捨てる日々
ふと思い立って、せっせとモノを捨てています。
始まりは、本でした。
ここ数ヶ月で買い込んだ本を書棚に並べようとしたのですが、並べる場所がない! 読まない本ばかり本棚に飾っていて、必要な本を必要なときに探し出せないのはいかがなものか!?と、不要な雑誌などをまとめることにしたのですが……。
思っていたより、大がかりな事業(?)になってしまいました。
なんでこんなに本があるの!?と、だんだんイヤになってきてしまって。昔は「老後にじっくり読み直そう」などと思っていたものですが、どんどん新しいものを買ってしまうし、老後が何年あるかはわかりませんが、どう考えても読みそうもありません。ましてや、一度読んだ本などは。
結局、20年以上ためこんだ某雑誌のバックナンバーなど、雑誌類はほとんど処分することにしました。会社員時代には必要だった年代ごとの映画事典も、ネットがある今となっては不要ですし、「資料」だと思っていた本も、よく考えれば要らないものだらけなのでした。
それでも、父が遺した本は一部しっかりとっておくことにしました。こちらのほうは本気で「老後に読みたい」と思って。そもそも私がこんなに本漬けになってしまったのは、間違いなく父の影響だったのですから。
そういえば、ふだん着る服はその辺に出しっぱなしのくせに、洋服ダンスの中には10年以上着ていない服ばかりが入っていることにも気づきました。なので、こちらも容赦なく処分。ダンナはお祖父さんの形見の仕立の良いコートを手直しして今も着ていますが、私がもっていたのはタダの流行服だったので、二度と着ないでしょうし。どかどかと袋に詰め込み、リサイクルの日に出すことにします。
こうして家の中を見ていくと、とにかく不要なものばかり。録りだめたVHSテープは二度と見ないだろうし、8ミリビデオテープやらレーザーディスクやらカセットテープやら、どうしてこんなにたくさんあるのでしょう!? こうなったらとことん捨てるしかありません。もっとも、一度に大量なゴミを出しても迷惑ですので、少しずつ処分していかなくてはなりませんが……。
それにしても、「捨てる」ということは予想以上に労力を使うものですね。少しでも思い出深いものが出てくればつい手が止まってしまいますし、手は荒れるし(軍手をしていますが)、埃はスゴいし(マスクをしていますが)。本や服などは処分もラクですが、「不燃/可燃/資源」など分別しなきゃならないものも多く、時間もかかるんですよね。
お年寄りがモノをためこんで「ゴミ屋敷」にしてしまうのも、なんとなくわかるような気がします。「捨てたらもったいない」「思い出深くて捨てられない」という気持ちになるんだろうなあ。でも、あちこちから拾ってきてため込む理由はわかりませんが……。
今さらですが、今年の目標を決めました。
「捨てられる分しか買わない」「モノを増やさない」。
もともと整理整頓が苦手なのに、モノをためこんでいてはいつまでたっても部屋はキレイになりません。今年はもっと身軽にならなくちゃ!
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コメント
あまりに私の遭遇している環境に近いのでなんともいえません。
LDボックスやらビデオテープやらありますが,これらは分別ゴミにするためには,分解しないといけないようです。ビデオテープはプラ材と磁気部分,金属ねじが複雑に交じり合っています。布団など綿ゴミも粗大ゴミ扱です。古いプリンターなどのPCの周辺機器なども回収依頼を出してお金を払わねばなりません。
服はOFFハウスとか,リサイクルショップに買い取ってもらえればいいのですが・・・。
古い家電は,箱・説明書全部付属ならジャンク品扱いにはなりませんので引き取ってくれますよ。LD・CDも実は商品価値があったりしますので,HARDOFFなどにまとめて持っていくと捨て値でも買ってくれます。目利きがいる古本屋へもって行き,買い取られなかった本はとりあえずまとめてBOOKOFFへ行くと最悪捨ててくれます。
なんだかゴミの話でコメント欄を埋めてしまって申し訳ありません・・・。
投稿: nekki5149 | 2009/01/29 00:39
nekki5149さん、コメントありがとうございます。
身軽に暮らすためには、まずゴミと格闘しなければならないのが大変ですよね。毎週ちまちま捨ててはいるのですが(自治体によって処理の仕方が異なるので、これも説明書と首っ引きです)、なかなか減りません。
もったいないと思ったこともありましたが、購入した時点で目的が達成されたのだと思うことにして(経済活動にも貢献したし)、しがらみは捨てることにしました。これだけ捨ててもまだまだあるのが悩ましいところです~。
