笑顔っていいよね
J1リーグ第24節 東京VS大宮は、3-1で東京。
東京は4月29日以来のホーム味スタでの勝利。3得点も、アウェイの大宮戦以来。
勝つことが、こんなにも楽しく気持ちよく、晴れ晴れとした気持ちにさせてくれるものだったとは……。味スタでの勝利があまりにご無沙汰だったので、すっかり忘れてしまっていたみたい。
得点経過だけでいえば、東京の3得点は後半のみで、1失点は前半のもの。ただし、東京は前半からいいサッカーをしていた。細かく横につなぐことをやめて(あきらめて?)、シンプルな攻撃が目立っていた。得点の匂いは常に漂っていて、今日はイケるかも!?と思っていたほどだ。
だが、世の中はそうは甘くない。セットプレーでラフリッチをフリーにしてしまって失点。ただし、東京の失点は「想定内」だ(2失点以上はそうは言えないけど)。平常心を失わなければ十分逆転可能だと信じられる試合運びで、失点したわりには危機感はそれほど感じなかった。
後半冒頭から、あまりフィットしていないように見えたエメルソンに替わって石川を投入。これがズバリ的中してくれた。試合前の練習時からキレのある動きを見せていた石川は、この日2アシストの大活躍(携帯サイトのコメントを読むと、大竹のゴールもアシストみたいなものかも!?)。もちまえの俊足を生かしたプレーを要所要所で見せてくれていた。
大竹のFKによるゴールは、本当に「お見事!」のひとこと。あれだけ近い位置でのFK、フツーなら決まらないと思って最初から「誰が蹴ってもダメなんだから大竹に蹴らせろよ~」とのんびり見ていたのだが……。いやはや、お見それしました!
ケガやプレッシャーを乗り越えての久々の出場で結果を出し、彼はまたひとつ壁を乗り越えたような気もする。再び「大竹スイッチ」が機能するのであれば、後半戦の東京にとって大きな武器になるはず。彼が尊敬する中村俊輔を越えるような選手になってもらいたいものだ!
セットプレーで2得点が入り大満足だったわけだが、人の欲望には限りがないもので(笑)、今度は「流れの中からの得点が見たい」などと思うようになってしまう。そんなときに投入された、40番・鈴木達也。実際に練習を見たファンたちが好印象を抱いているのを知って、本当に見たいと思っていた……で、彼は見事にその期待にこたえてくれた!
眉毛がなくて顔はちょっとコワいけど(笑)、シンプルにゴールへ向かおうという姿勢や、アグレッシブな態度は、おとなしい東京がいちばん必要としていたもの。まだ合流して2週間もたっていないのに、フツーにチームになじんでいる様子にはかなりビックリ。いや~、いい補強をしてもらいました! 3人の交代枠すべてが大ヒット! これだけ当たるのも珍しいだろうね。
試合後、選手たちからも客席からも、笑顔がこぼれだしていた。こんな光景は本当に久しぶり。アウェイでは勝っていても、そこには地元の子供たちの姿はない。やはり将来の東京サポたちを心底喜ばせてくれるようなサッカーをして勝利していかないと!
久々の勝利の味は、本当に甘美なものだった。この喜びを、快感を忘れず、連勝する!という心づもりで勝ち点を重ねていってほしい。「試合に勝った→気持ちが高揚→ヤル気が出ていいパフォーマンスができる→勝った」といういいサイクルを続けていかれればいいんだけど。
苦しい練習の成果は少しずつ実を結んでいるはず! みんな頑張れ!
というわけで、試合前はサンバはさておき(ハーフタイムを含め、結局まったく見ていない)ピカチュウ見物へ。ピカチュウと写真を撮りたい子供と親御さんが長い列をつくっていて、なかなか着ぐるみだけを撮るのは大変でございましたよ(笑)。ホント、「そこにいればOKなマスコット」の第一人者ですな。
で、メイン側のファンクラブテントには佐原選手が。たくさんのファンたちを前にちょっと疲れた表情ですが、来週末は頼りにしていますので頑張ってくださいね!
昨日は珍しく、深大寺で神頼みをしてから味スタへ殴り込み(?)。そのかいあってか勝利できて、本当にうれしいですよ~。ご利益を求め、来週もあちこちの神社仏閣に行ってみたいものです(が……)。
ゲリラ雷雨ほどではないにせよ、この日も都内のあちこちで雨が降ったみたい。味スタ付近は無事でも、自宅方面へ向かうにつれて路面がしっとり濡れていたり……。まだまだ気候が定まらない時期だけに、皆さまご自愛くださいね!
