冬の昭和記念公園
春の花を探しに、昭和記念公園へ行ってきました。
毎年同じような記事を書いていて自己嫌悪に陥りますが、それでも記録として見れば「この年の冬は寒かったのね~」などと振り返ることができます。蓄積ということはそれなりに役立つものなのです(と、自己弁護)。
この時期の花といえば、ロウバイ、梅、フクジュソウ、スノードロップ、クリスマスローズといったところ。冬という季節がそうさせるのか、控えめな花が多いような気がします。ロウバイとスノードロップとクリスマスローズの花はうつむいていますし、フクジュソウは枯葉に埋もれてなかなか見つかりません。この中ではいちばん派手な梅も、本当の見ごろはもう少し先の話です。
でも、その分、香りが強い花が多いのも不思議。桜はほとんど香りませんが、梅は実にいい香りがします。ロウバイも、花よりも先に香りで存在を気づかされることも多く、香りで自己主張しているのかな?と思ってしまうほどです。
やわらかそうな毛に覆われているのは、ハクモクレンの冬芽です。この中に、真っ白な花のもとになる花芽も含まれているみたい。ネコヤナギのような冬芽、たくさんの白い蝶が飛び立つさまにも見える花、ゴツゴツとちょっと不気味な外見の赤い実と、これだけいろいろな姿を見せてくれる木はそう多くはないかも。花が咲くのは桜より少し前のころのはずです。
昭和記念公園のシンボルツリー、「みんなの原っぱ」の大ケヤキを久しぶりに間近で見てみました。最近はサイクリングロードを中心に動いてしまうので、あまり原っぱへ足を踏み入れなくなってしまったのです。自転車生活を始める前は車で公園へ来て、原っぱでボールを蹴ってみたりもしたものですが……。
そういえば、車で来ていた当時は「駅周辺は渋滞するし、意外と遠いんだね」などと言っていたものですが、今や「走りやすいルートだし近いよね~」と自転車で日常的に訪れる場所になってしまいました。渋滞状況にもよりますが、自転車のほうが早く着くかもしれません。
樹齢100年以上という立派なケヤキの大木をながめているうちに、木の表面が人の顔のように見えてきたので写真を撮ってみました。これだけ長い時間を生きていれば、魂が宿っているだろうな~と自然に思えてくるような見事な木なのです。
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