2009/02/13

浅川沿いでお茶を

「武蔵野陵墓地」に詣でた帰り、八王子ホテルニューグランドで一服しました。

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↑夕闇迫るホテル


2年前にもお邪魔したことのある、浅川沿いにあるクラシカルなホテルです。別館1Fにある「サンガーデン」は「イタリア風無国籍料理」のお店。14時~18時のティータイムにお邪魔しました。


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↑お店の入口


よくあることですが、店内は貸切状態。暖かくとても居心地のいいところで、なんだか申し訳なくなってしまうほどです。でも、運ばれてきたメニューは、ドリンク類が書いてあるだけのシンプルなもの。2年前はピッツァとかデザートのセットとかいろいろあったんだけどなあ(後でうかがったところ、シェフが変わったとのことでしたが……。たぶん、ティータイムに軽食の需要がなかったのでしょう)。


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↑ガラス張りの明るい店内


えー、せっかく来たのに甘いもんがないと走れない~!と思ったのですが、ケーキセットはあるとのことでそれをお願いしました。例年のように冬は体重が増加傾向にあるもので、本当は節制しないといけないんですけどね。

目の前はガラス張りで、外はテラスになっています。暖かい時期ならば、外でお茶することもできるのでしょうが、今は真冬ですし、そもそも他に誰もいないし……。ということは、もしかして自転車を目の前のテラスに駐輪しても大丈夫かな? それだと見えるところに自転車があるからとっても安心なんですが……。

お店の人に聞くと、OKとのこと。何で親切なんでしょう。ということで、私がケーキを食っているあいだに、ダンナが2台の自転車を運んできて、駐輪し直してくれました。いつもながらありがたいなあ。感謝感謝。


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↑マイ自転車をながめながら……


というわけで、自分の自転車をながめながらケーキをいただくという至福の時間を過ごし(写真はバナナケーキです。おいしかった!)、ホテルならではの設備の整った立派なトイレをお借りし、さて後は寒風の中を25キロばかり走って帰るだけ……。


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↑こんなところに駐輪していました


真冬のポタにはやっぱりこういうご褒美がないと、なかなか出かけていく気になれません(笑)。この八王子グランドホテル、クチコミなどを読んでみるとなかなか評判もよろしいようで、一度泊まってみたいような気がします。レストランの接客も良く、お料理もおいしそうでしたので、お酒込みで食べにきて泊まっちゃってもいいかもね~なんて思ってしまいました。とりあえず、次回はランチタイムかな。

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2009/02/09

「武蔵野陵墓地」で歴史を思う

1月下旬、八王子市にある「武蔵野陵墓地」へ行ってきました。

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↑巨大な鳥居がそびえ立っています


今年は昭和天皇が崩御して20年にあたり、1月7日には天皇・皇后両陛下も拝礼されて「昭和天皇二十年式年祭の儀・山陵の儀」が行なわれたとか。その映像をTVで見て、「そーいえば、まだじっくり見ていなかったな」と思い至ったもので、行ってみたのです。

ワタクシのポタのテーマのひとつに「墓参り」というジャンルがございます。今までも多磨霊園で岡本太郎さんの墓を堪能し、狭山湖畔霊園では尾崎豊さんの墓に詣で、小平霊園は小平練習場へ行くついでに通り(関係ない)、ついでに両親の墓参りも自転車で行くという「墓好き」なのですから、昭和天皇と大正天皇のお墓を無視するというわけにはいかないのです(……って、同列に語っちゃいかんな)。

それにしても、「天皇陵」ですよ!? 歴史の教科書には「仁徳天皇陵」の写真などが載っていましたが、そんな歴史的な場所が、自転車で行かれる場所にあるとはスゴいことではありませんか。

宮内庁のサイトには歴代天皇の「天皇陵一覧」が、初代の神武天皇(!)から124代の昭和天皇まで掲載されているのですが、東京にあるのは(唯一関東にあるのも)、大正天皇と昭和天皇の陵墓だけなのです。昭和のはじめに、大正天皇の陵墓が東京都内につくられることに決まった際には地元では大騒ぎになったそうです。この東の地に天皇陵ができるということは、日本国二千年以上の歴史における「大事件」だったのだろうと思います。


