2008/12/04

姫路城で紅葉見物

アウェイの神戸戦観戦前日は、姫路城を見学しておりました。

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↑桜の木のところに自転車をとめています


5月には国宝・松本城を見たことですし、せっかく神戸へ行くのだから、足を伸ばして同じく国宝の姫路城を見に行きたい! 何せ、わが家は「Jスポーツ」でなければ「時代劇専門チャンネル」をつけているというくらいの時代劇好き(他にもいろいろ見ますけど(笑))。ロケ地としてもよく使われている有名なお城を見ないわけにはいかないでしょう。

調べてみると、来年秋ごろから「姫路城大天守保存修理事業」なる工事が始まり、あの有名な天守閣が外側から見られなくなることもあるとか。ということは、「姫路城&自転車」な写真を撮るなら今のうち!?

「姫路」までは、新幹線で東京駅から3時間弱。駅から姫路城まではわずか数百メートル……というか、駅前の大通りをまっすぐいけば、イヤでも目の前に白亜の城が出現するというわかりやすさです。私らはわざわざ小径車をかついできましたので、広い歩道をとろとろと自転車で進むことにしたのでした。

大阪・神戸自転車散歩」には姫路城周辺をまわる26キロのコースが紹介されていましたが、今回のメインは姫路城見学なので、自転車ではほとんど走りません。何のためにもってきたんだ!?という感じですが、今回はホムスタまで自転車で行くことがメインでしたので……。


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↑姫路公園内の道


姫路城は姫路公園内にあります。普通、こうした公園内は「自転車走行禁止」のところが多いのですが、ここは太っ腹で自転車OK! それも、輪行を決めた理由のひとつでした。姫路城をいろいろな角度から見ながら、公園内をのんびり走っていきます。今年は紅葉が早かったので、紅葉見物まで楽しめてラッキー。


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↑石垣そばに自転車をとめて、登ってみると……

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↑こんな風景が広がっていました


公園内には歴史博物館や動物園、神社などもあって、周辺をぶらぶらしているだけでフツーに丸一日が終わってしまいそうです。でも、今回のメインは城見学。さっそく中に入ってみましょう。


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↑十月桜&紅葉&白鷺城


……ひ、広い! 松本城も見ごたえがありましたが、姫路城はさらにスケールアップしています。そもそも、城にたどりつく前に疲れてしまいそう(自転車ならまだしも、徒歩ではすぐ疲れてしまう情けなさなのです)。おまけに、何を見ても珍しく美しいので、写真ばかり撮っていてちっとも進まないし(笑)。このままでは閉館時間になっても見終わらないかも!?ということで、少しスピードアップして見学。


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↑天守閣からの絶景


子供のころに家族旅行で来たことはあるのですが、そのときの記憶なんてないも同然です。私の日本史の知識は小説か時代劇で知ったレベルのものなのですが(笑)、それでも圧倒されたなー。さすが世界遺産。この調子で来年あたりは、国宝・彦根城を見に行きたいものです(ひこにゃんが目当てだったりして(笑))。

夕方のラッシュアワーになる前に神戸へ行っておきたかったので、名残りを惜しみつつ城を後にしました。帰る途中、近くでは「姫路 食フェスティバル」みたいなイベントが。「姫路おでんとは何?」とか、「姫路は穴子が名物だったのか!」などと新たな発見をしつつも、夕食のためにはここで食い倒れるわけにもいかず……。姫路の食、食べてみたかったなあ。


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↑姫路のレンタサイクル


姫路観光には自転車が便利のようで、駅や観光案内所にはレンタサイクルもあります。この日に走った程度の距離だったら、レンタサイクルでも十分だったかも。

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2008/11/27

神戸観戦&ポタ日記・2

試合が終わり、ホムスタ帰りに撮った写真を並べてみました。
あまりに時間がたつのが早く、まわれなかったところも多数……。

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↑神戸のシンボルと記念写真


ホムスタを出て最初に立ち寄ったのが、JR和田岬駅です。
もともと寄るつもりはなかったのですが、案内板に導かれてのぞいてみると、いい感じでさびれた駅舎があったもので……。


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↑誰もいない駅

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↑ホームに自転車を乗り入れても平気です


朝と夕方の通勤時間帯に、全部で12本ほどの運行があるだけの無人駅。もちろん自動改札もなく、ホームから直接道路に降りられる階段もありました。せっかくなので、自転車を押してホームに上がり、しばし撮影タイム。


