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2008/08/29

復活の狼煙!?

J1リーグ第23節 柏VS東京は0-1で東京。
私がスタジアムで味わったリーグ戦勝利は、実に5月3日以来。長かった!

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↑よかった!


次々と流れ込む雨雲によって、断続的な雨となった関東地方。柏もご他聞にもれず、時間帯によっては大雨、あるいは小康状態と、実にめまぐるしい天気に見舞われた。そしてその影響は、日本有数のサッカー専用スタジアムをも直撃したのだった。

試合開始直前に到着したので始まってみるまで知らなかったのだが、一見いつもどおりに見えた日立台のピッチは、実は雨水を多く含んだプールのようになっていた。

ドリブルはもちろん、パスも途中で止まるようなピッチコンディションで、パス回しが身上の東京がどう戦うというのか。今シーズンの雨天の戦いはもれなく勝っていないという実績まであることだし、正直いって「これは東京にはキツい」と思っていた。

ところがそれが「ケガの功名」になったのかどうか、今までなら「パスをまわすことに集中しすぎてシュートまでいかない」わがチームが、ピッチコンディション優先のプレーをした結果、勝つことができたのだからすばらしい。やろうと思えば、臨機応変の戦いができるではないか!

水しぶきのあがるピッチにいち早く対応したのがエメルソン。どの場所に水がたまっているのかをすばやく把握して、「ここにこの速さのパスを出すと止まる」と見切ったプレーを繰り出すところには舌を巻いた。肌にまとわりつくような不快な湿気の中で、膨大な運動量で動き回っていたエメルソン。本当にすばらしかった。

今野&梶山がいい意味で目だっていたのもよかった。特に今ちゃんがこんなに活躍していたのなんて、今シーズンで初めて見たような。彼が以前のようなプレーをしてくれれば、東京は必ず復活できる。茂庭はだいぶ安定してきたし、梶山も効いていたし、だいぶ希望がもてるような予感がしてきたのは確か。

良かっただけに得点に結びつかないのがもどかしく、どうしても勝ってほしくて後半は気が気ではなかった。城福監督と羽生さんが中心となって追求してきたサッカーはなかなか結果は出ないけれど、少しずつ進歩はしている。その流れを止めないためにも、どうしても1点がほしかったし、勝利してもらいたかった。

選手たちの頑張りは、勝利をもって報いられるべきだと強く思った。最近のゴール裏の雰囲気が良くなかったので、なおさらそう思ったのかもしれない。

唯一のゴールは赤嶺のもので、それも彼らしからぬ見事なミドルシュートだった(相手に当たってましたか?)。得点が少ないだけに2点目がほしかったけど、それでも1-0で逃げ切れたのは本当に大きい。結果が出たことで、選手たちもある意味、吹っ切れたのではないかな。これが反撃のきっかけになればいいのだけど。

ゴール裏から「眠れない街」が聞こえてきたのは、終了のホイッスルのあと。それだけ、慎重だったのか。久しぶりに聴くこのメロディーに、しばし酔いしれてしまったのだった。

リーグ戦も後半に入ったわけだが、前半で負けた相手には少なくとも敗戦はしたくないもの。残念ながら浦和には連敗してしまったが、名古屋にも柏にも勝ったし、横浜F・Mには負けなかったし(でもべるでーに負けた)で、それほど悪くない成績かもしれない。前半で勝った相手には連勝するつもりで、次の大宮戦に臨んでもらいたい。

ところで、久々の勝利もやっぱりアウェイゲームだったのはちょっと残念。ホームでのリーグ戦勝利といえば、4月29日以来、ずっとご無沙汰なのだ。そろそろホーム・味スタでの勝利がほしい! ここから約2週間、じっくりと英気を養って、前半のころのような目の覚めるような勝利をぜひ、ホームで見せてもらいたい!

実は試合前は、のんきに(?)柏在住の古い友人に久々に会っていたのだった。ネットでのコミュニケーションはあっても、リアルで会うのは実に03年の7月以来で、このときもやっぱり柏戦だったっけ(笑)。

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↑マンゴープリン。美味!


待ち合わせは、柏のタカシマヤにある香港発のデザートレストラン「糖朝」。マンゴープリン、確かに絶品でした。思っていたよりも小さめで「高い!?」と感じてしまったのだけど、甘すぎず、マンゴーぎっしりで、確かにお値段だけのことはあったような。次に柏に行く機会があったら、ほかのスイーツも試してみたいね。

結局、スタジアムまで車で送ってもらい、おかげさまでほとんど雨に濡れることもなく、日立台に到着。帰りも、柏サポの「久々にエフシーに負けたなー」とか「栗澤に早く来てもらわなくては」とかというボヤきを背中で聞きながらもあっという間にバス停に着いて、サクサクと帰ることができた。最初は「雷雨がひどかったら途中で帰る」とまで思っていたのだけど、結局最後まで見ることができたしなあ。本当に、行ってよかった!