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↑以前はこの看板を見ただけで帰ったのでした


浅川~南浅川沿いをポタポタと進み、都立綾南公園にたどりついたら坂を登って「武蔵野陵墓地」へ。南浅川橋から墓地へ至る道は、道幅も広く両側には樹が植えられ、整然とした参道になっています。参道のつきあたりが墓地の入り口。駐車場もここにあります。なぜか緊張しながら自転車を駐車場の隅にとめて、いざ出発。


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↑駐車場にはトイレもあります


入り口から敷地内はすべて玉砂利が敷き詰められています。砂利を踏む足音しか聞こえてこないような静寂の空間。参道を囲む巨大な樹は、北山台杉だそうです。それにしても、砂利道って歩きにくい! 靴底の隙間に小さな砂利が入り込むし、足が砂利に沈み込んでマイペースで歩けないしで、ありがたいけれども難儀な参道なのでした。


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↑すべて規模がでかいのです


こちらにあるのは、大正天皇の「多摩陵」、貞明皇后の「多摩東陵」、昭和天皇の「武蔵野陵」、香淳皇后の「武蔵野東陵」。案内板に沿って歩いていけば、すべてを拝観することができます。ちなみに「武蔵野陵」は「むさしののみささぎ」と読むのでした。


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↑武蔵野陵……だと思う(すでに記憶が曖昧)


陵墓型はいずれも上円下方墳……だそうで、私のような一般人はどれを見ても同じに見えるので、写真は1点だけにしておきます。八王子にこんなに特別な空間があったとは、それを知って体験できただけでも来たかいがあったというものです。


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↑とにかく大きい


陵墓の正面には白木丸太の鳥居がたっているのですが、この鳥居の大きさには圧倒されました。まっすぐで節ひとつない、これだけ完璧な丸太を探すだけでも大変だったのでは!?と思ってしまうほど。歴史本と時代劇と小説でしか知らない時代は、切り離されることなくこの現代にまで続いているのだな……と、はるかな過去にまで思いを馳せてしまったりして。

日々の暮らしに追われていると、どうしても視野が狭くなってきてしまいがちです。たまにはこういう場所へ行って、「なんだかよくわからんがすごいことであるなあ」と、真冬の青空を見ながら考えてみたりすると、心の深呼吸にもなってくれそうです。

次回、八王子方面に行くのは「多摩森林科学園」かな? 昨年は見られなかったので、今年は桜見物がしたいと思っているのですが、さて実現するかどうか?

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2009/01/05

ついでに日野観光

「日野七福神めぐり」では、七福神のほかにも見どころが満載でした。

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↑朝は富士山がきれい


まずは、朝の多摩サイで見た富士山です。この日は空気が澄んでいて、いろいろな場所からきれいな富士山が見えました。エコパへ行った際にも新幹線の車窓から富士山が見えたのですが、そのときと遜色ないくらいの鮮明な富士。このまま多摩川を走っていけば、すぐにふもとに着いてしまうかも!?と錯覚しそうなくらいでした。

なかなか午前中に行動できない私らですが、こういう立派な富士山を見るとやはり「早起きは三文の得」なのね~と実感してしまいます。


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↑京王百草園のすぐ近くの道


「真照寺」で恵比寿さまを見たあとは、まったく予想をしていなかったことに、あの百草園までの坂を登るハメになりました。ソラミじゃムリだろうと思っていましたが、やっぱり挫折。そのうちタマミで試してみたいものです。足をつくことは別に恥でも何でもない(はず)なのですが、それでもちゃんと登ってみたいですねえ……。

その百草園の坂を登りきったあたりには、こんなステキな散歩道があったのです。今までは、登った後は入場料を払って百草園を見学するか、ゆるい坂を下って牛を見るかのどちらかだったので、新しい発見でした。この付近は、鎌倉時代に東国武士たちが活動の拠点としていたところだそうで、そんな時代に思いをはせながら散策するのも楽しそうです。


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↑石田寺にある土方歳三の墓

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↑石田寺のカヤの木

福禄寿の石田寺には、新撰組の土方歳三の墓が。また、日野市の天然記念物に指定されているカヤの木は、樹齢400年以上だとか。新撰組が活躍した時代、この木はどのくらいの大きさだったのだろう!?と思ってしまいます。


