2006/12/30

年末の話題いろいろ

年も押し迫っているけれど、FC東京周辺は例年にないにぎやかさを見せている……というわけで、この時期の話題をピックアップ。

*ワンチョペ来たる!

まさか年内にオフィシャルで発表があるとは……。ドイツW杯でも得点を決めていた長身のコスタリカ代表ストライカーが、ついに東京のユニフォームを着ることになった! 昨年のアモローゾで苦い思い出があるもので(笑)半信半疑だったが、今度は本当。クラブ史上初の「ビッグネームの外国人選手」になるんじゃないかな。彼の能力については疑いはないので、後はチームにフィットするかどうか。そもそも、ダニーロだってササだって、東京以前はいいプレーを見せていたんだからね(ササは東京でも良かったんだけど……)。来シーズンは、得点王争いをしてもらいたいぞ!


*高円宮杯(U-15)決勝

残念ながらガンバ大阪ユースに負けてしまった。試合は見に行っていないので、経過などをネットで知っただけ。相手は強豪チームだったし、むさしは歴史の浅いチームなのに、よくここまで戦ってきたと思う。先制されたのに追いついて、延長にまでもちこんだのはすばらしい。今年はトップチームはふがいなかったが、ユース年代はU-18もU-15も大活躍してくれた。ユースでの結果はいずれクラブ全体の実りになるはずだから、本当に頼もしく誇らしい。来年はまずトップチームがお手本にならないとね。


*FC東京ホットラインスペシャル

MX-TVの特番を見た。今年のゲスト選手は、三浦、石川、鈴木規郎。規郎の天然ぶりに癒されてしまった(笑)。チームの成績があまりよくなかったせいか、いたってオーソドックスなつくりだったがそこがかえってよかったような気がする。オフシーズンのこの時期、スカパーでも「Jリーグ31」という企画があるけれど、番組内容としてはMXのほうが上。スカパーの番組はひとことで言うと「トップの試合にはほとんど出てこない若手が、自分の国語能力の欠如をさらす」内容だったりして、見ていてかなり痛いのだ(しかも翌年はチームに残っていなかったりするし)。今年はもうちょっとマシな番組だといいけど、どうなることやら。来年はスカパーでJ全試合が生中継だそうだが、MXでもできるだけ放送してほしい。数少ない「東京応援メディア」として、これからもすごく期待している。


*ファンクラブ通信

送られてきたファンクラブ通信に、2013年の東京国体期間中は味スタが使えなくなる!?という記事があった。だが交渉次第では、使用不可の期間が短縮される可能性もあるらしい。そのための最大の説得材料は、チームが強くなってたくさんの観客を集めるようになり、「FC東京を無視するわけにはいかないな」と敵に思わせることだと思う。今のように残留争いをしているようでは説得力もないけれど、どこぞの赤いクラブのような目立つクラブになれば、それなりの発言力をもてるようになるんじゃないだろうか……なぁんて思ったりするわけで。来年はそのための第一歩になるといいよね。


*今年の東京を漢字ひと文字で表すと?

」かな……。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/12/28

高円宮杯(U-15)準決勝

高円宮杯 第18回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 準決勝 FC東京U-15深川vsガンバ大阪ジュニアユースは1-4で東京の敗戦。FC東京U-15むさしvsSSSジュニアユースは3-0で東京の勝利。

Rimg0020_01


早くも東京欠乏症だったところにこんな試合があるとなれば、もちろん見に行くしかない。今年、U-18は2試合見に行ったが、U-15は初めて。まったく予備知識もないし、どんな試合なのかわからないけれど、百聞は一見にしかず。深川には間に合わなかったが、むさしの試合は最初から見ることができた。

