今年もツールの季節
今年も、ツール・ド・フランスの季節になった。
昨年、一昨年とスッキリしないレースが続き、正直いって「ジロのほうが楽しめるんじゃね!?」と感じている部分もあるのだが、それでもツールは特別だ。どのへんが特別なのかというと……。
・放送時間が長い
ほぼ毎日、4時間以上が生放送(山岳だと6時間以上やってることも)。その他のレースがほぼ2時間しか放送されないことを考えれば、ものすごく恵まれている。Jスポーツ様さまである。
2時間枠の放送では、映像が始まった時にはすでに逃げが決まっていたり、前半にあった山岳がすでに終わっていたりで、肝腎の部分が見られないことが少なくない。
でも最初から放送してくれれば、逃げ集団がどうやって形成されていくのかがわかる。長時間の放送で実況解説陣がだんだんダレてきたりするところも楽しい。一応録画しながら見ているので、万一見逃したところもすぐプレイバックできるので安心だ。平日はさすがに最初から最後までリアルタイムで見られないが、週末や山岳ステージはできるだけつきあいたいものだ。
・映像がきれい
我が家ではハイビジョンはあまり関係ないのだけど、それでも映像がとても美しい。カメラマンのセンスもいい。技術的にも、映像が途切れたり、ノイズだらけになることが少ない(ブエルタはちょっと悲惨だったりするし)。風景ももちろんすばらしい。3大ツールの中ではやっぱり特別なのだ。
・観客を見るのも楽しい
観戦する側にも気合いが入っている。コスプレ(笑)やら大規模オブジェやら、畑のアートやら、とにかく見ていて飽きない。毎年、何かしら動物とのアクシデント(?)もあるので、それも密かな楽しみ。
・受賞式に出てくる女性のレベルが高い
各賞ごとに違う美女たちが出てくるのはツールだけ。服装も各賞ジャージにならったものでとてもかわいい(水玉ワンピはとてもステキだ)。受賞式におばちゃんやオヤジが出てきても別に構わないのだが、やっぱり美人のほうが絵になるよね。ジャパンカップとかも和服美人でも出せば、外国人選手にウケると思うんだけどなあ。
・レースの開催時期がいい
7月は海外サッカーが終わっているので、心おきなくツールが見られる(というか、他に見るものがない)。ジロの時期は優勝争い(残留争い)がピークだし、ブエルタはシーズン始めだし、どうもレースに集中できないんだよね。Jリーグはもちろん絶賛開催中なのだが、負け試合だとビデオを見る気にもなれない。来週は、「ツールよりも勝ち試合をもう一度見よう!」ということになればいいんだけど。
な~んて、レースそのものとはあまり関係のないツールの見どころを書き並べてみた。わが家は宵っ張りなので、夕飯をつくりながら(&片付けながら)実況解説を聞き、食べながらレースを見て、ゴールシーンは食休み……みたいなサイクルで楽しく観戦しております(笑)。さて、今夜も忙しいぞ!?
最近のコメント