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↑とうかん森を下から見上げる


巨樹好きの私にとってうれしかったのが、つづいて「とうかん森」に立ち寄れたこと。もともとは土方一族が祀った稲荷大明神の跡だそうです。「森」という名前がついていますが、メインは3本の樹。大きく成長した樹ははるか空の上のほうでからみついているようにも見え、独特の雰囲気をつくりだしています。

そういえば、数年前に大河ドラマで新撰組ものをやっていたとき、「新撰組ポタ」をしようと思っていたのでした。結局、三鷹付近をまわってFC東京新撰組ハッピを買っただけで終わってしまいましたが(笑)、数年後にこうしてゆかりの場所をまわることができて、数年越しの目標が達成されたことになったのです。


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↑早くも紅梅が


今回驚いたのは、あちこちで紅梅が咲いていたこと。早咲き品種なのかもしれませんが、1月2日にこんなに咲いていていいのか!?なんて思ってしまいました。観梅の時期といえば、例年ならば花粉が飛び交うころなんですけどねえ……。

というわけで(!?)、七福神以外にもたくさんの見どころがあった日野自転車散歩でありました。多摩丘陵は坂ばかりだと思い込んで敬遠していましたが(確かに坂は多いのですが)、もっといろいろ研究してみないといけませんね。

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2009/01/04

日野七福神めぐり

1月2日は「日野七福神めぐり」をしてきました。

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↑初めて「スタンプラリー」にも参加してみました


以前、東久留米七福神を半分くらいまわったことがありますが、きちんと「七福神」をカバーしたのは初めてのこと。今回は、こちらの方が主催されたイベントに参加させていただきました。

最近は、ネットがきっかけでリアルでお会いすることが多くなったのですが、この縁ができたのは純粋に偶然の積み重ねによるもの。半年ほど前に高幡不動尊でたまたま言葉をかわしたのがはじまりでした。自転車がつなぐ縁とは、実にありがたく不思議なものだと思ってしまいます。

総勢10人ほどでのんびりと「日野七福神」をまわるこのイベントは、クルマの多い川崎街道を通ることはほとんどなく、裏道や浅川沿いの道を駆使しながら日野の名所もカバーしていきます。普段はめったに浅川付近をポタることはなかったので、改めてこの地域の魅力を教えられるようでした。


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↑正月2日でも静かです

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↑恵比須さまのいい笑顔


まずは、百草園にほど近い「真照寺」からスタート。初めて「七福神」をすべてまわるので記念に色紙を購入し、スタンプご朱印を押してもらうことにしました。七福神像をながめて写真を撮るだけよりも、ご朱印をいただくほうが正月気分が盛り上がるというものです。


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↑延命寺の寿老人


続いて訪れた「延命寺」は、平成22年秋まで本堂の再建事業中だったのがちょっと残念。次の「善生寺」には大黒天がいらっしゃるのですが、それよりも気になるのがこの大仏! 今回は遠くから写真を撮っただけなのですが、なかなか強烈な印象の巨大仏なので改めて撮影にうかがいたいと思います。


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↑善生寺の巨大仏


「平山城址公園」が最寄駅の宗印寺には布袋さまが。北野街道から少し坂を登ったところにお寺がありますので、眺望は抜群です。この日はすばらしく晴れ渡っていて、富士山はもちろん、奥多摩の山々が実にきれいに見えました。

このお寺には、東国武士として名をはせた平山季重の墓もあります。平山氏がおさめていた地域ということで、まったく関係ないながらも「今年は平山も頑張れ」と祈ってまいりました(笑)。


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↑宗印寺


ここまでスムースにまわってきた「七福神めぐり」ですが、弁財天があるのは「高幡不動尊金剛寺」。初詣客でごったがえしていて、通常の参拝をするにも行列しなくてはなりません。弁財天は手前の池のところにあるのですが、奥の事務所までご朱印をもらいに行くのがまたひと苦労。人ごみにもまれながら、やっとのことでご朱印をいただいてきました。というわけで、写真は省略。


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↑毘沙門天のあるお堂は別にあります


土方歳三の墓がある「石田寺」では福禄寿に参拝し、最後は「安養寺」の毘沙門天へ。こちらの毘沙門天は藤原時代の作ということで、実に迫力のあるすばらしい像でした。撮影もOKでしたが、恐れ多いので自粛。毘沙門天は戦の神様でもありますので、今シーズンの東京の勝利を願って手を合わせてきました。


