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2008/09/30

明日から10月

でも、多摩湖のキンモクセイはまだつぼみばかりでした。

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↑雨がやんでいるうちに


先週末あたりから街中がほのかに香るようになってきていたので、多摩湖でもそろそろ開花しているのでは!?と見に行ってみました。鹿島休憩所からつづく「つつじ橋」の横がキンモクセイの並木になっているのですが、つぼみの花がほとんど。近くのギンモクセイの開花のほうが早めでした。

キンモクセイの花の時期は短いので、終わってしまう前にまた見に行かなくては(ちなみに、キンモクセイも「食べられる花」だそうですよ)。

先週土曜日にはまだちらほら鳴いていたセミたちも、ここ数日の寒さですっかりいなくなってしまいました。代わりに聞こえてくるのは虫たちの声と、夏にはいなかった鳥たちの声。季節は確実にめぐっているのですね。今日は雨のために空気がひんやりとしていて人も少なく、どことなく寂しい多摩湖だったのでした。

それにしても、急に寒くなりましたね~。週末には天気が回復するそうですが、この寒さのおかげでようやく「冬気分」を思い出しました。日暮れも一気に早くなってきて、寂しい気分が増幅中。早く10月らしい秋晴れにならないかなあ。

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2008/09/29

これからだ

J1リーグ第27節 札幌VS東京は1-2で東京。
東京は5連勝、勝ち点45となり、「優勝争いができる権利」を保持。

4連勝中と波に乗った東京は、アウェイの地とはいえ最下位の札幌と対戦。でも、こういうカードにこそ落とし穴がひそんでいるというもの。選手たちに慢心はないだろうけれど、無意識のうちにどこかに気の緩みが出るかもしれない。気持ちを引き締めて戦わなくては……。

案の定(?)、キックオフ直後から札幌はアグレッシブに攻めてきた。東京は水際で防ぐのがやっとという感じ。このピンチを乗り切ったら流れが来るはず!と信じるものの、なんだかずーっと攻撃されっぱなし。でも、この日の東京は不安定な横パスがなく、いったんボールをもてばすばやく攻撃をしかけ、ミドルシュートも積極的に打っていた(梶山はよかったね)。チャンスは後半だ!と信じて、北海道へ念を送る(笑)。

後半からエメルソンに代えて羽生。久々の試合とあって、何だかうれしそうだ。佐原がキャプテンマークを羽生の頭に載せる。別に譲らなくてもいいのに、とちょっと思ったりもする。明るいムードの東京は積極的な攻撃を開始……と思ったら、羽生さんが負傷で下がってしまい、ブルーノ投入(キャプテンマークは再び佐原に)。

TV画面からは接触があったようには見えず、観客も視聴者も(たぶん)他の選手たちも「どうして!?」と思った瞬間に、微妙にバランスが崩れたのかもしれない。セットプレーからの一連の流れで失点してしまう。サッカーは本当にメンタルなスポーツだ。「またこのタイミングで失点か!」と、一気に暗雲漂うかに思われたが……。

札幌は次第に足が止まるようになり、東京は長友の見事なクロスから赤嶺がお手本のようなきれいなゴール。携帯サイトのコメントによれば、何度も練習していた形だったのだそうだ。そして、79分に投入された大竹が、80分にドリブルからすばらしいゴール。スタジアムで見ていた人が本当にうらやましい! 

終わってみれば1-2で東京が勝利。だが、札幌は最下位でいるのが不思議なくらいのいいサッカーをしていたし、東京が勝ち点を取れずに終わったとしても不思議ではなかった。守備陣の踏ん張りで失点は抑えられたとしても、得点するのに必要なのは、やはり秀でた個人の力。今の東京にはそれがあり、だからこそ上位に食い込むことができているのだろう。

ゴールを決めた2人はもちろんだけど、きわどい場面をいくつも防いだ塩田もすばらしかった。茂庭は完全に復活……というか、さらに進歩していて頼もしく、相手が疲れたころにサイドを上がり始める長友のスタミナにも目を見張った。きわどいシュートも見せてくれた浅利は、今や試合に欠かせない選手。キャプテンにふさわしいと思うし、ぜひ今シーズン中にゴールを決めてほしい……。

5連勝という輝かしい記録を打ち立てたわけだが、監督も選手もまるで敗戦したかのような神妙なコメントをしていることが印象的だった。試合終了の瞬間も、あまり笑顔がなかったしね。彼らの表情が、いかに厳しい試合だったかを物語っているようだった。

赤嶺と大竹のゴールの瞬間こそTVの前で大騒ぎをしたけれど、勝利を確信したあとはそれほど浮かれ騒ぐ気分にはならなかった。「さあ、これからだ」と、心の中が高温の炎で満たされていくような、正面を見据えて背筋がピンと伸びるような、そんな感じ。10月からが、本当のスタートになるはず。それを信じて、あと7試合、しっかり応援していきたい。

それにしても、札幌遠征の皆さんがうらやましい! 来年は無理かもしれないけど、次回はぜひ行きたいなあ。

「J's GOAL」の試合レビューなんだけど……「大竹がリベリーを髣髴とさせる」という記述はよくわからない……一瞬、リベリーみたいな顔になった大竹を想像してしまった……なんか違う。

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2008/09/28

スタートライン

札幌戦、勝ったのですね。

試合数で差があるものの、東京の勝ち点は45。名古屋と浦和が引き分けてくれたおかげで、首位の勝ち点は49。差はわずかに4となりました。順位は変わらないのですが、勝ち点を縮めたことは大きな一歩です。

携帯サイトの塩田選手のコメントによれば、試合に勝った後のロッカールームは、勝利にもかかわらず静かなものだったとのこと。浮かれることなく、しっかりと前を見据えた選手たちの気持ちが伝わってくるようです。「優勝を狙える位置にいたい」という当初の監督の目標が、この段階でかなり見えてきたといってもいいのではないでしょうか。

まずは「優勝を狙える位置にいられる権利」を得ること。この難しい札幌戦で、東京はそのための正当なる権利を得たことになるのでしょう。東京にとって、これがスタートラインです。

5月に一瞬だけ首位に立ったときに、浮かれて足元を見失った東京は、すでに過去のことになりました。同じように自分の立ち位置を見失うことが、今後、名古屋や大分にないとはいえません。東京にできることは、自分たちを信じて、ただ勝ち点を重ねていくことだけ。夏の逆境を乗り切った経験が、さらに力を与えてくれることでしょう。

次は、清水戦です。

え~、どうにも時間が取れず、本日はいいかげんな更新となってしまいました。結果を先に知ってしまったしなあ。明日はさっさと更新しますです!

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2008/09/27

東京に五輪を!?

最近は、都内の主要商店街すべてにこの旗がはためいているようです。

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↑どこにでもあるフラッグですが、こちらは立川駅北口付近


今までFC東京のフラッグがあったのにいつのまにかこっちになっているところも少なくなく、そのせいなのか、「東京でオリンピックなんてしなくてもいーじゃん」という気分が日に日に強まっているところです……というか、この旗を見るたびに「五輪なんていらん!」と気持ちを新たにしてしまっていたりして(笑)。

その理由についてじっくり考えたことはまだありません。北京五輪を少しばかり見ていて、「こんな五輪ならわざわざ日本でやらなくても」と感じたということは確かにあります。1964年の東京オリンピックは、日本の復興と発展のために必要なものでしたが、2016年の五輪は東京に必要なものなのでしょうか?

9.11以降の現代においては、五輪開催はリスキーなイベントでもあります。警備のための人材を強化した結果、日常生活に支障が出るのは避けられないでしょう。頼みの綱の「経済効果」だって、最初こそ盛り上がるかもしれませんが、あっという間に忘れ去られていくような気もしますし……。

個人的な理由はといえば、もちろんわがクラブ・FC東京に関すること。現状のままでは、東京にとって「五輪開催」は「百害あって一利なし」にならないとも限らないから。そうでなくても、2013年の国体のためにさまざまな不便を背負わなくてはならないのに、この上2016年の五輪だなんて!

そういえば2002年W杯のときは、東京は試合開催を断ったと聞いています(警備とかが面倒だったとか)。それでいてW杯よりも選手数が集まる五輪を開催したいとは、矛盾しているようにも聞こえます。こういう温度差があるのも、賛成できない理由のひとつ。

東京のゴール裏には「2016」の横断幕があるけれど、私は「五輪開催は、できれば違う国になってほしい」と思っていたりするのでした。他に立候補している地は、シカゴ、リオ、マドリーだそうですが、東京じゃなきゃどこでもいいや!というのが本音。

W杯開催なら歓迎したいのに、五輪だとなぜイヤなのか……たぶん私が「五輪好き」というよりは「サッカー好き」で、相当ヒネくれているからなのでしょうけどね(笑)。

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2008/09/26

二宮神社の生姜祭り

9月9日、あきる野市の二宮神社例大祭「生姜祭り」を見てきたのでした
(もう20日も前のことだったりして……)。

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↑ずらりと並ぶ生姜屋台


このお祭りの存在を知ったのは、以前、二宮神社の湧き水を見に行ったとき。境内に「生姜祭り」のポスターが貼られており、このお祭りが週末とは関係なく毎年「9月8・9日」に開催されているのを知ったので、チェックしておいたのです。本来、お祭りは夜が本番ですが、地元民ではないし、雰囲気を見たいだけなので、昼間にのんびり出ていったのでした。

どうして「生姜なのかといえば、「生姜を食べると風邪を引かない」といわれているからだそうですが……。確かに、生姜は身体を温めてくれますし、喉が痛いときに生姜湯を飲んだりもしますよね。生姜を食べて、これからの1年を無病息災で乗り切ろう!という気分はなんとなくわかります。それならば、私もあやからなくては(笑)。


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↑お祭りならではの風景


睦橋で多摩川を渡り、神社のほうへ近づくと、交通整理の人が目立つようになります。おー、平日でもにぎわっているんだなあ。お祭りの日は車の通行が制限されるので、私のように車嫌いの自転車乗りにとっては走りやすくて大感謝です(笑)。周囲にはズラっと屋台が並び、湧き水ポイントも子供たちであふれかえっています。境内はといえば、平均年齢60歳以上のハワイアンバンドが演奏中……う~ん、お祭りっぽい~。


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↑「あらはばき」神社と読むようです


境内を見物していると、こんな小さな社殿があるのに気づきました。「荒波々伎神社 足神様」と書いてあります。あまりに小ぢんまりしているせいか、以前来たときは素通りしていたようです。「足神様」であれば、自転車好きとしてはお祈りしていくしかありません(アラハバキという神様については、じっくり調べてみるとおもしろそう。なかなかに伝奇的な要素もあるようですね)。


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運のいいことに(?)、足神様に奉納する絵馬がありましたので、これを購入することにしました(前回来たときはそもそも売店(?)も開いていなかったのです)。「足」神ならばサッカーにもご利益がありそうですが、今回は的を絞って、自分(とダンナ)のためだけに祈ってきたのであります。

足腰にご利益のある神様として自転車乗りに有名なのは、埼玉の「子の権現」でしょう。私は看板を見ただけで実際に行ったことはないのですが、たどりつくまでに足が売り切れてしまいそうな坂があるとか。でもこちらの足神様なら、私のようにかなりヘタレな自転車乗りでも大丈夫です(笑)。


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↑これで1年、無病息災!?


