2009/03/12

さよなら多摩テック

「さよなら多摩テック」ポタの最終回です。
第1回第2回もよろしく)

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↑何だか気になる多摩テックキャラ


多摩テックに来た瞬間にまず気になったのが、看板のあちこちに描かれた恐竜(?)のキャラクターでした(宇宙恐竜だそうです!)。やはりマスコット好きとしては放っておくわけにはいきません。

彼らの名前は、男の子がコチラ、女の子がチララ、おまけの3匹がピピラにパットにブートというラインナップ。最近の「ゆるキャラ」系とは一線を画した、ある意味完璧なデザインのキャラクターです。

「なんか手塚先生の絵っぽいよね」などと言っていたのですが、看板をよく見ると、(C)TEZUKA PRODUCTIONSの文字が。あらー、本当に手塚治虫先生のキャラだったのね。手塚治虫によるオリジナルキャラがいる遊園地という事実だけでも、この多摩テックがいかにメジャーな遊園地だったのかがわかるというものです。

彼らが誕生したのは1979年で、今年でちょうど30周年(あら、ガンダムと同じ歳なのね)。売店では、30周年記念グッズをはじめとして、さまざまなアイテムが売られているのでした。もしかしたら将来レアものになるかも!?と思うと、つい買いたくなってしまいますが、最近「モノを増やさない」というポリシーで生きていくことにしましたので自粛~。

実をいうと、多摩テックでいちばん心惹かれたのは売店でございました。グッズももちろんですが、ここにはHONDAやF1グッズも多数そろっているのです。もし、ホンダの子会社が運営していると知らずに来園したとしても、売店の品ぞろえを見れば、ホンダの遊園地であることがすぐにわかったことと思います。


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↑よくわからないけどカッコいいです

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↑鈴鹿復活を祝うメッセージも何だか悲しい


売店は全部で3軒。グッズなどのお子様向けアイテムを売る店、アパレルなどを含めたモータースポーツ関連グッズ&HONDAグッズを売る店が2軒。実際のレーシングカーまで展示されているのですから、なかなかのものです。


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↑魅惑のASIMOグッズ


クルマについてはまったく門外漢の私は、HONDAが誇る2足歩行ロボット、ASIMO君グッズに夢中(笑)。ステーショナリーやマグカップ、タオル、Tシャツはもちろんですが、ASIMOサブレやクッキーなんて、ほかではなかなかお目にかかれないのでは!? 

何も買わない予定でしたが、いくつあっても邪魔にはならないミニタオルを2種類購入してしまいました。絵柄はASIMOとミシュラン君。どこへ行ってもキャラものに目がないのです(笑)。


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↑「またあそびにきてね!」


最後はコチラ君のこんな看板に送られて、多摩テックを後にしました。「ごめんね、たぶんもう来ないんだけど」と心の中でつぶやきながら……。

閉園は今年の9月30日。なくなってしまう前に、ぜひぜひ行ってみてください。


◆追記◆
どうやら、コチラたちはモビリティランド全体のマスコットキャラクターで、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎでは引き続き活躍するようです。多摩テック閉園後も、彼らには活躍の場が残されているということで、ひと安心なのでした。

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2009/03/10

観覧車@多摩テック

前回のつづき)
「多摩テック」へ来たからには、ランドマークでもある観覧車に乗らなくては!

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↑曇ってきてしまったのが残念


浅川沿いを走っていると、丘の上に見える観覧車のシルエットは非常に目立ちます。乗ってみたらさぞかしいい眺めなんだろうな~と思っていたのですが、ようやく念願かなって観覧車に乗ることになりました……といっても、並ぶこともなくあっさり搭乗。

それにしても、観覧車に乗るなんて何年ぶりでしょう。まだ東京ファンになる前に神戸で乗ったことがあるような気がしますが、だとすると8年以上前!? 当時は自転車にも乗っていなかったので、ダンナと合わせると今よりは15キロ近くも体重が重かったんだな~(笑)。


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↑観覧車からの眺め


観覧車が静かに少しずつ高度を上げていくとともに、今まで見えていなかった風景が広がっていきます。そうでなくても「多摩テック」は多摩丘陵の丘の上にあるのですが、やっぱり眺望は抜群です。北風の強い冬晴れの日であれば、もっと遠くまで見通せて、富士山も見えたのかもしれませんが、この日は若干雲が多かったので、見晴らし的にはちょっと残念でした。

スピード感があるわけでもなく、至って静かなアトラクションですが、ゆっくりとした時間が楽しめる観覧車は、オトナ(年寄り(笑))の観客にはちょうどいい乗り物のような気がします。機会があれば、他の遊園地の観覧車にも乗ってみたい~!


