇に向け、エンゲルス監督の発案で1台3万2000円の自転車「コーダ・ブルーム」(ホダカ社)15台が導入された。色は赤と黒の2種類で、スピードメーター、時計、21段ギアなどが装備された優れものだ。クラブ関係者は「試合後のダウンなどに使用するのが主な目的」と話し、疲労回復、リフレッシュに最新自転車がひと役買うことになる。


ホダカ社は、よく行く自転車ショップではまったく目にしないブランドなのだが、堅実な自転車をつくっているところというイメージがある(以前は存在すら知らず、この本を読んで初めて覚えたのだった。大型スーパーやホームセンターで売られていることが多い)。

「コーダ・ブルーム」というのがどんな自転車かわからないので検索すると、ちゃんとサイトがあった。いろいろ車種があるので、実際に購入したのがどれなのかまでは確認していないのだが、クロスバイクのエントリーモデルという感じ。ライトやメーターまでついて3万2千円というのは安いと思う。

お金持ちのクラブなのだからもっと高い自転車にすればいいのに~と一瞬思ったのだが、本業はサッカーなのだし、ちゃんとしたロードバイクを15台もそろえたらメンテナンスに時間と手間がかかりすぎてしまう。それでは本末転倒、こういう堅実な自転車をそろえるほうが現実的だ。

具体的にどういう場面で使うのかはわからないが、練習場の大原サッカー場は「見沼代用水」のすぐそばにあるし、クールダウンに自転車を漕ぐには申し分のない環境ではないだろうか。そういや、レッズランドは荒川河川敷である。トップチームの選手が行く機会があるのかどうかは知らないが、荒サイだって走り放題だね。自転車にはいい環境でうらやましい。

サイクリングロードといえば、多摩サイからほど近いスタジアムを使っているのが川崎フロンターレ。こちらも自転車を導入してもよさそうなもの。でも、多摩サイは常に混み合っているし、等々力緑地をぐるぐる走ってもあまり意味がないかな(練習場がどこなのかはよく知らない)。

我らが東京はどうかといえば、小平練習場付近はあまり自転車走行には向かないかもしれない。少なくとも新青梅街道は危ないし。走るなら新小金井街道~玉川上水沿いか。多摩湖自転車道は「自転車道」とはいえないほど人が多いので、自転車だと逆にストレスがたまりそう。

でも、味スタ付近はけっこう走れるところがある。特に、飛田給駅方面とは逆側のスタジアム通りと朝日町通りはあまり車も来ないし長い直線道路なので、この辺をグルグル周回して練習する人もいるみたい。

とはいえ、交通安全上の理由から自転車通勤を禁じている会社があるように、同じ理由で自転車導入に難色を示すクラブがないとはいえないだろう。東京がどんな規定を設けているのかは知らないけれど(前監督は自転車通勤をしてましたがね)。

サッカーと自転車の両方が好きな自分にとっては、こういう話題は楽しいもの。でも、浦和が「自転車を導入した効果テキメン!」になっちゃったらちょっと困るけど(笑)。

| | コメント (4)

2008/08/08

いつもの代表

北京五輪サッカー グループリーグ 日本VSアメリカは0-1でアメリカ。

結果を封印して録画で観戦。前日の大分戦はTVからほとんど目を離さず一喜一憂していたのだが、代表の試合は例によっての「ながら視聴」。というわけで、いいかげんな感想だけ書いておく。

ひとことでいえば「いつもの日本代表」のゲームだった。いい形はつくるのだけれど、どうにもシュートが枠に飛ばない(打つだけマシということかも)。その瞬間は「惜しかった!」と思うのだが、考えてみたら枠内シュートですらないのだから、実はたいして惜しくもないのだ(残念ながら、東京でよく見る場面でもある)。

われらが梶山や長友も、決してよかったとはいえないだろう。とはいえ、梶山が下がったあとはさらに形がつくれなくなってしまったのだから、梶山はちゃんと彼の仕事をやっていたということになる。長友のトレードマークである果敢な突破があまりなかったのも残念。SBとしては内田のほうが目立っていた。