いや~、思っていたよりずっと面白かった(勝ったせいもあるのか?)。「U-15」なんてまだ中学生ぢゃん!?と思ってたけど、東京のユニフォームを着た子たちはやっぱり東京の選手だったし、ピッチ上で展開するゲームはやっぱりフットボールだった。あたりまえか。でも、中学生でもレベルが高いんだね。ぜんぜん知らない世界だったので、ちょっとビックリしたよ。

前半は、たぶん東京の選手の父兄たちがいる席のそばで観戦。自分の息子がこんな晴れ舞台に立っていたりしたら、そりゃ熱くなるよな~と思ったりする。ゴール裏では、おそらくベンチ入りできなかったメンバーたちが声をそろえて東京の応援歌を歌っている。このあたりはU-18と同じ。他のJクラブユースでどうなのかは知らないが、こうしてユースチームの子たちが同じ応援歌を歌う光景はすごく好きだ。

 *「おんなよりも仕事よりも東京~」も歌ってた(笑)。でも途中から、さすがに歌詞が合わないと感じたのか微妙にオリジナルバージョンに。他にもいろいろ歌っていて、聞いてるだけで楽しかったよ。相手が遠方(札幌)のチームだっただけに、西が丘はホーム状態だった。

前半は、相手チームが風下に向かって攻める。東京はボールは支配するものの、なかなか決定機がつかめない。逆に、数少ないチャンスを生かした相手のシュートがポスト直撃したりするのでヒヤヒヤもの。前半37分にようやく得点……と思ったらまもなく前半終了。なるほど、試合時間は40分だったのね(今ごろ知ったりして)。

席は日陰だが、12月下旬だというのに気温が20度もあるのでむしろ気持ちがいいくらいだ。ただ、次第に風が出てひんやりしてきたので、後半は日向のバックスタンドへ移動。ところが風はますます強くなり、結局、風をかわす席を求めてあちこちさまよってしまった。

後半58分に東京がPKを決めて2-0。ただし、遠くで見ていたので状況はよくわかっていないのであった。その後は、すっかり波に乗った東京は余裕の試合運び。U-15初観戦の東京ファンも、安心して見ていられるようになった。3点目のヘディングは実に見事だったしね。それにしても、選手交代枠っていくつあるんだろう。東京は結局7人も交代していてビックリなのだった(GKも!)。

こうして、むさしはめでたく決勝進出。29日にはガンバ大阪ジュニアユースと対戦する。舞台は国立競技場だし、ぜひ観戦したいのだが、天皇杯準決勝のチケットを買わなくてはならないらしく、どうも見に行けそうもない。高円宮杯だけ見たいのであって、別に天皇杯はどうでもいいんだけどなー。こういう大会運営ってどうなのよ?とJFAに文句のひとつでも言いたくなるよ。

そうそう、プレス席には後藤健生さんの姿があった。U-15まで観戦に来られるとはさすがだ。


久しぶりの西が丘だったが、自転車で行ったのは初めて。交通量の多い道ばかり走ったのであんまり楽しくはなかったけれど、試合結果には大満足なのだった。自転車走行の記録は、また改めて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/23

新監督に期待

スカパーで「Friday Soccer Show 年末スペシャル」を見た。

わが東京の来季監督、原博実氏がこの番組に出るのも最後。試合の解説は12月30日のチェルシー戦らしい。最後の最後までよく働く人だね(笑)。

「原さんと行くプレミア観戦ツアー」レポートも楽しかった。時間があれば行きたかったなあ。生でヒロミ解説を聞けるうえに、やはり生でチェルシー戦を見られる機会なんて、今後はもうないかも……。

ファンからも、同業者からも、プレスからも、選手からも愛される原博実。東京の監督に復帰した暁には、ヒロミファンのライターたちがいい記事をたくさん書いてくれることだろう。

……なぁんて漠然と感じていたんだけど、ダンナが「ヒロミは悪役になるべきだ!」などと言い始め、なるほどそれも一理ありかも!?と思ってしまった。

自らヒールを買って出る監督といえば、モウリーニョが筆頭にあげられるだろう。彼は、選手たちを守るためにあえて悪役に徹している。マスコミの攻撃は常に監督に向かう。センセーショナルな話題の中心にあえて身をおくことで、選手が試合に集中できるようにしているのだ。ただし、ファンと選手は監督に全幅の信頼を置いているけれど。