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↑別のアトラクションに乗りながら撮ってみた


せっかくのパスポートチケットなので、他の乗り物にも乗ってみました。選ぶ基準は、「並んでなくてすいているところ」(笑)。そうなんです、「多摩テック」は私が予想していた以上に、家族連れでにぎわっていたのです。アトラクションによっては30分くらいは待たないと乗れそうもないものもありました。

てっきり寂れた遊園地だと思っていたので、この賑わいには逆に驚かされてしまいました(ごめんなさいっ!)。こんなにお客さんがいるのなら、閉園することなんてないじゃないかと思いたくなるほどに(閉園のニュースを知ってやってきた、私らみたいなヒネクレた客がいたのかもしれませんが)。

でも、「多摩テック」も開園から48年。日々のメンテナンスは続けていても、そろそろハードとしてのアトラクションには寿命がきているのかもしれません。かといって、コストを考えると、新しいものの導入は難しいのかも。この「多摩テック」だけでなく、高度成長期に誕生した遊園地は、どこも存続するか否かの分岐点に立っているのかもしれません。


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↑クアガーデン入口


アトラクションもほどほどに、次に訪れたのは隣接する日帰り温泉施設「クアガーデン」です。

実は、こちらには5年以上も前に来たことがありました。まだまだ自転車初心者で、「そんな遠いところに行かれるかしら!?」と不安に思いながら……。つきあってくださったのは、いつもの自転車師匠と自転車先輩のJさん。5年前は「多摩テック」へ行くのも大変だったのに、昨年は「和田峠」でしたから、進歩といえば進歩なのかな~。

以前行ったときも平日なのにわりと混んでいたという記憶があったので、「多摩テック」は閉園しても「クアガーデン」は残るのではないかと思っていました……が、こちらも同時閉園ということで、とても残念です。施設はとてもきれいですし、ちょっと黄色みがかって白濁したお湯に浸かると肌がすべすべになりますし、けっこうお気に入りの日帰り温泉だったのです(そのわりには一度しか行ってないけど)。

温泉に入った後に20キロ近く走って帰るのは楽しくないような気がして敬遠していましたが、今回は最後ということで温泉に入ることにしたのでした。「クアガーデン」未体験のダンナの感想も聞いてみたかったしね。

こちらの温泉、露天風呂からの眺望は本当にいいんですよ~! これだけいい眺めの温泉は、多摩地区では少ないのでないでしょうか。閉園は本当に残念です。どこかが受け継いで営業をしてくれるといいのですが……。


「多摩テック」レポはあと1回続きます(さすが、閉園記念!)。

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2009/03/03

「多摩テック」へ行ってきた

初めて「多摩テック」へ行ってきました。

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↑入場口


2週間ほど前の暖かい日曜日、初めて「多摩テック」へ行くことにしました。理由は、その前の週に閉園が発表されたため。営業終了は9月30日ですが、閉園直前はさすがに混み合いそうですし、ニュースを見た衝撃が薄れないうちのほうがいいかと思ったのです。


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↑「営業終了のお知らせ」が


実は、このニュースを知るまでは「多摩テック」がどういう遊園地なのかはまったく知りませんでした。京王線のテリトリーだから京王電鉄がやってるのかな!?程度の認識だったのです。ところが実際はまったくそうではなく、ここを運営している「モビリティランド」はホンダの子会社で、他に「鈴鹿サーキット」と「ツインリンクもてぎ」をもっているのだとか。