アメリカだって決してよくはなかったが、大会の最初の試合なんて慎重にはじまるものなのだ。少ないチャンスであっても確実に決めれば勝てる。少なくとも、対戦相手が強豪国でない限りは……。ナイジェリアとオランダの試合はまだ見ていないのだが、0-0だったとか。うーむ、日本も負けてはいけなかったよな……。

実況では「メダルをめざす」とか言っていたが、今のU-23日本代表に本当にメダルを目指せる実力があるのかどうか、ふだんからサッカーを見ている人であればわかっているはずだ。現実的にいって、目標はグループリーグの突破だし、「ひとつでも多くの試合をする」ことが重要だ。ま、こんなこと言っても盛り上がらないから仕方ないだろうけど。

北京五輪は8月下旬まで続くし、サッカーの決勝は23日なのだが、どういうわけだか13日で終了だと思い込んでいた(笑)。「13日で終わるとしても、16日の浦和戦はムリだよなあ」と、そんなふうに考えていたのである。そのくせ「早いとこブラジルやアルゼンチンの試合を放送してくれないかなー」と思っていたのだから、無意識のうちに「メダル争いは日本にはムリ」と思っていたのだろう。

以前からそれほど五輪には興味はなかったのだが、今回の北京大会はいつも以上に興味がもてない。サッカーは見るけれど、後はどうだか……。自転車ロードレースがきちんと放送されればいいのだが、それも期待薄だしなあ。とにかく、どこのチャンネルを見ても五輪一色で早くも食傷気味。来週末にプレミアが始まるまでは、しばらくの辛抱かも。

最後に、さらにどーでもいいTV番組備忘録。

明日の「ぶらり途中下車の旅」(日テレ・9:30~)は、西武新宿線。小平は出てこなさそうだけど、東村山や川越が出てきそう。
「出没!アド街ック天国」(テレ東・21:00~)は、昭和記念公園。しかし公園内だけで30個もネタがあるのか心配だ(笑)。でも、名古屋戦があるので「アド街」どころじゃないんだけどね。

| | コメント (4)

2008/08/07

さよならナビスコ

Jリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝2ndレグ 大分VS東京は1-1のドロー。
アグリゲイトスコアは3-2となり、大分が準決勝に進出した。

試合に負けたわけではないのだが、結果的には負けてしまった。残念だが、そもそも1stレグのホームで負けてしまったことが敗因だったのだろう。1stレグで勝っていれば、第2戦がドローでも次のステージに行くことができたのだから。

欧州のカップ戦で、ホームで負けたチームが勝ち上がるのを見たことは何度あっただろうか……というか、ほとんど記憶にない。1stレグで負けたチームが結果的に勝利を収めたケースは何度も見たが、それはあくまでアウェイゲームでのことだった。こうした試合では、ホームでの敗北はそのままトーナメントでの敗退を意味する。

東京の敗退も、同じことだ。ホームで負けてしまったのがすべて。サッカーの神様はある意味公平で、ホームでまけたり、チャンスを何度も逃したりしているチームに微笑んでくれることはめったにない。これは、ある意味順当な結末なのだ。

だから、この試合を「ナビスコ杯に敗退した試合」ととらえるのではなく、「真夏の大分でドローにもちこめた試合」と考えることにしよう。そう思うと、だいぶ違ったとらえ方ができるようになる。

何よりの収穫は、茂庭が復活しそうだったこと。この試合での彼は本当に頑張っていた。スタメンを見た際には「えー、茂庭なのーー!?」と思ってしまったクチなのだが、素直に反省したい。この調子であれば、今後は戦力になってくれるはずだ。

カボレのゴールもすばらしかった。きっかけは相手のミスだが、叩き付けたシュートがバウンドしてそのままゴールに。カッコよかったですよ。実況アナはときどき「カボレの得意な形」ということばを使ったけれど、実は東京ファンですら、カボレの得意な形が何なのかまだわからないという段階。少なくともPKが苦手らしいということだけはわかったけれど……。このゴールがきっかけになってくれるといいんだけどなあ(と、何度書いたことか)。