帰りがけに屋台で縁起物の生姜を購入し、多摩サイをのんびり走って帰宅しました。もともと生姜は大好きで、いろいろな料理に使っています。今回のありがたい生姜も、ほとんどその日のうちにいただいてしまいました。ごちそうさまでした。どうかご利益がありますよう。

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2008/09/25

パルちゃん上京!?

10月4日の清水戦には、Jリーグ屈指のマスコット・パルちゃんが来場するとのこと。

マスコット好きの私としては「やったー!」と言いたいところだけど、そう単純に喜ぶわけにもいかない。どうして対戦相手のマスコットを呼ばなきゃならないの!?とまずは言いたいところ。

マスコットはチームにとって欠かせない要素だし、ホームゲームでは常にチームとサポーターを鼓舞しなければならない存在だ。でも、アウェイまで出かけていくとなると、ちょっと「ルール違反」のような気もする。 

はっきりいって、これは「敵に塩を贈る」というか、「敵チームの遠征可能人数が1枠増える」というか、そういう類のものだ。東京側にグランパスくんみたいなマスコットがいて、「コラボ本を出したのでプロモーションで撮影会をするよ!」というようなことであれば構わないのだが、これでは一方的に清水を応援しているようなものではないか。

チームにとって、マスコットは唯一無二の存在だ。選手も監督も年月とともに入れ替わるし、フロントのメンツも変わっていくし、サポーターだって(建前はともかくとして)ゆるぎない存在とはいえない。でも、マスコットは移籍することはないし、クビになることもない。チームの命運とともに生きているのだ。そんな存在をアウェイのスタジアムに呼んでおいて、ホームチームには何もないということではどうにもバランスが取れないような気がするのだ。

そもそも今シーズンはナビ杯を含めると3試合もしているのに、東京は清水には勝てていないのである……順位では東京のほうが上なのに。それに、パルちゃんが来ようと来まいと、清水サポの皆さんは常にアウェイの味スタにも大挙してお越しいただいている。アウェイ側の集客のためにパルちゃんを呼ぶのだとしたら、「ちょっと違うんじゃないの!?」と言いたくもなるのだ。

こうなったら、せめて東京側も何かしらマスコットで対抗したいものだが、今のところ何もないみたい……。テディ・ベアデーなのだから、何かしらクマの着ぐるみでも来ればいいのに。このままでは、アウェイチームばかりが有利になるようにも思えてしまう(マスコットはあなどれないのですよ)。

なぜか今年は清水に勝てないわが東京。べるでーが最後の最後でウチらを負かしたように、せめて今シーズン最後の対戦では雪辱を晴らしたい。そんなときに、敵が元気になるようなイベントをやってどーする!?と言いたかったりするのだが……。

でも、当日はきっとパルちゃんの写真を撮りに、アウェイ側コンコースへ行っちゃうんだろうな(笑)。

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2008/09/24

さらに上をめざして

J1リーグ第26節 東京VS磐田は5-1で東京。
東京はこれで4連勝となり、勝ち点は42。首位との勝ち点差は6。

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↑日没直後に試合終了


等々力での死闘からわずか3日。赤嶺(重傷でなくて本当によかった!)と今野と羽生さんがおらず、残留争い中の磐田との対戦とあって、東京はどんな試合を見せてくれるのか。今後の試金石となる試合のような気がしていた。

カボレの見事なゴールは前半14分。怪我なのか体調不良なのか、最近不調が伝えられていたので、相手DFをぶち抜いてのスピードに乗ったゴールは不安を一掃してくれた。この日のカボレは本当にすばらしくて、石川の2点(うち1点はOGだけどね)を演出する1ゴール2アシスト。涼しい気候になってきて、これから本領を発揮してくれるはず(と信じています)。

2点目は、この日のキャプテンの佐原。川崎戦でのキャプテンマークを「この試合だけだと思います」と言ったのを城福監督がしっかり聞いていたのか(笑)、2戦連続でのキャプテンとなった。東京のFKからの流れが終わらない中での得点で、実は「佐原、早く戻ってくれ!」と気が気でなかったのだが、これが得点につながってしまうのだからわからないものだ。

しかしこの喜びもつかの間、1分後には石川の不用意なバックパス(?)から失点。ここから東京は流れが悪くなってしまい、それは後半10分すぎまで続いたのだった。あの時間帯で失点しなかったからこその大量得点だったのだが、正直いって、絶不調の磐田でなければ失点はまぬがれなかったかも。

終わってみれば5得点の大勝で、味スタはお祭り騒ぎのようになっていたが、それほどいい内容のゲームではなかったと思う。でも、このメンバーで、このスケジュールで、この得点差でしっかり勝利したのはすばらしい。ほんの3週間前までは「どうして1点以上得点できないのか」と悶々としていたのに、直近のホームゲーム2試合では8得点だもの。これなら味スタに来てくれた新規のお客さんや子供たちも喜んでくれるだろう。

トーチュウでは勝ちゲームでの「MOT」を選出しているが、この試合で選ぶのは難しそう。前述のカボレや佐原はもちろんのこと、失点のミスを帳消しにしてお釣りまで来る活躍を見せた石川、今までの東京にはなかったタイプのプレーと得点、そして試合後の発言でファンの心をがっちりつかんだ鈴木達也、すっかり安心して仕事ぶりを見られるようになった茂庭(「3点目は彼の得点」と監督も言っていたぞ!)、前節で足を攣りながらも頑張って今節もフル出場の浅利、セットプレーごとに場内を沸かせる大竹などなど、みんなでつかんだ大勝でもあったから……。

それだけに……ふだんはできるだけネガティブなことは書かないようにしているのだけど、今回はひとこと。ミスパスが多すぎる梶山と、チームメイトが得点を獲らせようと頑張っているのにそれに応えられなかった平山にはちょっとガッカリ。梶山はボールをもったら絶対に獲られないのはすばらしいのだが、その後のパスを敵に渡してしまうことが多すぎる。平山については、だんだんわからなくなってきた。ナビスコでのハットトリックは幻だったのかなあ。

それにしても、あのジュビロ磐田が残留争いをしているという事実には、改めてリーグの厳しさを知らされる思い。東京は大量失点で負けたことが何度もあって、特にヤマハではずっと勝てない時期が続いた。スター選手も多く、静岡のチームなのに都内にもたくさんのファンがいて、数年前には、平日の都心で磐田ユニを着て歩いているカップルを見かけたこともあった。

それがどうしてこんなことになってしまったのかは私にはわからないけれど、東京にとってもひとごとではない。ちょっとしたフロントの判断のマズさや補強の失敗などがあれば、あるいはサポーターたちが道を誤れば、いや、原因が特定できなくてもさまざまな小さな要因が重なって、もしかしたら東京だって同じような苦境に立たされることになるかもしれないのだから……。

気温は高く、バックスタンドは例によっての直射日光で、前半はかなり暑かったのだが、ピッチ上はきれいな日陰になっていた。心配していたピッチも、味スタにしてはいいほうで、それほど選手たちの足を引っ張ってはいなかったと思う。

スタメンメールではベンチ入りメンバーに名前があったブルーノさんだが、実際にはベンチに入っていなかった。これは怪我再発ということ!? そろそろ活躍してほしかっただけに心配だ。

帰宅してTVをつけると、「千葉VS名古屋」戦の真っ最中。つい真剣に見てしまったよ。千葉、やったね! これでリーグがおもしろくなった。(ACL組の試合がないので暫定だけど)東京もトップまで勝ち点差が6。これはけっこういい位置ではないかと思う。選手たちのモチベーションもますます上がることだろう。

次は札幌。もはや「いい人」は卒業した。来週も、勝ち点を貪欲に獲りにいこう!

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2008/09/23

秋分の日

今日は秋分の日。

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↑ギンモクセイの花もちょっとくすんだ感じ


この日を境に、冬至までは昼が短くなる一方。すでに5時半をすぎると、風景はほとんど夜になってしまいます。今日はまだ暖かいのですが、こうしてどんどん冬に向かっていくのだなーと思うと、なんだか寂しいですねえ(何度も同じことを書いていて、我ながらしつこいな(笑))。

今年はどういうわけか、あまり「季節感」を感じません。世間の草花や虫や鳥たちはちゃんと「旬」を伝えてくれているのですが、なんだか実感がもてないというか……。雨ばかりの悪天候が続くと、急に「季節」を知らせてくれる日々がちょっとだけあって、また雨ばかり……という感じがするのです。

先日も自転車に乗っていて彼岸花を見つけ、「ああ、もうそんな時期なんだ」と気がつきました。昨年はさんざん下調べをして巾着田に行ったものですが、今年はどうしよう!? なんだか行かないままに終わってしまいそうです。

それに、いつもの年ならそろそろ香ってくるはずのあの花がまださっぱり咲きません。多摩湖の鹿島休憩所付近にはたくさんの木があるのでチェックしてみたのですが、虫食いがひどくてつぼみも何も見つからない。かろうじて、控えめに咲いていたギンモクセイの花を確認できたくらいですが、これも例年よりはずっと少ないなあ。昨年は9月11日には確認していたのに。


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↑また工事です


多摩湖周回道路では、フェンス工事が行なわれています。区間は、鹿島休憩所とかぶと橋のあいだのホテル街のところ。「12月18日まで」とはまた長期間ですが、あの区間のフェンスをすべて張り替えるつもりなのでしょうか。たぶん土日には工事は行なわれないはずですが、平日行かれる方はご注意を。

こうした工事、今までは3月ごろに行なわれて、いかにも「予算が余ったのね~」という感じだったのですが、今年からはちょっとシステムが変わったのかもしれませんね。


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↑にぎやかな音が聞こえてきました


さて、西武ドームのあたりにさしかかると、ふだんの野球開催日とはどことなく雰囲気が違います。喧騒があって、駐車場方面へ向かう車も多いのです。はて、いったい何が!?と、帰宅してからニュースをつけていると、どうやら優勝が決まるかもしれない日だったのですね(昨日は逃してしまったようですが)。

あー、いいなあ、「優勝」ということば。そのうち、ぜったい東京も! ということで、味スタへ行ってきます!