もっとも、JリーグにおけるFC東京は、プレミアにおけるチェルシーのようなビッグクラブではない。でも、何かとバッシングの対象になる平山もいることだし、各年代の代表選手もそれなりにいる。選手たちへの批判が集中しないように、みずから批判の矢面に立つヒロミ……というのは、想像するとちょっとカッコいい(笑)。

Jリーグきってのベビーフェイス監督のヒロミが悪役になったら、さぞかし面白そう。監督としても、一皮むけるような気がする。バルサの宿敵としてのチェルシーをたくさん取材してきたのだから、その経験を生かしていろいろなことにチャレンジしてほしいなあ。本当に期待しているよ。


◆気になる◆
その前の「Foot!」も見たのだが、ヒロミはPUMAと契約でもしたのだろうか? 個人契約なのか、はたまた東京のユニがPUMAになったりするとか???


◆ナビスコ組合せ◆
東京、横浜FC、ジュビロ磐田、大分トリニータ
04年に優勝した後は、グループリーグさえ突破できていない。来年こそはせめてグループリーグくらいはクリアしてもらわないと! ところで、多くのマスコミは東京もヨコハマも「エフシー」と呼称するんでしょうかね!?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/12/21

ワンチョペ!?

ワンチョペが来るかもしれないそうだ。

海外サッカーを見始めてすぐに、名前の響きがおもしろくて覚えた選手(笑)。どちらかといえば、クラブよりもコスタリカ代表としての活躍のほうが印象に残っている。マンチェスター・シティにいたころも時々見たような気もするけど……なんだか怪我も多かったような。

年齢は30歳だから、ちょうどいいかもしれない。スペイン語も、ウチの新監督はペラペラだから大丈夫だろう。ロサリオ・セントラルの前がカタールのチームにいたということがちょっとマイナスイメージだが(ベテラン選手が最後の金稼ぎのために行くリーグという偏見があるのだ)、そんなカタールをふってまで厳しいアルゼンチンを選んだのだ。きっとサッカーに集中してくれるにちがいない。

先日送られてきた「年間チケットご継続のお願い」には
「リーグ戦チャンピオンを目指して、選手とSOCIOのみなさまが一体となり、優勝を勝ち取りましょう」と書かれている。ワンチョペが本当に来るなら、フロントも本気で優勝を目指していると考えてもいいのかな。もっとも、彼ひとりだけでは物足りないけどね。

それなりにビッグネームの選手なので、やはり昨年のアモローゾ騒動を思い出してしまう。たらればは禁物だが、もしもアモローゾが本当に加入してフィットしていたら、今季これほど低迷することはなかったのかもしれない。昨年のことを教訓に、今回はしっかり獲得してほしい。で、もしダメだったときのための第二候補もちゃんと用意しておくこと……ことしはルーカスがあまっているわけではないのだから。


◆おまけ:リーグカップ◆
チェルシーはなんとか勝ったらしい。でも、79分にドログバのゴールって……。試合は見ていないからわからないけど、きっといつものように「なかなか得点が入らないので、本当は休ませたかったドログバを投入してムリヤリ勝った」というパターンなんだろうな。今年のチェルシーは本当に不安。もう06年も終わってしまうというのに、チームワークで勝つチェルシーを見たことがほとんどない。このままでは、ドログバが怪我したとたんに終わってしまうし、ビッグイヤーなんて夢のまた夢だよ。早く何とかしてほしい!