「鈴鹿サーキット」といえば今年はF1を開催するところですし(よりにもよって東京が名古屋で戦う日に!)、「ツインリンクもてぎ」といえば自転車レースだって開催する本格的なサーキット。「多摩テック」とはずいぶんイメージが違います。そういえば「多摩テック」の乗り物に自動車系が多いのはホンダの子会社だったせいだったのね~と、今ごろ気づいたりして(笑)。


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↑駐車場。ホンダ車で行くと入場料が割引になるクーポンも


自転車で行くルートはとてもわかりやすく、ひたすら多摩都市モノレールの下を走って「多摩動物公園」まで行き、そこからは案内板に沿って走るだけ。前回、このあたりまで来たのはまだブログを始める前でしたから、もう5年ぶりくらいになるのでしょうか。当時は「登り坂キツい!」と思っていたのに、何やらあっさり着いてしまって拍子抜けしてしまいました。

自転車置き場らしきものはわからず(山の上ですし、あまり自転車で来る人はいないようです(笑))、駐車場の近くのフェンスに固定することにしました。ユル~いテーマソング(?)がエンドレスで流れていて、遊園地気分を盛り上げてくれます。

普段のポタはできるだけお金をかけないのがモットーなのですが(せいぜい数百円の入場料だけ)、今回は奮発しましたよ! 何といってもここに来るのはもう最後ですから。それにしても、遊園地の入場料って高いのね……。これから行かれる方、公式サイトにおトクなクーポンがありますので、ぜひそれを利用してください。私らはクーポン利用で、2人で4000円近く節約できました!


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↑チケット


チケットは手首に巻くタイプで、種類によって色が違います。こちらは、たぶん「乗り物パスポート」がついているもの。例によって午後に家を出てきた上に、今回は「クアガーデン」にも立ち寄るつもりなので、あまり時間はありません。とにかく、お目当ての観覧車に乗らなくては!


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↑入ってすぐのところに巨大雪だるま


実は、しばらく前に「観覧車ポタ」というネタを考えたことがありました。よみうりランドへユースの試合を見に行ったときかもしれませんが、とにかく「自転車で観覧車に乗りに行こう」というそれだけの企画です。多摩地区には、西武園ゆうえんち、サマーランド、よみうりランド、多摩テックと、けっこう観覧車が豊富なのです。

ただし、観覧車に乗るためには入場料金を払わなくてはならず、調べてみるとこれがけっこう高額なもので(笑)、企画倒れのまま塩漬けにされておりました。しかし、「多摩テック」閉園というきっかけがあったおかげで、こうして多摩テックの観覧車に乗る機会を得たのです!

……と、どうも長文になってしまったので、また次回!


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↑自転車では登れない「テック峠」

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2008/12/26

08年回顧:三井アウトレットパーク入間

10月下旬には、「三井アウトレットパーク入間」へ行ってみたのでした。

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↑巨大すぎてよくわからない外観


今年の5月ごろ(だったかな?)にオープンし、国内最大級(関東だったかな?)ともいわれ、周囲の交通事情を一変させてしまったという巨大アウトレットモール。半年くらいたてば混雑もマシになるだろうし、そもそも自転車で行くのだから大丈夫だろうと出かけてみたのでした。

駐輪時間が長くなりそうなので、自転車はクロスバイク。私の自転車にはリクセンカウルのショッパーを付けて、ダンナはメッセンジャーバッグを持参。こうした施設へ行くといろいろなものを買いたくなりますが、自転車で持ち帰れる分だけを買おうと思えば、それほど散財しなくてもすむかもしれません(?)。

入間川に行ったことはあっても、アウトレット周辺は初めて。いろいろルートを考えて、いつものように狭山湖堰堤を経由して幹線道路は使わずに入間方面へ向かいます。

目的地まであと1キロ足らず……というあたりから、道は大渋滞。これはもしかしてアウトレット渋滞!?と思いながら、クルマの横をひたすら進んでいくうちにアウトレットに到着しました。いや~、オープンして半年、しかも午後の時間帯でもこの混雑。駐車場もあちこちに分散しているようですし、クルマで行くとかなり疲れる場所みたいです(でも、最寄り駅からも遠いので、クルマがファーストチョイスかも)。