前半最後の羽生さんのシュートが決まっていればとか、赤嶺のシュートがポストでなかったらとか、たらればはいろいろあるけれど、終わってしまったものは仕方がない。あと一歩だったのだが……。平日の大分にもかかわらず、大勢の東京サポが現地にはつめかけており、TVからも声はよく聞こえていた。試合終了後の雰囲気はどんな感じだったのだろう。

パスをきれいにつないで崩そうとしたり、裏を狙ったりと、今年の東京らしいゲームができていたこともよかった。前半早々に失点……ではなく、得点できたことも。願わくば、惜しいチャンスできちんと決められるようになればいいのだけど。それから、セットプレーをもっとチャンスにつなげてほしい。CKもFKもほとんどチャンスにはならず、逆に相手ボールにしてしまうようなケースが多く、こればかりは何とかしてもらいたいと感じてしまった。

暑い中、大分の選手にも負けじとよく走っていたし、同じドローゲームではあっても、7月のものとはずいぶんと違う可能性を感じさせてくれた内容だった。選手たちの頑張りも伝わってきたし、トンネルを抜け出すのはもうすぐのはず。

これで4試合連続のドローゲームで不満がたまる人もいるかと思うが、昨年はドローにできたゲームすらすべて負けていたことを思い出してほしい。勝ち点1であっても、積み重ねれば大きな勝ち点になる。負けないことをポジティブにとらえ、次なるステージへと飛翔してほしいものだ。

……とはいえ、やっぱり選手層の薄さは気になるところ。選手交代のメンバーを聞いて「彼ならやってくれそう」と思える選手がいないんだもんなあ……。補強は本当にナシなんでしょうか……。

というわけで、なでしこの試合は録画でチェック。対ニュージーランドは2-2のドローだった。

最後の最後でよく追いついたとは思うけれど、なでしこらしくない試合だと思って見ていた。たとえるならば、男子代表。あるいは最近の東京。パスはまわすがフィニッシュがイマイチ。思い切りがよくなく、シンプルなプレーができない。常に見てきたわけではないけれど、日本女子サッカーらしからぬ試合運びだった。慢心していたとまでは思わないが……。

NHKの実況も、「ニュージーランドには楽勝のはず」という前提で実況しており、それも気に入らなかった。男子サッカーもそうだが、そもそもFIFAランキングなんてものに、どれほどの意味があるというのだろうか。

で、同グループの結果を見てみれば、「世界ランク1位」のアメリカがノルウェーに負けているではないか。中国という環境に恐れをなしたせいなのかどうか、本来の実力を発揮できなかったのかもしれない。

これでグループリーグの行方もわからなくなった。あと2試合、しっかり戦って、決勝トーナメントに進んでほしい。彼女たちであればできるはず!(ところで、ユニフォームは男子と微妙にデザインが違うようなのだが……。青赤なカラーリングはかなり好みなんですけど(笑))。


さて明日は、梶山&長友の晴れ舞台。こちらも見届けなくては。

| | コメント (2)

2008/08/06

多摩湖の日々

先週は、3回も多摩湖へ行ってしまいました(グルグルと6周)。

R0015049
↑夏はクサギの花の季節


これだけ頻繁に行くようになると、少しの変化にも敏感になります。月曜にはほとんど咲いていなかったクサギが、木曜には開いているなぁとか、そんなことを思いながら自転車を漕いでいるわけです。今週は、外周道路のあちこちでクサギの花の香りがするようになりました。名前のようにはクサくはないのですが、ちょっとクセのある匂いかな。

それにしても、暑くてどこへも行く気になれません。調布フリーマガジン「182」を回収に行かなくてはならないのですが、なかなか足が重くて結局多摩湖になってしまいます。まぁ走らないよりはマシですが、ブログのネタがなあ(笑)。

……と、そんなネタ不足を解消させるべく、今週からは北京五輪も始まります。というより、今日はもうなでしこの試合ですよ。男子サッカーよりも活躍するのではないかと思っていますので、こちらもしっかり見たいところです。ただしビデオで。今日はなんといってもナビスコ杯の大分戦ですから。

今週の東京はすっきりと晴れない天気なのですが、どうやら九州のほうはしっかり「真夏」のようす。ホームで強い大分を相手に、2得点以上をあげて勝たなくてはなりません。昨今の得点力不足が心配ですが、悪い流れはオリンピア戦で断ち切ったはずですし、U-18の優勝が運気をもたらしてくれることでしょう。

東京が1-2で勝てば延長戦になるのね……疲労をためないためにも、できれば延長せずに勝ってほしいと思っています。今日の試合の後、チームは帰京することなく、練習をしながら名古屋へ向かうんですね。暑さに身体を慣らしながら、しっかり頑張って~!