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2008/09/22

自転車で等々力へ

台風が去ってくれたおかげで、等々力へ自転車観戦することができたのでした。


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↑宿河原堰堤。ふだんはあまり来ない場所です


アウェイでの試合を前に、とりあえずわがホームを拝んでから行こうかと、まずは味スタをめざします。味スタ通過時刻は午後3時半近く。午後1時から行なわれていたヴェルディ戦が終わってまもない時間だったのですが……。

本当に試合をやってたの!?と思うくらいに誰もいない。そのせいでスタジアム通りは路駐が多く、自転車にとっては本当に迷惑です。甲州街道を渡って飛田給駅を通過するも、ホームの人もまばら。8671人の観客数では、試合が終わって30分もすると、もう誰もいなくなってしまうのかもしれません。

多摩サイまで出れば、あとはひたすら下流へ向かうだけ。それにしても人が多い! 最近は、週末の多摩サイは避けるようにしているので、改めてその混雑ぶりにビックリです。多摩水道橋を渡って右岸に出るとさらに大混雑。きれいに左側通行が守られていますし、飛ばす人もいないのでそれほど恐怖は感じませんでしたが、商店街の歩道なみの人出でした(神奈川川には「たまリバー」の表示がなかったような!?)。

途中、「二ヶ領せせらぎ館」で休憩。このへんまで来ることは年に1度くらいしかないので、たまには堰堤などを見学……台風の後のせいか、さすがに水量が多かったように感じました。来週28日には「多摩川エコ☆カップいかだ下り」が行なわれるとか。見学に行くのもおもしろいかもしれませんね(札幌に行かない人限定)。

二子橋付近では、東京サポの自転車愛好家の皆さんにちょこっとご挨拶。ブログを通じて声をかけてくださった方々で、なぜか味スタよりもアウェイでお目にかかるほうが多いというのも不思議なのですが(笑)。時間があまりなくて、皆さんの自転車をじっくり見られなかったのが心残りでございました。

そこからほんの3キロばかり走れば、等々力緑地。サイクリングロードをたらたら走るのは単調でちょっと飽きますが(笑)、車もこないし(人は多いけど)電車よりも自転車のほうがアクセスのよいスタジアムです。緑地内散策もしてみたいと思いつつ、今回もできなかった……。来年はもっと早く来よう……。

帰りは、二子橋までは多摩サイ(真っ暗なので、反射タスキ&この日のために電池を入れ替えたライトで走りました。しかし夜の多摩サイを走っている人って意外と多いのね~)、その後は野川沿いをポタポタ走って、約2時間で帰宅。

さすがに夜10時すぎともなると人が減って、意外にも野川沿いのサイクリングは快適でした。夜間走行は毛嫌いしていたけど、時間帯と場所を選べば悪くないのかもしれませんね。


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↑和太鼓演奏にあわせて踊るマスコットたち


このあとは写真中心で、「等々力見学記」を。ホーム側の売店を満喫するために、今回の席はホーム自由。アウェイ席に近い2階席に座って、おとなしく見ていました。まぁどこへ行ってもおとなしく見ているんですが(笑)。

それにしても、飲食物の充実度はすばらしいですね。悲しいことに、味スタは逆立ちしてもかないません。川崎大師の名物コーナーまであって、行かずして観光気分まで味わえるのであります(笑)。

バックスタンド側に比べるとメイン側はちょっと寂しいのですが、それでもコンコースを散歩するだけで楽しい気分にさせられます。こういうワクワク感が味スタにもあるといいのに(味スタの偉い人は、ほかの地域のJリーグのスタジアムを見たことがあるのでしょうか?)。


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↑フロンターレ神社。
何でも神様にしてしまうという日本人の特徴を生かしています(笑)


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↑ガンプラコーナー


フロンターレカラーの「水色と黒」をモチーフにしたガンプラブースも見学。選手たちが登場するプロモーションビデオなどを興味深く見てきました。ガンダムといえばトリコロールカラーなのでしょうが、むりやりフロンターレ色にしてしまった強引な企画力(笑)に拍手。でも、水色と黒ではガンダムじゃないと思うけど(最近は何でもアリなんですけどね)。

そのすぐそばにはガシャポンの機械も(バンダイ製じゃなかったかもしれないので、名称が違うかも)。こういう細かいグッズで、子供から「大きなお友達」までをひきつけるのはなかなかよろしいですな。


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↑メイン側コンコースから見た東京のバス


「席つめ隊」や「イッツ・ア・スモー・ワールド」、「川崎市民の歌」などなど、パワフルな川崎フロンターレのホームスタジアムの雰囲気にはすっかりヤられてしまいました(笑)。もともと「好きなアウェイ」のひとつだったのですが、来るごとにパワーアップしているような印象です。チームの快進撃も、こんなホームの雰囲気に支えられているのかもしれませんね。東京ももっと頑張らなくては。

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2008/09/21

勝利の代償

J1リーグ第25節 川崎VS東京は0-1で東京。
等々力での初勝利&今年の「多摩川クラシコ」は連勝。

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↑ほぼ満員のスタジアム


試合終了のホイッスルの瞬間、ピッチにバタバタと倒れこむ選手たちが何人もいた。本当によく頑張ってくれた!と頭が下がる……というか、涙がにじむ思い。10人になって、よく耐えてくれた。

東京の得点は、はじまってまだ5分のころ。とはいえ、あまりにも早い時間帯での得点だけに、手放しで喜ぶ気持ちにはなれなかった。正直いって東京が1点を守れるチームだとは思っていなかったので、どうせ失点するのだから早いほうがいい……などと、ファンにあるまじき気持ちでいたくらいだ。

ところが、そんな悠長なことを言っていられない事態が東京を襲う。まずは赤嶺の怪我。これも、私の席からは何が起こったのかはわからなかったのだが、担架に乗ったまま奥へ運ばれていく赤嶺の姿や、すぐさま交代選手が入ったことなどを見るに、ただならぬ怪我だということだけは察した(携帯サイトによれば、上腕部の骨にダメージがあるかもとのこと。どうか軽症であってほしい)。

そして、前半終了間際の今野の退場。これはどう見てもフツーのファウル、悪くても黄紙程度のもので、まさか一発レッドとはまったく信じられない判定だった。ともかく、これで東京は10人になってしまい、虎の子の1点を守るしかなくなったのだった。

後半は、観戦者としてはひたすら祈るしかない展開。カボレに代えて鈴木達也というのは予定通りの交代だろうが、3人目の交代で投入されたのは藤山。監督からも「1点を守る」という明確なメッセージが伝えられたことで、選手たちも「積極的に守る」ことにシフトしていく。そして、待ち望んだ「試合終了」。

TV用の「ヒーローインタビュー」は、佐原。この日、彼はキャプテンマークを巻いていた。試合前に監督から渡されたそうで、本人も「この試合だけでしょうけど」と語っていたが、城福監督はすばらしい人選をしたと思う。古巣相手により奮起し、いい試合を演出してくれた、陰の立役者でもあった(赤嶺のゴールのアシストみたいなものだし)。

アウェイの地で、10人になっても1点を守りきったわがチームは、またひとつハードルを乗り越えたような気がする。だが、それには大きな代償が必要だった。リーグ10得点を獲って、3試合連続ゴール&「彼が得点すると負けない」ジンクスもあった赤嶺が、もしかしたら重傷かもしれない。そして、理不尽な退場をさせられた今野にも出場停止というペナルティが課せられている。

残りはあと9試合。どこのチームもしだいに疲労の色を濃くしていく中で、いかにして生き残っていくのか。祐介やブルーノなど、今まで負傷欠場していた選手たちの活躍が求められるところだ。チーム一丸となって、この苦境を乗り越えてほしい。

判定のマズさや赤嶺の負傷など、どうにもスッキリしない思いはあるのだが、それでもこの試合はものすごく感動的だった。東京と川崎という両チームの戦いが「多摩川クラシコ」として刻まれていくにふさわしいゲームだったと思う。このチームならまだまだやれるし、もっと高みを目指せる……そんな思いを強くした試合でもあった。


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↑この日のキャプテン・佐原


日ごろの行ないがよかったのか(笑)、台風一過の晴天にめぐまれた多摩川クラシコ当日。当初の予定どおり、自転車で行くことができたことも、満足感に花を添えていたのかも。自転車観戦や「等々力見てある記」については、また次回。

何せ、帰宅したら23時半だし、それから自転車整備(ダンナ担当)や夜食作り(こちらは私)、さらにはビデオリプレイにブエルタ&プレミア観戦などなどをしていたら、あっという間に3時。そろそろ眠気が気力に負けてしまいそう……ということで、とりあえずはおやすみなさい。

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2008/09/20

「道草料理入門」

お気に入りのジュンク堂をふらふらしていて、「道草料理入門-野山は自然の菜園だ」を衝動買いしてしまいました。

ページをめくってみて、「おなじみの草で、こんなに食べられるものがあったのか!」とビックリ。ヨモギやノビルあたりは知っていましたし、毎年ニセアカシアのてんぷらを楽しみにしているのですが、こんなにもおなじみの草花が食用になるとは。これはビックリ、目からウロコです。

今の季節でいえば、まったく食用っぽく見えないクズも食べられるとか。一瞬、「葛粉でしょ!?」と思ってしまったのですが、根から葛粉をつくるのは難しいのでシロートには薦められないとか(そりゃそうだ)。で、何を食べるかといえば、あのちょっと毒々しい色の花。確かに香りはいい(?)し、ニセアカシアみたいに食べられるのかも!?