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↑なんとなく物寂しい感じ

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↑線路もここまでしかありません


自転車でホームを散歩していると、目の前に神社があるのに気づきます。そういえば、往路で立派な鳥居を見かけたっけ。地図を見ると「和田宮」とあるので、さっそく参拝することに。


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↑以前の大鳥居は、あの震災で倒壊してしまったそうです


境内にはいくつかの神社があるのですが、強烈なインパクトをもつのがご神体の白蛇をまつった「巳塚」。白い蛇の像に願いごとを書いて奉納するとのことですが、これだけあるとスゴい迫力……つーか、怖い……。


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↑巳塚の内部

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↑誰かに似てる?


さらに、境内のあちこちにはなぜか埴輪のレプリカが置かれていて、これも妙な雰囲気をかもしだしています。なぜ埴輪が置いてあるのかわからない……。由緒正しい神社でありながらも、いろいろな神様が仲良く混在しているというユニークな神社でございました。


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↑やっぱ海でしょう!


和田岬でだらだらしているうちに、すでに夕暮れが近づいてきてしまいました。急がなくては! ということで、まずはハーバーランドへ。やっぱり、海がある風景っていいなあ! まだ東京にハマっていないころにも、2人で神戸へ来たことがあるのですが、そのときはモザイクで食事をしたり散歩をしたりしたのでした。当時に比べると、ずいぶんとロマンチックさが薄れたような(笑)。

予定では、ハーバーランドを一周し、メリケンパークにも行くはずでしたが、このままでは夜になってしまいます。それに、自転車を乗り回す気にもなれないほどの大混雑。結局、予定を大幅に変更して、神戸ポタを締めくくることにしました。


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↑神戸大橋からの夕景


先週は秩父ハープ橋を堪能したので、今週は神戸大橋です。予定ではこのままポートアイランドまで行って、ポートアイランド内をまわってみるつもりだったのですが、橋を往復しただけ。でも、橋から見えるきれいな夜景や、すぐ頭上を通っていくポートライナーなど、実に印象的な光景を目にすることができました。やっぱポタのフィニッシュは橋ですなあ。


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↑つい海をのぞきこむ


翌日は、北野の異人館を散歩&坂道を堪能しながら新神戸まで行く予定でしたが、朝からしっかり雨っ! 自転車は早々に輪行袋におさまって、しばしホテルで待機、私らはコンビニでカサを買って、三ノ宮センター街や南京町を散歩しただけで終わってしまいました。自転車という大荷物があるだけにラッシュ時を避けたくて、早めに東京に帰っちゃいましたしね。うーむ、残念!


ちなみに夕食は、ドイツに詳しい友人が教えてくれたドイツワイン専門店のこちらと、お値段相応においしい神戸牛ステーキのこちらへ。特に、ドイツワインは絶品でした。グラスワインの種類が本当に多く、2人で10種類以上飲んだかも!? 来年もぜひうかがいたいな~。

神戸にはまだ見ていない観光地&食べていない名物が山ほどありますので、来年もぜひ行ってみたいと思っています。次回は、勝ち点3もおみやげにして、ね。
(実はまだ続く!)

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2008/11/26

神戸観戦&ポタ日記・1

そもそも輪行で神戸へ行こうと思ったのは、ホムスタの場所を地図で確認したことがきっかけでした。

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↑ホムスタ駐輪場にて


三ノ宮からも近いし、ルートもわかりやすい。おまけに海がすぐ近く! これなら自転車でのんびり走るには楽しそうです。試合は午後1時からなので、終了後に海沿いの観光地をめぐりながら帰ればパーフェクトではないですか!

というわけで、さっそく「神戸輪行計画」の立案に入ります。何より重要なのは足の確保。試合開催日は11月下旬の3連休なので、京都への観光客があふれる時期。新幹線の予約は迅速にしなくてはなりません。さっそく、自転車を置けるように車両の最後尾座席を予約しました(備忘録:帰路は1番座席が最後尾。往路は逆)。


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↑新幹線に乗る自転車たち


最後尾座席の後ろに収まった自転車はこんな感じ。こちらは3人掛けの席の後ろ。壁面から突き出たテーブルが邪魔ですが、小径車は背が低いので難なく収まりました。

新幹線以外の在来線に乗るときは、いちばん前か後ろの車両に乗り込んで自転車の置き場をキープします。東京駅までは中央線なのですが、始発駅でもありますので、ラッシュ時でなければそれほど邪魔になることはありません。