昨夜から降り続いている雨の被害はものすごい。サッカーの試合が無事行なわれて、無事観戦ができたのは奇跡だったのかも!?と思いたくなってくる。自転車で出かけるような見知った地名に「避難勧告」が出ていると知ると、どうにも心配で仕方がない。朝は交通機関にも影響が出そうだし、本当に心配。皆さん、どうかお気をつけて。

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コメント

6時前に柏駅に到着すると、ものすごい豪雨。駅からFC東京ポンチョを着て歩きだすも、道路が冠水しており足元からズブ濡れ。

冠水は、ヒドイ場所では水深15センチ。あわや、床下浸水か、というお宅もちらほら。

つまり、キックオフ前から全身濡れネズミ状態で、当然試合終了後もその状態。帰りの電車の中、とても恥ずかしい状態でした。(苦笑)

ところで赤嶺のシュートは、MR席でしたので、弾道が良く見えました。菅野は前に強いGKなので、ループ気味に打った赤嶺の判断が素晴らしかったです。

次はホームでも、勝利してほしいところです。

投稿: コタツねこ | 2008/08/29 08:43

えへへへへーーーーーつぴぃさん、やったねーーーー

まったくこういう結果なら嵐でもなんでもこいという気がしてくる
不思議なものであの試合前の豪雨でもゴール裏中心部ではみなさん気合いが入りまくり誰一人この天気を恨むような素振りがなかった
むしろ弾けてしまえという明るさが充満していて、ずぶ濡れ状態を楽しんでいるようにも見えた
開き直ってしまうと人間明るくなるものかもしれないなぁ・・・・
ゴール裏では試合開始直後からみんな飛び跳ね声をだしていた。
隣にきれいなお姉さん二人組の方がいらっしゃたんだが、これがまた凄い応援で裸足になり襷を掴みながら最後まで叫んでいた
ゴールの瞬間はまるで光がさしてくるような輪になっていた
帰りのバスや電車でも青赤のユニフォームのみんなの笑顔が誇らしかった。
連敗中でしかもアウェイでなおかつ雷雨の中で勝利をつかんだのは大きな喜びにつながったんだろう

ただ気になったことが一つだけあった。
試合前の練習でボールが顔面に当たった女性がいて鼻血をだしてしまい試合直前に治療のためスタンドを後にした。
押さえていた顔から血が出ていて心配したんだが、試合開始後すぐに無事生還した。
ピッチが近いのはいいんだが危険もあるんだよねぇ・・・・
一緒にいた男性が席を外した時に起きた出来事なんだが、その女性が治療のためスタンドを出る時に男性は付き添ってあげなかった。
女性が遠慮していたようなので男性もそのままにしてしまったようだ。
その二人はお友達なのか恋人なのかよくわからないが、女性の方は席に戻ってきた時にとても落ち込んでいたように見えた。
お二人の関係はよく知らないが、一緒に来ていたのなら付き添ってあげないと心細いだろうし、みじめな気持ちになるような気がする
試合後の彼女の笑顔は何か複雑な感じで陰りがあったような印象がある。
ボールが顔面に当たったことより、一緒にいた男性が治療するのに付き添わなかったことのほうがショックだったんではないかなぁ・・・・
まぁ赤の他人なので関係ないといえば関係ないんだが、もし僕の娘がそうなったら一緒にいた男性にはちゃんと付き添ってもらいたいと感じたのねぇ。

つぴぃさん、なんともいろいろな出来事の一日だったが、こういう日があるのもFC東京があるおかげなんだろうねぇ・・・・

投稿: 東京坊主 | 2008/08/29 12:09

コタツねこさん、びしょぬれでの応援、お疲れさまでございました。

濡れた格好のままエアコンの効いた電車内に入ると寒くなりませんか? 風邪をひかれないよう、ご自愛くださいね……でも、勝てたから寒気も疲れも吹き飛んでしまったかも!?

投稿: つぴぃ | 2008/08/29 18:49

東京坊主さん、コメントありがとうございます。

客席でも日々いろいろなドラマが起きているのですね。ピッチが近いのはすばらしいのですが、ヘタすると、そういうトラブルに巻き込まれる可能性もあるとは……。鼻血程度ですんでよかったのかもしれませんね。

投稿: つぴぃ | 2008/08/29 18:51

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