◆おまけ:ザルツブルグ◆
宮本と三都主が本当に移籍するらしい。なぜかグルノーブルと混同していた時期があったけど、ザルツブルグって今年のCL予備戦でも見た、トラパットーニが率いるチームぢゃん。シーズン途中からの移籍とあって、ポジションを獲るだけでも大変だと思うけど、頑張ってほしい。ところで「レッドブル」なるドリンクがオーストリー(笑)の会社のものだとは今まで知らなかった。レッドブル片手に白い歯を見せる宮本の映像が今から浮かぶようだ(あ、もしかして「オーストリー」の知名度をあげるための戦略か?)。


◆おまけ:デジカメ◆
誕生日にダンナからデジカメをもらった……まではよかったのだが、画像をパソコンに取り込むことができない。試行錯誤してもダメなので、サポートに電話したけどそれでもダメで、一度入院させることになった。パソコン関係でトラブると、どんどん時間がたっていってしまうのですごーく困る。というわけで、本日のエントリーも、こんな雑談風味になってしまったというわけでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/19

強豪クラブをめざそう

J:COMの「FC東京ビバパラダイス」で、原博実新監督の就任会見映像を見た。

会見の内容は文章で知っていたけれど、実際の映像で見るとまた新鮮。第1期ハラ・トーキョーとは明らかに異なる目標とアプローチを考えているようで、頼もしかったし楽しみにもなった。

Jリーグでは他チームの試合はほとんど見ないのでなかなか客観的にはなれないのだが、やはりそろそろ東京は「常に優勝争いできるチーム」をめざすべきだと思う。メンバーもそろってきたし、今年のような順位に甘んじていい選手たちではない。数年前「ホップ・ステップ・チャンプ」という、今思い返すと赤面ものの全面広告を出したことがあるフロントだが、本当にそう思っているのかどうかは、オフシーズンの補強でわかることになるだろう。

欧州の強豪リーグの場合、チーム間格差は歴然だ。残留をめざすチーム、UEFA圏内、CL圏内をめざすチーム、優勝をめざすチームがはっきりしている。でも、今のところJリーグはそうではない。シーズン開始直後は全チームが「優勝をめざす」と宣言したってそれほど不自然ではないくらいだ(まぁ現実にはそうでもないけど)。だからこそ、シーズン終盤まで優勝・残留争いがもつれるのだし、そこがJの魅力のひとつとなっている。

でも、リーグがスタートして15年がたった今、少しずつチーム間の格差が明らかになってきている。あと50年もすれば、欧州のように「強豪」と「弱小」がはっきりするリーグになるような気がする。東京も今ここで頑張らなければ、本当に万年中位のチームのままだろう。

正直いって、私は東京に「強豪チーム」になってほしいと思っている。だから、強くなるためになりふり構わぬ方法をとってくれてもいいし、勝てるのならつまらなくても何でも結構だ。「面白くて負ける」よりは「つまらなくて勝つ」ほうがいい。「面白くて勝つ」のが最高だけれど、理想として掲げるのはともかくとして、そう簡単に実現できるものではない。「試合は面白かったけど降格危機」というのにはもううんざりなのだ。

だいたい客観的に見て「面白くて強いサッカー」をやっている強豪クラブなんて、現状ではせいぜいバルセロナくらいだろう。そのバルサにしても、そんなことができるのは15年のうちほんの2、3年にすぎないのだ。私が海外サッカーを見始めた8年くらい前は、バルサはたいして強くもなかったし面白くもなかった……面白いネタだけはたくさん提供していたけどね。

クラブの歴史というのはそういうもので、10数年単位で良かったり悪かったりといった波を繰り返していく。東京らしいスタイルもその中から自然と形成されるべきもので、今から「これが東京のサッカーだ」と固定したイメージをもってしまうのはおかしい。前身となるクラブがあったにせよ、FC東京の歴史はまだ10年に満たないし、伝統はそんなにすぐにつくれるものではない。ただし、過去の成績の積み重ねがチームカラーをつくりあげるのも事実。すでに2年連続して残留争いに片足を突っ込みかけたのだから、この悪い状態を持続してはならない。負け犬カラーに染まらないためにも、今が肝心だ。