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↑JRの新快速。例によって最前車両に自転車を乗せて


姫路から三ノ宮までは、JRの新快速を利用しました。初めて乗るということもあって、混み具合や自転車スペースについて不安があったのですが、こちらもトラブルなく運ぶことができました。

宿泊は、三ノ宮駅に近い「神戸東急イン」。自転車置き場について相談すると、駐輪場はあるものの盗難が心配なので、部屋に置いていいとのこと。今まであちこちのホテルに泊まってきましたが、部屋置きOKというのは初めてです。

部屋はますます狭くなりましたが、おかげで盗難の心配もなく、部屋で整備もできて、本当に助かりました。ビジネスホテルではありますが、応対もとても親切で、快適な2泊3日でありました。


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↑おばちゃんたちが忙しく働くお店です

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↑ぼっかけ玉子モダン。腹持ちも抜群でした


試合当日、まずは三ノ宮センタープラザの地下「長田本庄軒」にて腹ごしらえ(都内にも支店があるのね)。自家製麺のやきそばに、牛スジとこんにゃくを煮込んだ「ぼっかけ」、キャベツなどを加えた「ぼっかけ玉子モダン」は、かな~りおいしかったです。11時の開店前に並んでおかなかったら、キックオフに間に合わなかったかも(笑)。あ、もちろん青赤さんもいらっしゃいましたよ~。

ホムスタまでのルートはたいそうわかりやすく、阪神高速の高架下をひたすら進むだけ。途中の分岐点さえ間違わなければ、一本道でした。


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↑ホムスタからの帰路。道幅もあって走りやすい!


高速の高架と分かれてからは、ほとんど車の来ない道路を快適に走ることができます。途中にあるのは中央市場ですが、日曜ということもあって人影もなく、車もいなかったのでしょう。


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↑橋からの風景


橋を渡れば、そこは海。港ならではの風景が広がっています。自転車で海まで来ることはめったにないので(江ノ島としまなみ以来かな)、これだけでうれしくなってしまいます。キックオフに間に合わないと困るので、写真は撮らずに先を急ぎます。

風景を楽しんでいるうちにホムスタに到着! スタジアム敷地内の出店をチェックしたいところですが、時間がない! あわてて駐輪場に自転車を縛りつけ、中に入ったのでした……というところで、試合後ポタについてはまた次回!

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2008/11/19

秩父路の紅葉

「秩父サイクルトレイン」のおかげで、秩父の紅葉を満喫することができました。
(前回はこちらへ)

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↑法性寺の庭


参加したのは、約47キロの「紅葉を走る」Bコース。ムリをすればAコースでも可能だったかもしれませんが、もともとポタ体質なのですから、ムリは禁物です。

青空のもとでの輝くような紅葉が理想かもしれませんが、曇天のもとでも独特のしっとりとした趣があります。今回はそんな美しい風景を目に焼き付けてまいりましたが、残念ながら写真はそれほど多くありません。何といっても20人の集団走行ですので、のんびり止まって撮影会をしているわけにはいかないのです。

しかし考えてもみれば、もしフリーで走っていたとしたら、橋を渡ったり、野仏を見つけたりするたびに珍しくて写真を撮っていたかもしれません。それでは47キロはおろか、20キロくらいしか走れないかも(笑)。秩父初心者としては、こういう形で最初の体験ができたことは幸運でございました。


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↑法性寺の山門


こちらは、昼食をいただいた法性寺の山門。「秩父三十四ヶ所」の「第三十二番」です。恐れ多くも、私らはこの山門のふもとに陣取って、パクパクとお弁当を食べていたのでした。今回のコースでは、途中休憩した「道の駅」以外にはほとんど飲食店は見当たりませんでしたので、お弁当というのが大正解。雨もやんで、外で食べることができたのも幸いでした。


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↑急な階段を登っていきます


山門をくぐるとこの急階段があり、それを登れば、1枚目の写真のような紅葉スポットが現われます。ここではイチョウの葉が桜吹雪のごとく、すごい勢いで散っていて唖然としました。私の地元ではようやくイチョウが色づくころなのですが、秩父ではもう散り始めているのです。