もともと食い気だけは人一倍あったので、こういう本は楽しいですね。タンポポ(西洋タンポポもOK!)やハルジョオンなど、どこにでもある草も「春になったら食べてみようかな?」という気分になります。きれいな小花をゼリーなどにあしらうのも良さそう。

ひととおり料理法を読んでみて、困ったときは「おひたしか揚げ物だな」と気づきました。あまり奇をてらった料理法はなく、とにかくシンプルに素材を楽しむのがよさそうです。

基本的に野草の採取などはしないたちですが、どこにでもある草ならやってみてもいいかな。野草には毒のあるものも多いので(薬用植物園へ行くと「こんな草で殺せるのか!」と驚くことうけあいです(笑))注意が必要ですが、こういう本をたよりにおなじみの花たちを食で楽しんでみるのもいいかもしれません。


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2008/09/19

明日は「多摩川クラシコ」

明日はアウェイの「多摩川クラシコ」である。

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↑ポスターを撮ってみた


先着2万名に(ということは全員か!?)「GIANT KILLING」のスペシャルトレカをくれるらしい。もうこれだけのために行く価値があるような(笑)。先週はピカチュウなどと騒いでいたし、我ながらまったく節操がない。もっとも、わがクラブはいまだに等々力では勝利がないそうで(少なくとも私が見に行くようになってからは勝っていない)、そうなってしまうとついつい「トレカでももらいに行くかね~」と弱気になってみたりするのである。

それにしても「GIANT KILLING」コラボというのは、本心をいえば東京に率先してやってもらいたかった企画。チーム名は違うとはいえ(場所もチームカラーも違うけど)、「東京」のクラブが主役の漫画なんだもの。原作者さんが千葉サポらしいので遠慮していた……なんてことはないよね。タイアップ企画なんて、やったもん勝ちなのだ。

川崎フロンターレというクラブはフットワークが軽くて、こういうサブカル系とのコラボはお手の物だし(明日はガンプラブースを見てこよう)、ダジャレをまじめに商品化してみたり、選手たちにコスプレさせたりと、あの手この手でいろいろなことを考えてくるのはすばらしい。いつぞやのファン感謝祭(みたいなの)の際の、競輪選手の格好をした選手たちの写真には笑ってしまった。そういえば、女装もあったような。

東京は妙にお堅いというか、クソまじめというか、融通が利かないとかそういうイメージがあって、それはクラブ全体でもそうだし、選手たちについてもそんな気がする。まぁ今ちゃんや平山の三つ編み姿なんて想像したくもないしな。これはこれで、クラブの個性ということなのだろう(新規のスタジアムイベントをもう少し増やしてもいいんじゃないかという気もするけど)。

それにしても気になるのは、台風13号だ。

キックオフの時間には天気は落ち着くだろうとは思っているのだが(ナイトゲームで感謝!)、何せこちらは自転車で等々力へ行こうと思っているだけあって、気が気ではない。等々力へ行くのはこれで4回目なのだが、自転車で行ったのはわずか1回のみ。昨年は雨だったし、今年も雨では本当にガックリしてしまう。等々力はいちばん気軽に自転車で行くことができるアウェイスタジアムなのに。

とりあえずは、台風の速度が上がるようにひたすら祈ったり念仏を唱えたりするしかない(笑)。昨日は時速15キロと、ママチャリよりも遅いスピードで北上していたが、先ほど確認してみたら35キロと、ロードレーサー並みになってきた。次は「ゴール前のスプリント」、いやいや「山岳の下り」くらいの速度を望みたいところ。

肝心の試合について何も書いてないけど、これはいつものことだからなー。

明日は4位VS5位の戦い。もし勝ち点3を獲れたとしても順位をひっくり返すことはできないが、今後のために少しでも追いついておきたいもの。例年、秋は東京が「帳尻あわせ」をはじめる季節(昨年はそれすらできなかったけど)。そろそろ、夏の不調をこのあたりで取り返しておかないとね。

今年の「多摩シコ」第1戦で勝利したとはいえ、正直いってそれでも昨年の「0-7」の心の傷は癒えていない。まだまだリハビリが必要な身なのだ。特効薬はひとつだけ。どうかそれが処方されますように。

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2008/09/18

ロケ地発見

ふだんはひとりで映画を見ることが多いのですが、「シャカリキ!」は久々に複数で見に行きました。

というのも、ひとりで見たらきっとストレスがたまるだろうと予想していたから(笑)。幸いにして、ブログという捌け口(笑)はあるものの、きっと大勢で見るほうが楽しく鑑賞できるに違いないと思ったのです。

集まったのは、わが自転車師匠をはじめとして総勢4名。中にはわざわざ休みをとって、往復100キロを漕いで立川まで来たつわものもいらっしゃいました。そこまでして見に来るような作品ではなかったかもしれませんが(笑)。

鑑賞後は、映画について語り合うお茶会を予定していたのですが、意外なことに「思っていたよりも悪くなかった」という共通の認識があり(それでいてあれだけ文句を書くのですから、いかに期待していなかったかということでしょう(笑))、映画の内容についての語らいは幸か不幸かあまり盛り上がりませんでした。

代わりに話題にのぼったのが「どこでロケをしたんだろう?」ということ。私は「宇都宮森林公園」はすぐにわかったのですが、あとはさっぱり~。でも、4人で見ればそれぞれの情報を共有することができます。ドラマ部分の多くは調布の日活撮影所で撮られたこともわかったし、石渡山コースの一部は競輪学校のコースになっていることも教えてもらいました(バンクも競輪学校のものとのこと)。

作品中には河川敷を走っている場面もあるのですが、その場所もおかげさまで知ることができました。あとでGoogleのストリートビューまで教えてもらったのでもう完璧。映画に出てきたのは確かにここだった!と確かめることもできたのでした。いや~便利便利。こういう使い方もあるのね。



大きな地図で見る
↑千葉県との県境、江戸川沿いでした


結局、自転車部で練習している場所だけわからなかったけれど、「どうしても知りたい!」というほどのものでもないので(笑)、これだけわかれば大満足です。都心の川沿いの道は見たことがないけれど、一度くらい行ってみてもいいかな~と思ってしまったくらいですから、これはこれで収穫といえるでしょう。

どんな映画にもそれなりの楽しみ方があるのだな~ということが改めてわかった1日でもありました。

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2008/09/17

映画「シャカリキ!」

「シャカリキ!」の映画を見てきた。

原作は、曽田正人による自転車漫画の傑作。だがこの映画は、タイトルと登場人物の名前が偶然にも漫画と同じというだけで、まったくの別物だと思って見るほうが精神的によろしいだろう。

亀ヶ丘高校の新入生・野々村輝は、生来の自転車(坂)バカ。ふとしたきっかけから、廃部寸前の自転車競技部に入部したテルは、ロードレースの基本も知らぬままに自転車レースに出場することに。チームリーダーの鳩村や、ライバル・鳳帝高校のユタと出会い、誰よりも早く坂を登りたいと願うテル。そんな彼を待っていたのは、石渡山市民ロードレースの激坂だった!……というのがストーリー。

原作でいえば、序盤の石渡山のロードレースの部分がメインで、エピソードとしては「コースに画鋲が撒かれていて、テルがフレームをかついで登っていく」というところだけがかろうじて映画に残っている程度。キャラクターの関係図も何もかも違うので、原作を念頭において見てはいけないのである(「漫画の映画化」の成功例を見たければ、「デトロイト・メタル・シティ」がおススメ)。

では、どういう映画だと思えばいいのかというと、しいていえば「正統派男性アイドル映画」「高校生の青春スポーツもの」というところだろうか。

某所で教えてもらうまでまったく知らなかったのだが、この映画でメインの3人を演じる俳優たちは「D-BOYS」と呼ばれるユニットのメンバーなのだそうだ。さっそくWikipediaで調べてみると、「ワタナベエンターテインメント所属の若手男性俳優集団」とある。ああ、それで製作に「ワタナベエンターテインメント」が入ってるのね。だからアイドル映画みたいなつくりで、そういう出来なのね……と、一気にいろいろと「腑に落ちた」のであった。

つまり、自転車好きや原作の「シャカリキ!」ファンを念頭においてつくられたのではなく、「D-BOYS」ファンの女の子たちのための映画であって、彼らが苦しそうに坂を登る表情を見て萌えるのが正しい見方なのかもしれないのだ。

そう思って見てみれば、それほど悪い映画ではないと思う。救いは、主役陣の頑張り。彼らはアイドルかもしれないけれど、すごく一所懸命に自転車に乗っていて好感がもてる。3本ローラー台にも乗っているし、かなり頑張ったのだろう。プロロードレーサーで実際に指導にあたった三浦恭資さんのブログにはそのときのエピソードが書かれているが、走行シーンを見ていてもそれほど違和感はない。

役者陣の頑張りに比べると、スタッフ陣(脚本とか……)のそれはちょっと負けてしまったのかもしれない。最後まで見ても、結局、自転車部が復活できたのかどうかもわからないし、女子マネージャーとの恋の行方もわからないまま。ストーリーは宙ぶらりんのまま終わってしまうのだ。

激坂を走るシチュエーションは、演出によっていくらでも迫力を増すことができるだろうし、自転車に乗る楽しさをもっと映像で見せてもらいたかったというのも正直なところ。先日のブエルタの13ステージで、20%を越える激坂をひらひらと登っていったコンタドールを見てしまうと、もう何を見ても……という気分になるのは仕方のないことだけれど。

個人的におもしろかったのは、石渡山の映像。どう見ても「宇都宮森林公園」の上に、アルプスのような岩山がどかんと乗っかっている風景には爆笑しそうになった。あれは自転車で登るというよりもロッククライミングするような山だね(笑)。

さらに、季節感のなさにも驚かされた。物語は高校入学直後にはじまり、9月の石渡山レースでクライマックスを迎えるのだが、風景はずっと3~4月のまま。ヘタくそだろうが上達しようが、背景にはつねに桜やモクレンやツツジが咲いているので現実感に乏しい。

そういえば、9月の石渡山にも桜が咲き乱れているしなあ……そっか、石渡山はものすごい高山なので、9月でも寒くて桜が咲いていて、観客が冬のような格好をして観戦に来ていたのかもしれないね(笑)。

さっぱり誉めていないようでもあるが、実は、覚悟していたほど悲惨なものではなく、それなりにおもしろかった。Jスポーツで流れていたCMだけを見て拒絶反応を示しているようではイカン、先入観で判断せずに、ちゃんと金を払って見ておかなくては!と反省したしだいである。

今回鑑賞した立川シネマシティでは、わずか2週間で上映終了。今週、見ておいてよかった……。

あ、10月に「ジャパンカップ」を見に行く人は、道路上にまだ映画用のラクガキが残っているのかどうか、見てきてくださいね(鹿島戦を優先させるため、宇都宮には行かないのです)。

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2008/09/16

今日は夕焼け

約2週間ぶりに、狭山湖方面まで出かけてきました。


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昼間はまだ暑いのですが、多摩湖外周道路を取り囲む桜の木は、早くも葉を黄色く染めてちらほら落ち始めています。さっさと葉を落としてしまって、春の花のためにじっくり養分をたくわえようという作戦なのでしょうか。それにしても、落ち葉が増えた自転車道を見ていると「季節がめぐるのは早いなー」という気分になりますね。

もちろん、日が暮れるのも早くなりました。日没時間は17時47分ごろ。ついこのあいだまで、19時すぎまで明るかったのがウソのようです。来週には早くも秋分の日。この日を過ぎれば、「昼の時間」は短くなる一方になってしまいます。貴重な昼間を大事に使わなければ。

日没時間が近づいた狭山湖には、夕陽を撮ろうという「夕焼けハンター」な皆さんがカメラを構えていました。富士山が見える時期の夕方には本当にたくさんの三脚が並ぶのですが、この季節はまだ少なめかな。オレンジ色に輝く太陽を撮ろうと思ったのですが……なんとカメラを忘れてきてしまいました(笑)。というわけで、今日の写真は携帯より。でも、コンパクトカメラでも携帯のカメラでもあまり変わりはないような(笑)。

きれいな夕焼けの翌日は晴れることが多いような気がしますが、明日の予報も悪くないようです。南には大きな台風が居座っているのになんとも不思議なことですが、もうしばらくのあいだはこの晴天に続いてもらいたいものです。

思えば、今年は雨ばかり。晴天の多いはずの5月も雨が多く、そのまま梅雨に突入したと思ったら、梅雨明け後はゲリラ雷雨のオンパレード。そして今度は、台風と秋雨前線ですか……ホント、勘弁してほしい~!