こうして「日野七福神めぐり」は終了。やはりコンプリートすると達成感がありますし、お正月らしい縁起の良さも感じられます。そのうち東久留米や調布、青梅の七福神もまわってみたいな。

さて、ご朱印をいただいた色紙ですが、考えてみたらどうやってリュックもないし、どうやって持ち帰るかという難題が待っておりました(←最初に考えろよ)。結局、ダンナがウィンドブレーカーの中に入れて運んでくれましたが……。「風除けになっていいかも」と言ってくれたのでひと安心です(新聞紙を入れるよりも効きそう!?)。

初めてお目にかかる皆さまとのサイクリングでしたが、たくさんの興味深いお話をうかがえましたし、皆さんの美しい自転車を拝見できて、新年早々とても刺激の多い体験になりました。実に新年にふさわしいイベントであったと思います。自転車って本当に奥が深い! いろいろとありがとうございました。

「七福神」以外にも見どころはたくさんありましたので、そちらは明日にでも。

日野七福神

真照寺(恵比須天)        日野市落川1113
石田寺(福禄寿)          日野市石田1-1-10
安養寺(毘沙門天)        日野市万願寺4-20-8
高幡不動尊金剛寺(弁財天)  日野市高幡733
延命寺(寿老人)          日野市川辺堀之内595
善生寺(大黒天)          日野市東豊田2-26-3
宗印寺(布袋尊)          日野市平山6-15-11

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2008/03/05

百草園に完敗

久しぶりに百草園までの坂にチャレンジしたのですが……
また挫折してしまいました。とほほ~。

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↑写真では斜度はよくわからないけど、階段にしたほうがいいような坂


初めて行ったのは4年も前だったでしょうか。当時はそこに坂があることさえも知らなくて、無邪気に梅を見に行こう!と思っただけだったのです。ところが、そこに立ちはだかるのはおそるべき激坂。何とか漕ぎはじめたものの、斜度はますます急になり、ついに挫折。梅見物から帰る途中の年配のご婦人がたに「がんばって~」と声をかけられたのも、懐かしくも恥ずかしい思い出でございます(笑)。

それから年月がたち、自転車の経験値も台数も増えた今なら登れるかも!?と再チャレンジ。実は、今回はさすがに大丈夫だろうと根拠のない自信があったのですが……。く~、残念です。ただし、いいわけをさせてもらえれば、「全体の距離を把握していれば」「後ろから車が来なければ」たぶん登れていたと思うんですよねー。だって、足をついたところからゴールまでは40メートルしかなかったのですし、後ろから車が来ていると怖くなってしまってつい……。

一般的にここの坂は激坂として知られていますが、ロードバイクで多摩丘陵をフツーに走り回っている人であれば、当たり前にクリアできる坂だと思います。斜度は確かにキツいですが、距離が短いのです。あまり経験値のないダンナも初回でクリアしてましたし。ここでヒーヒー言っているようでは、ヒルクライムレースには参加できませんね……ってしないけどさ(笑)。

今回は、前回と同じくクロスバイクで挑戦してみました。重量が軽いのはロードだけど、私のロードでは到底登れないと思ったので……。軽いギアという意味ではMTBでもよかったのかな。ともかく、悔しいのでそのうち再挑戦してみます。最近は冬ごもり中でほとんど坂を登っていなかったので、もうちょっと身体が坂に慣れたころにでも。

足をついてしまってもやっぱりキツかったので、坂と階段ばかりの百草園内ではしばらく脚がガクガクするような気がしていました。ホント軟弱で困ったものです。下りのほうがより苦手なもので、帰りは百草ファームを経由するゆるやかな坂を下って戻りました。せっかくだからアイス屋に寄ってもよかったのだけど、少し走って違う場所へ。


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デパ地下ではおなじみの「洋菓子舗 ウエスト」の工場が日野市にあるのです。リーフパイなどのドライケーキでおなじみですが、こちらには生菓子も。シュークリームが名物らしく、カスタードの入った「シュークリーム」、生クリームの「クリームパフ」、さらには「ゴルゴンゾーラパフ」も。自転車で持ち帰るためには、繊細な洋菓子はご法度。無難にシュークリームを購入して帰りました。