投稿: つぴぃ | 2009/01/29 01:39
私も去年から思い立つとちまちま処分したりしてたのですが・・・
そして固い誓いを立てたはずなのですが・・・^^;
もう1度、胆に銘じさせていただきます・・・。
そして基本的な所から気をつけようとは思っています。
買うときに、欲しい!ではなく本当に必要なの?って考える癖をつけること・・・。
頑張ります^^
投稿: ハルル | 2009/01/29 09:08
うちもすごいことになっております
うちの旦那はわたし以上に、モノを買ったら
捨てないヤツなので、同じ素材を
VHSとVCDとLDで持っていても、DVDが欲しいと
ほざいていて……うちには無限にスペースがあるわけない!と
醜いスペース戦争が繰り広げられております。
はぁ~なんとか、せねば……。
投稿: MIKA | 2009/01/29 19:39
ハルルさん、コメントありがとうございます。
ホント、どうしてモノって増えちゃうんでしょうねえ。
モノが多いからきれいにならないんだわっきっと……。
物欲と戦うのは大変ですが、不景気の折、いい機会なのかもしれませんね~(節約してたら景気がよくならないのかもしれないですが)。
投稿: つぴぃ | 2009/01/29 19:57
MIKAさん、コメントありがとうございます。
DVDの次はブルーレイですねっ(笑)。いやもう、きりがないです。
本が山のようにあるのは幸せなことですが、必要なときに見つからず、結局また買ってしまったりして、ホント自分がイヤになります。
ところで、ふろん太君がドロンパにおてがみを書くそうですね。気になるな~。
投稿: つぴぃ | 2009/01/29 19:59
実に良くわかります。しかし、並べると並べるで、やはり読むんですよ。それと、やっぱりネットで見るのと、本で見るのは「重さが違う」というのかな。私は雑誌はほぐして、必要なページだけをファイルしています。ビデオテープに関しての最大の裏技は、誰かが欲しがったら映画や映像記録をダビングしてあげるというテがあります(笑)同じ種類のものを同じあたりに置くというのが、かたづけの基本らしいですが、ウチでも本の絶対量が多すぎるようで、減らせども減らせども、目に見える変化が無い。書庫にする蔵のある家にすんで、不安なく本を買って見たいです(笑)。
投稿: 黒塗り天狗 | 2009/01/31 03:40
黒塗り天狗さま、コメントありがとうございます。
雑誌のバックナンバーを手にとると、懐かしい記事や写真に目が吸い寄せられて片付けが止まってしまいます……なので、心を鬼にして、「見ないで捨てる」に徹しています。ファイリングしても、そのファイルがどこにあるのかわからなくなりそうですし(笑)。
ああ、整理整頓上手になりたい!
投稿: つぴぃ | 2009/01/31 20:13
ぼくの場合買った本はなかなか捨てられません。(^_^;
さすがに某SF専門誌20数年分は処分しましたが。(^_^;
ネット書店で本を購入するようになってから、本の増加が加速度的に進みました。
SFと歴史小説がメインですが、その時々の興味で日本の古典文学やらホラー小説を購入しています。現在のところコンピューターの発達史に興味があり、その方面の書籍を古書も併せて購入しています。
それとダブりが多いですね。例えば『クラッシャージョウ』シリーズは朝日ソノラマで旧版を購入し、ついで改訂版を購入し、早川JA文庫の復刊を購入しているところです。(^_^;
先日、野田大元帥の『レモン月夜の宇宙船』が創元推理文庫から増補復刊されているのを知り、購入してしまいました。(^_^;(ちなみに旧版あとがきのおぢさんの『野田さん小百科』も改訂版で再録されていました)
夏目漱石や芥川龍之介等の文豪の古典は『青空文庫』から電子テキストの形でダウンロードできるので、その辺りの活字版は処分しました。
本好きの血、ぼくの場合も亡き父親から引き継いでいます。気がついたら、父親より購入した本は多いです。(^_^;
投稿: H-Wac(わっく) | 2009/01/31 23:47
H-Wac(わっく) さん、コメントありがとうございます。
物欲との戦いではありますが、やはり今のご時勢ですとできるだけ節約するのがいいような気もしてしまいます。これからどんどん体力もなくなることですし、身辺整理できるうちに身軽にしておいたほうが後々ラクに違いないと思い、少しずつ進めているところなのです。
投稿: つぴぃ | 2009/02/01 00:28