では、試合の感想は後ほど……。

ところで、GoogleMapのストリートビュー、ご覧になりましたでしょうか。いやはや、自宅がばっちりで本当にビックリしましたよ。見た感じでは2月ごろに撮られたようですが……。空き巣さんたちのロケハンの手間をはぶいてあげているようで、大変イヤな感じです。おもしろいのは確かですけどね。

| | コメント (6)

2008/08/05

真夏のポタは早起きで

先週月曜は、珍しく午前中に多摩湖をまわってきました。

R0015013
↑朝の狭山湖


ふだんは夕方専門のわたくしですが、この日の天気予報は「午後は雷雨」(結局は降らなかったのですが)。寸暇を惜しんで自転車に乗っておきたかった時期だったので、一大決心をして早起きをしてみたのです。

とはいえ、朝5時スタートができるわけもなく、出発したのは7時すぎ。漕ぎ出すと、朝の涼しい風が周囲を吹き抜けていきます。朝ってこんなに気持ちよかったのね~。

おなじみの多摩湖外周道路はすいていました。……というか、平日午後に走るときと同じくらいかな。以前、リアルタイムでチャンピオンズリーグの試合を見た後、朝6時ごろに走ったことがあったのですが、そのときのほうが混んでいたような記憶があります。早朝の散歩を日課にしている人が多いのでしょう。

あまりに気持ちがいいので、狭山湖にも行ってみました。わー、空の色が違うよー。やっぱり朝は気持ちがいいなあ。今まで何百回となく来ているのですが、午前中の狭山湖を見るなんて5回目くらいでしょうか(笑)。

いつものように狭山公園まで行って折り返します。帰りの鹿島休憩所では、奥のほうのあずまやのほうまで行ってみました(ふだんは素通りするだけ)。と、今まで気づかなかった立て札が。


R0015020
↑鹿島休憩所のもうひとつの顔


「豊鹿島宮 奥宮跡」。坂を下っていったところには「豊鹿島神社」がありますが、昔はその奥宮がここにあったのですね。豊鹿島神社の境内はそれだけ広かったのでしょう。今は道路で分断されてしまいましたが、拝殿があるところからここまでは、階段か斜面かでつながっていたのでしょうね。

鹿島休憩所も何百回も通っているところなのに、この立て札に気づいたこと自体初めて。やはり「早起きは三文の徳」ということなのでしょう。

で、帰りにテイクアウトの武蔵野うどんを買って帰宅。うーん、充実していたなあ!

……と、大満足の朝イチ走行だったわけですが、それ以来、一度も朝には走っておりません。なぜかって……やっぱり眠すぎます。1日が長くなるのはいいのですが、どうにもくたびれてしまうし、結局寝不足になるし……。でも、たまにはいいものですね。8月中にもう一度くらいは走ってみるかもしれません。


R0015016
↑この日も暑くなりました

| | コメント (8)

2008/08/04

優勝おめでとう!

adidas CUP2008 第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会決勝 東京VS柏は、1-0で東京。FC東京U-18が大会を制した。

R0015177
↑ちょっと緊張した表情での表彰式


よかった。本当によかった。U-18の選手の皆さん、おめでとう!