太ると知りつつ、ダンナと夜にいただきました。すごくシンプルでおいしかったけど、その大きさとクリームの多さに、さすがの私も負けそうになりました(笑)。もうちょっと小さいほうが、もっと食べたいという気分になるかも……。ま、百草園坂に挫折して身体も心も疲れてしまったので、甘いもので癒さないとね(と言い訳をしつつ、最近は食べてばっかなのです)。


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こちらの工場は本当に住宅街のど真ん中にあるのでビックリ。わりと有名なお菓子メーカーなので、もっと工場っぽいところかと思っていました。そういえば、多摩サイ沿いにも「新宿高野」の工場がありますよね。久しぶりに「工場直売」を求めるポタというのもいいかもしれません。

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2006/12/09

紅葉:高幡不動尊

今週前半に、高幡不動尊へ行ってきました。

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もしかして1月以来!? 昨年はもっと頻繁に来たような機がするのですが、今年はもっと遠くへ行くことが多くなったのであまり来ていませんでした。浅川沿いへ出ちゃったら、最低八王子まで行っちゃうようになったし。でも、高幡不動尊も紅葉の名所。お寺や塔ともみじというのは絵になりますからね。

しかし残念ながらこの日も曇っていました。冬といえば西高東低、関東は晴れの日が続くものですが、今年の冬はちょっと違うのかもしれません。昨年よりも寒さが厳しくないのはありがたいですが。

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12月もまもなく3分の1が終わってしまうというのに、紅葉はまだ楽しめそう。地面にふわふわと折り重なったもみじも美しいものです。高幡不動尊はその名の通りお寺なのですが、広い境内には神社もあります。赤い鳥居と赤いもみじというのもきれい。赤や黄色が重なる様子もすてき。曇りでもそれなりに風情があるものです。


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高幡不動のシンボルタワー(笑)ともみじの組み合わせ、なかなかいいアングルがありませんでした。せっかく来たのだから参拝を……と思ったら、なんと財布を忘れてきた(笑)! あるのは、いざというときのために常備している折りたたんだ1万円札だけです。これはさすがに賽銭にはできないな~と、手だけ合わせて帰ってきました。

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↑東大和市駅近くの立派なイチョウ
信号機が小さく見えます


◆おまけ◆
以前にも財布を忘れて出かけたことがあり(それも「じてんしゃ日記」掲載のポタの時。ほとんど初対面の蛮さんに借金するという赤っ恥……)、それ以来「非常時用のお金」を常備するようになりました。万一タクシーで帰宅するハメになっても、1万円くらいあれば何とかなりそうですし。保険証のコピーとともに折りたたまれてカードケースに収まっています。どこかで事故に遭って「身元不明の中年女性、自転車ではねられる」な~んて記事になったら困りますから、せめて身元だけはわかるようにしておかないと(笑)。

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2006/10/25

浅川で寄り道

先月、八王子の「安彦良和展」に行った際、浅川の大和田橋を渡ってみた。

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↑浅川対岸にあるホテル「八王子ホテルニューグランド」


ふだん浅川沿いに八王子へ行くときには、橋の下をくぐって先を急ぐだけ。大和田橋はちょうど甲州街道にもあたるので交通量も多く、私がもっとも苦手とするタイプの道でもある。だが、この橋には「戦争遺跡」というもうひとつの側面があるのだった。

昭和20年8月2日未明、八王子はB29約180機による空襲を受け、旧市街の約80%が焼失、450人が亡くなった。このとき、多くの市民が大和田橋の下に避難し、難を逃れたという。この時の爆撃の跡が、今も橋に保存されているのだ(大和田橋横の説明板による)。

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↑透明プレートの下の弾痕


弾痕は今も橋の歩道部分に保存されている。私が行った日は前日に雨が降ったため、透明プレートの下に水がたまってよく見えない状態だったが、それでもコンクリートがえぐられた跡はよくわかった。

八王子には軍事工場跡地として名高い「浅川地下壕」があり、高尾駅にも爆撃の跡がそのまま残っている。今は本当にのどかな風景なのだが、ほんの数十年前には戦火のもとにあった。そんな時代があったことを忘れるわけにはいかない……。


さて、大和田橋を渡ったところにあるのが「八王子ホテルニューグランド」。どっしりとした古風な建築物は周囲から明らかに浮き上がっている。あまりに異様な雰囲気なので、ずっとラブホテルだと思い込んでいたのだが、とんでもない間違いだった(本当にすみません!)。このチャペルは19世紀の英国のもので、わざわざ移築してきたものらしい。現在ではドラマの撮影に使われることも多いとか。バブル時代の遺産かと思いきや、今年が移築10周年だという。意外だね。

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↑背後の住宅さえ見えなければ、欧州といっても通用するかも!?