……と、嘆いているのは、土曜日には自転車で等々力まで行く予定だからなのですが……。これもあくまで天気しだい。台風、早く抜けてくれないかなあ。

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2008/09/15

去りゆく夏

連休後半は、約二ヵ月ぶりに伊豆へ行っていました。

去りゆく夏
↑台風の雲が近づいているのかも!?


雷雨ばかりだった都内とは違い、伊豆半島南端の地は夏休み中は数えるほどしか雨が降らず、ものすごく暑かったそうです。そのせいもあったのか、原油高で国内旅行に人気が集まったのか、お客さんもたくさん来てくれたそうで、部外者の私らとしてもうれしい限り。私も久しぶりに、自転車やサッカーとは無縁の、読書三昧の週末を過ごしてきました。

とはいえ、完全に無縁になるわけにもいかず、唯一の文明の利器・携帯電話にてユースの試合結果をチェックしたりしておりました(グループ一位通過、おめでとう!)。

本日のビーチは、台風が近づきつつある影響か波が大きめで、真夏のようなにぎわいだった昨日とは打って変わって、曇天のもと人もまばらになっていました。長かった夏もいよいよ終わり、海岸はまたサーファーたちのものになっていくのでしょう。

さて、帰宅したら録りだめた海外サッカーやブエルタを見なくては!

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2008/09/14

笑顔っていいよね

J1リーグ第24節 東京VS大宮は、3-1で東京。
東京は4月29日以来のホーム味スタでの勝利。3得点も、アウェイの大宮戦以来。

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↑メモリアルゴールは赤嶺選手に


勝つことが、こんなにも楽しく気持ちよく、晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるものだったとは……。味スタでの勝利があまりにご無沙汰だったので、すっかり忘れてしまっていたみたい。

得点経過だけでいえば、東京の3得点は後半のみで、1失点は前半のもの。ただし、東京は前半からいいサッカーをしていた。細かく横につなぐことをやめて(あきらめて?)、シンプルな攻撃が目立っていた。得点の匂いは常に漂っていて、今日はイケるかも!?と思っていたほどだ。

だが、世の中はそうは甘くない。セットプレーでラフリッチをフリーにしてしまって失点。ただし、東京の失点は「想定内」だ(2失点以上はそうは言えないけど)。平常心を失わなければ十分逆転可能だと信じられる試合運びで、失点したわりには危機感はそれほど感じなかった。

後半冒頭から、あまりフィットしていないように見えたエメルソンに替わって石川を投入。これがズバリ的中してくれた。試合前の練習時からキレのある動きを見せていた石川は、この日2アシストの大活躍(携帯サイトのコメントを読むと、大竹のゴールもアシストみたいなものかも!?)。もちまえの俊足を生かしたプレーを要所要所で見せてくれていた。

大竹のFKによるゴールは、本当に「お見事!」のひとこと。あれだけ近い位置でのFK、フツーなら決まらないと思って最初から「誰が蹴ってもダメなんだから大竹に蹴らせろよ~」とのんびり見ていたのだが……。いやはや、お見それしました! 

ケガやプレッシャーを乗り越えての久々の出場で結果を出し、彼はまたひとつ壁を乗り越えたような気もする。再び「大竹スイッチ」が機能するのであれば、後半戦の東京にとって大きな武器になるはず。彼が尊敬する中村俊輔を越えるような選手になってもらいたいものだ!

セットプレーで2得点が入り大満足だったわけだが、人の欲望には限りがないもので(笑)、今度は「流れの中からの得点が見たい」などと思うようになってしまう。そんなときに投入された、40番・鈴木達也。実際に練習を見たファンたちが好印象を抱いているのを知って、本当に見たいと思っていた……で、彼は見事にその期待にこたえてくれた!

眉毛がなくて顔はちょっとコワいけど(笑)、シンプルにゴールへ向かおうという姿勢や、アグレッシブな態度は、おとなしい東京がいちばん必要としていたもの。まだ合流して2週間もたっていないのに、フツーにチームになじんでいる様子にはかなりビックリ。いや~、いい補強をしてもらいました! 3人の交代枠すべてが大ヒット! これだけ当たるのも珍しいだろうね。

試合後、選手たちからも客席からも、笑顔がこぼれだしていた。こんな光景は本当に久しぶり。アウェイでは勝っていても、そこには地元の子供たちの姿はない。やはり将来の東京サポたちを心底喜ばせてくれるようなサッカーをして勝利していかないと!

久々の勝利の味は、本当に甘美なものだった。この喜びを、快感を忘れず、連勝する!という心づもりで勝ち点を重ねていってほしい。「試合に勝った→気持ちが高揚→ヤル気が出ていいパフォーマンスができる→勝った」といういいサイクルを続けていかれればいいんだけど。

苦しい練習の成果は少しずつ実を結んでいるはず! みんな頑張れ!


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↑かわいいものはかわいいのです!


というわけで、試合前はサンバはさておき(ハーフタイムを含め、結局まったく見ていない)ピカチュウ見物へ。ピカチュウと写真を撮りたい子供と親御さんが長い列をつくっていて、なかなか着ぐるみだけを撮るのは大変でございましたよ(笑)。ホント、「そこにいればOKなマスコット」の第一人者ですな。


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↑今や東京のアイドルでしょうか!?


で、メイン側のファンクラブテントには佐原選手が。たくさんのファンたちを前にちょっと疲れた表情ですが、来週末は頼りにしていますので頑張ってくださいね!

昨日は珍しく、深大寺で神頼みをしてから味スタへ殴り込み(?)。そのかいあってか勝利できて、本当にうれしいですよ~。ご利益を求め、来週もあちこちの神社仏閣に行ってみたいものです(が……)。

ゲリラ雷雨ほどではないにせよ、この日も都内のあちこちで雨が降ったみたい。味スタ付近は無事でも、自宅方面へ向かうにつれて路面がしっとり濡れていたり……。まだまだ気候が定まらない時期だけに、皆さまご自愛くださいね!

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2008/09/13

「パルちゃんとグランパスくんのほん。」

Jリーグ最強の2大マスコットの本が出ました。
その名も「パルちゃんとグランパスくんのほん。

51rssjbja5l_sl500_aa240_まったく買うつもりはなかったのですが、本屋でパラパラと中身を見てみたところ、爆笑だか失笑だか、ともかくひとりごとをいろいろ言いそうになったので、これはヤバいと思ってつい買ってきてしまったのです(笑)。お値段も1000円ですし、内容と価格のバランスはとれていると思います。

えーっと、その名の通りの写真本です。両者の共演(?)は、基本的に巻頭の「対談」(清水のレストランでロケ!)のみ。あとはそれぞれのページになっていて、ホームタウン案内、思い出写真館、静岡弁(名古屋弁)紹介とか、パルちゃん(パルもんた)の人生相談とか、グランパスくんが陸上に挑戦!とか、両者目当てにアウェイ遠征した身にとってはかなり楽しめる内容になっております(笑)。

中には、他チームのマスコットからのメッセージコーナーなんてのもあります。対談でも「他のクラブのマスコットとも全員仲がいい」なんて話をしていたりするわけですが、当然ながら東京だけ蚊帳の外……。あ、2人ともまだニータンには会ったことがないそうで、会ってみたいとかそういう話はしてましたね(あぁ、だんだん書いていて脱力してきた……)。

それにしても、毎回パルちゃんショーのネタを考えたり、ホームでファンのお出迎えをしたりと、マスコットの役割は本当に大きく、かつ重大なものなのだなーと再認識。ホント、半端に「着ぐるみが来て手を振ってりゃいいんでしょ」みたいな心構えでは、愛されるマスコットにはなりえませんね。

東京は最後発で、パルちゃん&グランパスくんのような成功例も、あるいはあまり成功していない例も見てきているわけですから、ここでズッコけたりすると他サポの皆さんから相当物笑いの対象になるのではないかと思います。前例を参考にしたうえで、どんなマスコットにすれば愛されるのか、クラブをともに盛り上げていくことができるのか、よく考えてもらいたいものです。

基本的に、東京にどんなマスコットが来ても全力で努力して愛するつもりですが、最低限お願いしたいのは「目があること(デザイン上、鼻や口がない子もいますので)」。もしMr.ピッチのように顔がなかったら、正直いって自分の中で「なかったこと」にして、無視していくことになっちゃうかもしれません。だって、怖いんだもの。

さて、ピカチュウを見に、味スタでも行ってきますか(違う!)。

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2008/09/12

明日は大宮戦

明日は、待望のリーグ再開、大宮戦だ。

しかししかし、ホームでの大宮戦というとまったくいい思い出がない。05年から3年間、ずっと勝っていないのだ。しかも常に後半ロスタイムあたりに失点している。この3年、「良くない意味で」印象に残った試合は、なぜかいつも大宮戦。

もう「3度目の正直」までクリアしてしまったのだから、ここでまた勝てなかったりすれば「苦手意識」が植え付けられてしまう。そろそろ厄払いというか、ホームでの大宮戦をいいイメージに変えていきたいものだ。なんといっても、大宮というチームが苦手なのではなく、ホームでの大宮戦がダメというのが情けないところ。アウェイでは勝てているのだしね!