来シーズンにむけた補強しだいでは「東京は強くなりたくないんだな」と判断してしまうこともあるだろう。ま、そうなったらそうなったで、別に私が味スタへ通わなくなるわけではない。ただ、大それた希望を抱かず、主力選手が出ていってしまってもそれほど嘆かず、「ウチは育てて売るのが分相応だから」とボヤきつつ、ユースの優秀な人材の成長を目を細めて見守り、強豪相手に金星を挙げることだけを楽しみにして、降格さえしなければと毎試合ゆるい危機感に支配されながら、数年おきに降格の悲哀と昇格の歓喜を味わうだけのことだ(なんだか半分くらいは今の東京に当てはまっているところがイヤだ(笑))。

FC東京が目指すのはそういう「中位のクラブ」ではないはず……と信じたいんだけどね。さて、オフの補強はどうなることやら。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006/12/17

解説者ヒロミを惜しむ

プレミアシップ アーセナル対ポーツマスの解説が原博実。実況・八塚アナとのコンビでムチャクチャおもしろかった。

先週の「原さんと行くプレミアリーグ観戦ツアー」話がもう最高。特にハーフタイムの2人のかけあいは、永久保存版(テープ起こしでもしますかね)。スタンフォードブリッジのゴール裏には「八塚さんみたいな人がたくさんいましたよ」って(笑)。リアルタイムで見ていて録画していなかったので、再放送を保存しておこうと思う。試合のほうも、前半と後半が別のゲームみたいでおもしろかったしね。

前半終了間際、予言通りにゴールが決まったときの「解説者のほうが向いてるのかな~」発言もツボだった。いやそれは困りますから……でも、こんな楽しい解説をしばらく聞けなくなるのは本当に残念。さっさと席をたってしまうガナサポに文句を言ってみたり、若いチームならではのアーセナルの苦境を解説してみたり、なぜか東京に対するコメントにも聞こえたりして。

スカパーでの試合解説はそろそろ終わりになってしまうのだろうか。それを知った上で、ヒロミ節が全開していたような気がして、ちょっと寂しいね~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/10

シーズン終了。

天皇杯5回戦、東京対清水エスパルスは2-3(延長)で、東京が敗退。

氷雨の降る中、岡山まで応援に行かれたサポーターの皆さんには頭が下がる。残念だけれど、不本意なままの東京の06年シーズンはこれをもって終了となった。

得点シーンのハイライトを見ただけなので、語るべきことは何もない。ただ毎年思うのは、「天皇杯のレギュレーションってもっとどうにかならないの?」ということくらい。

ホームでもアウェイでもない半端な遠隔地で試合が開催されるのは合点がいかないし、その一方で同じ5回戦をホームで戦えるチームがいるということもおかしい。リーグ戦が終わって、来シーズンの非契約選手が明らかになってから、天皇杯のシーズンが始まるというのも変だ。天皇杯では(決勝戦以外は)閑古鳥が鳴いている試合が多いが、やり方によってはもっと観客が来るはず。本当に大会を盛り上げたいのであれば、主催者はもっと考えたほうがいいよ。せっかく歴史がある大会なのだから、今のような状況ではもったいない。

負け惜しみでしかないけれど、これで来シーズンに向けての準備ができるようになったのだから、よしとしなければ。みんな、ゆっくり休んで、来季に備えてね。


で、続いてはJ1J2入替戦。結果は、神戸が勝利。どっちが勝ってもいいや~と思って見ていたけれど、両者の気持ちが入った熱い試合となった。しかも、決勝点は近藤祐介だったし。

昇格を決めた後のインタビューや、彼の喜びの表情を見て、東京には戻ってこないような気がした。ルーカスと平山がいて、あとヒロミが希望するように強力なストライカーが来るとしたら、やっぱりレギュラーにはなれないだろうしなあ。神戸で愛されているみたいだし、神戸での活躍を祈るしかないか……。