いつも遠巻きにながめているだけだが、今回は大和田橋をわたってそばまで行ってみた。なるほど、すごく雰囲気のある建物だし、横には真っ黒のクラシック・カーまで鎮座している。周囲の風景と相容れないことだけは変わらないけど。1階には、雰囲気のよさそうなレストランもある。「本格石釜焼きピザ」という手書きのメニューにはそそられるけれど、ひとりで入る気にはならないなあ。今度、ダンナと来てみようか。八王子だし、そんなにマトモな服装じゃなくても大丈夫だろう(ホントかな?)。

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↑1階にあるレストラン。入ってみたいけど、自転車服には似合わないかも


帰宅してから、ネットでこのホテルについて検索してみた。料金も安く、泊まった人の評判も悪くない……というか、かなりいいんだよね。私はとんでもない誤解をしていたみたい。これなら一度くらい泊まってみてもいいかも……でも、ウチからほんの20キロばかりのところに泊まってどうしようというのか。1泊で相模湖じゃ笑われちゃうよね(笑)。

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2006/09/16

「安彦良和原画展」

八王子夢美術館で「安彦良和原画展」を見てきました。

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ずっと気になっていたのですが、暑いだの雨だのと先延ばしにしているうちに終了間近に。何とか間に合ってよかった。もちろん、浅川沿いをのんびり走って八王子まで行ってきましたよ(電車で行くなら、暑さや雨は気にしなくてもいいわけで。あくまで自転車で行くというのが私にとって重要なのです(笑))。

「わんぱく大昔クムクム」からガンダム「THE ORIGIN」まで、見ごたえたっぷりの原画展でした。30数年の間に、これだけの作品を世に出していたとは。小説や漫画のほうはあまり知らなかったので、その仕事量と密度の濃さに、改めて驚かされました。

個人的に思い入れがあるのは、「コンバトラーV」とか「クラッシャージョウ」、「ダーティペア」かなあ。「CJ」シリーズ第1巻の表紙の原画もあったり、その昔もっていたポスターの原画もあったりで、かなりドキドキしてしまいました(本当に大好きだったのですよ)。そのほか、LPジャケットやらロマンアルバムやら、見覚えのあるイラストの原画がそこにあるという事実にちょっと感動。「あ、これもってたな~原画ってこの大きさだったのか……」なんて、近くに寄ってまじまじと見てしまいました。アニメ関係の資料はともすればゴミのように捨てられたりもしたものですが、こうしてきちんと保存されて公開されるのは本当に貴重なことです。

「THE ORIGIN」のラフ原稿なども展示されていましたが、漫画のラフとは思えないクオリティにビックリ。漫画というよりは、絵コンテですね。最近はパソコン上で描く人が増えているだけに、こうした原画ならではの迫力に触れられる機会は今後は減ってくるのかもしれません。いいものを見たな~という思いで、美術館を後にしました。

八王子夢美術館は、甲州街道沿いの高層ビル「ビュータワー」の2階にあります。普通の美術館とは違って、午後7時まで見られるところがうれしいかな(入場は6時30分まで)。ガンダム関係の原画がたくさん見られますので、ファンの人は見ておいて損はありません。9月18日までですので、この機会にぜひどうぞ!


