その後のハチの巣
昨年10月、アシナガバチの巣を見つけた!と書いたのですが、後日談です。
見つけたのは10月なのですが、巣はそれよりもかなり前からあったはずで、気づかないほうが悪いというもの。それまで何も被害はなかったのですし、アシナガバチの活動期間も終盤に近づいているということもあって、放置することにしました(なまけものだったからかも(笑))。
巣の存在に気づいてからは、毎日遠巻きにして観察していました。寒くなるに従ってハチの数がだんだん少なくなってくると、一抹の寂しさまで感じたりもして。小春日和の日に、近くの植木に弱ったハチがよろよろと止まっている姿を見たりすると、なんともいえない気持ちになったりもしていました。
真冬になるとまったくハチの姿を見かけなくなりましたので、そろそろ潮時かとハチの巣を落としてみました。案外あっさり落ちるものだな~ということにも驚き、その軽さにも驚き、正確な幾何学模様にも驚き……。勝って気ままに動いているようにも見える虫たちが、こんなに精巧な巣をつくるなんて、本当にビックリです。
巣を割って断面を見てみましたが、中はもぬけの殻でした。全盛期のころは、この巣穴のひとつひとつに幼虫がいたのかな~と想像すると、それはそれでちょっと不気味なものがありますが。
アシナガバチは同じ場所には巣をつくらないと聞いていますが、家の周囲にはそれこそいくらでも巣をつくれそうな場所がありますし、アシナガバチよりももっとたちの悪いハチがやってくる可能性もあります。今年は庭を放置状態にしないで、ちゃんとチェックしなくちゃな~と少しだけ気分を新たにしたのでありました。
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コメント
本当に見事な六角形ですね。まるで,何かのハニカム構造材の断面のようです。
蜂の観察はかなりスリリングですが,自然の驚異を感じます。
私の実家の庭も花が大量に咲きますので,各種の昆虫が大量にやって来て私に脅威を与えてくれます(笑)。
こうして中身が空になると確かにさびしくも感じますが,活動中は恐怖の方が先行してしまいます。
投稿: nekki5149 | 2009/01/26 09:53
アシナガバチで何よりでした。
…ってマルハナバチの巣にちょっかい出して刺された私が言うのも何ですが。
あれ? 昨年もそんな話なかったでしたっけ? あれは今年の話??
投稿: 小隊長 | 2009/01/26 22:18
ハチが作ったのですから、
ハニカム(ハニー=ハチ)構造なのは当たり前ですが...
とっても見事ですね。
スズメバチの場合も、古い巣をおいておくと
よってこないみたいですので、
おいておくというのはよいかも?
かえって上位捕食者を呼び寄せるという結果になるかもしれませんね。
投稿: しと | 2009/01/26 23:16
nekki5149さん、コメントありがとうございます。
ハチはやっぱり怖いですよねえ。アシナガバチは益虫だと聞いていましたが、それでも自宅の軒下に巣があるのはあまりいい気持ちがしませんでした。
投稿: つぴぃ | 2009/01/27 02:16
小隊長さん、コメントありがとうございます。
この記事の前日談を書いた際に、マルハナバチについてのコメントをいただいたと思います。なので、昨年ですね~。今年は巣をつくられないように気をつけなきゃ……。
投稿: つぴぃ | 2009/01/27 02:17
しとさん、コメントありがとうございます。
いちばん来てほしくないのはスズメバチなので、スズメバチに巣を作られない方法があったらぜひ知りたいものです。でも、スズメバチなら自治体がタダで駆除してくれるんですけど。
投稿: つぴぃ | 2009/01/27 02:18