さよなら多摩テック
「さよなら多摩テック」ポタの最終回です。
(第1回&第2回もよろしく)
多摩テックに来た瞬間にまず気になったのが、看板のあちこちに描かれた恐竜(?)のキャラクターでした(宇宙恐竜だそうです!)。やはりマスコット好きとしては放っておくわけにはいきません。
彼らの名前は、男の子がコチラ、女の子がチララ、おまけの3匹がピピラにパットにブートというラインナップ。最近の「ゆるキャラ」系とは一線を画した、ある意味完璧なデザインのキャラクターです。
「なんか手塚先生の絵っぽいよね」などと言っていたのですが、看板をよく見ると、(C)TEZUKA PRODUCTIONSの文字が。あらー、本当に手塚治虫先生のキャラだったのね。手塚治虫によるオリジナルキャラがいる遊園地という事実だけでも、この多摩テックがいかにメジャーな遊園地だったのかがわかるというものです。
彼らが誕生したのは1979年で、今年でちょうど30周年(あら、ガンダムと同じ歳なのね)。売店では、30周年記念グッズをはじめとして、さまざまなアイテムが売られているのでした。もしかしたら将来レアものになるかも!?と思うと、つい買いたくなってしまいますが、最近「モノを増やさない」というポリシーで生きていくことにしましたので自粛~。
実をいうと、多摩テックでいちばん心惹かれたのは売店でございました。グッズももちろんですが、ここにはHONDAやF1グッズも多数そろっているのです。もし、ホンダの子会社が運営していると知らずに来園したとしても、売店の品ぞろえを見れば、ホンダの遊園地であることがすぐにわかったことと思います。
売店は全部で3軒。グッズなどのお子様向けアイテムを売る店、アパレルなどを含めたモータースポーツ関連グッズ&HONDAグッズを売る店が2軒。実際のレーシングカーまで展示されているのですから、なかなかのものです。
クルマについてはまったく門外漢の私は、HONDAが誇る2足歩行ロボット、ASIMO君グッズに夢中(笑)。ステーショナリーやマグカップ、タオル、Tシャツはもちろんですが、ASIMOサブレやクッキーなんて、ほかではなかなかお目にかかれないのでは!?
何も買わない予定でしたが、いくつあっても邪魔にはならないミニタオルを2種類購入してしまいました。絵柄はASIMOとミシュラン君。どこへ行ってもキャラものに目がないのです(笑)。
最後はコチラ君のこんな看板に送られて、多摩テックを後にしました。「ごめんね、たぶんもう来ないんだけど」と心の中でつぶやきながら……。
閉園は今年の9月30日。なくなってしまう前に、ぜひぜひ行ってみてください。
◆追記◆
どうやら、コチラたちはモビリティランド全体のマスコットキャラクターで、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎでは引き続き活躍するようです。多摩テック閉園後も、彼らには活躍の場が残されているということで、ひと安心なのでした。
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