決勝雑感
見どころたっぷりの決勝戦だった。
どちらが勝ってもいいやと思いながら見る試合は久しぶり。それでも、時間が進むにつれて、カンナバーロにMVPを!という気持ちが高まってきてしまった。もちろんガッちゃんもすばらしい。花形ポジションでないところにいいキャラクターがいるところがイタリアの強みかな。あと、監督レベルでもイタリアのほうが上回っていたけれど。
それにしても、イタリア代表のW杯を振り返ってみると……。主役はどう考えてもマテラッツィだった。負傷したネスタに代わって登場すると、いきなりゴールを決めちゃったり。最近のセリエはほとんど見ていないのだが、彼については別の意味での武勇伝ばかり印象に残っていたので、いつ退場するかとヒヤヒヤしながら見ていたんだけどね。
今日も思い切り主役。フランスの1点目を演出したかと思えば、しっかり得点してチャラに戻し、そしてジダンを退場させ……。あーもう、おいしいところを全部もってってるじゃん。さすが! ジダンの頭突きシーンは信じがたい映像だったけれど、マテラッツィがそうせざるをえないような言動をしたに違いない(と、決めつけたくなるようなキャラなんだよな)。あの場面で何があったのか、いずれ報道されるだろうが、ぜひ知りたいものだ。
大きな大会でイタリアがPK戦で勝ったのを見るのは、私にとってはこれが初めて。本当におめでとう。いい大会だったと思う。
……とはいえ、これで万々歳で終わらないのが今のイタリア。ユベントスは本当にセリエCに降格するのだろうか。ユーベの代表選手たちはそれぞれどこへ行くのだろう。考えてみたら、今日の試合って、両チームにユベントスの選手(新旧とりまぜて)がたくさんいたのだね。うーむ、いろいろ皮肉なものだ……。
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