立川の自転車タクシー
昭和記念公園で、自転車タクシーを見かけました。
昭和記念公園には「パークトレイン」という乗り物がありますが、ベロタクシーみたいなものを始めたのかな?と遠くから写真を撮っていると、運転手さんが手招きをするのでちょっとお話をしてきました。
これは、NPO法人が運営している自転車タクシー「スマイル・タクシー」で、夏ごろから立川駅周辺で営業しているそうです。初乗りが500メートルまでで300円で、以降は100メートルごとに50円。立川駅から昭和記念公園までのほか、お年寄りやお子さん連れの利用が多いとか。
松本で見たベロタクシーは、確かドイツ製の車両でした。このスマイル・タクシーは!?と聞いてみると、何と日本製だとか。設計などはオリジナルとうかがいましたが、今、日本で3台しかないそうです。
「1台つくるのにいくらくらいかかるんですか?」。やっぱり気になるのはお値段です。すごくしっかりしたつくりですし、結構高そう。答えは「約100万円」とのことでした。「安いですねー」と反応してしまったのは、頭がすっかり「自転車脳」になっているからでしょう(笑)。だって、高級スポーツ自転車で100万円なんて珍しくないですからねえ。
定員は2名で、ドライバーはお客さんの後ろで自転車を漕ぐ仕組みになっています。見ると、サドルは見慣れた穴あきサドルで、ペダルはSPD。車両の重さは約100キロだそうですから、これに人間を2人乗せて人力で漕ぐのは結構大変なんじゃないかしら。
時速は10キロに満たないそうですから、本当にのんびりとしたペースですが、これの客席からはいつもと違った立川が見えるんだろうなあ。ドライバーさんは、「立川を自転車の街にしたいし、東京でオリンピックをするのなら、ぜひ立川をゴールにしてほしい」と話してくれました。来週には「東京エンデューロ」もありますし、立川が自転車の街になったら楽しいだろうなあ。
この自転車タクシー、先日、昭和記念公園へイルミネーションを見に行った際にも見かけました。この写真の黄色のほか、赤と青があるみたい。普段は立川へ行くのに自転車を使うので、なかなか利用する機会はないのですが、もっとメジャーになるといいなあ。
今度は、実際に走っているところを見てみたいものです。当然車道を走るのでしょうが、クルマに邪魔にされていないか心配だし。
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