前半は、かなり苦労していたように見えた。一昨日のヴェルディ戦で見られたような気持ちのいいプレーが影をひそめ、最終ラインでボールをまわしてみたり、ロングボールで打開をはかったりと、なかなか思うようにさせてもらえない状況。

対する柏のほうは……一見しての印象は「デカい!」。東京の選手たちが小さいのかどうなのか、大柄な選手が多く、それだけでも強そうに見える(笑)。前半は柏が主導権を握り、いつ失点するかとひやひやしていたが、前半の終盤にはその足が止まりがちになってくる……というわけで、後半への期待をつないで、ハーフタイムに突入。

後半に入って驚いたのは、東京がしっかり修正してきたこと。ヴェルディ戦で見たようなMoving Footballが戻ってきていたのだ。とはいえ、チャンスがありながらもなかなか得点には至らない状況にしだいにやきもきしてきてしまう。

後半を15分ばかり過ぎたころで、柏の選手に2枚目の黄紙による退場者が出る。見ていた印象ではちょっと厳しいかな!?というような判定だったのだが(前半の黄紙もあわせて、1枚の黄紙が妥当という程度)、これを機に東京は一気に攻勢に出る。

得点が決まったのはCKから。それまではずっとファーに蹴るCKで、どうもうまくいっていなかったのだが、このときはショートコーナーにしたのが吉と出た。得点が決まっても守りに入るのではなく、その後も東京は積極的な攻撃サッカー。それゆえにピンチも招くが危機を乗り越え、東京が優勝杯を獲得した(ロスタイム表示が出なかったのでよくわからない)。90分戦って合計のゴールが1点だけとは思えない、見ていておもしろくスリルのある試合だったと思う。


R0015184
↑本当に喜びを爆発させるのは、ゴール裏へ駆けていってから


得点王は6得点で、東京の重松健太郎選手と柏の工藤壮人選手。MVPは三田啓貴選手。最近はすぐに名前を忘れてしまうので(笑)、こうして書いておけばたぶん後で役に立つはず。個人的に気になった選手は、2番の左SB、阿部巧選手。それにしても、東京は小さい選手が多いような気がするのだけど、これって「伝統」ですかね!?

表彰式は、まるでわがことのように晴れがましかった。まだ10代の彼らにこの先どんな未来が待っているのかはわからないが、この日の感動と喜びを記憶のどこかに刻みつけてほしいと思った。同時に、これからつづいていく長い人生にも、今日の日と同じような喜びがたくさん待っているようにとも。

この日は本当に暑くて、いつもの休日だったとしても、自転車で出かけるのを躊躇したくなるような猛暑だった。それでも三ッ沢はときどき涼しい風が吹いてきて、日没後はビール片手に観戦するにはいい気候。ただし実際にプレーする選手にとっては本当にキツいコンディションだったと思う。両チームの選手たちは本当によく頑張った。

ユースの試合は年に数回しか見ないので、さっぱり名前を覚えないままに世代交代していってしまうのだが、せっかくブログを書いているのだし、こうして記録を残しながら、少しずつでも継続的に意識して見ていきたいとは思っている。そもそも、ユースにはどんな大会がいつあるのかさえよく知らないんだよねー。勉強しておかなくては。

この日、入場ゲートでは何やら抽選会のようなイベントが。何気なく引いたクジが当たりだったらしく、小さなサッカーボールをもらいましたよ。いい記念品になりました。大事にします。

R0015154
↑この日の収穫

| | コメント (4)

2008/08/03

真夏のポタは野菜を買いに

自転車で出かけると、途中あちこちに野菜の販売所があります。

R0015122
↑空堀川沿いの無人販売所


こうしたところで地元の野菜を買うのが、真夏のポタの楽しみのひとつ。なんといっても、採れたての野菜は味が違うのです。それがいちばんよくわかるのが、夏なのかもしれません。

見かけたら必ず購入するのが、枝豆。以前、たまたま買って帰った枝豆がものすごくおいしかったので、それから病みつきになりました。茶豆などでなくても、本当に甘くてウマいんですよ~。ただし、皆さんよくご存知のようで、最初に売り切れるのも枝豆です。見つけたら必ずゲットしないと(でも枝付きだとかさばるので買えないことも)。

枝豆もそうですが、豆類は鮮度が命。というわけで、同じくおススメなのがトウモロコシ。これも、スーパーなどで購入するものとは甘さが違います。

最近、気に入っている調理法(というほどではないですが)は、生のままフライパンなどでじっくり焼くか、オーブンに放り込んでおくかというもの。以前は茹でていたのですが、そのまま焼くほうが甘味が強くなります。枝豆、トウモロコシは、すぐに食べないのであれば調理してからの保存がいいかもしれません。味がどんどんなくなっていきますので。