来季は柏と横浜が加わったので、さらに近場アウェイが増えて行きやすくなった。三ツ沢は好きなスタジアムだし(収容人数の関係で日産スタになったらガッカリするかも)、柏は……平日ナビスコでもなければ日立台では開催されないんだろうな……ま、ともかく同じ千葉でも福アリよりも近い。自転車で散歩してみたかった京都がいなくなってしまったのにはガッカリだけれど、観光が楽しそうな神戸が加わったのはうれしい。なんといっても遠方アウェイは、観戦+αが重要なのだ(笑)。

などと、勝手な感想を書き散らしているうちに06シーズンは終わってしまった。次に楽しみにするのは、来季の新体制の発表くらいか。希望がもてる布陣になるといいんだけどね……。ヒロミひとりだけではちょっと荷が勝ちすぎていると思うから。「愛される監督ヒロミ&戦術に詳しく厳しいコーチ」という組合せを希望。それが誰になるのか、さっぱりわからないけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/07

小ネタいろいろ

いや~、ようやくココログがメンテ明けでございます。

53時間ですよ、いったい何なんでしょう、この長さ。バージョンアップのためのメンテといいながらも、なぜかメンテは大失敗、逆に負荷が増えてしまったため暫定的に「メンテ前」の状態に戻してあるんだとか。つーことは、このレベルの大規模メンテがもう一度あるということなんでしょうね。やっぱ引っ越すかなあ。Niftyという有料のシステムのくせにこの体たらくというのはねえ……。

というわけで、今日はちゃんとテキストエディタで文章をつくっておいてからのアップです。今の状態では、ちゃんと更新できるのかどうかも心もとないもので……。では、ここ2日間のひとりごとをどうぞ(笑)。


*ぐやじい!アジア大会

バカ正直なサッカーをしてしまったなあ、というのが素直な感想。学習能力がないというか、臨機応変な対応ができないというか。そもそも開始3分でFKで失点しているのに、その後もFKのチャンスを献上しすぎである。さらに、前の2試合でアジア人のレフェリーのレベルがわかっているはずなのに、ちっとも学習していないように見える。後半になると、相手陣内でのプレーが延々と続くものの、ちっともシュートを打たないし。遅い時間帯にFWばかり投入する采配も謎。見ているだけでフラストレーションがたまる試合だった。

それにしても、北朝鮮のFKはどちらも素晴らしかった。少し前にスカパーのサッカー番組で聞いたのが「現代サッカーでは、全得点の4割がセットプレイから生まれる」という発言。この試合を見れば、なるほどそうかも!?と思わざるをえない。あのU-21代表には決定的なフリーキッカーがいるのだろうか。日本代表の得点力不足解消のためには、決定的なFWの育成よりもフリーキッカー育成のほうが現実的かもね……。


*自転車生活的「東京チェック」

原監督の復帰会見は、各スポーツ紙や携帯サイトでチェックした。個人的にいちばん萌えた(笑)のは、やはり自転車で「通勤」するヒロミの姿。以前はジャガーのクロスバイク(?)に乗っていたような記憶があるけど、あれはどう見てもただのママチャリ(というかシティサイクル)だよなあ……。ま、盗難等を考えれば、無難な自転車で通うのがいちばんですが。

年明けはまた石垣島合宿があるのだろうか。そしたらヒロミはまたレンタルのロードレーサーで練習場へ通うんだろうな~。ああ、輪行で見学しに行きたい~!