昨日は味スタでの練習が行なわれ、選手たちは評判の悪いホームスタジアムの芝をその足で確かめてきた。味スタの芝の悪さは大問題ではあるけれど、それだけを「勝てない理由」にはあげてほしくない。悪いピッチは、相手チームにも同様にマイナスに働くはずだから。悪いなら悪いなりに、それを武器にしてでも勝利に食らいついてもらいたい。何せ、味スタでのリーグ戦勝利からはもう4ヶ月以上も遠ざかっているのだから。

で、明日はブラジルとピカチュウの日なのだが、「10周年記念グッズ 目覚まし時計」も限定発売。売れ残っていたら買うかもしれないけど、これのために早く行ってまで買おうとは思わないような。第一、高いし。音声は聞いてみたい気もするけどね。

起こしてくれる声は、城福監督、今野&石川両選手のものだそうだが、なぜこの人選になったのかは気になるところ。10周年とはいえ今シーズンはあと2ヶ月ほどしかないし、来年もこの3人は残るということなのか!?と勘ぐりたくもなる。もっとも、今年の年賀状に登場した某選手があっさりいなくなってしまったなんてこともあったので、そのあたりは考えないほうがいいのかもしれないけど。

個人的には「人の声」よりもメロディのほうがよかったかな。選手や監督は入れ替わるけど、チャントのメロディは変わらないから、20周年になっても使えるし。山手線の発車メロディを7曲収録した「駅メロ目覚まし時計」という商品があるけど、ぜひそういうタイプをつくってほしかった。楽曲の権利問題で価格が上がるかもしれないけど、だからこその「記念グッズ」でしょう。

そうそう、前回記念グッズのバスタオルはあまり売れなかったという話だが、これはパッケージのせいもあると思う。スタジアムに来る人が、あんなにバカでかい香典返しかお中元みたいな箱をもって帰りますかね!? 売れ残った分はバラして、タオルはタオル、石鹸は石鹸で売ればそれなりにはけるんじゃないかな。本来、わが家もバスタオルなら2枚ほしいっすよ……。

ところで、北京五輪を4位で終えたなでしこジャパンには、各方面からオファーが殺到しているそうだ。女子サッカーの地位向上のためにも、本当に喜ばしいこと。男子だって、いいサッカーを見せていれば、世界で認められたかもしれないのに、本当に残念なことだ……。

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2008/09/11

さいかち窪

黒目川の水源といわれる「さいかち窪」を見てきました。

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↑豊かな湧水のように見えますが……


さいかち窪はその名の通りの「窪地」で、小平霊園内の雑木林にあります。昔は確かに黒目川の源流だったそうですが、現在のさいかち窪はただの地面で、水を見ることはほとんどありません。よほど大雨が降った年以外には……。

いつかは水のあるさいかち窪を見てみたいと思いながら、はや数年。前回、湧水が出現したのは4年も前だったでしょうか。すでに自転車生活は始めていましたがまだ知識が足りず、このときは見に行くことはできませんでした。でもついに! 頻発するゲリラ雷雨のおかげでしょうか、さいかち窪が復活したのです。

小平霊園内は車が来ないのでよく通路として使っているのですが(笑)、雑木林はいつも素通り。でも、いつも拝見しているこちらのブログで「さいかち窪に水がある」ことを知って出かけていったのです。


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↑霊園の中とは思えない青々とした草地


ママチャリを近くに止めて、緑の草地を下っていくとすでにそこは川のようになっていました。「これが黒目川の源流だよ」と言われたら「なるほどー」とすぐに納得しそうです。水は澄んでいて、ところどころに広がる水紋で、湧水があることがわかります。でも、ふだんはここはただの地面なんですよ(あまりにも何もないので写真も撮っていませんでしたが、記録しておけばよかった)。


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↑土管に流れ込んだ水は、この後、新青梅街道を渡ります


豊富な水は、次々と土管(?)に流れ込んでいきます。黒目川はこの先暗渠になって新青梅街道を越え、そして遊歩道を備えたおなじみの「黒目川」になるのです。

この水はどこから来るのか確かめようと、さらに上流を目指してみます。小平霊園の雑木林はそれほど広くないはずなのですが、樹木や草が鬱蒼としていて、昼なお暗いほど。足元もぬかるんでいますし、もともと道がないので、即席でできた川をたどるのは至難の業でした。


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↑とにかく蚊がスゴくて大変でした


このあたりが本当の水源かな!?という地点。ここの水はどこから来るのかも知りたいところですが、すぐそばは舗装された霊園通路。ついに確認することはできませんでした。

茶色い地面と雑草しかなかった場所が、こうして豊かな湿地帯になっているとは、本当に驚くべきことです。私が見に行ったのは先週末なのですが、あれだけの水量があればまだ残っているのかな? 日陰で薄暗かったのと、蚊の猛襲に負けてしまったためにろくな写真が撮れなかったので、また確認しに行きたいところです。

今回の水が涸れてしまったら、次に出現するのはいつになるのか!? 昨今の不安定な天気がこれからも続くのであれば、来年も見られそうですが、それはいいことなのか悪いことなのか……。

そうそう、見学に行こうというかたはぜひ虫除けスプレーなどをご持参くださいね。アドバイスをいただいて私も持っていったのですが、「オーガニックで肌にやさしい」虫除けは虫にもやさしかったらしくて、さっぱり効きませんでした(フツーの虫除けはかぶれてしまうので使えないのです)。

歩いているうちに身体の周りを蚊が取り囲み、顔から足までもれなく蚊に止まられ、うるさいし痒いし不快だしで本当に大変でした。もっとゆっくり観察したかったけど、あれだけの蚊に囲まれていたらちょっとムリ~! ほんの10数分いただけですが、もれなく30箇所以上刺されましたよ~! 虫除けスプレーや携帯式蚊取りの性能を試すいい機会かもしれません(笑)。

小平霊園は、東京の練習場からも1キロほどなので、興味のあるかたは練習見学のついでにぜひ見に行ってください。数年に1回のことですしね。

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2008/09/10

ランス復帰に思う

ランス・アームストロングがプロ・サイクリングの世界に戻ってくるそうだ。

ニュース元のサイトを読みながらも半信半疑で「眉唾ものかも!?」と思っていたのだが、今朝、メールをチェックするとランスの財団(Lance Armstrong Foundation)からのメルマガが……。最初の行に書いてあった言葉は「it's true.」……うわー、本当に復帰するんだ!

財団のブログには、詳しいことは何も書かれていない。ただ、プロに復帰することと、アメリカ国内だけでなく世界的なレベルで「ガンとの闘い」をしていきたいということだけ。9月24日に活動の詳細が発表されるそうだ。

ニュースサイトにはもう少し詳しく載っているが、信憑性については保証はできない。チームはアスタナであること、来年のツール・ド・フランスに参加することなどが昨日付けで報道され、今日付けの記事ではコンタドールのコメントも掲載されている。

ランスは9月18日に37歳になる。ビデオメッセージも見たが別に太ってもいないし、本人が復帰するというからにはそれなりの勝算があってのことなのだろう。

それにしても、ツール7連覇の偉業を達成しながらも、主催者側からはリスペクトどころか「なかったこと」のように扱われているというのに、再び敵だらけの戦場へ戻ろうというのだからたいしたものだ。「プライベートのない抜き打ちドーピング検査の嵐」も容赦なくやってくるだろうに。やはりランスは戦いつづけていなくてはおさまらない性格なのかもしれない。

アスタナに復帰というとコンタドールとチームメイトになるのだろうが、ツールで2人が走るとしたらどうなるのだろうか。ランスはコンタドールのアシストをするのか? いったいどんなレースになるのだろう。こうしていろいろ想像してみるのは楽しいものだ。

ま、レース直前になって「アスタナは出場停止ね」とか、レース中盤になって「やっぱりランスはドーピングしてたから退場ね」なんてことにならなければいいんだけど。とにかく、24日の正式表明を待つことにしよう。

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2008/09/09

たまリバー(笑)を走る

雷雨の恐怖から久々に開放されたので、多摩サイをのんびり走ってきました。

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↑大雨の後遺症か、水量はちょっと多め


それにしてもこんな青空は本当に久しぶり。気温が高く日差しが強くても、湿度が低いので本当に気持ちがいいのです。このすばらしい天気をじっくり味わいたくて、自転車をとめてしばし多摩川の流れを見つめていたほどでした。これほどの「自転車日和」、今年はいったいあと何日残されているでしょうか?


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↑ご丁寧に500メートルおきにあります


ふと気がつくと、足元にこ~んなプレートがあることに気づきました。

そのまま走っていくと、どうやらこの表示は500メートルごとにあるみたい。しかも、要所要所には距離だけではなく案内板みたいなものもあります。しかし「たまリバー50キロ」って……。


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↑わかりやすいんだかわかりにくいんだかわからない案内プレート


多摩川河川敷を利用した大田区から羽村市までの遊歩道の名称を募集していて、その結果「たまリバー50キロ」に決まったことは知っていました。ただ、実際にその名称を意識したのはこれが初めてです。


東京都の報道発表資料によれば、


多摩川河川敷等を利用して、羽村市から大田区までの約50キロメートルにわたり、ウォーキング、ランニング、散策などが連続して楽しめるコースについて


と書いてあって、「自転車」や「サイクリング」とはひとっことも書かれていないのがどうにもムカつきますが、こうした言い回しからも「歩行者優先だから自転車は遠慮しろよ!」という言外の圧力が伝わってくるようです。

せっかく公募で決まった名称ですが、当ブログでは今後もあの道は「多摩サイ」と記述するつもりでおります。「自転車も走らせろよ!」と主張したいというよりは、単純に「たまリバー」という表記が気持ち悪いからです(笑)。ひらがなとカタカナの混在がなんとも居心地が悪くてガマンできない~。


だって「たまリバー」を常用するとなると、今後はこんなふうに書かなきゃいけなくなるわけで……。


「今日はたまリバーに行くつもりでしたが、天気があやしいので近くのたまレイクにしておきました」


う~ん、バカっぽい……(ルー大柴か!?)。

次にたまリバー(笑)を越えるのは、9月20日の川崎戦のときになりそう。下流側にももれなく「たまリバー」プレートがあるのかどうか、確認してくるつもりです(天気がいいといいのだけど)。


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2008/09/08

今さらバーレーン戦について

2010年W杯アジア最終予選 バーレーンVS日本は2-3で日本の勝利。
日本は最終予選初戦で貴重なアウェイでの勝ち点3を手にした。

後半40分までは0-3でリードしていて、「意外にも楽勝だったな~」と思っていたところへまさかの2失点。後半の追加点がなければ勝ちきれないところだった。これだからサッカーはわからないし、おもしろいのだろうね(と、また他人ごとのように……)。

日本の3得点のうち2点はFKとPK。なんだ~と思いたくもなるが、セットプレーできちんと決めることがどれほど大事か、また、PKを安心してまかせられる選手がいることがどれほどありがたいことか、東京ファンであればきっと身をもって知っていることだろう(笑)。