R0015119
↑どれもおいしそうです


トマトもやはりおススメです。スーパーなどに出荷されるものは、まだ緑色のうちに採って店頭に並ぶ間に赤くなる場合がほとんどなのですが、畑の店先で売られているのは畑で完熟したものなので、これまたおいしさが違います。流水で冷やすと、冷え具合がちょうどよくてさらにおいしさアップです。

ふだんはなかなか見かけない野菜が並んでいることもあって、それを見つけるのも楽しみのひとつ。昨年は「そうめんかぼちゃ」を堪能し、すっかりハマったので今年もしっかりいただきました。このあたりはブルーベリーの商業栽培が始まったところでもありますので、ブルーベリーが売られているところも多いんですよ~。


R0015026
↑こちらは小平の「けやき通り」沿い。有人売店です


定期的に購入する「野菜ポイント」もいくつかあるのですが、いずれも自宅からは3キロくらい離れているのがちょっと残念かな。もう少し近いところにあるといいのですが。あと、当然ながらママチャリでないと買い物はできません。ロードで出かけたときにほしい野菜を見つけると、すっごく残念なんですよね。

無人の売店だと当然ながら袋はありませんので、マイバッグ(またはレジ袋)を持参するのがよろしいかと思います。小銭ももちろん必要です。夏と冬は地元野菜がおいしい季節。今年もまだまだたくさんいただきますよ!

| | コメント (4)

2008/08/02

U-18、決勝進出!

adidas CUP2008 第32回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会準決勝 東京VSべるでーは、2-0で東京。日曜の決勝進出が決まった。

R0015100
↑adidas cup準決勝


ユースの試合を継続的に見ているわけではなく、たまたま時間があったから三ッ沢まで行っただけ。それでも、ここひと月ばかりのフラストレーションを発散させてくれる内容&結果で、本当にうれしく、かつ誇らしかった。決勝進出、おめでとう。


R0015090
↑試合終了のころのメンバー


Jヴィレッジで行なわれていた試合は公式サイトで結果だけ見ていたが、かなり調子が良さそうで、もし三ッ沢まで勝ち進むのであれば見に行こうと決めていた。とはいえ、選手名と背番号も一致せず、どの選手が注目されているのかも知らないという情けない状態。ただ、相手はべるでーだし、絶対に負けたくはないとは思っていた。

8月1日のニッパツ三ッ沢球技場は、日差しは強いものの時おりさわやかな風が吹くコンディション。やかましいセミの鳴き声と、ピッチ上を群れ飛ぶトンボに囲まれてのキックオフとなった。

試合開始直後こそ拮抗していたものの、徐々に東京が主導権を握る展開。大型ビジョンのメンバー表を見ながらまず名前を覚えたのは、「ルーベン」と呼ばれている9番の山村選手と、左サイドから何度も突破を見せた24番の梅内選手。FKを蹴るのは7番の山浦選手と決まっているらしく、ゴールこそは決まらなかったもののそのプレーには光るものがあった。

いつものようにバックスタンドで見ていたので、前半18分のゴールまでの過程はよく覚えていない。右サイドから、まぁいろいろあって(笑)、14番の三田選手がゴール。その後は危なげのない試合運びだったが追加点は入らず、ハーフタイムに突入した。

日差しがキツいので、ハーフタイム中は席を離れて日陰に退避。場内にはQueenの「We Will Rock You」などの曲が流れているのだが、そのうち「You'll Never Walk Alone」が聞こえてくる。これは幸先がいいと思いながら座席に戻った。

だが、後半はべるでーが頑張っていて、なかなか自由にさせてもらえない。惜しい場面はあるが得点には至らず、逆にべるでーのチャンスも多くなってしまう。試合を支配してはいるけれど、リードは1点のみ。もしも返されてしまったら、どうなるかはわからない。やきもきしながら時間は過ぎていく……というか、試合がおもしろいので時間がたつのが本当に早いのだ。