12月5日のトーチュウ様に載った倉又監督のコメントも自転車がらみだった。
自分は自転車のチェーンが外れていたのを直した感じ。次の人に目いっぱい疾走してほしい

倉又監督の実直な人柄がうかがえるような発言。チェーンを元に戻すのはそれほど大変な作業ではないけれど、チェーンが外れていては自転車は前に進めないし、素手で戻そうとすると手が汚れてしまう。倉又監督はそういう「汚れ仕事」を引き受けてくれたのだ。苦しい時期はあったけれど、おかげで東京はまた走り続けられる状態に戻ることができた。本当にありがとう(……って、まだ天皇杯があるんだけど)。


とりあえず今日はこんな感じ。明日からはまたいつものスタイルに戻るつもり……ココログがちゃんと稼動していればね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/12/04

原博実監督、復帰

東京に、ヒロミが戻ってくる。

報道はここ数週間ずっと出ていたけれど、ついにトーチュウ様に出たことで決定的とみていいだろう。

初めて東京スタジアムへ行った理由が「ヒロミが監督をしているから」だったのだから、もっと手放しで喜んでもいいニュースなのだが、そう単純には喜べない。

何せ、たった1年で「出戻り」なのだ。4年間の原サッカーから脱却して、新監督を迎えて新しいステージに進むはずだったのに、それは無残にも頓挫してしまった。それならば、別の監督を迎えて再びやり直せばいいのに、フロントは1年分戻ることを選択してしまった。なぜ戻すことにしたのか。また、戻す以上、以前の原体制とは違うものが求められるはずだが、それは何なのか。「ヒロミファンが戻ってきて観客動員に貢献してくれるから」「一部サポーターが反対しないから」という理由じゃ困るんだよね。

前回のときは、原さんはあくまで「雇われ監督」的な立場だったのではないかと思う。原さんが自分のチーム構想にもとづいて選手獲得をしていたとはとても思えない。せいぜいケガ人だらけで切羽つまった時に「今なら使っちゃうよ~」と、石川を獲ってきたくらいだろう。第2期原体制では、長期の構想をたてた上で監督の意向を取り入れたチーム作り(選手だけでなく、スタッフを含めて)をしてほしい。前と同じでは、本当に「後退」になってしまうよ。

……とまぁ、とりあえず懸念とかを書いてみたりするわけだが、やっぱりうれしいことには変わりはない。1年間の解説者(旅人(笑)?)生活で、新たに見えてきたものがたくさんあったに違いない。あれだけ精力的に海外を回り、いろいろな人に話を聞き、一晩に3本もの解説をこなしてきたのも、再び監督をする日のためのことだったのだろう。そう思うと、原博実監督Ver.2の機能がどれほどアップしたのか、早くこの目で確かめたくなってくる。

今の東京は若手が中心のチームだし、若手が大好きな原さんにはピッタリだと思う。ベテランが中心の浦和に合うとは思えないし、セレッソは原さんにはなじみのないJ2へ行ってしまうし、大宮は……わからないけど、たぶん東京のほうが原さんに合うのだ(ムリヤリ(笑))。心配があるとすれば、より「楽しい仲良しクラブ」化が進むことくらいか……やっぱり「戦えるプロ集団」にしてほしいんだけどね。


もっとも「たった1年で」と書いたけれど、ふしぎなことにあまりそんな気がしないのだ。なんだか2年くらい前のような気がする。ガーロ体制と倉又体制があったせいで、そう感じてしまうのだろうか。加地さんは昔からガンバにいたようにも思えるし、あの「お別れ会」からまだ1年たっていないとはどうにも実感がわかない。

ともかく、まずは監督が決定したわけだ。これからは新たなるチーム作りが始まる。たぶん、ファンにとってはツラいニュースもあるだろうが、それでも前進はしなくてはならない。きっといい未来が来ることを信じて。


◆おまけ◆
アジア大会ではシリアに1-0で勝利。むちゃくちゃ不利なジャッジの中、立派な試合運びだったと思う(後半ロスタイムの退場は理不尽きわまりないけれど、そういうレフェリーだということを考慮しておくべきだった)。唯一の得点は平山。暑いに違いない中東でフル出場させられて、だいぶ身体が絞れてきたようで喜ばしい。……そういえば日本代表についても、この1年で2年分くらいに感じるような。