駐車場は大混雑ですが、駐輪場は余裕十分……ということで、駐輪をしてアウトレット探検へ。普通の服にも興味があるはずなのに、自転車で来たせいか、スポーツウェアに目がいってしまうのでした。アディダス、ナイキをはじめとして、モンベルやPUMAなどなど、スポーツブランドが充実してるんですよね。

自転車乗りにとっては、おなじみの「Y'sROAD」もあります。でも、多摩サイの府中四谷橋近くの店に行きなれていると、ここはちょっと狭いような印象。完成車のアウトレットはあるのでしょうが、その他のパーツなどは通常価格なのであまりアウトレット気分にはなれなかったりして。

広い敷地の中を数時間うろうろし、最後には疲れてフードコートでひと休み。来た時間が遅かったので、結局閉店時間近くまで居座り、自転車服に使えそうなウェアをいくつか購入して帰りました。いろいろ目移りして大変なので、次回は目的をもってピンポイントで買い物をしたいなあ。

わが家から自転車で行かれるアウトレットとしては、南大沢、ふじみ野、南町田(でもかなり遠い)に続いて4件目ですが、距離だけなら入間がいちばん近いことになります。お店の数もいちばん多いし、これからは年に数回は行くことになるかも!?

ところで、サイトを確認したら、アウトレットは元日から営業しているのですね。福袋もいろいろあるようですし、またまた大渋滞しそう。いや~、ショッピングって戦いなんだなあ。

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2008/03/13

招き猫の寺

これまたひと月以上も前のことですが、招き猫が見たくて「豪徳寺」へ行ってきたのでした。

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その昔、豪徳寺の前を通りかかった彦根藩主の井伊直孝が、猫が手招きしているようなしぐさに誘われこの寺で休憩したおかげで雷雨から逃れることができたという伝説があります。このときの「手招きする猫」こそ「招き猫」の元祖なのだそうです。招き猫の由来には諸説ありますが、いちばん有名なのが豪徳寺だといっていいでしょう。

道路地図で見ると豪徳寺の敷地はかなり広いのですが、実際に行ってみて改めてその広さに驚きました。多摩地区ならそれほど珍しくはないかもしれませんが、世田谷区ですからねえ。見事なしだれ桜の木もありましたが、私が行ったときは冬枯れ状態。桜の季節はきれいなんだろうなあ。


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今回は招き猫にしか興味がなかったので(笑)、ほかの建物は無視して、猫たちを求めて一直線に「招猫堂」へ。お堂の横には、願いをかなえた猫たちを奉納する場所があります。写真でしか見たことがなかった、招き猫がたくさん並んでいる場所はここだったのです。

ずらりと並んだ大小さまざまな招き猫は壮観ではありますが、予想していたよりは少なかったかな(いったいどれほどの規模を想像していたのか(笑))。以前、多聞院で見た「身代わり寅」の印象が強かったので、あのくらい並んでいるのかと思っていたのですが……。

近くには絵馬の奉納所もあって、招き猫の絵柄の絵馬がたくさんかかっていました。願いごとを読むと、飼い猫の病気の快癒を祈るものがほとんど。行方不明の猫が戻ってくるようにと書かれたものもありました。でも中にはこんなものも……。

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↑ちょっと意味不明です(笑)


境内には井伊直弼の墓もあるので、こちらも見てきました。井伊家は彦根藩主で、招き猫の由来にもかかわっているから、彦根城イベントのマスコットキャラが「ひこにゃん」なのね~と、やっとそこで気づいた次第。ま、それまでは「どうして猫なんだろう」とさえ思ったことがなかったのですが。

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↑井伊直弼の墓


この日のルートは、ポタポタのんびり神田川沿いで「永福橋」まで行って、南へ下っていくというもの。帰りは野川沿いルートを使ったのですが、車もあまり来ないコースでしたのでなかなかのんびりしていて楽しかったです。駅付近は人が多くてなかなか大変でしたけど……。


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↑買ったのはいちばん小さな猫


めったに行かないところなので、記念にいちばん小さな招き猫を買いました。奉納しに戻ってくる機会はあるのかな?