◆ひとこと◆
連休ということで、月曜まで伊豆方面へ行ってまいります。MXの放送は一部だけ見られるかも……。

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2006/07/19

「磯沼牧場」

ずいぶんあいだがあいてしまいましたが、「湯殿川ポタリング」の続きです。

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↑牧場入口


小雨が降る中を湯殿川沿いに走るポタリング。とりあえずの目的地は「磯沼牧場」です。

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↑湯殿川沿いの道と、北野街道を結ぶ農道。田んぼに落ちないよう注意


このあたりは、川沿いの道付近に見えるのは田んぼと畑ばかり。一気にのどかな雰囲気になってきました。ちょっと道をそれて、オフロードの農道(?)を少しだけ走るとそこは「北野街道」。めざす「磯沼牧場」は目と鼻の先です。

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いきなり牛さんたちが登場! いわゆる家畜くささがほとんど感じられなかったので、突然の牛たちの出現にビックリ。ほら、フツーは「牧場が近いな~」ってニオイでわかるじゃないですか。それがほとんどないのです。サイトの解説によれば、ニオイ消しのためにコーヒーの殻などを堆肥に入れているとか。本当に効果があるんだなあ!と感心してしまうほどでした。

ホルスタイン種もいましたが、メインは茶色の牛たち。榎本牧場にいる牛よりも、ずいぶんと小型に感じました。もりもりエサを食べて、ジャージャー出していましたが(笑)、本当にクサくなくて不思議なくらい。

牧場まで来たのならアイスクリームでも……と思ったのですが、こちらの売店ではヨーグルトや牛乳が中心のようで、今回は何も購入しませんでした。アイス直売を始めれば、もっとお客さんが押し寄せそうな気がするけど、静かな今の状態のほうがいいのかな。

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おとなの牛たちとは別のところには、5月下旬に生まれた子牛たちのスペースがありました。見に行ったときはちょうど生後ひと月くらい。目が大きくて華奢で小さくて、牛というよりは小鹿のようで、すごくかわいかった~。彼らを見た瞬間、「あ~来てよかった~」と思ってしまう私は大変に単純です(笑)。

時間も夕方、小雨もやまないので、この日はこれにてUターン。湯殿川沿いの道は「ぜひまた来たい!」と思うほどのルートではありませんでしたが、車が来ないコースとしては貴重。そのうち「椚田遺跡公園」あたりにも行ってみようかな。片倉城跡もちゃんと見ておきたいしね。

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2006/07/14

湯殿川に沿って

湯殿川沿いをポタポタと走ってきました。

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↑浅川と湯殿川の合流地点。橋は長沼橋。


……といっても、これまたもう3週間も前のこと。W杯ネタばかり書いてきたせいで、WWEの日本放送なみのタイムラグでポタリングレポートをお届けしております(笑)。早く元に戻さなくては~。

浅川を八王子方面に走っていくと、長沼橋のあたりで川が2つに分かれているところがあります。その一方が、湯殿川。川沿いの道がありそうだったので、いつか走ってみたいと思っていました。

いわゆる自転車道ではありませんが、川沿いの道は車もあまり通らず、延々と続いています。これはまさに私向けの自転車コース(笑)。でも、湯殿川は両岸をコンクリで固められていて、ニヶ領用水の都会側のような感じ。つまり、川としての風情はあまりないということになります。水はわりときれいなんですけどね。

風情のない理由のひとつが、街中を流れる川であるということ。京王線の北野駅や片倉駅のすぐそばを流れているので、街中の用水路っぽい雰囲気なのですね。八王子バイパスの入口なんかも近くて、なんとなく殺風景だしなあ。川沿いの空気を楽しみながら走るのであれば、浅川のほうがいいような。

さて、湯殿川が国道16号と交差するあたりには「片倉城跡公園」があります。せっかくなので、室町時代に建てられたといわれる「片倉城」の痕跡でも見ていきましょう……というはずだったのですが、何だか雨がパラついていたので今回は見送り。この時期、雨が続いていて足元もけっこうすべりそうで、城址のあるところまで徒歩で登っていくのが面倒で。じっくり見てまわってもおもしろそうな公園だったので、またリベンジしたいものです。

雨は降ってきたけれど、もう少し先へ。一応、目的地があるので、せめてそこまでは行きたいものです。

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途中、雰囲気の良い神社を見つけたので、道中の無事を願って参拝。ポタリングなので、ことあるごとに寄り道ばかりしています。稲荷神社なので、立派な狐がお守りしています。

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神社の前には、こんなお地蔵さん(?)もありました。お供えも新しく、地域で大事にされている感じ。

このあたりまで来ると、川沿いの道に沿って、畑や田んぼが広がるばかりになります。空気も少しずつ冷たくなってきて、殺風景だった川も緑が豊かになってきました。

ということで、まだ続きます~!

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