SOCIOについては、来年もU継続決定。ヒロミ復活でちょっと混むようになるかな。それならそれで、早く行けばいいだけの話だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/12/03

さよならジャーン

2006年シーズンJリーグ最終節 大分トリニータ対東京は、0-1で東京の勝利。
アウェイながら最終節を勝利で飾り、順位は13位でシーズンを終了した。

両チームのファン以外は誰も注目しないような地味なカードを、しっかり生中継してくださるMX様は実にすばらしい。視聴料を払ってもいいくらいだ。でも、例によって自転車で出かけていたので、帰宅してからビデオで観戦。

先週の浦和戦で見られた「進歩の予感」は、この試合でも健在だった。それがいちばんの収穫。今シーズンの東京は、たまにいいパフォーマンスを見せても翌週にはダメダメになってしまったりで、ちっとも安定せず、前進しているんだか後退しているんだかさっぱりわからないところがあった。2週つづけて「安定したいい試合」を見せてくれたことなんて、初めてかもしれない。

この試合でも、功労者は塩田。何度かあった決定的なピンチを救ってくれた。梶山もよかった。彼もチーム同様、2試合続けていいパフォーマンスを見せることはめったにないので(笑)、これもうれしい驚き。あと、今シーズン初めて「徳永がよかった」と思った。石川とのコンビネーションなんて、初めて見たような気がするよ。ともかく、総じて全選手から意欲を感じ取ることができたような気がする。

得点はルーカスの1点のみだが、それ以外にもたくさんのチャンスがあった。簡単そうなゴールはさっぱり決まらず、難しいゴールがひとつだけ決まるというのも、サッカーというゲームのおもしろいところだ。

たぶん、東京の選手にはモチベーションがあったのだろう。倉又東京としての最後の試合、せめて順位をひとつだけでも上げること、あるいはどこかで見ているかもしれない新監督へのアピール(笑)、そして、この試合が最後となる(であろう)ジャーンへの思い。対する大分には、あまりそういった気持ちがなかったように見えた。

ゴールの直後、ルーカスが走り寄っていったのはジャーンのところだった。ジャーンはこの試合でも何度もゴールを狙い、堅実な守備もいつもどおりだった。今シーズンでの退団が決まっている状態で、いつもと変わらぬ真摯なプレーを見せてくれる彼の姿には、胸が熱くなった。

サッカーチームは生物と同じで、新陳代謝をして生き延びていく。チームを構成するメンバーは細胞と同様、どんどん入れ替わっていくものだ。だから、選手の退団もあたりまえのことだし、特に人数が限られている外国人の場合は、さらに入れ替わりは激しくなる……と、極力ドライにとらえていた私だったが、さすがにトーチュウに載ったこちらの写真を見てしまうと、なんとも言葉が出なくなってしまう。

確かに、今シーズンのジャーンはケガが多く、出場試合も少なかったけれど……。失点がやたらと多かったのは、彼だけの責任だけではない。実際、ここ2試合は全盛期のような固い守備を見せてくれたではないか。あの流暢な日本語、穏やかな笑みを、東京でもう見ることがないとはあまりにも寂しい。ジェントルで、マジメで、ちょっとブラジル人ぽくないブラジル人、ジャーン。新天地での活躍を心から願っている(でも、昨年のルーカスみたいなことがないとはいえないよね、なんて心のどこかで思っていたりするわけだけど)。


さて、来週からは天皇杯。正直、モチベーションを維持するのが難しい大会だ。どうも東京は、強いモチベーションがないといいパフォーマンスを見せられないチームのような気がするし。試合映像をフルで見られないかもしれないのも、非遠征組としてはツラいところだ。それでも、試合をするからにはぜひ勝ってほしい。何せ私が東京を見るようになってから、まだ5回戦の壁を破ったことがないのだから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