都内にはほかにも招き猫由来の寺社があるということで調べてみたのですが、まぁ行こうと思えば自転車でも行けるかなという程度。ともかく23区と聞いただけで気力が萎える私のことなので、本当に行くかどうかはわかりませんが。

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2008/02/07

神田川源流

神田川沿いを走れば、その終点か起点は井の頭公園になります。
都会の川という印象の強い神田川ですが、源流は井の頭公園にあるのでした。

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↑源流を示す立て札もありました


そういえば、ブログを始めてからは神田川源流を見てないなぁと、久々に井の頭公園内を散策。ポタのテーマのひとつとして「源流を探せ」シリーズがあったのですが、最近はとんと忘れていました。


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↑このまま都心へ向かって流れていくのです


「神田川」といえば、その昔のフォークソングやら、台風の際によく氾濫していたことなどを思い出しますが、源流あたりはこんなにのどかな感じなのですね。


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こちらはまた別の日の井の頭公園の池。夕暮れで、スワンボートもお休みの時間です。桜の時期は足の踏み場もないほどの大混雑ですが(2年前の平日に行って、あまりの混雑に逃げ帰ってきた記憶があります)、この時期は本当に静か。カモたちの観察にもピッタリです。ふだんよく見かけるカルガモやマガモとは違った種類のカモもフツーに見られます。


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↑これだけ近くで見たのは初めてのキンクロハジロ

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↑多摩湖付近にはまずいないユリカモメ


そういえば、まだ一度も行ったことのないあの場所はどんな感じなんだろう?と外側から見てみることにしました。


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↑「ラピュタ」と「ルパン」に出てくるアレ


「ジブリ美術館」です。入場は予約制とのことなので、どうも見に行こうという気力がわきません。ひとりで行っても感想を言い合える相手がいないとつまらないし、周囲が子供だらけだと自分が場違いなような気になるでしょうし。かといって、休日にわざわざダンナと行く気にもなれないんだよなあ。どうせ撮影も制限されているのだろうし。まぁ外側からだけでいっか。

神田川沿いの遊歩道と荒玉水道道路を起点にすると、行けるところが広がります。地図を見ながらいろいろ計画を練ろうっと。

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2008/01/30

荒玉水道道路

先日、荒玉水道道路を走ってみました。

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↑本当にまっすぐです


以前から一度は走ってみたかった「荒玉水道道路」。昭和初期に人口増加に伴い、多摩川の水を中野方面まで運ぶためにつくられた「荒玉水道」の上につくられた道路で、その距離は約9キロ。下に水道管が埋設されているため、4トン以上の車は通行できません。

という沿革はともかく、この道が特別であることは道路地図を見ると一目瞭然です。とにかく、まっすぐなのですから。曲がりくねった道路が多い23区において、これだけまっすぐな道はほかにありません。道幅はそれほどないけれど、大型車が通れないのであれば自転車でも怖くないだろうと、ひそかに期待しておりました。

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↑野川にかかるこの橋がスタート地点


本来であれば多摩川沿いにあるスタート地点「砧浄水場」から走り始めるべきでしたが、今回は野川と交わる地点からスタート。たまたま野川付近にいて、多摩サイにでも出て帰ろうと思っていたのですが、急に思いついてコースを変更したのでした。まっすぐな道らしいから地図がなくてもいーや!と、小心者の私にしては珍しい、大胆な(?)コース変更です。

……と思ったら、いきなり上り坂ぢゃんか……。この道を走るときは、杉並から多摩川に下るコースのほうがラクみたいです。ま、下見だからこんなもんでしょ。

途中、世田谷通りや甲州街道といった幹線道路と交差する地点ではちょっとだけ「直線」が途切れますが、ともかく本当にまっすぐ。まっすぐな道だけ走っていればいいので、本当に地図は要りません。東京の道なのに、はるか先まで見通せるのがフシギだ~。


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↑桜上水にも東京フラッグがあるのですね


まっすぐな道をひたすら北に向かって走るうちに、京王線の「桜上水」駅のすぐそばを通過しました。荒玉水道道路は、駅前の賑やかな商店街にもなっているのですね。FC東京の「SETAGAYA」フラッグを実際に見たのは初めてだなあ。ちょっとうれしい。

