フェネックを見にいく
井の頭自然文化園へ、フェネックの子供を見に行きました。
昨年11月に3頭の子供が生まれ、12月下旬から公開していたのだそうです。耳が大きくとんでもなくかわいい写真を新聞で見て、「これは見に行かなくては!」と思っていたのでした。
この日は最高気温が8度で天気は曇り、夜からは雨という予報。遠出はもちろんのこと、そもそも出かけることさえ億劫になるような日でありました。こんなときこそ近場でフェネック見物!というわけで、玉川上水沿いを走って井の頭公園方面へ向かったのであります。
初めて見る動物ではないはずなのですが、最初は大人と子供の違いもわからず、しばらく大人のフェネックを見て喜んでいたりして(笑)。いや、大人でも十分に小さくてかわいいのよ~。
子供らは大人たちがいる檻の隣、ガラス張りの部屋の中にいました。いや~、輪をかけて小さい! おまけにすばしこい! 中には4匹いるのですが、一瞬たりともじっとしていません。ぴょこぴょこ飛び跳ね、取っ組み合い、ひっくり返ったりじゃれあったりと、見ているだけで目がまわりそうです。そのせいでまともな写真はまったく撮れませんでしたので、公式サイトをごらんください。
3匹の名前は「マッチ、トシチャン、ヨッチャン」だそうです(笑)。アラフォーの飼育係さんが名づけたそうですよ。この日、ヨッチャンはちょっとしたケガで入院中とのことでした。ネーミングがウケたのか、彼らを見守る見物人たちもしきりに名前を呼んで盛り上がっていました~。
私にとっては、フェネックというと「ぼのぼの」かな……。サン・テグジュペリの「星の王子さま」に出てくるキツネはこのフェネックなのだそうですね。昔読んだ翻訳ではただの「キツネ」となっていたので、まさかフェネックだとは思わなかったなあ。砂漠に暮らすキツネという意味では、確かにフェネックなのかも。
井の頭自然文化園には身近な動物が多く(日本最高齢の象・はな子さんもいます!)、のんびり見てまわるにはちょうどいいスケールと展示だと思います。
中でも、ケージの中に入って放し飼いのリスが見られる「リスの小径」はおススメ。「リスはどこかな?」と静かにしゃがんでいると、人なつこいリスが膝や背中に登ってきたりしますよ! 温室の展示で暖まることもできますし、タヌキもいるので、リアルドロンパを見たい東京サポのデート&家族サービスにもピッタリです(笑)。
いつもならお茶して帰るのですが、この日は雲行きがあやしかったのでそのまま直帰。おかげで、雨に降られずにすみました。のんびりしてたら氷雨に濡れて帰ることになってたはずなのでいい判断だったと思います。
しっかり走りに行くのもいいし、おいしいものを食べにいくのもいいけど、たまにはこういうのんびりポタもいいな~と、寒空の中で感じたのでありました。
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