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↑鮮やかな赤と黄色


それにしても、秩父は神社仏閣だらけです。少し走れば鳥居があり、お地蔵さんや庚申塔が立っていたりします。霊場として有名なのですから当たり前なのでしょうが、ひとつひとつを見てまわったとしたら、いったいどのくらいの時間が必要なのでしょうか。うーむ、いつか「三十四ヶ所」制覇してみたいなあ。


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↑車も人も少ない、こんな道を走りました


基本的に「後をついていけばいい」というサイクリングでしたので、あまり地図を研究してはこなかったのですが、秩父初心者がいきなりこんなコース設定をするのはムリというもの。やはり地元を知り尽くした人がプランニングしてくださったからこそ、さまざまな風景が楽しめたのだと思います。いずれコースを再確認して、もう一度走ってみたいものです。

コースのフィニッシュは、秩父ハープ橋。ここを越えると、秩父市街に入り、いよいよサイクリングのゴールが近くなるのです。


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↑秩父ハープ橋

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↑ハープ橋からの絶景。下には別の橋も


秩父にこんなに立派な橋があるとは知りませんでした。秩父市街と秩父ミューズパークを結ぶ、全長530メートルの荒川にかかる橋で、正式には「秩父公園橋」というそうです。その外観は、なるほど「ハープ橋ね」という形状。こんな立派な橋を見ると、昨年行ったしまなみ海道を思い出します(また行きたい~!)。

約47キロのコースとのことでしたが、実際には51キロくらい走ったような!? ガイドさんがじっくりと休憩をとってくださったおかげでハープ橋ではたくさん写真が撮れました。そのせいなのか、西武秩父駅に着いたのがけっこうギリギリ!? 仲見世通りをひやかす時間もなく、30分もしないうちに帰りの列車に乗り込んだような気がします。


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↑少しだけ写真も撮れました


それにしても、本当に楽しい「旅」でした。愛する(笑)自転車とともにそのまま電車に乗れるのもうれしいですし、このイベントを支えてくださった多くの人々のご尽力にも感動しました。おかげで秩父の魅力の片鱗を見ることができましたので、次回はじっくり(できれば泊まって)あちこち見てみたいと思います。温泉施設もたくさんあるようですし、SLにも乗ってみたいですしね。

あ、もちろん、次回のサイクルトレインも申し込むつもりです(サッカー観戦が重ならなければですが)。でも、今回で運を使い果たしたような気もしますので、次回は当選しないかもしれませんが……。

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2008/11/17

秩父サイクルトレインに参加

朝、5時に起きた。
当然ながらまだ暗くて天気がわからないので、外へ出てみる。
降ってない。
じゃ、行くことにするか~。

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↑列車の写真がうまく撮れなかったので……


というわけで、「第3回 秩父サイクルトレイン」に参加してまいりました。

5年以上も自転車生活をしていながら、サイクリングイベントに参加したのは初めて。人ごみが嫌いだとか、そもそも早起きできないとか(笑)の理由があったわけですが、やはりこのイベントには特別な興味がありました。

輪行袋に入れることなく、自転車を電車に乗せられること。一度行ってみたかった秩父を走れること。そして何といっても、わが地元の西武線でのイベントだということ。申し込みが多く競争率が高いと聞いていたので、ダメモトで応募してみたのですが、抽選運が悪いにもかかわらずなぜか当選。でも、天気が……。

基本的に雨の日は走らないことにしているため、当日も「降っていたらキャンセルしよう」と決めていました。初めての場所で大勢で走るのに、雨ではリスクが高すぎますし、そもそも雨の中を走っても、自分ではあまり楽しめないとわかっていましたので。でも、降っていないじゃないですか。やった~!

……と思ったら、家を出るころにはしとしとと降り始めてしまいました。え゛~、どうしよう!? でも、せっかく5時に起きたのだし、2日分くらいのブログネタにもなりますし(←最近はこればっか(笑))……と、萎えそうな心を奮い立たせて、雨の中を秋津駅へと向かったのでありました。


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↑駅のホームで電車を待つ


秋津駅では、自転車を押しながらしずしずと駅構内へと入場していきます。思っていたより参加者が少ないような!?と感じたのですが、そうではなくて、そもそも秋津から乗る客が少なかったのでした。

臨時列車「サイクルスポーツ号」は8両編成。秋津組は全30名のようで、6号車と7号車の半分に分かれて乗り込みます。他のグループの様子は知りませんが、1両あたり20人(20台)の人と自転車を乗せるという配分のようでした。