R0015097
↑試合終了後、ゴール裏の仲間と喜びを分かち合う


それにしても、U-18のサッカーは見ていて本当に気持ちがいい。心を萎えさせるようなバックパスはほとんどないし、炎天下の中で皆がよく走り、守備もまた献身的で、長いサイドチェンジのパスもきれいに決まる。この1ヶ月ばかり東京の試合を見てたまっていたフラストレーションが、夏の空にきれいに発散されて消えていくような感じ。

時おりレフェリーのマズいジャッジもあるのだが、それに惑わされずによく自制していたと思う。相手の選手が倒れていても構わずプレーを続行するところもいい。何だかU-18のメンバーに元気づけられてしまったような気分だった。

先制した1点を守りきるかも!?と思われた82分に2点目が決まる。9番のシュートを相手GKがはじいたところへ、22番がすかさずゴール。22番の重松選手は、途中投入された直後から豊富な運動量で相手を撹乱していたプレーヤーだった。この時間帯の追加点で、「ほぼ決まった」と確信する。

試合はこのまま終了、2-0。いい内容で気持ちのいい勝利となって、本当によかったと思う。私らが「べるでーだけには負けられない」と思うのと同じくらいにユースの選手もそう感じていたようで、こうした気持ちが各年代の東京の選手に受け継がれていくのだと思うと感慨深かった。


R0015093
↑3位チームの表彰式を見守る


決勝の対戦相手は、昨年のサハラ杯決勝と同じく、柏レイソル。ユース年代のチームが「強豪」の仲間入りを果たしつつあるという事実は実に頼もしい。東京が強くなるためにはユースの活躍も不可欠。われわれは少しずつだが、着実に進歩しているのだ(と信じます!)。

決勝戦は日曜の18時より、ニッパツ三ッ沢球技場にて。多くの東京ファンにぜひ見てもらいたい試合。連戦の疲れと暑さにも負けずに戦う我らがU-18を、皆で応援に行きましょう!


おまけ。
U-18の試合を見ていて、お兄さん世代の問題点はメンタルなのだろうと改めて思ってしまった。勝てない事実が自信を喪失させ、悪循環に陥っている。彼らに弟分のような「見る者の心をワクワクさせる」プレーができないわけがないのだ。何かきっかけさえあれば、突き抜けて次のステージに進めるはずなのだが……。トップチームも、頑張れ!

| | コメント (2)

2008/08/01

中途半端。

プレシーズンマッチ 東京VSクラブ・オリンピアは1-0で東京。
国内で行なわれた海外クラブとのPSMで、初の勝利を収めた。

R0015058
↑熱心なアウェイチームサポ


とはいえ、唯一のゴールは相手のオウンゴールだからなあ。しかも、カボレはまたもPKをはずしてしまうし。いやはや、出口はなかなか遠いようだ。

いろいろな意味で、「中途半端」な試合だった。今後のナビ杯大分戦に向けて、何か良いきざしを見つけることはできないかと期待していたのだが、いいとも悪いともいえない微妙な内容。もちろんいいところもあったが、結局自力でのゴールはならなかったし、枠内シュートははたしていくつあったか……。

また、「アマラオ・デー」と銘打ってはいたけれども、実際にはパラグアイのクラブとの試合がメインなわけで、アマをリスペクトし感謝しようというイベントとして成功しているとも言いがたいものだった。そしてゴール裏も、アマラオコールは太鼓付きでにぎやかにやっていたが、試合が始まると沈黙してしまい、自然発生的な歌がぱらぱらと聞こえてくるばかり。オリンピアの選手たちは「このクラブ(あるいはJリーグ)は人気がないんだな」と思ったことだろう。


前半は、思っていたよりもおもしろかった。相変わらず狭いところにボールを通そうとする悪いクセは直っていなかったが、今までよりもシンプルにいい形をつくれるようになっていたし、ワクワクするような攻撃もあった(枠に行かないけど)。特に目立っていたのが今野選手で、それまでの試合でほとんど消えていたことを考えると、この復調はうれしい。羽生さんはいつものように、どんな試合でも全力投球の姿勢を見せていたし。