決定力がないと散々いわれている日本代表だが、これは今に始まったことではない。しばらく前に読んだ「日本サッカー史 代表編(後藤健生・著)」にはこんな一節があった。1958年のアジア大会での代表のプレーについての言及だ。


(日本は)ゴール前でもパスを回すだけでシュートを打たないので、見ている関係者はイライラを募らせていたという。(旧版のP.93)


これを読んだとき、「な~んだ、シュートを打たないというのは日本代表の家風みたいなものなのか!」と思ってしまった(笑)。釜本さんはスゴいストライカーだったらしいが(見たことがないので知らない)、あれは突然変異のようなものだから「釜本の再来」を期待してもあまり意味がない。

だとしたら、セットプレーを確実に決めるサッカーを追求して勝ち上がっていくのもアリだ。中村俊輔と遠藤に頼るサッカーはそんなにおもしろくないかもしれないが、最終予選を勝ち抜くためにはそれもまた戦術!?なのかもしれない。それに、セットプレー以外の得点だってたまには決まるしね。

終わってみれば2失点というのは、いいクスリになったかもしれない。このグループでは、バーレーンはオーストラリアに並ぶライバルだと思うが、アウェイで楽勝してしまったら、日本は緊張感を失ってしまう。2失点のおかげで守備という課題もできたし、メンバーもさらに再考する必要が出てきただろう(今ちゃん……)。勝ったからいえることだけれど、失点してよかったと思うしかない。

次は10月15日、ホームでウズベキスタンと対戦。こう書いておかないと忘れそうなので、ここにメモしておく。埼スタで平日夜に開催されるようだが、TVでしっかり観戦するつもり。


*記事で引用した一節は「日本サッカー史 代表編 1917-2002」より。改訂版も買わなきゃと思いつつ、まだ購入していない。私のように最近サッカーを見るようになった人間には必読本だと思う。

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2008/09/07

高円宮杯初戦に勝利

高円宮杯全日本ユース(U-18)グループリーグ 東京U-18対ガンバ大阪ユースは2-1で東京。同グループの桐光学園高校VSサンフレッチェ広島ユースは、2-1。

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↑試合終了の瞬間。疲労で倒れこむ選手たち


アディダスカップでのすばらしい勝ちっぷりが忘れられず、とりあえず西が丘に参戦。電車で行くほうが早かったのに、なぜか自転車で行ってしまったので、後半からの観戦となった。スコアボードを見ると0-1で負けていて、ガンバユースが強いことも知っていたが、1点なら大丈夫だろうと試合を見守ることにする。

それにしても、ものすごく暑い。秋めいてきて太陽の位置が低くなってきたせいか、直射日光の強さは増しているような気がする。この暑さの中で90分戦うのは本当に大変なことだろう。でも、東京の選手はよく走っていた。前の大会でもそう思ったけど、彼らはよく走るよね。

同点にした1点目は、途中投入の9番・山村佑樹君のもの。スタメンじゃなかったのが意外だったが、FWの仕事をしっかり果たしてくれた。得点してからはほぼ東京のペース……というか、ガンバ側があまり走れなくなっているように見えた。GKまでが足を攣ってしまうくらいだから、本当にキツかったのだろう。

84分の追加点は、2番の阿部巧君。前の大会以来のごひいき選手なのでかなりうれしい。SBなのに、この時間帯でも本当によく上がってくる。身体は小さいけれど、スタミナがあって、気持ちが感じられるプレーをする選手だ。4分のロスタイムでは危険な場面もあったが、無事1点差を守って勝利。本当によかった。

トップチームの試合だと何かと辛口な目で見てしまうのだが、ユースの場合は素直に「頑張れ」モードになれるような気がする。誰が悪いとかここが良くないとかいうことよりも、いいところをまず見つけたいと思うし、たとえ負けたとしても非難しようとは思わない。

ただ今回は、トップチームの試合がなくてストレスのたまった人が多かったのか、汚い野次が多くて、それがとても残念だった。ゴール裏からも聞こえていたし、バックスタンド側にもいた。トップチームの試合とは違って静かだからよけいそんな野次が目立ってしまうし、いくつかは選手たちにも聞こえていただろう。

ユースチームはプロではないし、試合は興行ではない。入場料は必要だが、それは育成のためのお布施みたいなものだと思っている。観戦する側としても、やはり「育てていく」という立場は崩したくないものだ。選手たちの父兄が声を嗄らして応援するのはあたりまえだが、部外者のいいトシをした大人がビール片手に声高にがなりたてるのはなんともおとなげなくて情けない。

U-18がいい試合をしていただけに、大人がなんともカッコ悪くて申し訳ないと思ってしまったりするのである。

帰りは、西が丘初体験のダンナを案内して「東京大仏」でも見学しに行こうかと思っていたのだが、どうにも空模様があやしくなってきたので断念。ひたすら帰りを急いだが、和光市あたりで土砂降りになり、大泉中央公園でしばらく雨宿りとなってしまった。

雨が小降りになったころを見計らって出発。幸いにして、次の10数キロは小雨の中だったが、ウチまで3キロの地点で再び土砂降りに……。いやはや、疲れました。それにしても、走行中、いったい何本の稲妻を見たことか。今までの人生で最多だったかも。

雨天走行は、そうでなくても緊張するしくたびれる。しかも稲妻が走り雷ゴロゴロという環境で全速力で走ってきたので、帰宅してからはしばしぐったり。代表戦はこれから見ます。結果は知ってるんだけどね(午前中に後半30分まで見たのだけど、いったいあそこからどうしたら2失点もできるのか???)。

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2008/09/06

無関心

そういえば、今夜はW杯最終予選、アウェイでのバーレーン戦があるのだった。

今週は東京の試合がなくて何とも味気ない週末を過ごしているのだが、それはナビスコ杯で敗退してしまったからだと思っていた。実は、この最終予選の日程を正確に知ったのは、新聞のスポーツ欄とNHKニュースだった。いやしくもサッカー好きを自任しておきながらこの体たらく……自分で驚いてしまったくらい。


スポナビの宇都宮徹壱さんのコラムに、こんな一節があった。


端的にいって、今回の最終予選で日本が最も警戒すべき敵は、バーレーンでもオーストラリアでもなく、この不気味に横たわる国民的「無関心」なのだと思う。


いやもう、本当にお恥ずかしい限りなのだが、私ももれなく「無関心組」だったのだ。親善試合ならまだしも、最終予選の大事な初戦を忘れている(というかどうでもいい)と思っているとはまったく何ごとか……と、形ばかりは反省してみせても、やっぱりたいして盛り上がらない。「今ちゃんと長友」と呪文を唱えると少しは興味がわくのだが、どちらにしてもリアルタイムで見ることはないだろう。

なぜ無関心なのか、これがまた自分でもよくわからないのが困ったところなのだ。

W杯出場なんてどうでもいいやと思っているわけではない。日本は絶対に出場しなければならないと思っている。北京五輪でぶざまに負けてしまったせいもあって、男子サッカーに対する国民的関心は低くなっているように感じるし、W杯出場まで逃してしまったら、取り返しのつかないことになる。

東京ファンとしても、「味スタを満員に」するためには新規ファンの開拓が必要だし、そのためにも日本代表が活躍してくれたほうがいいとわかっているのだ。しかも、「ウチの選手」が2人も呼ばれているではないか。それなのに、どうしてこんなに無関心なのか。

そういえば、オシムさんが監督をはじめたころは結構ワクワクして毎試合集中して見ていたものだ。監督が変わったせいなのか? 見ていて心がときめかないからなのか? もっと崖っぷちになったら真剣に見るのか? 自分でもさっぱりわからない。

明日、録画を見れば何か理由の一端がわかるのだろうか……。

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2008/09/05

東京ネタ拾い

どうにもネタがないので、東京のオフィシャルサイトを見ながらあたりさわりのないことを書くことにする。


*ピカチュウとかクマとか


9月13日の大宮戦には、ピカチュウが来るそうだ。また宣伝かよ!と理性では思うのだが、実はワタクシその昔は「ピカチュウ萌え」でして(笑)。「ポケットモンスター」はいちばん最初の赤と緑をやっただけなのだけど、一時期はグッズを収集したり、幼年誌を買って全員サービスに応募したりと、今思うとかなりヘンな方向に行きかけていたような。それももう10年以上も前のことなので、今となっては冷静なもんですが(ホントかよ)。

で、10月4日の清水戦は、恒例「テディ・ベアデー」だ。これまた一時期シュタイフのベアを収集していたワタクシとしましては(資金が続かず挫折(笑))、一度も当たったことのないぬいぐるみが当たるようにと祈願しつつスタジアムに行くことになりそう。要するに、キャラクターが大好きなわけですな。マスコットに惹かれるのも仕方がないのかもね(笑)。



*銭湯Day

これは初のイベント。清水戦で配るスタンプカードをもって組合加入の銭湯へ2回行くと、グッズと引き換えてくれるそうだ。でも、実は一度も銭湯に行ったことがない。温泉施設やらスーパー銭湯には行くくせに、銭湯に行ったことがないというのもおかしな話だけど。「深大湯」はなかなか気持ちがいいという話を聞いたことがあるので、一念発起して行ってみるか(地元の銭湯に行けばいいのに……)。



*「協力商店会の日」もあるよ

これも清水戦。すでに配っているところもあるようなので、9月中にカードをゲットしておかなくては。それにしても、10月4日はいろいろ盛りだくさんなので忘れそう。イベントはともかくとして、今シーズン一度くらいは清水に勝っておきたいものだけど。


*それはそれとして

明日は小平で練習試合があるし、日曜はU-18の高円宮杯だし(天気が心配)、来週9月10日は湘南との練習試合で、翌日は味スタで練習だ。いちばん気になるのは、11日の味スタでの練習。何せピッチはかなり悲惨なことになっていそうなので、前もって芝の具合を確かめておくのは重要なことだ。


上記の4件のすべてを見に行くことはできないが、どれかには出没するつもり。やっぱり東京が足りないもの。

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2008/09/04

早起きはちょっとおトク

8月は3回ほど、朝早い時間に多摩湖・狭山湖を走りました。

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↑湖面に映った取水塔


ふだんは夕方に活動をはじめる私も、今年の「午後になると雷雨」という天気パターンにはすっかりお手上げ。前日の天気予報を確認して、時には朝6時台に起きて出かけてみたりもしたのでした。