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コメント
セットプレーで得点出来ると、本当に試合運びが楽になりますね。特に、大竹のFKのような素晴らしいゴールが決まると、味方には元気を、相手には大きなダメージを与えるようです。
もちろん、セットプレーに持ち込むには相手を押し込む必要がある訳で、昨日の試合では石川の働きが大きかったです。というか、周りが石川の意図と合った動きをしたので、石川のスピードが生きてました。
やっぱり、サッカーは11人が気持ちを合わせないと、勝てないスポーツだとつくづく思いました。
投稿: コタツねこ | 2008/09/14 09:19
スタジアムからの帰りのバスの中で、小学1年生くらいの息子が父親に
「きょうは気持ちいい勝ち方したよね」
親子連れの客が多かったですね。笑顔が溢れてました。
で、小田急・成城駅で急行待ちの普通電車では、
お父さんが眠くてそのまま座っていると、息子は
「ぼくはあの急行にのりたかったのに!! どうしてお父さんはそんなイジワルするの!!」
と、被っていた帽子を床に投げ捨てた。
お疲れ、お父さん。子供の要求にすべて応えてあげられないですよね。
投稿: くらわば | 2008/09/14 13:03
つぴぃさん、やったねぇーーーー
まったくハラハラドキドキの展開だったが終わってみれば3得点の快勝だった。
素晴らしい一日だったなぁ・・・・
前半は不快指数が高いお天気と試合内容と応援だった
ゴール裏は気合が空回りしているような印象かなぁ・・・・
特に先制点の時はコールリーダー始め、「みんなあきらめるなーーー」と声をかけ飛び跳ねようとしていたんだが・・・・
よくわからないがクラブからの指導があったのか「椅子の上には乗らないように」と試合直前にコールがあった
むろんJリーグや味の素スタジアムからの要請なんだろう
それにしても座席一つにつき2~3人ぐらいの密集地帯、これでは飛び跳ねもできないし、手を挙げることさえ困難な状態
中心部ではただでさえ不快指数が高く応援もしにくい姿勢なので周りはストレスが高まってしまっていた
しかも負けている状態なのに身動きできない中、大声を出さなければいけない
そんなこんなでハーフタイムになってしまったんだなぁ・・・・・
こりゃーーーーこのままホーム連敗街道まっしぐらになってしまったらブーイングでは済まなくなってしまう
非常に危機感を持って後半戦に入ったら周りからどんどん人が入ってきて椅子の上に乗り出し、どこからともなく「みんな集まれーーーー」と声が上がり、コールリーダーが集まり、いつものように飛び跳ね旗を振り声が出てきた
僕はもうもみくちゃにされてしまったんだが、「そんなのかんけいねーーー」という感じでみんなで必死に応援していたら赤嶺の同点ゴールが炸裂した
そこからさらにゴール裏中心部は次々とチャントを歌い踊り叫び、そして声援を送った
ある人は裸になり、ある人はひっくり返り(試合中に荒れ狂うをするとはおもわなかった)
僕はといえば後ろから蹴られ足も踏まれ、転んだ人を助け起こそうとしたら同じように転んでしまい、それでもみんな楽しそうに応援していた
「東京ロックンロール」が出たときは、まだ一抹の不安があったんだが、それを吹き飛ばすようにみんなで歌った
雨に降られたわけでもないのにTシャツは汗でズブズブ、体中あちこち打ち身やら何やらで痛かったが、それでもホームでの勝利には代えられない
帰りに明大前のリブリに寄ったんだが、多くの東京サポーターが笑顔で今日の勝利に酔いしれていた
マスターの「ぞの」さんは一人でてんてこ舞いの様子だったが、うれしい悲鳴でカクテルやビールを作っていた
店内でいろんな笑顔が交差し素晴らしい一日を祝っているような感じだった
つぴぃさん、ホームでの勝利は多くの人の幸せを運んでくれるものだねぇ・・・・
(まぁ大宮サポーターの皆様にはお気の毒な気もするが、埼玉ダービーでの勝利を願うということでエールを送りたいなぁ・・・・)
投稿: 東京坊主 | 2008/09/14 18:29
コタツねこさん、コメントありがとうございます。
後半から出場の石川選手はとてもよかったですね。終了後のお立ち台インタビューも、自制しつつもすばらしいコメントで、チームの中心選手になりつつあるのか……と頼もしく思いました。
投稿: つぴぃ | 2008/09/16 01:11
くらわばさん、コメントありがとうございます。
私らは行こうと思えばアウェイ戦にも行かれる身分ですが、地元の子供たちは基本的に味スタのみですからねえ。彼らの前で気持ちよく勝ち、彼らの前ですばらしい応援をすることが必要なのではないかと思っています。
そういう意味で大宮戦は久々の勝利でした。子供たちの笑顔っていいなあと心底思った1日になりました。
投稿: つぴぃ | 2008/09/16 01:14
東京坊主さん、コメントありがとうございます。
なるほど、ゴール裏ではそのような熱狂ぶりだったのですね。遠くから見ているとあまりよくわからなかったのですが……。
とにかく勝てたのはとても喜ばしいことだと思います。この勢いをずっと続けてほしいですね!
投稿: つぴぃ | 2008/09/16 01:15