8両編成のうち1両はスタッフ&ゲスト専用とのことですので、サイクルスポーツ号に乗ることができたのは140人程度ということになります。う~む、確かに競争率は高いかも(参加者約250名に対して、応募は約950ほどあったそうです)。


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↑快適な乗り心地


列車が到着してドアが開くと、スタッフさんが2人1組で自転車を預かり、車内へ運び入れてくれます。イベントも3回目だからでしょうか、その手際の良さにはビックリ。自転車は、間にプチプチの緩衝材をはさみながら3台くらいを重ね、上からゴムバンドで固定します。

私らは手ぶらで、対面シートの座席を占有。何せ1両あたり20人(&スタッフさん)しかいないのですから、余裕です。暖房の効いた車内で濡れた服を乾かしたりしながら、ゆったり座って約1時間20分の電車の旅。これは本当にラク! 電車に乗り込んだ時点で「来てよかった!」と思ってしまいました。


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↑西武秩父駅前にて


実際に参加するまではわからなかったのですが、「秩父サイクルトレイン」は、思っていたよりも大規模でしっかりしたイベントでした。何よりもこれだけ多くの人がスタッフとして参加し、トラブルがないよう、皆が快適に楽しめるよう細部にまで気を配ってくださったことには感銘を受けました。

サイクリングそのものは、約20名を1グループとしてガイドさん2名で走るのですが、コースの要所要所には誘導してくれる人が立っていますし、(幸いにしてお世話にはなりませんでしたが)サポートカーもいたみたい。総勢250人もの人が一度にサイクリングをするわけですから、運営には並大抵ではない努力が必要なことでしょう。

また、運転本数の少ない地方で開催するのならばいざ知らず、首都圏の過密ダイヤの中でこうした特別列車を走らせることも、なかなか思い切った決断だと感じました。ある程度の停車時間も必要ですし、一般のお客さんが行きかう駅で、自転車を押した一団が何十人もぞろぞろ通っていくのですから、これまたトラブルがないよう気を配るのは大変なこと。

いやはや、これはたいしたイベントです。サイクリングが終わって、ゴールの西武秩父駅に戻ってきたときに拍手で迎えられたのにはさすがにビックリしましたが(笑)、スタッフの皆さんのおかげでこれだけ楽しむことができたわけです。

帰り、秋津駅で下車して、池袋へと向かうサイクルスポーツ号を手を振って見送ると、何だかしみじみと感動してしまいました。こうした幸せなイベントが、これからも年に2回、無事に開催されますように!と真剣に祈ってしまいましたよ。


実際に走った記録は、また次回に。
秋津では雨でしたが(帰りも)、秩父ではほとんど降られることなく、時には青空さえも見られたほど。きっと、スタッフさんや参加者たちの祈りが通じたのかもしれません。本当にいろいろラッキーな1日でした。


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↑お弁当。ご飯がたっぷり

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↑お弁当を狙ってサルがやってきました(野生のサルは初めて見た!)

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2008/05/05

リスの街・大宮ポタ

せっかく自転車をかついで大宮まで行ったので、周辺を散策してみました。

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まずは大宮駅前から。広場にはこんなリスの像がありました。その名も「こりすのトトちゃん」。リスは旧大宮市のマスコット的な存在だったのですね。「大宮アルディージャを応援しています」という大きな表示もあったし、あちこちにオレンジ色の旗がはためいていて、とてもいい雰囲気でした。


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↑商店街の入口


最初は珍しがって旗などを見るたびに写真を撮っていたのですが、きりがないのでやめました(笑)。昨年、一昨年とアウェイの大宮戦は観戦に来ているのですが(3年連続自転車観戦を達成(笑))、そういえば大宮での試合は初めてです。ここが本当のホームなのですね。


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試合終了後、敗戦を喫してうなだれる選手たちの後ろを、手をつないでラブラブなムードでついていくアルディくんとミーヤちゃん(笑)。最後には東京のゴール裏にまで来てくれました。相手チームのマスコットが敵側のゴール裏に行く場面は滅多に見ないのでちょっとビックリ。ほのぼのとして癒されるキャラですねえ。東京のマスコットも、やっぱり複数いてくれたほうがいいなあ。


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氷川神社の参道です。ここがスタジアムへ通う道。毎回、神社の参道を歩いてスタジアムへ行かれるなんていいなあ。この日は雨の後ということもあり、新緑のいい香りがしました。徒歩だとちょっと距離があるかもしれませんが、参道を歩いているのであまり気にならないんじゃないかな。