後半のカボレPK失敗以降は多くのメンバーが入れ替わり、替われば替わるほどに得点の匂いが薄れていく感があったので、何とも評価しづらいところ。途中出場選手の中では、森村の印象がよかったように思う。

この日の入場者数は6122人。これでは、11月初旬に行なわれる天皇杯よりも少ないではないか。昨年のFCソウル戦は平日の味スタにもかかわらず1万2千人を集めたが、これはアウェイファンのおかげだったのだろう。

個人的には、周囲がガラガラの座席で、荷物を好きなだけ広げてまったりできる試合は嫌いではないのだが、プロサッカークラブの興行としては落第点だろう。今後、真夏のPSMをどうするのか(やめても悲しむ人はあまりいないと思う)、クラブにはじっくりと考えてほしい。


そのほかに気づいたこといろいろ。

試合はアマラオのキックオフ……というか、ゴールではじまった。11番をつけた今年のユニフォームに身を包んだアマラオはものすごくなじんでいて、このまま試合に出るのかと思ってしまったくらい(笑)。あ、ハーフタイム中に大型スクリーンで紹介があったけれど、アマラオ映画は10月に公開(都内2館でレイトショー)だそうですよ。

カボレがPKをもらったシーンでは、「ここで決めて自信をつけなければ!」と思う反面で「なんかまた失敗しそう」というヤな予感が(笑)。で、案の定だったわけだが、もしかして多くの観客が「失敗するかも」と思ってたせいだったかも!? 監督インタビューによれば、普通の試合ではPKキッカーをベンチで決めることもありうるとのことなので、ぜひそうしてほしいもの。あと、PKの練習もね(笑)。

試合開始直後、ピッチに選手の声が響くことにビックリ。観客がいないとこうもよく聞こえるものかと驚いてしまった。とはいえ、聞こえてくるのはオリンピアの選手たちの声ばかり。やっぱりもっと声を出しながら、確認し合って試合を進めていってほしいと感じた。

後半開始直後から、佐原に交代して椋原。佐原が前半で傷んでいたようだったが、大丈夫なのか心配。大竹がサブメンバーにすら入っていなかったことも気がかり。


R0015060
↑ハーフタイム、練習する選手より多いグラウンドキーパー


ハーフタイムには、両チームのサブメンバーが練習するものと思い込んでいたが、出てきたのは東京の選手ばかり。終了間際にオリンピアの選手も出てきたが、それまでは片方のピッチを東京が、もう片方をグラウンドキーパーが支配していた。芝メンテ要員は14人くらいもいて(正確な数は不明。少なくとも、試合に出る選手よりは多かった)、改めて「味スタの芝は悪い状態なのだろう」と思い知らされてしまった。

後半ロスタイム、ゴール裏から散漫な「眠らない街」が聞こえてきた。これまたしばらく忘れていた歌だ。試合終了後は「カップを奪い取れ」。インタビューは羽生さんだったが、問題点をはっきりと認識していたところはよかったと思う。その後、勝てなかったけれどもゴール裏前で「シャー」。あらゆる意味で中途半端だった試合は、そのままに幕を閉じたのであった。

とにもかくにも、待望の勝利を挙げられたことを希望とするしかない。これをバネにして、大分戦を頑張ってほしいものだが……。


R0015070
↑試合終了から10分ほど経過した客席


座りなれた席の指定席を購入したのだが、味スタの上層は本当に人が少なかった。座席で横になろうが宴会をしようが自由自在という感じ。まぁフツーはわざわざ指定は買わないだろうなあ。でも、夜風が心地よくて気持ちよかったですよ(笑)。

平日のゲームでは自転車観戦をしないことがほとんどなのだが、ダンナが珍しく自転車通勤してくれたおかげで、私もめでたく自転車で味スタへ。帰りは苦手の夜間走行だったのだけど、平日夜10時すぎの夜道は、人も車も少なくて意外と走りやすいということを知った。深夜に走る人の気持ちがちょっとだけわかったような気がする。

テレ東での録画をちょっとだけ見たが、福田選手にもっとしゃべってほしかったなー。

| | コメント (8)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »