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2008/09/29

これからだ

J1リーグ第27節 札幌VS東京は1-2で東京。
東京は5連勝、勝ち点45となり、「優勝争いができる権利」を保持。

4連勝中と波に乗った東京は、アウェイの地とはいえ最下位の札幌と対戦。でも、こういうカードにこそ落とし穴がひそんでいるというもの。選手たちに慢心はないだろうけれど、無意識のうちにどこかに気の緩みが出るかもしれない。気持ちを引き締めて戦わなくては……。

案の定(?)、キックオフ直後から札幌はアグレッシブに攻めてきた。東京は水際で防ぐのがやっとという感じ。このピンチを乗り切ったら流れが来るはず!と信じるものの、なんだかずーっと攻撃されっぱなし。でも、この日の東京は不安定な横パスがなく、いったんボールをもてばすばやく攻撃をしかけ、ミドルシュートも積極的に打っていた(梶山はよかったね)。チャンスは後半だ!と信じて、北海道へ念を送る(笑)。

後半からエメルソンに代えて羽生。久々の試合とあって、何だかうれしそうだ。佐原がキャプテンマークを羽生の頭に載せる。別に譲らなくてもいいのに、とちょっと思ったりもする。明るいムードの東京は積極的な攻撃を開始……と思ったら、羽生さんが負傷で下がってしまい、ブルーノ投入(キャプテンマークは再び佐原に)。

TV画面からは接触があったようには見えず、観客も視聴者も(たぶん)他の選手たちも「どうして!?」と思った瞬間に、微妙にバランスが崩れたのかもしれない。セットプレーからの一連の流れで失点してしまう。サッカーは本当にメンタルなスポーツだ。「またこのタイミングで失点か!」と、一気に暗雲漂うかに思われたが……。

札幌は次第に足が止まるようになり、東京は長友の見事なクロスから赤嶺がお手本のようなきれいなゴール。携帯サイトのコメントによれば、何度も練習していた形だったのだそうだ。そして、79分に投入された大竹が、80分にドリブルからすばらしいゴール。スタジアムで見ていた人が本当にうらやましい! 

終わってみれば1-2で東京が勝利。だが、札幌は最下位でいるのが不思議なくらいのいいサッカーをしていたし、東京が勝ち点を取れずに終わったとしても不思議ではなかった。守備陣の踏ん張りで失点は抑えられたとしても、得点するのに必要なのは、やはり秀でた個人の力。今の東京にはそれがあり、だからこそ上位に食い込むことができているのだろう。

ゴールを決めた2人はもちろんだけど、きわどい場面をいくつも防いだ塩田もすばらしかった。茂庭は完全に復活……というか、さらに進歩していて頼もしく、相手が疲れたころにサイドを上がり始める長友のスタミナにも目を見張った。きわどいシュートも見せてくれた浅利は、今や試合に欠かせない選手。キャプテンにふさわしいと思うし、ぜひ今シーズン中にゴールを決めてほしい……。

5連勝という輝かしい記録を打ち立てたわけだが、監督も選手もまるで敗戦したかのような神妙なコメントをしていることが印象的だった。試合終了の瞬間も、あまり笑顔がなかったしね。彼らの表情が、いかに厳しい試合だったかを物語っているようだった。

赤嶺と大竹のゴールの瞬間こそTVの前で大騒ぎをしたけれど、勝利を確信したあとはそれほど浮かれ騒ぐ気分にはならなかった。「さあ、これからだ」と、心の中が高温の炎で満たされていくような、正面を見据えて背筋がピンと伸びるような、そんな感じ。10月からが、本当のスタートになるはず。それを信じて、あと7試合、しっかり応援していきたい。

それにしても、札幌遠征の皆さんがうらやましい! 来年は無理かもしれないけど、次回はぜひ行きたいなあ。

「J's GOAL」の試合レビューなんだけど……「大竹がリベリーを髣髴とさせる」という記述はよくわからない……一瞬、リベリーみたいな顔になった大竹を想像してしまった……なんか違う。

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コメント

小樽でラグビーのクラブチーム、北海道バーバリアンズで立ち上げから関わっている友人に会ってきました。一から手作りのクラブチームが、今では自前のホームグラウンドを持つに至っていました。そこに遠征してきた「くるみ」という関東のラグビーチームにFC東京のSOCIOの人がいて、クラブチームについて熱く語ったと聞かされました。意外なFC東京つながりがありました。
札幌の街中も試合前日、当日、翌日と東京サポがウロウロ、改めて東京パワーを感じた札幌遠征でした。
札幌のゴール裏に「俺たちは日本一諦めの悪い集団だ」という横断幕が掲げられ、磐田とはまた違った、「最後までJ1でのプレーを観てるからね。来年も応援するからね。」というような、現状を受け入れ、愛情を注ぐ、少し温かい雰囲気でした。

羽生君のケガですが、後半入ってすぐにディフェンスで相手選手を全速で追ったあと、右足をストレッチしながらゆっくり戻っていました。なんか変だなと思っているとコーチの人と言葉を交わしているので「あっ、やっちゃった」と思ってしまいました。
まだ、完璧じゃなかったんですね。残念です。

試合はおっしゃる通りで、5連勝と手放しでは喜べない内容でしたね。ナオが言ってる「次のステージで戦う」ための、もう一層の頑張りが必要と選手もサポーターも感じた一戦でした。

長友、大竹、両ルーキーが貪欲にゴールに向かっていましたね。彼らがキーマンになると感じました。

投稿: くらわば | 2008/10/01 14:26

くらわばさん、札幌遠征、お疲れさまでした。思わぬ出会い(?)があったようで、さらにうらやましい限りでございます。

羽生さんの怪我の様子も教えてくださってありがとうございます。本日の小平では姿がなかったので(ブルーノも)しばらくはダメなのでしょうね……。長友についても不安ですが、一応元気そうにランニングはしていました。これからが正念場だけに、本当に頑張ってもらいたいですね。

投稿: つぴぃ | 2008/10/02 01:07

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