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事前に必勝祈願をする時間がなかったので、試合後に御礼をかねてお参りをしました。で、恒例の勝守もゲット。コンパクトなので明日は荷物にしのばせていこうかな。


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神社の池をバックに記念写真です。大宮公園内には小動物園や遊園地もあって、家族連れで一日中遊べる場所。ファミリーでサッカー観戦をするには最適かもしれません。味スタ付近にも公園はありますが、歩いていくにはちょっと距離があるからなあ。「観戦+α」があると、もっとお客さんを呼びやすいと思うのですが、自前のスタジアムではない以上、なかなか難しいのかも。

ところで今回、自転車観戦にこだわったわけはといえば、大宮で1泊するつもりだったから(笑)。駅近くのパレスホテルに泊まったのですが、自転車はソニックシティの地下駐輪場(管理人常駐、深夜~早朝は施錠、施設利用者は無料)に置くことができて安心でございました。ホテルの部屋にはフツーにPCが常設されていたのでブログの更新もできて、とっても便利で重宝しましたっけ(笑)。翌日のポタの話題はまた次回ということで。

いや~、大宮もいいところでした! 次の輪行観戦は松本の予定です。晴れるといいなあ。

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2008/04/05

川越城&小麦市場

前回の続き)
今回の川越観光のメインは、川越城本丸御殿の見学でした。

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↑お城とはいってもちょっと地味なのです


前回は拝観時間を過ぎていたために見られなかったのですが、今回は無事受付を通過。なぜここが目的地だったかといえば、今年度中に40年ぶりの改修工事に入ってしまい、3年ばかりは一般公開されなくなってしまうと報道で知ったためです。工事がいつから始まるのかはわかりませんが、早めに見ておくのが吉と思い、急いで(でもないか)訪れたというわけでした。


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↑お庭。館内は撮影OKですが暗くてうまく撮れませんでした


拝観料の100円を払ってスリッパを履いて中に入ります。昔は広大であっただろう敷地と建物ですが、現存するのは玄関部分と、移築復元された家老詰所のみとのこと。それでも、1848年に造営されたという建物内を、スリッパの音をたてながら歩くのは不思議な感覚でございました。実は、わが家では昨年の「風林火山ポタ」以来、時代劇ブーム(?)が続いておりまして、それもあってかなりツボだったのでありますよ(笑)。

帰りに館内の人に聞いてみると、修復工事は秋からとのこと。でも、桜をながめながら一般人がこの建物内に入ることができるのもしばらくお預けになってしまうのですから、今の時期に見ておくことができてよかったと思っています。満足。

せっかく川越に来たというのに、ほかのところはほとんど見ずに(お楽しみは次回へ!)さっさと腹ごしらえへ。目的地は「海と大地のパスタ 小麦市場」です。

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↑周囲にな~んもないところにポツンとあります


川越駅からは5キロばかり離れているでしょうか。バスか車か自転車でないと行かないような淋しい場所にお店があります。「川越コエドブルワリー」の工場直送のビール6種類が飲めるのはここだけ。しかもイタリアン! ということで、ぜひ行ってみたいお店だったのです。コエドビールは缶タイプを2種類飲んだことがありますが、どれもおいしかったですからねー。


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↑左が「ラ・フランス」、右が「紅赤」


ビールのサイズは3種類。ミニサイズの量が約100mlということで、全種類飲むために(笑)ミニを選択しました。「季節のビール」は「ラ・フランス」。なんと洋梨ですよ! お味は上品でスパークリング・ワインのよう。食前酒にピッタリです。サツマイモを使った「紅赤」も独特な風味ですごく気に入りました。法律上はこのような材料を使うと「ビール」と表記できないそうですが、ここでしか飲めない「ビール」ですからね。

ピルスナーの「瑠璃」と、独自製法の「伽羅」は、缶ビールでも売られていますがやはり生はおいし~。「白」のヴァイツェンと、黒ビール「漆黒」の香りも忘れがたいものでした。お料理もイタリアンが中心ですが、小江戸黒豚を使った「ミオ・カザロ」のソーセージもあって、こちらもおススメ。で、デザートは……


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紅芋のブリュレに、ほうじ茶のジェラート。和の風味がなんとも上品です。川越といえばやっぱり芋でしょう!