さらに進むと神田川と交差します。道はもうしばらく続くのですが、この日の足はママチャリ(笑)。さすがにちょっと疲れてきたのでこのまま神田川沿いに帰ることにしました。


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↑神田川。桜並木の場所もありました


神田川沿いの道はきれいに整備されていて、ほぼ京王井の頭線と平行して走っています。川に沿っていけばいいので、こちらも地図が不要。神田川の源流である井の頭公園内の池に着いたら、後は玉川上水に沿って戻ればいいのです。

てなわけで、突発的に走ってみた「荒玉水道道路」。大型車は来ないし、道幅が狭いので車がスピードを出すこともなく、自転車的にはなかなか走りやすい道でした。でも、思っていたよりも交通量が多いので、ちょっと排気ガスくさかったかな。田舎者のワタクシは「さすが23区は車が多いぜ」と感心したのでありました。

世田谷ポタの際にはいろいろ利用できそうな道。地図を見て、さらにいろいろポタ計画を練りたいものです。それにしても、久々のママチャリ50キロ越えは疲れた……クロスバイクで行けばよかったなー。

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2008/01/15

どんど焼き

国立市の「谷保第三公園」でどんど焼きを見てきました。

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↑ものすごい火の勢い


今年こそ羽村堰のどんど焼きを見に行こう!とヤル気充分だったのですが、「朝6時の気温:-4度」という天気予報を見て気力があっという間に消滅(笑)。普段でさえ早起きできないのに、そんな極寒の中、朝8時半のどんど焼きに間に合うように羽村堰に行くのはムリだわ~。

ネットを徘徊した結果、国立市でどんど焼きがあるようだということで、行ってまいりました(市役所のサイトでもなかなか記載されていないのですが、年明け最初に配られる市報をPDFで見ると情報がわかります)。

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↑見上げるほどに高い櫓


谷保第三公園でのどんど焼きは11時半から。公園に着いたのは11時前だったのですが、すでに着々と準備が進んでいます。場所が公園ということでたいして期待していなかったのですが、巨大な櫓(4メートル以上はラクにありそう)が2つもありました。私も1年間貼ってあった氷川神社のお札を1枚、そっと櫓の中にすべりこませてきました。

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↑これから燃える運命に

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↑餅(繭玉?)やみかんをさした木

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↑竹の先に餅をさしたものが数百本。参加者に配られました

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↑大鍋では甘酒や味噌汁がつくられ、ふるまわれました

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↑20分前には消防士さんたちも集結


谷保天神の宮司さん(?)の祝詞のあと、点火式が行なわれます。火がともされた松明をもった人々が櫓のふもとに集まると、あっという間に炎が立ち上がりました。あまりにも火の勢いがすごくて、写真を撮るのも忘れていたくらい。それほどそばで見ているわけではないのに、顔が火のせいで熱く感じられます。どんど焼きはあちこちで見ているけど、これだけ近くで見たのは初めてでした。

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↑あっというまに火がつく


櫓の中の竹がはぜる音で縁起の良さを占うそうですが、音も炎も煙もものすごくて圧倒されました。ゴォォ…という音が聞こえたので飛行機かと思ったのですが、炎の音だったのですね。ふだんはこれだけ猛威をふるう炎を見る機会はありません。火が神事に使われる理由がよくわかりました。

ときおり火の粉が風下に飛んでいったりして、そのたびに群集からどよめきが起こります。合間にこのイベントの来賓挨拶があったのですが、聞いていた人はほとんどいなかったかも(でも、都議会議員やら衆議院議員やらが来ていて、そうそうたるイベントであったことがわかりました)。

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↑約20分後にはこんな感じに


昨日も本当に寒かったのですが、炎に照らされていたせいかあまり寒さは感じませんでした。瞬間ごとに形の変わる炎を見つめているうちにあっという間に時間はたってしまいます。竹の先にさした餅を焼くのは、もっと火の勢いが収まってからでしょう。用意のいい人はアルミホイル持参。これで餅を包んでおけば焦げないでおいしく焼けるのだそうです。