夏のあいだは週3回は通った多摩湖周辺。見慣れているはずなのですが、朝には朝ならではの風景が見られることには驚かされました。

最初の写真は、狭山湖の取水塔……を逆さに撮ったところ。

朝はどういうわけだか湖面に波が立っておらず、水面に映る塔の影がきれいに見えるのです。多摩湖・狭山湖をメインに走られているサイクロンさんのブログで「逆さ取水塔」の記事を何度か読み、いつか見てみたいものだと思っていたのですが、無事、確認することができました。


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↑晴れた空が恋しい今日このごろです


北山公園で蓮の花を見られたのも、貴重な体験でした。花が開くのは午前中だけなので、私が行くときはつねに花が閉じた状態(笑)。何年も自転車生活をしていながら、開いた蓮を見たのは初めてだったのでした。


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↑思っていたより大きな花でした


帰りには、空き地いっぱいに黄色い花が咲いているのを見つけて、これまたおトクな気分に。背丈は2メートル以上はあるでしょうか。グングンと伸びて、青空に向かって咲き誇っています。後で家で調べたところ、どうやらこれは「キクイモ」のよう。


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↑キクイモが群生した空き地にて


図鑑で目星をつけてから検索してみると、キクイモは野草としてよりもサプリメントとして注目されているようでした。根っこが芋状になっていて、その成分がメタボに効くのだとか……。お値段を見ると、けっこうお高いようでこれまたビックリ。いや~、自転車を乗り回すほうがヤセますってば。


……と、このように新しい発見のある「朝型自転車生活」ですが、定期的につづけるにはちょっとムリがありそうです。早起きしても寝る時間はやっぱり遅いため、結局睡眠時間が3時間になるだけですし、睡眠不足からくる微妙な体調不良もなかなか治らないし(もうトシなので回復力が遅いのですよ)。

でも、やろうと思えば早起きができるということはわかりました。この冬は一念発起して、狭山湖へ朝の富士山を見に行くぞ! ……と、今のうちここで宣言しておきましょう。実現できるかどうかは心もとないけど(笑)。

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2008/09/03

マイ・ホームタウン

生まれも育ちも小平で、田舎はない。

この小平という場所、都内とはいってもそこはかとなく田舎で、若いころはビミョーなコンプレックスのもとだった。

中学までは地元の公立校だったが、高校と大学は渋谷。友人は23区内在住者ばかりなので、当然ながら「田舎者」と冗談半分に揶揄されることになった。しかも郊外へ走る鉄道の中でも、西武線はいちばんランクが低いとみなされており、さらにコンプレックスは強まった。

社会人になると、終電が早いことや始発が遅いこと、都心からのタクシー代が1万円を超えることが悩みの種になる。固定電話時代だったので、長電話をするにもいちいち頭に「03」をつけなくてはならず、電話代もかさむ(ダイヤルアップなパソコン通信時代でもあったし)。いつかは23区内に住むぞ!というのが、当時の私の目標だったような気がする……セコいけど(笑)。

念願かなって23区内に住むようになったきっかけは、結婚。遅くまで仕事はできるし、タクシー代も減ったものの、ダンナという存在ができて夜遊びも長電話もしなくなったので、それほどありがたみは感じない年代になっていた。

再び、小平に舞い戻ってきたのは、両親が相次いで亡くなって実家が空き家になってしまったから。家はボロいが家賃はタダだし、近所は知った顔ばかりで気楽だった。そして同じ年、FC東京は練習場を小平市内に移転したのだった。

10代のころ、早く出て行きたいと思った場所に、こんなにも愛着をおぼえるようになるというのは不思議なものだ。

愛するクラブチームの練習を見たいと思えば、ちょこっとママチャリに乗ればすぐに着くし、スタジアムへもわずか10数キロ。定期的に身体を動かしたいと思えば、(東村山じゃないけど)庭先にある多摩湖(笑)まで出かけていけば、いくらでも走り回ることができる。おまけに、昔よりも電車の本数が増えていて、それほど「田舎感」もなくなってきた。

以前のように23区内にそのまま住んでいたら、今の私はあっただろうか。JRとバスを利用してスタジアムに行ったかもしれないが、練習場は遠いし、年間チケットを買うほどにのめりこむことはなかっただろう。

住んでいたマンションはスカパーのアンテナを立てられないところだったし、周囲は車がビュンビュン通る幹線道路ばかりで、ママチャリにさえ乗ろうとは思わない場所だった。今となっては、自転車とサッカーのない日常なんて考えられないけど、以前はそういう日々を送っていたのだ。

先日、自転車でわが母校の横を通りかかると、校庭に緑色の芝が広がっているのが見えた。校庭の緑化計画は、確か東京のスタッフが指導役になって進められたはず。学校帰りの子供たちが、東京のバッグをぶら下げていたり、プロコンを着たりしている姿もときどき見るようになってきた。少しずつではあるけれど、地域密着が進んでいるのは本当にうれしい。

大嫌いで仕方がなかったもうひとつの母校(中学)からも、トップチームに入った選手がいる。今までは特定の選手を応援するということはなかったのだが、つい気になって「頑張ってほしい」と思ってしまう(あまり活躍できていないのが残念なんだけど)。こういうのが「地元意識」というヤツなのだろうか。

「故郷」という意識はまったくもっていなかったが、FC東京というクラブ(と、自転車)のおかげで、「この場所が自分のホームタウンなのかもしれない」と思うようになった今日このごろなのだ。

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2008/09/02

10周年ワインの飲み頃は!?

10周年記念グッズの最後を飾るボルドーワインもつい注文してしまった。
今年のグッズは品切れが少ないこともあって、けっこう購入率が高いのである。

当初は「1本は飲んでしまって、1本は保存用に」と考えたこともあったのだが、一般家庭でワインをきちんと保存するのはけっこう難しい。購入したらさっさと飲んでしまったほうが、ワインのためにも自分のためにもよろしいようである。ということであれば1本買えば十分だし、送料節約のためにもママチャリで10キロばかり漕いで受け取りに行くのがいいだろう。

せっかく「10周年記念グッズ」なのだから、1999年産のものだともっといいのだが、写真を見る限りは2006年産。そのせいもあって、ちょっとお祝い気分がそがれてしまって複数本購入には至らなかったのだった(ラベルだけ!?という感がしないでもない)。

それはそれとして、12月10日ごろに受け取るこのワイン、せっかくの「10周年記念グッズ」なのだから何かの記念に開けたいものだ。さて、何の記念に飲むのがふさわしいだろうか。

12月10日であれば、リーグ戦はすでに終わっている。9月の現時点でもどんな時期であっても縁起の悪いことは考えない主義なので、まさか「残留記念」に乾杯するわけにはいかない。「天皇杯を順調に勝ち抜いてるぞ記念」か、「ここ3年間よりもずっと順位が良かったぞ記念」か、「MovingFootballが50%くらいできるようになったぞ記念」か……。何かしら12月に目に見えた成果があればいいのだけど。

無難なところでは、クリスマスか正月かということになりそうだけど、なんだかそういうのもつまらない気がするしなあ(個人的には誕生月でもあるのだけど)。できれば、元日まで乾杯を待ちたいよね。

なぁんて書いていると、今年があと4ヶ月足らずしかないことに気づいてビックリである。リーグ戦でいえば、もう3分の1しか残っていないのだし、あと3ヶ月しかない。少しずつ良くなると信じてきて、実際そうなっているとは思うけれど、時の流れはあまりにも早い。特にサッカーの世界では、世間一般よりもさらに時間が進むのが早いのだ。

守備陣を補強してもらいたいと思っていたけれどそれはかなわず、相変わらず「入る人より出て行く人が多い」というのが現実というのはちょっと寂しい気もする。でも、このメンバーでできるところまでやっていくしかない。

柏戦で得た手ごたえの余韻が薄れないうちに試合をしてもらいたいのだが、残念ながら今週はW杯最終予選。なんだかつまんないなー……と思っていてはいけないか。Jリーグ発展のためにも、W杯には絶対出場してもらいたいとは思っているのだけど、自分が我を忘れるほどに代表チームを応援することはないとわかっているので、どうにも冷めた気分になってしまうのだ。

とりあえずは、U-18の優勝記念マフラーでも申し込んでおくとしよう。それにしても、今週は本当に気が抜けちゃうなー。

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2008/09/01

さらば見晴台

多摩湖堰堤強化工事のようすを見られる「見晴台」が、昨日付けで撤去されました。

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↑見晴台から多摩湖堰堤を臨む


いつも拝見しているブログ「いちゃりばちょーでー」のnuruhati1559さんから情報をいただいて、最終日に見に行くことができました(ありがとうございます)。多摩湖に行くたびに通ってはいたのですが、いつも素通りしていたので小さな表示にはまったく気づいていませんでした。


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↑昨日まででした


記録を見ると、見晴台が設置されたのは2006年の1月。あれからもう2年以上がたったとは、我ながらビックリ。設置されてからの約2年半のあいだに、実際に見晴台へ行ったのはたぶん昨日が4回目。もっと季節ごとに見ておけばよかったなあ。

設置当初の写真と比べていただくとわかるように、多摩湖の堰堤はほぼ完成に近づいているようです。見晴台が撤去されるのも、工事の終了が近いからなのですから、喜ばしいことなんですよね。工事が始まってからは約6年。6年前はまだ自転車生活はしておらず、もちろん多摩湖一周もしたことがなく、私のサイクリングは多摩湖の堰堤が終点でした(それでも遠いと思っていたものです)。


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↑西武ドームもきれいに見えます


工事終了が「平成21年」と知ったときには、気が遠くなるほど未来のことのように思えましたが、あと半年と少しで完成なのですね。ここまで事故にも遭わず大病もせず、無事生きてこられたとは感無量です(いや、ここで気を抜いては……)。

今までは、多摩湖を時計周りに走って狭山公園入り口で折り返していましたが、堰堤が完成したらどうしましょう。時計周りにグルグル2周するか、堰堤を最後まで走ってそこで折り返すか……。気分によっていろいろな走り方ができそうですし、今よりもちょっとだけ走行距離が伸びそうですね。

工事が始まる前は、この堰堤上で毎年西武園ゆうえんちの花火をタダ見したものですが(笑)、来年からはそういう楽しみも増えるということ。今から来年を楽しみにしていては鬼に笑われますが、ついそんなことを考えたくもなります。


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写真は、見晴台から狭山公園を見下ろした風景です。工事前はここは桜の並木で、毎年本当にきれいだったのですが、今は桜なんて一本もありません。なんだかちょっと寂しいですね……。

ともかく、新しい多摩湖の堰堤を走る日を無事に迎えられるよう、これからも日々安全&のんびり自転車生活を心がけたいところです。

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