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こちらはホワイトチョコのケーキ。見た目はスポンジケーキのようですが、ホワイトチョコの味が濃厚でおいしかった!


というわけで、お料理とビールを堪能した後は、自転車で……というわけにはいきませんので、タクシーを呼んでもらうことにいたしました。このために小径車で来たんだもんねー。タクシーが来るまでの時間を考慮に入れながら、「ちび輪バッグ」に収納を始めることにします。お店の方がすごく親切で、いろいろ便宜をはかってくださって本当に感謝です。接客もいいし、ぜひまた訪れたいお店でした。

小径車のいいところは、タクシー輪行も可能というところ。1台をトランクに入れてもらい、もう1台は後部座席、1人は助手席に座れば万事OKです。本川越駅までは2000円弱かかったでしょうか(意外と遠い)。駅についてしまえば、後は始発駅から座ってのんびり帰ればいいので、すっごくラクでした。

後で調べると、入間川の「落合橋」からも近いお店だったのですね。ということは、入間川サイクリングのついでに寄れるのか……といっても、ビールが飲めないからちょっとダメかな(笑)。

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2007/12/19

甲府ポタ4:善光寺参り

もうほとんど忘れていますが、甲府ポタの最終回です。

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↑善光寺山門の前で


武田神社でのんびりしていたので、この後の予定を練り直さなくてはならなくなりました。このときは幸いにしてあまりお腹がすいていなかったので、昼食は後回しにして次の目的地へ向かいます。武田神社からほど近い、武田信玄の墓。

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↑武田信玄の墓


武田信玄のお墓は山梨県内でも複数あるそうですが、とりあえず武田神社にいちばん近いところへ行ってみました。お寺でも何でもなく、駐車場もみやげもの店もなく(笑)、わりとわかりにくいところにひっそりとお墓があってちょっとビックリ。もっと立派なものかと思っていました。


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↑お墓のそばにはこんな塔婆が


この付近には信玄ゆかりの人々のお墓があちこちにあるのですが、とてもまわりきることはできません。いずれ時間をとって、じっくり寺めぐりをしてみたいものです。

さて、次なる目的地は「甲斐 善光寺」。武田神社まではひたすら上り坂だったので、ここからはずっと下り坂です。武田神社方面から善光寺へのルートとしては「愛宕トンネル」を抜ければすぐなのですが、自転車で恐怖感なく通行できるトンネルなのでしょうか? ものはためしと行ってみると、幸いなことに歩道が併設されていて、無事歩道走行で通過することができました。トンネル走行は苦手なので、歩道が使えただけでもラッキーでございます。

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↑デカいよ善光寺


川中島の合戦のときに、信濃善光寺の宝物が焼失することを恐れて、武田信玄が建てたのが甲斐善光寺。火事にあったこともあり当時の姿のままではありませんが、日本有数の木造建築といわれるだけあって、その迫力はさすが。

せっかく来たので入場料を払って中を見学。「日本一の鳴き龍」も実際に試しましたし、真っ暗な中を手探りで進む「お戒壇廻り」もしっかり体験してきましたよ。でも宝物殿見学は時間切れのため、泣く泣くパス……。


その後は「腹へったー」と騒ぎながら甲府駅方面へ進み、時間がないので「風林火山博」で軽食を食べて、あわただしく自転車をたたみ、特急「かいじ」で一路立川へ。これまたあっという間に着いてしまい、あっさりと帰宅してしまいました。甲府って本当に近い!

甲府VS東京戦に合わせてのポタリングでしたが、偶然にも最高の天気と紅葉の見ごろに恵まれ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。後で考えれば、昇仙峡に行けばよかったなーとかあれこれ思うところはありますが、甲府初体験ポタとしてはちょうどよかったかも。

来年は残念ながらJ1で対戦することはないのですが、来年は観戦抜きで(スケジュールが合えばJ2の甲府戦を見てもいいかも)もう一度甲府へ行ってみたいと思います。沿線にも楽しそうなところが多いので、山梨ワイナリーめぐりとかいろいろなプランが考えられそう。

観戦をダシにして、こうして自転車であちこちを観光しながらおいしいものを食べることが、いちばんの楽しみだったりして(笑)。来年もあちこち行きたいなあ。

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2007/12/08

甲府ポタ3:武田神社

「風林火山ポタ」といえば、忘れてはならないのが武田神社。

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↑まぶしいほどの青空でした


信玄堤で散策した後は、来た道を戻って甲府駅方面へ。ホテルも小瀬も駅の南口ですが、武田神社は北口。線路の下のガードをくぐって北口へ移ります。めざす武田神社は、ゆるい坂を2キロばかり登ったところ。バス通りではありますが、それほど交通量も多くなく坂もなだらかなので、私の小径車でもラクラクなのです(XTの9段変速に代えてあるから、もっと急な坂でも対応できるはず)。