餅焼きタイムまで待つことなく、早めに退散。そのまま多摩サイ方面へ行って少しだけサイクリングロードを走り、立川から帰途に着きました。途中、諏訪神社に寄り道。

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こちらは諏訪神社のどんど焼き(の準備の模様)。15日に行なわれるそうですので、もうきれいに燃えてしまった後でしょうね。どんど焼きの炎にあたると1年間無病息災ですごせるとか。どんど焼きのご利益で、この1年を無事故息災(一病くらいで)で乗り切れるといいのですが(自転車生活を始めてからというもの、どうも妙に縁起をかつぐようになりました(笑))。

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2008/01/07

大國魂神社で初詣

初詣シリーズ、正月休みの最終日は大國魂神社へ行ってきました。

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↑1月6日でも参拝には行列してました


元日から6日までと、丸6日間も休みがあって5日も自転車に乗ったのに、なんだか近距離ばかりだったなあ。実はこの日は「さすがに今日はもう自転車はいいや~」と思っていたのですが、春のようなポカポカ陽気に誘われて、やっぱり自転車デーになってしまいました。とはいえ、あまり気力もないので、行き先はつい近場に。

行ってみてビックリ。参道にはズラリと露店が並び、参拝に向かう人が列になって進んでいます。6日でもまだこんなに混んでいるとは、元日はどれほどの騒ぎだったのでしょう。さすが、由緒正しい大國魂神社だけのことはあります。

ここでお願いすることは決めていました。大國魂神社は、東京の選手たちが節分のときに何度も参加しているところ……すなわち、ここで祈ることは、今シーズンの東京の躍進しかありません。いたって現実的なワタクシですが、さすがに年頭にあたって「降格しませんように」と祈るのはいくらなんでも目標低すぎ!なので、もうちょっと上をお願いしてきましたよ(笑)。


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↑特設おみくじ結び場ができていました


参道途中にあるシダレザクラの周囲には囲いがあって、そこがおみくじを結ぶ場所になっています。ここの桜はソメイヨシノよりもひと足早く咲く品種。今年はすでに梅の便りも届いているようですから、桜も早めに咲いてしまうのでしょうか? 

この日は「小寒」で、これからいちばん寒くなるという目安の日だったのですが、本当に暖かかった~。帰りは裏道伝いで府中から北を目指したのですが(地図上ではわが家はほぼ真北にありますので)、太陽の位置を確認しながらのんびり路地を抜けていくコースはけっこう楽しかったです。


ほぼ毎日自転車に乗っていながら、体重はしっかり増加してしまった正月休み。これから通常営業(笑)に戻るわけですが、しっかりもとに戻したいと思います。ブログの更新スケジュールも元に戻さないとね。

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2007/09/30

秋祭の季節

大國魂神社の秋のお祭り「くり祭」をちょっとのぞいてきました。

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↑東京フラッグまわりも賑やかに


毎年9月27・28日に行なわれるというお祭り、いちばん賑やかになるのは夜なのでしょうが、その前の雰囲気だけでも味わおうというわけ。それにしても、このあたりは年中お祭りがあっていいなー。徒歩圏内だったら深夜近くまで遊んでしまうでしょうが、自転車で立ち寄るだけなのでなかなかそうもいきません。

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「くり祭」とのことで、参道の出店では栗も売られておりました。7月は「すもも祭り」だったし、本当に季節感があっていいものです。ただし、「くり祭」ならではの縁起物はないようでした。

いつものように、東京の勝利と自転車での無事故をお祈りしてきましたよ。そういえば、夏ごろは「降格しませんように」と祈ったような覚えがありますが、今回は「日曜日にいい試合ができますように」。「勝ちますように」と言えない気弱な性格なのが悲しいところですが、目標はささやかにもつのがいいような気もしますからね〜。


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スタジアムグルメが充実したフクアリでの開催だというのに、今週は伊豆に行くため欠席。雨ではありますが、波乗りの人にはあまり関係ないみたいだし。それより大変なのはフクアリ組。全体に屋根があったかどうかちょっと覚えていないのですが、かなり気温も低いので、観戦・応援される方は防寒対策をしっかりなさってくださいませ。雨の伊豆の海岸で、東京マフラーを巻いて散歩しているオバサンがいたら、それはたぶん私です(笑)。

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