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↑お堀も見事な紅葉


この2キロの道はそのまま参道になっていて、行き止まりが武田神社。警備員さんor案内係さんがいるところでは、まず「自転車置き場はどこですか?」と聞くようにしています。自転車を引いてうろうろしていると「自転車で入っちゃダメだよ」とか言われがちなんですが、最初に聞くと親切に教えてもらえることが多いから。今回は「どこかそのへんにとめておいていいよ」とのことでしたので、お堀の脇のフェンスにくくりつけることにしました。

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↑手水鉢も武田菱


まずは参拝。その後は定番のお守り購入。前回のしまなみで「凶」が出たので、今回はおみくじはパスしました(笑)。さすが戦国武将ゆかりの神社だけあって「勝守」もありましたので、来シーズンの東京のために購入しましたよ。神頼みでもしないとやってられないような状況ですし(とほほ……)。

せっかく来たので、宝物館も見学します。大河ドラマ記念の特別展示ということで、あの「風林火山」のノボリ(旗?)の本物も見られました。毎週熱心に見ているダンナにはかなりおもしろかったみたい(私はいつもオープニングとエンディングしか見てないような気がします(笑))。


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↑ともかく紅葉は見事でした


ちょうと神前結婚式が行なわれていて、白無垢のお嫁様も見ることができました。普通の結婚式場で見る白無垢よりもずっと神々しい感じがしたのは気のせい!? 

境内はとても広いので、限られた時間内にすべてを見ることはできません。もっとじっくり見たいとは思いながらも、次のポイントに進むことにしました。それにしても、参道や境内には何もお茶どころがないんだもんなあ。ちょっとした軽食でもとれればよかったんだけど(ソフトクリームしかなかった……)。

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2007/12/07

甲府ポタ2:信玄堤

甲府ポタの2日目は、名づけて「風林火山ポタ」であります。

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基本的には神社仏閣を中心にまわるつもりでしたが、それだけでは単調になりそうだったので、まずは「信玄堤」まで行ってみることにしました。複数の川が流れ込む甲府盆地には洪水が多く、信玄は治水工事にも積極的に取り組んだとのこと。こうして築造された堤防が、今では史跡として残されているのです。

ホテルを出て、52号線を迷うこともなくまっすぐ6キロほども走れば、自転車は自然と釜無川へ到着します。途中、ミレーの作品もある「山梨県立美術館」の横も通るのですが、今回は見学はパス。自転車を走らせるうちに、次第に雪をかぶった高い山々が見えてくるのにはちょっと圧倒されました。

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↑信玄橋にて


いわゆる「信玄堤」と呼ばれているのは、釜無川にかかる「信玄橋」のあたり。この釜無川、笛吹川と合流してからは名前を富士川と変えて、駿河湾に流れ込むのだそうです。52号線を走っていると「清水から○キロ」という表示があったりしたのも新鮮。普段は県単位で考えてしまうため気づかなかったのですが、甲府と清水というのはそれほど離れているわけではないのですね。私でも自転車で行ける距離なんだもの。


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↑聖牛が立ち並ぶ


川の流れをコントロールする「聖牛」もありました。これを最初に見たのは羽村堰だったなあ。武田信玄が考案したものといわれているそうです。


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現在の川の様子からは想像もできませんが、昔はたいそうな「暴れ川」だったのでしょう。20年の歳月をかけて築かれた堤防によって新田も開発され、甲府盆地の発展に大きく寄与したとのことです。


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雄大な山々と釜無川も素晴らしかったのですが、その横に流れる小さな小川と色づいた木々の美しさには心奪われました。小川では蛍を育てているという看板も。落ち葉が敷き詰められた公園で大の字に寝転がって、真っ青な空をながめてみたり。一応、公園も併設されているのですが、時おり犬の散歩をしている人が通りかかる程度で、本当に静かな場所でした。

あまりに気持ち良くて、ここで長居をしちゃったからランチを食べる時間がなくなったのかもしれませんが(笑)。

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↑落ち葉の中の自転車たち

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